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2006年6月23日 (金)

ママス・キッチン・ごはんや 

乃木坂のママス・キッチン・ごはんや

身体に優しい素材にこだわっていて、安心して食事ができる。
普通に出してくれる水も特別なもので、美味しいし、代謝を促進させてくれるようだ。普段トイレに行かない人も席を立つほど。
ちょっと胃が辛いときや、負担を最小限に、でもたらふく食べたいという時に利用する。
天井が高くて席間が広い。その上、こういったコンセプトの店には珍しく遅い時間まで開いているので、人を誘いやすい。

ゴルゴンゾーラとイチヂクを組み合わせたソースのフジッリなど、イタリア系の料理も楽しいけど、やはり和食を食べると野菜の美味しさが際立つ。

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お通しは5種類ぐらいから1人1つ選べる。
こんにゃくも表面がボコボコして、いかにも自然。

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シャキシャキのおかひじきはごま油を加えたナムル風。

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バーニャカウダ。野菜はそのままポリポリ食べても十分な旨さだった。

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コロッケ。

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卵焼き。

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中はトロトロ。

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半熟目玉焼きがのっている煮込みハンバーグ。

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お漬物も自家製とか。へんな甘味がない、すっきりした味わい。

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ご飯とお味噌汁(この日のはゆずが効いていた)を最後に食べたり。
山椒の入ったジャコや明太子は欠かせない。

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デザートは盛り合わせで。

素材がよいからか、お腹がいっぱいになっても次の日に残らないし、デザートを食べても罪悪感を感じないですむ。

2006年6月21日 (水)

ランテルナ・マジカ

目黒にあるランテルナ・マジカではローマ辺りのトラットリアで食べているような気分になった。
料理の味もいかにもイタリアで、塩と油が協調し合っている。辛くなるギリギリ手前の一番美味しいところ。

料理とサービスのバランスがよい。この点はカーサヴィニタリアと似ている。全く別の2店だけど、エンターテイメント的な盛り上がりを演出してくれるところが共通している。
サービスの人は皆、料理をちゃんと食べていて、好きでやっている感じが気持ちよい。

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トマトと一緒に、くにゃくにゃに軟らかく煮込まれたタコ。ポレンタを添えて。
とても現地っぽい味。日本ではタコのコリっとした食感を残して煮られることが多い気がする。

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昨日(?)作られたモッツァレラは空輸でイタリアから届くそうな。
よく、「豆腐のよう」と形容されるけれど、本当の新鮮なモッツァレラはがっつりとチーズの香りがするのです。

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茹でた牛肉の薄切りの上に、クリーミーなツナ風味のマヨネーズをかけ、ケッパーを散らしたもの。

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レモン風味のトマトクリームソースのフェットチーネ。
食べたことのない組み合わせだけれど、口に入れた瞬間にレモンの香りがぐわっとくる。濃厚なトマトクリームには生ハムの細切れが入っていて、アクセントになっていた。

Rante6

カジキマグロとからすみのフェットチーネ。
普段、カジキマグロの鉄っぽさやギシギシした歯ざわりが苦手だけど、ここに入っていたのは小さくカットされていて、みずみずしい。

Rante5

ニョケッティのソースはなんだったかな?
ズッキーニなど野菜がたくさん入ったカポナータのようなもの。

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伊達鶏の炭火焼。ジュージーで味が濃い。

ちなみに、パスタ系3種とこの鶏は3人で取り分けてくれたところを写真に撮った。
ここの1皿のボリュームはかなりある。

Rante8

自家製ソーセージと白いんげん豆のトマト煮こみ。
粗挽きでいかにも自家製なソーセージはじんわりとした旨さ。

写真に撮り忘れたデザートはババやマチェドニア、レモンソルベをそれぞれ勝手に盛り合わせてもらったり。

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食後酒を頼んだら、こんなワゴンがやってきた。

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で、いろんなグラッパを飲み比べ。

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味も香りも色も違う。

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メニューになくても素材があれば作ってくれるそうで、わがままに快く応じてくれる。むしろ、客の勝手なリクエストを楽しんでいるようにも見える。
途中でもっと食べられそうだと気づき、プリモ2種を追加したのだけど、ちゃんと順番をアレンジしてくれた。料理人だけでなく、サービススタッフ達もそれぞれプロなんですね。

