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イタリアンではNYで一番人気があるというBabboは日本から予約をしたのだけど、本当になかなか予約が取れず、結局、最終日のディナーとなりました。
高級感ある店内は1階と2階があり、両方ともぎっしりと満席。
つきだしはひよこ豆のブルスケッタ。
前菜はパスして、プリモは自家製パンチェッタとアーティチョークのフェットチーネ。レモンと唐辛子がきいたピリ辛すっぱいオイルソース。
味付けはよいのだけれど、パスタが少し柔らかい。
友達は前菜とプリモのみで、前菜にチーズをのせたサラダ。カポナータが隠れている。
プリモはBlack Spaghetti with Rock Shrimp, Spicy Salami Calabrese and Green Chiles(25ドル)で、イカ墨ソースのスパゲッティーが出てくるのかと思いきや、イカ墨を練りこんだスパゲッティーだった。小エビと辛味のあるソーセージをほぐしたものが具となっているのだけど、コレでもかというぐらいに炒められていた。普通、パスタはソースとからめはするが、けっして一緒にフライパンで炒めたりはしない。なのに、ここではオイルソースのオイルがとぶほどにがっつりと火をとおしているため、カラッカラで焼きそばのような食感になっていた。
このメニューはプリモメニューの一番下にあり、一番高いにもかかわらず、このザマ。
私のフェットチーネも焼きそばにはなっていないながらも、幾分乾いていた。
私のセコンドはウサギのロースト。 これはジューシーさがちゃんと残されていた。人参の甘みのあるソースで。
デザートのジェラート盛り合わせはプレゼンテーションが巧み。
栗味濃い~栗アイスの入ったプロフェッテロールはここで一番気に入ったもの。
とてもアメリカンな店で、本格的なイタリア料理だと思うとショックを受ける。あくまでアメリカンイタリアンですのでお忘れなく。パスタでなく、リゾットならもっと美味しいと思ったのかも?
ワインを白赤それぞれハーフボトルを頼んで、エスプレッソなどを飲んで、2人でチップ込み225ドル。
サラダ以外の1皿の量がとにかく多い。
これなら、昼間に行ったカサ・モノの方がいいな。
ソーホーにあるSulliban St Bakeryに。
いかにもソーホーというオシャレな店。
パンの種類はそれほど多くなく、イタリア風の小麦をそのまま味わうようなチャバッタなどと切り売りのピザを売っている。
数種類あるなかで、ズッキーニのピザを1切れ買い、店内のカウンターでコーヒーと一緒にいただく。
パリっとした薄いピザに瑞々しいズッキーニ。あっさりとした味わい。
グラマシー・タヴァーンが美味しかったので、同系列のユニオンスクエア・カフェで昼を食べようと思ったら、この日のみ夕方から営業だった。
で、近くのスペインバーCasa Monoへ。Babboのマリオ・バターリの店。
人気の店らしく、夜の予約はなかなか取れないらしいが、昼12:30ぐらいなら、予約なしでもすぐに座れる。
1人なのでカウンター席に。
カウンターの目の前はオープンキッチンで、シェフが料理をしている。
4分の1ワインと、パンプキンとゴートチーズのコロッケ、長い貝のグリル。
小さく丸いコロッケはパンプキンが甘い。
歯ごたえがよい長い貝はニンニクやネギ、ハーブの香りが食欲を刺激する。
ソースもパンで吸い取ってなめるように食べた。
前回に食べたサラダはイマイチだったけど、それ以外は美味しいみたいだ。
夜に気の置けない人と飲み食いしたら楽しいだろうと思う。
前回にきて気に入り、絶対にまた食べようと思っていたフレンチビストロ、BALTHAZARはソーホーにある。
