オハラス
五反田と大崎の間辺りにあるオハラス・レストランは元々札幌にあった店。札幌の友達がベタ褒めで、行ってみたら本当によかった。なかなか足が向かない場所なのが痛い。
ちゃんとしたレストランで、カトラリーはクリストフルだし、胡椒挽きはプジョー。
正統派フレンチを完璧に美味しくいただける。
この日はプリフィクスの旬のコース。本当はシェフのおすすめコースの方がよりこの店の真髄を味わえるけど。
アミューズは自家製アンチョビをはさんだパイ。
まだ生っぽさもあるアンチョビは塩辛すぎず、バターの効いたパイとよく合う。
釧路・昆布森の牡蠣のポワレ アンチョビ風味のクレソンのソース。
ソースは青臭さがなく、まろやか。
小粒で柔らかい牡蠣は表面がカリっと焼かれている。
友達が頼んだ真鱈の白子焼き きのこのリゾット添えは冬の美味。
はまぐりのチャウダー。
スープ・ド・ポワゾンも洗練されていた。
メインはエゾ鹿のステーキ。冬のベリーのソースと香ばしく焼かれてしっかりした肉質の鹿が旨い。
鹿肉はにおいも強くないし、脂も軽いので食べやすい。
札幌のコネが活きていて、北海道の素材が多い。ガスなしミネラルウォーターも北海道の水だった。
デザートはりんごのパリッパリなタルトにバニラアイスをのせたもの。タルトは軽いので、スルスルとお腹に収まる。
中がとろける温かいチョコレートケーキにはココナッツのアイスが添えられている。
プティフールも全部美味しく、完食。
ご一緒した人は普段はデザートまでたどり着けなかったりするのに、ここでは最後までがっつりと。旨いものは人の胃袋を広げるのか。
プティフールのマカロンって、乾燥していたり、作り置きな味がしたりすることが多いけど、ここのはちゃんと味わえる。
ワインはカルトの中で一番安い5,880円のローヌ。鹿ともよく合いました。
サービスも抜かりなく、プロと認められるもので心地よい。
オシャレ店好きの人にはすすめないけど、間違いなく美味しいものを食べたいときには、必ず思い出す店の一つ。
若い娘さん率が少なく、男性だけのグループも多い。同業者か男性一人客もよく見かける。
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