シャンパンを飲んだり、ワインをボトルで頼んだ上にグラスでも頼んだりして、3人で25,000円ぐらい。むちゃくちゃお得だ。

2006年6月20日 (火)

日比谷 ブラッスリー・オザミ

日曜も月曜も開いていて、味、量、サービス共に裏切られることのないブラッスリー・オザミは、店を考える余裕のないときに利用する。

この日はオマールフェア中。
こことかオーバカナルはオマールをケチらずに使うのがよい。あのブリっとした歯ごたえはある程度の大きさがないと満喫できないのだ。

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オマール海老のサラダ仕立て。

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身を取ると、汁がひたひたに。

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ミソもなめ尽くす。

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アリゴが添えられた豚はいつもと部位が違う様子。
香ばしくて美味しかったけど、以前の皿からはみ出さんばかりの、ピンク色でもっちりしたのの方が盛り上がってよかったな。

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友達は鴨の白いんげん煮。カスレみたいなもので、がっつり。

デザートは温めたチョコレートタルトに栗のアイスを添えたもの。

沼津 鮨文

沼津の鮨文には三島でうなぎをたべた2時間ぐらい後に行ったので、軽くつまむ程度にお好みで。

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あじは脂がのっていて味が濃く、最後におかわりでもいただいた。

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さばはたたきで。

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コハダ。

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甘エビ。

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わがままそうな平貝。

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平貝は磯辺焼き風に。でも、生の方が好みだった。焼くと弾力がありすぎる気がする。

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子持ち昆布。

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生しらすはほろ苦い。

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いか(塩レモンで)。

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さより(塩レモンで)。

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まぐろの赤身。

これで4000円強だからお得だ。

たまたま担当となった職人さんが魚の名前を英語で説明できた。外人連れには心強い。

三島 桜屋

三島のうなぎ屋、桜屋は行列のできる店。

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3種類あるうな重の真ん中を頼んだら、蒲焼が3枚のっていた。相当なボリューム。
やわらかいけど歯ごたえも残してあって旨い。

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うざく。

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うなぎの肝の佃煮みたいなもの。

2006年6月14日 (水)

やっと カーサヴィニタリア

2ヶ月前に予約したCASAVINITALIA。

ここは料理はもちろん、薀蓄をたれたりしないのに十分に転がしてくれる絶妙なサービス、席間が広く隣の話題が気にならない店内も含め、すべてのコストパフォーマンスが高い。
一緒に行く人が食べる量、味共に好みが合っていれば、確実に楽しめる店だ。

Vinitalia1

ズッキーニの花のフライは、大振りの花の中にチーズとアンチョビを入れ、生ハムを巻いて揚げたもの。軽い衣がカリっとしてよい具合。オリーブオイルとフェンネルシードを振りかけている。
実は頼んでいないものが間違えてきたのだけど、「お食べください」と。

Vinitalia2

イカと紫ウニのカルパッチョ。

Vinitalia3

うみぶどうが添えられていて、まったりとしたイカとウニにアクセントを加えている。

Vinitalia4

カエルのフリット。3人だったので、ちゃんと3つずつ。
アーティチョークソースを添えて。
カエル自体がとても味わい深いし、酸味が効いて、アーティチョークの独特の味を生かしたソースは、それだけでもパンにつけて食べたい。

Vinitalia5

白海老とネギのタリアテッレ、からすみがけ。

Vinitalia6

白海老は殻が取られているので、口の中でイガイガしない。
その殻で取ったダシを使っていると思われるほど甲殻類の旨味が口の中で爆発し、そこにネギとからすみの香りが追い討ちをかける。
恍惚。