ミートパッキングのパスティスとは同系列。
とても広い店内は、夜になると満員で、すぐには席につけない。
手前は私が頼んだ鴨のコンフィ。フリフリレタス添え。
真ん中は友達の生カキ、奥にはもう1人のハンバーガー。
コンフィは茸がアクセントに添えられていて、香りとともに食感にも変化をつけている。
カキも味が濃くて美味しい。
他のテーブルでは2段や3段のすごいボリュームの魚介盛り合わせを頼んでいて、うらやましかった。
アイスを乗せた温かいタルトタタン。
これも温かくてアイス添えのチョコレートケーキ。もちろん半生。
ここはやはりイイ店だ。
隣にベーカリーがあるだけあって、パンも美味しい。
友達おすすめのel faroはミートパッキングのクリスチャン・ルブタンショップの向かいにある、NY最古のスペイン料理屋といわれる店。
気楽な居酒屋風な店は、日本人にも人気がある。
レストランとしてもメニューの他に、一部のメニューをサイズが小さいタパスとして食べさせてくれる。
タパス(小皿)といっても、日本の普通の1皿分は十分にあるので、それだけを頼むことにした。ワインも安い。
料理を頼むと、「パンかチップスか」と聞かれる。
ポテトチップがおすすめで、分厚い自家製なのだ。
アーティチョークやトマト、レタスなどが山盛りになったサラダと、
魚介のグリーンソースは、海老、ホタテ、ムール貝などがふんだんで、それらのダシが出たスープがバジルとオリーブオイルの味と混ざって、じんわりとした美味しさ。
ガリシアンスープはチョリソーの旨みが染み出たサラっとしたスープで、豆、青菜が入っている。
海老のガーリック炒め。海老がフレッシュでその場で殻を剥かれたよう。日本で食べると冷凍とわかる無味乾燥さの上、タパスだと8匹ほどが醤油皿のような小皿に乗せられているだけだから、気風の良さにもうれしくなる。
ベジタブル・パエリア。
みんなで色々と頼んでつつきながら飲むのが好きな人にはもってこいの店。3人でチップ込み81ドルだから、本当にお得だ。
唯一いただけなかったのがデザートに頼んだモモのコンポート、クリームチーズ添え。
激砂糖甘い。
ホットドックもアメリカでこそ美味しく食べられるものの一つ。
アッパーイーストサイドにあるPapaya Kingが特に旨い。
午後3時という中途半端な時間でも混んでいる。
チリビーンズドックとパパイヤ、キウイ、バナナのシェイク。
シェイクは好きな果物を選ぶとその場でミキサーにかけてくれる。
焼きではなく蒸されたパンとソーセージは、脂もほどほどで小さく、軽い食感。
1度に2つ食べる人が多い。
エスニックなものが食べたくて、でも遠出はしたくなかったので、コロンバス・サークルに面したインド料理屋サファイアへ。
高級インド料理屋なのか、客のインド人もお金持ちそう。
まずはサモサ。ジャガイモや玉葱、ひき肉がぎっしり詰まっている。
酸味のあるコリアンダーソースが好み。
野菜の盛り合わせ。
ナンとライス、ほうれん草とチーズのカレー、チキンマサラ、辛いチキンカレー。
羊がだめな人がいるので、チキンだらけになってしまうが、甘口のマサラとスパイスが効いた辛いカレーとでは全然味が違っていた。
私が頼んだのは、チーズがごろごろと入ったほうれん草のカレー。
どれもジャンクな感じがなく、スパイスを複雑に組み合わせたちゃんとした料理だった。1皿の量も多い。
今回の旅行中に食べたレストランの中で、一番美味しいと思ったのは、Gramercy Tavern。
ビストロ風で1品と飲み物だけでも気兼ねしないでいられるタヴァーンルームと、正統派レストランのメインダイニングがあり、今回はメインダイニング。メニューも違う。
前回にタヴァーンルームで食べて美味しかったのだけど、やはりメインダイニングの方が全ての点で上だと思う。
昼の36ドルのマーケットメニューを頼み、前菜にはスープ。
マッシュルームなどのみじん切りと大麦を併せたものの上に、目の前で出汁の効いたかぼちゃのスープをかける。
一口で、うなるほどの絶妙な組み合わせと塩加減で、オリジナリティーあふれる逸品。
マッシュルームたちの下にはバルサミコ(のようなもの)が塗られていて、味の変化も楽しめる。
メインには鴨。
レンズ豆やチビパスタ、オリーブなどが敷き詰められている。
焼き加減もソースも完璧。ダックはやわらかいのに香ばしい焼いた風味もある。
友達の白身魚もしっとり。
デザートは洋ナシのケーキに洋ナシシャーベット添え。
タルトを期待していたのに、パウンドケーキだったから、ちょっと残念。
他の人のアイスの盛り合わせの方が当たりだった。
これはシャーベットの盛り合わせ。アイスの方に盛られていたチョコレートアイスが、まんまチョコレートな濃さで激旨だった。
プティフールまでちゃんと美味しく手抜きなし。
ライチゼリー、杏仁風味ケーキ、チョコ。
パンはサリバン・ストリート・ベーカリーで、小麦の風味が感られ、一緒に行った友達曰く「今まで食べた中で1番か2番の美味しさ」だそう。
サービスもちゃんとしているし、次回にNYに来るときも、ぜったいにここで食べると誓う。
ソーホーのcafe havanaはとなりにテイク・アウェイの店があり、そこでも簡易テーブルと椅子で食べられる。
有名な焼きとうもろこしとモレソースチキンのブリトー。
巨大なブリトーな中にも米と豆がぎっしり。トマトやレタスが少ないし、ソースがないから、水分が足りない。
焼きとうもろこしにパルメザンとパプリカをまぶしたものに、ライムを搾ってかじりつく。これはぜひとも再現したい。
焼きとうもろこしには醤油が欠かせないけど、これは別格に旨い。
タイムズスクエア近くにあるハーシーショップは、「チャーリーとチョコレート工場」に出てきそうな頭のおかしい建物だけど、この近辺では唯一といってよい採算が取れている店らしい。タイムズスクエア辺りは家賃が高いので、結局は儲けが少なくなってしまうそうだ。
中はアメリカ人の底力を見せつけられる激甘ワールド。
ただでさえのどが痛くなるほどに甘いピーナッツバターカップ(チョコレートの中にピーナッツバターが入っている)に、さらにキャラメルをいれてしまった様子・・・。
ソーホーのバー89は飲み物が安いく、買い物中の一休みにはもってこい。
けっこうコジャレたバーっぽいのに、ファミレスのような雰囲気。
やっぱりブラウニーは旨い。温められているし、バニラアイスと生クリームつき。
マフィンなどのお菓子はアメリカが美味しい。
何しろ素材をケチっていないから。
アッパーウェストの高級スーパーバルドゥッチーズにはコーヒーなどの立ち飲みスペースがあり、ベーグルやマフィン、クッキーが食べられる。
バナナウォールナッツマフィンは表面がカリカリで、中がバナナぎっしりでねっとり。
コーヒーとマフィンで3.49ドル。
東京で食べられないローフードを食べにpure food and wineへ。
相変わらず暗い店内でわかりにくいけど、手前はタイ・レタス・ラップで、人参などの野菜をレタス(かなり青い)で巻いて、タマリンドのすっぱいソースを添えたもの。左はサラダ、上はアップルスープ。
前菜を食べ終わった段階ではまだまだ空腹が満たされていない。
メインにレモンクリームソースのエンパナダス。コーンやトマトが入ったエンパナダスはどうやって火を通したのだろう?中は生のままなので、皮だけなら低い温度で色をつけられるのか?