Vinitalia7

トリッパとクセのある野菜(名前が思い出せないけど、日本の野菜)のキタッラ。
こっちはハチノスや小腸など、ホルモンの甘味がじんわり。

Vinitalia8

ヤングコーンとカプリッチョチーズのリゾットに、その場でサマートリュフをおろしかけて。

Vinitalia9

冬よりも香りが弱めのサマートリュフを補うカプリッチョチーズの濃厚さ。それをヤングコーンの香ばしさと食感がしめる。

ここの1皿に加えられた食材は、どれもその皿の中での必然性を持っている。珍しいことをしたいというエゴが感じられない料理で、素直に感動できる。

Vinitalia10

フォークだけでホロリとほぐれる牛肉の赤ワイン煮込み。
きっぱりとした味付けで、口飽きない。

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レンズ豆と青菜を添えたイベリコ豚。

Vinitalia12

イベリコの脂は臭みがない。

Vinitalia13

付け合せはチーズをのせて焼かれたマコモ茸とゆりね。

Vinitalia14

あまりに盛り上がり、まだまだ食べられそうな予感。
で、1人50グラムのパスタをシンプルなトマトソースでお願いする。
ここにきてのトマトはまた格別。
普段は家でも美味しく作れるこのソースを外で食べるのは嫌なのだけど、アラカルトで狼藉の限りを尽くした後なら、よいでしょう。

Vinitalia15

ワインはこれ。

この段階で、電車の時間がきてしまい、私は途中退場。デザート食べたかったよう。

しっかりと塩を効かせているので、はんなり味が好きな人にはきついかもしれない。でも、吟味されつくした料理は本当にイベント感がある。

予約さえ取れれば、いや、2ヶ月前に予約をしてでも行く価値はあるかと。

2006年6月11日 (日)

トラットリア モンステラ

二度と行かない店。
今まで、人並みにレストランで食事をしてきたなかで、好みに合わない店はいくつかあれ、本当に嫌な思いをさせられた店は1件しかない。その1件とは表参道のTrattoria Monstera

自分の怒りを感情的に書き綴るのはどうかとも思うので、何が起こったかだけを書きたい。

まず、店を予約する際、雑誌でいくつかのイタリア料理のお店を見て、場所が便利で、気楽そうな店として、モンステラを選んだ。
ぐるなびで場所等を詳しく調べて電話をしたが、ぐるなび含め、他のサイト上にも、予約をする際にも子供について言及されることは全くなかったので、あえてメンバーに子供がいることは言わなかった。

予約する際は7名で予約したが、その日の朝に2人が欠席することになり、5名となった。
12時に予約しており、最初の2人は時間通りに到着し、5名になった旨を伝えた。
その時点で店には他に1組2名の客のみで、予約の客もなかった。

さらに1人が到着し、他2人の到着が12時30分頃になるという連絡があったため、先にオーダーをしてもよいかを店員(後にオーナーであることが判明)にたずねたところ、全員が揃わないとダメだと断られた。

ちなみに、ランチメニューは1,500円と2,500円の2コースのみ。前菜とパスタはほぼ同じで、2~3種類の中から選ぶ。高いほうはそれにメインを2種類から1つ選べる。デザートとスープつき。
どれも作り置きがきくメニューであるため、人数の影響を受けるのはパスタをゆでる量のみ。

4人目が12時半すぎに到着し、やはり納得がいかず、前菜だけでも頼ませてほしい(なぜならどちらのコースも同じだから)とお願いし、しぶしぶ「ああ、いいですよ」と言われる。

が、2つのうちのどちらにするかは聞かれない。

その間、2人組の客が2組入るが、我々の席5名分がうまっていると考えても、3分の2程度の席が空いている。

最後の1人から、子供をつれて、あと10分ぐらいで到着すると連絡があり、再度店員に「5人とも2,500円のメニューを頼むので、前菜だけでも先に用意をしていただけませんか?」と頼むと、不本意なのが見て取れる様子ながら、了解を得る。
その時はパスタについては何も聞かれず、頼むこともできなかった。

友達が子供(2歳前)を連れて到着し、ドアを入ってすぐに「子供はお断りしています(この一言のみ、「すみませんが」当のセリフは全くなし)」と言われ、他のメンバーに自分と子供のみ他で待っていると告げにくる。
いまだ前菜等は出されていない。パンもない。テーブルにあるのは、頼んだミネラルウォーターと水道水。

全員、「ではお会計をしてください」と食べずに出ることにする。

会計で、ミネラルウォーターと、1人2,500円のコースを5人分請求される。

ちなみに、何も食べておらず、テーブルにも何の食料も出されていない。

ちなみに、1,500円のメニューと2,500円のメニューの前菜は同じである。

ちなみに、パスタ他を何にするかをオーダーすることは店員によって拒否されたため、彼らが用意できるのは前菜のみである。

この店は古い雑居ビルの2階にあるとてもカジュアルな店で、「リラックスできる雰囲気」を売りにしているらしい。

服装に制限がある高級店でも休日の昼は子供をOKとしている店が多い。

その場はあまりのことに驚き、支払いをして外に出た。
が、納得がいかずに水以外に支払う義務があったのかを電話で問い合わせると、遅れてくるメンバーがいて、人数も変わり、態度が悪かったと言われる。
なぜコース代金全てを請求したのかについては返事をもらえなかった。