これはグリーンカレー。米はなく、野菜がたくさん入ったカレー味のもの。スパイスやハーブが独特で好き嫌いが分かれるところ。私は好き。
これは雑誌などで必ず写真に撮られているズッキーニとトマトのラザーニャ、バジルソース。白いチーズのようなものは松の実のリコッタらしく植物性でも味はチーズ。
どの料理も歯ごたえがあり、あごが疲れるほどなので、メインを食べ終わったころには満腹中枢が刺激されて、デザートまでは食べなくてもよくなっていた。
いろんな味が混ざり合っているし、ヘルシーだし、かなり好きな料理なのだけど、友達には不評だった。ローフードに興味がある人でなければ、面白さも半減するのだろう。
隣のテイク・アウェイでも十分ではあるが。
なんか、このブログは見ていると胃が苦しくなるという話を聞くので、ちょっと息抜き。
羊の乳のヨーグルト。
ホールフーズにはゴート乳のやら、ヘルシーそうなのがたくさんあった。同じメーカーでチーズもあったし。
で、味ですが、最初、「やっぱり独特なにおいがするな~」と思ったら、それは味付けで入っているメープルの香りでした。
ヨーグルト自体は濃い~というぐらいで、そんなに違和感はない。舌触りが幾分ボソボソしていたけど。
ローワーイーストサイドにベーグルを買いに行ったついでに寄ったのは、パストラミサンドで有名なKat'z Delicatessen。
相変わらずでっかいサンドイッチとピクルス(トマトときゅうり)。
肉汁が染み出す温かいパストラミが大量に。
日本でパストラミって、なんだか乾いた赤いハムっていうイメージがあるけど、ジュージーで肉っぽいのが本物ってやつなのか。
アメリカに来たらココのドーナツを食べなくてはいけないKrispy Kreme。
23stの店がなくなっていたので、アッパーイースト3 AveのE85stとE84stの間ぐらいにある店へ。デュアンリードなどでパック詰めが売っていたり、スタンドだけなら色々なところにあるのだけれど、やはりその場で作っている店に行かなければいけないのだ。
着いたのが11時ぐらいだったのですでに冷めてしまっていたのが残念。
もちろんオリジナル・グレイズド。
ほわっほわで甘い。脳みそがとろける。やっぱり最強。
ソウルには店があるのに、東京にはないの…。
ずっと行きたいと思っていて、やっと食べられたPeter Lugerのステーキ。
昼は予約なくても大丈夫というガイドもあったけど、年末年始のためか予約していない客は断られていた。前日に電話を入れたのだけど、夜はずいぶん先まで予約が詰まっているとのこと。
ほとんどのテーブルの客が肥満。最低でも1テーブル1肥満。
パンも美味しい。2種類出てきて、普通のと玉葱入り。
玉葱とトマトを頼んだら、巨大。肉より先に来て前菜のような位置づけなのか?
他のテーブルではステーキの前に脂満載の分厚いベーコンのグリルを食べていた。
肉登場。これはステーキ for 3でTボーン状態。
付け合せはフライドポテト(巨大)。
ミディアムレア。でっかいので食べきれないかと思いきや、やわらかくて味が濃いのに脂のキレがよいから、けっこう食べられる。
和牛とは全く種類が異なる美味しさ。胃にもたれないのに旨みがすごい。
販売もしている特製ソースはちょっと甘すぎ。肉と一緒だと気にならないけど、塩コショウだけの方がよかった。日本人にはしょうゆも出してくれる。
この後にでっかいパフェ(生クリームもりもり)を食べている家族もいた。もちろん全員肥満。
さすがに数切れ残り、ドギーバックにしてもらったら、トレーなどを使わず、防水袋にそのままブチこんでいたのがアメリカらしい。
飲み物はブルックリン・ラガーで1人62ドルぐらい。
東京ではめったに食べられないものをということで連れて行ってもらったのがUncle Vanyaというレストラン。
友達の学校の同級生ロシア人も来ていた。
ロシアビール3種。
黒パンが出てくる。
ボルシチはトマトスープでサワークリーム入り。
赤キャベツがたくさん。
ほうれん草のパンケーキは異常に油っぽい。その油があまり良質でないので、かなりもたれる。でも、ロシア人のオススメだった。
もちろんサワークリームとご一緒。
プリニはサワークリームとイクラを添えて。
イクラはやっぱり生臭い。ないほうがよいかも。
これもロシア人おすすめのポテトサラダ。ただのポテトサラダ。
ここで食べた中で一番美味しかったロールキャベツ。これもサワークリーム入り。
ロシアンティーはチェリーコンポートのようなものを入れるのだけど、ただの紅茶で十分かと。
全体的にあんまり好みの料理ではなかった。
油っぽくて重いのがきつかった。そういうものなのか、ここの料理の問題なのか。
クリスマスを過ぎても1月3日になっても、サックス、バークドルフ、バーニーズの値引率は変わらなかった。大体60%オフ。
26日にはクリスマスプレゼントの返品があったのか、バークドルフの靴は種類が増えていた。
やっと派手目なマノロのサイズ36.5を発見し、364.95ドルで購入。
右側が飾ってあり、店員に箱に入った左側を出してもらうのだけど、右の方が伸びてゆるめになっている。微妙に色が違ったりすることもあるので、同じデザイン、サイズの全てを出してもらい、同じトーンのものを見つけなくてはいけない。
サックスでは、クリスマス前の方がセール品の種類が多かった。
ジェフリーではマノロも60%オフになっていたけれど、種類が少なくなっていて、36.5ではやはり地味なものがほとんどだった。服もほとんど残っていない。
コレは24日にウッドベリーコモンのアウトレットに行って買ったもの。223.82ドル。
普段は7時ぐらいまで開いているそうだけど、24日は5時で閉まっていた。
なぜか、ブルーミングデールズは1月3日になっても40%引きまでにしかなっていなかった。他のデパートで同じものが60%オフになっているのに。
念願の鮨 水谷にてにぎりをお任せで。
場所は新橋と有楽町の間あたり。
食べたものを覚えている範囲で(順不同):
ヒラメ
コハダ x 2(シメ)
イカ x 2
赤身
中トロ
大トロ
赤貝
トリ貝
平貝(炙り)
ミル貝
小柱(軍艦)
ハマグリ(アナゴと同じような煮)
アナゴ(煮)
車海老(茹で)
サヨリ(海老のオボロをのせてある)
シメサバ
ウニ(軍艦)
アワビ
玉子
中オチ巻
かんぴょう巻
他、2種類ぐらい貝モノがあったような。
煮きりなどが塗られているタイプで、歯ごたえを残して炊かれたシャリは小さめ、酢は強め。
鮨って歯ごたえの妙を楽しむ食べ物でもあるのね。口の中に最後までシャリとネタが絶妙なバランスであるし、ハマグリなど、食べている間に食感が変わるものもある。
玉子は焼くときに混ぜたりせず、1枚のままトロ火でじっくりと火を通すそうな。海老のすり身と砂糖、みりんが甘さ。周りはこんがりと均一に茶色でふんわり、中は生でないのにトロリ。
朝は他の仕込みがあるから、毎日昼ごろに焼かれるそうな。
トロよりも赤身が秀逸。あっさりしているのにもっちりで、旨みが濃い。
アワビも興味がなかったけれど、口元に持ってきただけでブワッと磯の香りが。歯ごたえだけでなく香りも楽しめるネタであると学んだ。
一つ一つがフレンチの完璧な一皿に値する凝縮感と奥行き。ランブロワジー以来の感動でした。
一見怖そうな水谷氏が、お話好きのかわいらしいおじさんだったのも楽しめた理由の一つ。
好き嫌いのない、胃袋の収容能力のある、かつ好みの合う人と行くというのも重要なポイントかと。
ちなみに、お酒は飲まず、お茶のみで1人18,500円でした。
25日の夕食はBouleyで。
クリスマス特別コース2種類のみで、115ドルと135ドル。
どちらも各皿2、3種類ずつしか選択肢がなく、これといったそそられるメニューがなかったので115ドルの方にした。
とっても混んでいて、18:30に予約していったが、食べているうちに他の席の客が入れ替わったりしていた。
まずはシェフ流カナッペ。
ラズベリーゼリーやチーズクリームなどが層になっている。甘いやらしょっぱいやらの不思議な味。
ロブスターのテリーヌ、マンゴーソース。マンゴーである必然性が疑問。
魚料理はJapanese Yellowtailのソテー、シメジ添え。
とろりとした白身の魚の焼き加減は秀逸。
貴重品として日本の食材を使うレストランは多いのだけど、日本人からしてみたら珍しくもないし、新たな食べ方に衝撃を受けるといったこともなかった。
肉料理は仔羊のグリル、ニョッキ添え。
羊はさすがにもちもちで、臭いはないが香りはある。
付け合せのポテトピューレは別皿で。これが肉料理よりも感動の逸品だった。バターが美味しいので、すばらしい風味。
口直しはアイスとシャンパンスープのカプチーノ仕立て。