子供については何も聞いていなかったことを伝えたが、店員も「予約のときに何も言われなかった」と。
店を予約する際、とてもカジュアルな店で、電話に出た店員からの質問もない場合でも、あえて自分から「子供がいてもよいですか?」と聞くのが、現在のスタンダードなのですか?

いくつかのサイトで、店員の態度の悪さを読んだが、まさかここまでとは。

2006年6月 9日 (金)

ル・キャバレー

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代々木公園&代々木八幡のル・キャバレーは窓が床まで開くオープンな店で、春夏に気持ちがいい。軽く食べるでも、がっつりでも、好きに使える。頻繁に行っちゃいそうだ。
ラタトゥイユ、エスカルゴ、クスクスなどを食べたけど、料理の写真は暗すぎた。
フランスの味を再現というよりは、日本の食材でより美味しく食べられるようにアレンジがされていた。
ワインもグラスで赤白4種類ぐらい。全てのバランスがよい。

ロ・スフィッツィオ・ダ・ササー

代官山にあるナポリ料理の店、ロ・スフィッツィオ・ダ・ササーに行ってみる。
地中海系料理屋によくあるタイプの店で、洗練されていない分、客のタイプも様々。団体でも気軽に利用できる。

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イタリアの前菜ではおなじみのナスのオイル付け。日本のナスは小さいからか、ずいぶんとこじんまり。

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ゼッポリーネ。
ここのは軽い食感。
これを食べた感じでは、ナポリ料理でピザを出すとはいっても、本家のもちもちとした生地を楽しむピザではないだろうと推測される。こういう単純な料理で現地の味を求めることは無意味ではある。

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ウニのパスタは南イタリアでよくあるトマト入り。枝豆が入っているのがオリジナルか。
パスタは手打ち。
やはりイル・プリモやクラッティーニのウニパスタには遠く及ばないっす。
ウニのパスタはイタリアで食べるよりも日本で、日本人のシェフが作ったものを食べる方が好きなのだけど、それはウニ度が高いから。イタリアでそこまでウニを入れると、生臭いといって嫌がられるのかもしれない。

Sasa4

これも手打ちパスタで、ウサギのラグーソース。
ウサギの香ばしさはないが、柔らかい味。

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メインはモッツァレラが入った自家製ソーセージ。
モッツァレラは小片が粗挽き肉と混ぜられているので、糸を引いたりすることはない。

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カンノーリは小さいのが盛り合わせ。

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デリツィア・ア・リモーネはレモンクリームの中にレモンリキュール漬けスポンジ入り。

どれもそれなりに現地っぽく、美味しいのだけど、豪快さはないし、素材の違いを補う工夫が足りていない気がする。
料理は全て2人で分け、ワインをリストから1本、レモンチェッロを1杯ずつ飲んで、1人8,000円だった。

2006年6月 6日 (火)

富麗華 久しぶり

久しぶりに富麗華。

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大正海老の空豆ソース。

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今回、一番感動したもの。
ふわっと軽く厚い衣で揚げた海老を出汁の効いた空豆アンであえたもので、揚げた空豆と高菜がそえてある。
アンとのからめ具合も絶妙で、衣が水気を吸いすぎていないし、高菜の微妙な塩加減とパリパリした歯触りがアクセントになっている。完成度が高くて、こういう料理を食べると、外食の意味があると思う。

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やはり北京ダックは欠かせない。

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揚げアナゴに腐乳ソースをかけたものをレタスで巻いて食べる。
これは特にどうということのない味。腐乳の臭みがもっと主張したほうがよかったかも。

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スペアリブをたまねぎで煮込んだもの。八角が香る甘いたまねぎソースで煮込んだスペアリブは箸でほぐせるほど。ソースも饅頭でなめるように食べる。

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黄にらとアスパラの炒め。

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山椒がっつりの四川風マーラー麺。

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マンゴープリンはミルク感のないフルーツ濃厚系。

ここはやはり美味しいです。安心です。

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