チョコレートスフレの中身は半生、メープル、チョコ、バニラのアイス添え。
一緒に行った中にお誕生日の人がいたので、おまけのクレームブリュレ。
プチフールがない代わりに、グラスに入った抹茶(?)のブリュレが出た。
料理はどれも素材がよく、さすがという美味しさだったのだけど、「もう一度食べたい!」というものは見つけられなかった。
独自のアレンジが少なくて驚きがあまりないし、伝統的な料理の完成度も目を見張るほどではなかった。
なにより、忙しすぎたのかサービスがイマイチで、パンがなくなっても補充してくれなかったり、呼んでもなかなかこなかったり。
普通のときのお昼にでも再訪して、通常がどんなもんなのかを試してみたい。
お土産は女性にはレモンケーキ、男性にはくるみパン。
12月24日は5時ごろに店じまいするところが多く、レストランを探すもの大変だった。
どうにか開いていたコーナー・ビストロはミートパッキングにあるハンバーガー屋で、グルメ評で名高いニューヨークタイムズの「ベスト・ハンバーガー」にも選ばれたことがあった気がする。
アメリカのドライブイン(荒くれモノが集っていそう)のような下世話な店内はとても混んでいて、入れ替わり立ち代り客が来る。
ビストロバーガー:6.5ドルとフレンチフライ:2ドル。肉は焼き加減を聞かれる。
でかい。何って肉が。球に近いので、重ねたときの高さは驚異的。
カリカリに焼いたベーコンがビストロバーガーの特徴か?
食べるのが大変です。
もちろん旨い。パンが温められていないのが残念だったけど、何か理由があるのだろうか。
NYで東京よりも確実に美味しいものの一つ、ベーグル。
まずはアッパーウェストのゼイバーズ横にあるH&Hベーグル。
ブルーベリー、シナモンレーズン、ゴマ、ホールウィート。買ったときにホカホカだったゴマがやはり美味しかった。ここは持ち帰りのみ。
これはその場でサンドイッチにしてくれ、簡易テーブルと椅子があって食べられるエッサベーグル。
プンパーニッケルのベーグルにサーモンとローファットのクリームチーズをはさんでもらう。サーモンは人気だからか値段が高く、サンドイッチと紅茶で9.45ドル。食の細い人なら完食できないボリュームだけど、サンドイッチ7ドル以上はどうかと思う。
一番美味しいと思うのはローワーイーストサイドにあるコッサーズ・ビヤリーズ。
2月に買ったときよりも店がきれいになっていて、前回はなかったカウンターのイートインスペースができていた。
ダイエット用にだと思われるローカーボがある。友達曰く、ベーグルってとてもカロリーが高いらしい。ダイエット食品かと思って、ベーグルだけわしわし食べていたことがあったけど、痩せないはずなのだ。
売り場のすぐ横で作っている。
とにかくモッチリさが驚異的なのです。
Bialyはベーグルよりも小さい分厚いナポリ風もっちりピザ生地のようなもので、より小麦粉っぽさがある。ヘコませた真ん中にオニオン細切れが置かれていた。
もう1人友達が東京から到着したのを祝って、旅行前から予約していたSpice Marketで夕食。ジャン・ジョルジョ系のおしゃれエスニック。
給仕の女性の衣装がエロい。背中がパックリと開いているのだ。
つきだしはインド料理にあるスパイシーなゴマせんべい風のもの。
ジンジャーマルゲリータはあまりジンジャーでなくて残念。
サモサ。コリアンダーヨーグルトソース。
アボガドの上にに揚げた玉葱を塔にしたもの。食べにくいがプレゼンテーション勝ち。美味しいかといわれると、う~ん。別に味重視じゃなさそうな一皿。
チキンヌードルは細い汁麺で、あっさりしていながらダシがしっかりしたスープが旨い。
さやいんげん&きのこはただの炒めだけど、クワイが入っているのが好き。
codのソテー。ソースは辛い。
ここの料理は辛いものはボケがなく、きっちりと辛いのがよいところ。
デザートは下にクランキーチョコを敷いたパンプキンタルト&アップルシャーベットと、ヌガーっぽく重ーいキャラメルケーキ&アイス。
若い客が多いな~と思ったら、けっこうお安いのだった。
5番街のスノーフレークは今年、リニューアルされたらしい。
そろそろ野菜不足なので、Le Pain Quotidienでサラダ。
あごが痛くなるほどの量で、これとパンだけで満腹になれる。
ここ、ベイルートにも店があるのに、なんで東京にはできないんだろう?
23日にやっとストが終わってバスと地下鉄が動き始めた。
友達がその友達4人とお食事をするというので合流させてもらう。
店はミートパッキングにあるワルセというオーストリア料理屋。
ウェイティングカウンターがすぐ横にある店内は、アメリカの大半のレストランがそうであるように暗い。料理はどれも丁寧に作られていて美味しかったし、見た目もよかったのに、写真には写らなかった。
これは前菜にいただいたスカロップラビオリと思われる。
ラビオリが少しやわらかすぎなのが残念だったけど、パンプキンソースが敷かれており、組み合わせはよい。
メインにはHoney glazed duck breast。いわゆるローストのダックで、焼き加減も申し分なしで、甘いベリー系ソース。赤キャベツが添えられていた。
デザートはアップルシュトゥーデルにアイスとバナナがご一緒したもの。
このデザートや、メインにウィンナーシュニッツェルがあるところがオーストリア風?
写真の写りが悪い以外はとても満足したレストランで、お金に困っていない客層。次回は昼に来よう。
アッパーイーストにあるPayardで、前回と同じケーキを食べる。
マーブルのマジパンで囲われたピスタチオのムース。
あまりにきれいで、隣の外人オバ2人から「それは何?」と聞かれる。
中にはラズベリーのゼリーとチョコフレークが入って、歯ざわりも飽きさせない。
また隣から「何が入っているの?」と聞かれる。
ニューヨークではなかなか美味しいケーキがないそうだけど、ここのは本当に素晴らしい。
マロングラッセとピスタチオのマカロンを買って帰る。
マロングラッセはさすがに3.5ドルするだけあり、もっちりと中までやわらかくて甘い。
マカロンは生地はあまりピスタチオの味がしないが、クリームはちゃんとピスタチオ。1.5ドル。
21日の夕食は、友達オススメの洒落た中南米料理屋へ。
ミッドタウンの西端エリアはヘルズキッチンといい、最近クラブやレストランがたくさんできて盛り上がってきているそう。そこにある、その名もHell's Kitchenという店。
奥に長い店内は片方の壁沿いにテーブル席が並び、反対側はカウンターという、NYによくある作り。日本人のスタッフもいて、どの店員も愛想がよい。
グアカモレ。チップスが分厚く、辛味がついているため、グアカモレ自体は辛くない。
つきだしはパンというより、香ばしいコーンミールのチャパティーのようなものと、チーズやハーブが入ったほんのりと甘いつけダレ。追加で頼みたいぐらい旨い。
マッシュルームと人参、キュウリを薄いトルティーヤで巻いたもの。辛くなく、アジアっぽい味がする。
海老のグリル。でかいプリプリな海老をエスニックな味付けでグリルし、青バナナのグリルやアボカドの上に乗せ、細切りの人参や揚げたトルティーヤなどを上に盛ったもの。
こぎれいにアレンジした料理はどれも大味なところがなく、美味しい。2人で3皿頼むと、十分に腹が満たされるボリューム。
それぞれに2杯ずつ飲んで、チップもまとめて80ドルならお得だ。
21日の段階で、すでにサックスやバーグドルフ、バーニーズはほぼ60%オフになっていた。30%オフから、さらに40%引きますよ、という状態。
デパートは普通のショップよりも値引率がいいので、他でよいものを見つけても、デパートに入っているかを確認してからでないと買ってはいけない。
ジェフリーはまだ30から40%しか引いていなかったが、それでも靴で36.5というサイズでは地味なデザインしか残っていなかった。どの店、百貨店でも、マノロやルブタンは派手でキャッチーなデザインから売れていくようなので、気に入ったデザインで自分のサイズを見つけたら、迷わず買わないと、後で泣きを見るのだ。37.5以上のサイズの靴は、どこでも魅力的なものが見つかる。
同じサイズ、デザインで複数残っていて、微妙に悩むようなら、数日保留にしても大丈夫ではある。
スクープは40%引き。
で、最初にお買い上げはサックスでmiu miuの黄色い蛇靴、144ドル。かなり前のものだと思われ、元値は1,305ドルだったよう。
ルブタンは黄緑のサンダルで258ドル。ヒールに小さい傷がついていたので、セール価格からさらに値引きをしてくれたもの。そのため、店員(男性)から「ルブタンが300ドル以下で買えるなんて、とってもお買い得なのよ」と言われた。
友達は寝ていたので、1人でミートパッキングにある人気のパスティスまで歩き、ブランチとする。
本当は朝食として23stにあったクリスピークリームで温かいドーナツを食べ、パスティスには別で来ようと思っていたのだが、23stの店が閉店していた。だからといってその辺のわけのわからない店で腹を満たすのも耐え難く、パスティスまで我慢したといういきさつ。
ブランチといってもすでに12時を超えていて、店は混んでいた。でも、まだ待たずに座れるスペースがある。
予約ができない店だとどこかで読んだ気がしていたが、人数の多い客は、皆予約をして来ていた。
まずはオニオングラタンスープ。スープだと高をくくっていたが、でかくて量が多い。
しかも、スープというよりは溶かしチーズで、強力に重い。これだけで1食に十分なカロリーを摂取でき、腹もふくれる。
でも、さらにフィッシュ&チップスなんていうガッツリ系の一皿を頼んでしまっていた。
しっかり揚がったポテトも魚もカリカリだったけど、ちょっと油が古いような気がした。
いかにも外国にいるという気分にさせてくれるし、オシャレげでありながら気楽な空間で、それなりのものが食べられる店。ただ、同系列のソーホーにあるバルタザールの方が好みではある。
12月20日から1月4日までNYの友達の家にお世話になった。
NYは4回目で、前回は2005年2月。その模様はここ。
コンチネンタルのエコノミーでアルコール類が500円となっていることに驚きながら、夕方4時ごろにニューアーク空港に着く。
なんとNYの地下鉄とバスを運営しているMTAがこの日から25年ぶりのストを開始したそうで、NY州内では身動きが取れなくなっていた。
ニューアークは隣の州だからか、あまり混乱がなく、乗り合いのバン、スーパーシャトルでどうにかコロンバス・サークル裏の友達の家にたどり着けた。
ただしマンハッタン内の交通は他にタクシーしかなく、タクシーもフラットレートを設けており、一番近いところで1人10ドル。決められた区間を移動するごとに1人5ドルずつ追加されることになっていた。しかも4人までの乗り合い制で、それでもなかなかつかまらないほど。
前回のストは1週間も続いたそうで、心配していたが、今回は3日間だった。それでも3日間は歩きが主な移動手段となる。
滞在期間が長いので、ネタだと思って割り切れたし、滞在した友達の家がタイム・ワーナー・センターの裏というとても便利な場所だったので、それなりに行きたいところまで歩きつけたのはラッキーだった。
というわけで、着いた日の夕食も家から遠くないエリアに限られ、ミッドタウンにあるギリシャ料理店MOLYVOSにする。ファミレスを落ち着かせたような店内。
まず出てくる平たいパンと黒パン、ディップとライム。
ムサカ。なす、ひき肉、トマトのグラタンで、予想以上に普通のグラタンの味だった。
フェタチーズ、キュウリ、トマト、レタスのサラダ。
野菜たくさんのスープ。
揚げたタコはあたたかいのにすっぱくて不思議。
いくつかのサイトやブログで美味しいという評判だったのだが、とくにコレと言ってヒットはしなかった。値段はご馳走になったのでわからない。次にNYでギリシャ料理屋に行くなら、もっと現地っぽい店にしたいと思う。
ギリシャのデザートはやめたほうがよいというので、アメリカンなデザートを食べにBrooklyn Dinerへ移動した。
ゲイのカップルや年配のご夫婦がでっかいバーガーなどを食べていたりする、超アメリカンな店内でストロベリーチーズケーキ、チョコファッジサンデー、バナナスプリッドを頼む。
とにかくすべてがでかい。
でも、生クリームが美味しく、思ったほど重くない。
コーヒーやら紅茶やらも頼んで、チップ込みで3人分40ドル。
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