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2006年10月31日 (火)

神戸屋

久しぶりに焼肉。一時は毎週のように食べていたものだが。

新宿御苑が最寄り駅の神戸屋へ。
スーパーの二階、チェーンの居酒屋のような看板と知らなければ決して食指の動かない構え。

Koube1

ザブトン。

Koube2

ミズジ。

ザブトンと共に脂がこってりとのっている。

Koube3

上ハラミ。

やはりハラミの程よい脂感が好みだ。
でも、ここの普通のハラミは明らかに質が落ちていた。あれなら食べなくてもよい。

Koube4

上ミノ。
美しい。
サクっとした歯ごたえ。

Koube5

上タン。

Koube6

他にゲタカルビなども食べた。どれもそれなりに旨いが感動するほどではない。
もともと、焼肉は塩で食べるので試してはみなかったが、ネギサラダやクッパなどの味付けから、タレもかなり甘いと予想される。しかも、果物などの自然な甘さではなく、かなりべったりと。
焼肉のタレにおいて、甘味好きと辛味好きに分かれると思うが、ここは明らかに甘味向きの店。キムチも甘め。
サイドメニューの盛りもよいし、コストパフォーマンスが高いのだけれど、もう行くことはないだろう。

2006年10月30日 (月)

ブラッスリー・ド・クワン

三宿交差点近くのBrasserie Du Coinへ。

Coin1

秋刀魚のスモーク。
下にはにんじんのサラダ。

Coin2

鶏肉、チーズ、半熟卵のサラダ。

Coin3

自家製ブーダン・ブランはインゲン豆と。
予想よりあっさりとしている。内臓っぽさはなし。

Coin4

エゾ鹿は酸味のあるソースで。

Coin5

ワインが残っているので、前菜に戻る。
イベリコのチョリソー、ラタトゥイユ、きのこのマリネ。
こういうことができるのも、気楽なブラッセリーだから。

2人でグラスの白ワインを1杯ずつ、赤ワインのボトルを1本頼んで1人6,000円。
好きに飲み食いできる。

2006年10月27日 (金)

オー・グルマン

飯倉のAux Gourmandsで夕食。

オープンキッチンは中が丸見え。がっちりしたシェフは食べ物好きで感じがよい。

コースよりもアラカルトが楽しい。ハーフポーションのあるメニューも。

Gour1

アミューズとして、軽い食感の豚のリエットをバジルソースで。

Gour2

友達の前菜。
軽くあぶり焼きにした寒カマスと東八野菜のサラダ仕立て、アンチョビドレッシング。                   

Gour3

強めに塩が効いたほとんど生なねっとりとした白身は、あぶりによるスモーキーな香りも加わり、完成された一品。

Gour4

他の友達の本日のジビエのテリーヌ、ラヴィゴットソース。
予想よりもあっさりとしていた。

Gour5

私はセップ茸のムニエル、キノコのジュースのバターソース。付け合せは里芋。
香りはほんのり。

Gour6

ジビエが始まっていた。

で、メインは北海道産のかるがも。付け合せは、ジロール茸や天然の舞茸。
この日は青首鴨かかるがもの二択。

Gour7

グリルとロースト、部位によって焼き方を変えてある。

歯にからみつくような濃厚さとほどよい身の締まりはジビエならでは。
焼加減が完璧で、硬いとは感じなかった。

Gour8

チーズはシェフが洗ったウォッシュも含め、多数。

Gour10

焼酎:百年の孤独で洗ったものもや、チーズとドライフルーツを独自に混ぜ合わせたものなど。

Gour9

タルトタタンは薄く切ったリンゴを重ねた手の込んだもの。
リンゴ自体の甘さが感じられる。添えられたアイスも自家製(何味かは忘れた)。

ワインは赤がボトルで5000円ぐらいから。
食べ物に興味と愛情がある人の料理は食べる人を盛り上げる。

2006年10月25日 (水)

タイタン

西麻布にあるベトナム料理屋Thai Tamでベトナム鍋。
コースになっているのか、前菜も出る。

Thaitam1

腸詰。
なんだかスポンジのような食感。

Thaitam2

しっかりと揚がった春巻きはほっくりした具とのコントラストがよい。

Thaitam3

タイの鍋とどう違うのか?
具は海老や牛肉、小ぶりのイカ、春菊、香草、レタス、もやしなど。
他に生春巻きの皮がやってくる。

Thaitam4

スープをはった鍋でしゃぶしゃぶをする。

Thaitam5

火が通った具を生春巻きの皮に巻いて食す。
これがベトナム風か?
レタスもしゃぶしゃぶする。

Thaitam6

最後はビーフン。
具からもダシの出たスープに断面の四角いビーフン(平たくなく、細いうどんのよう)を入れる。

Thaitam7

辛いのが好きな人には、唐辛子系調味料と砂糖を合わせたものを加える。

Thaitam8

辛いが、旨味が濃くて、なんだか後を引く。

Thaitam9

デザートは一種類のみ。
温かい緑豆のおしるこ。
熱くて辛いものを食べた後だから、冷たいものが欲しかった。

普通のメニューはエスニック料理の価格の様子だけど、鍋は、上の料理にビールを4本ぐらい飲んで、2人で12,000円ぐらいだった。
ベトナム料理としては、高いかも。
店も宮廷風とかでなく、家庭的な雰囲気だし。
次回はアラカルトでいきたい。

2006年10月23日 (月)

やっと再訪:ル・キャバレー

代々木公園のル・キャバレーは人気なので思いついて行っても入れないことが多い。

Cab2

トリップはソテーしたのが刻んだピクルスや玉葱などと和えられている。酸味が脂を感じさせず、たっぷりといただける。

ワインも料理も美味しいし、居心地がよいから、混んでしまうのは仕方がないか。

2006年10月20日 (金)

九献

銀座なのにお得な和食屋、九献でお食事。
6500円のコース。他に3500円もあり。

Kukon1

まずはいくらに細かく刻んだ山芋を添えたものと、ウニと明太子をのせた蟹豆腐。
豆腐には蟹がわんさか入っている。

Kukon2

松茸の土瓶蒸し。
季節ですから。

Kukon3

ハモと一緒に。

Kukon4

トロとはまち、もう一つの名前が思い出せない。
本当に魚の名前が覚えられない。特に、白い魚はどれがどれだか。
食べるのは好きだし、味が違うこともわかっているんだけど、それがなんて魚なのか記憶できない。

Kukon5

牡蠣のあられ揚げとホタテの磯部焼。

Kukon6

唐辛子の入ったタレでいただく牡蠣は、あられのおかげで苦手な人でも大丈夫。
牡蠣好きには、ちょっと物足りない。

Kukon7

海老やらキノコ、百合根の入ったみぞれ蒸し。蕪の季節には早いので、蕪ではなく、大根を使ったものだそう。
汁と一緒にいただくホロっとした団子はしみる。

Kukon8

バカ貝と山芋、酒盗を混ぜたもの。
貝のコリっとした歯ざわり、山芋のしゃりしゃり、酒盗のクセのある香りがよい組み合わせ。

ここは焼酎の種類が充実していて、なかなか手に入らない銘柄もある。

Kukon9

赤味噌のお味噌汁と茸ご飯。

Kukon10

残念だったのはデザートの栗のムース。栗の味がクリームに消されてしまっていた。

季節を感じられる料理で、工夫がある。お安いだけあって、高級食材は少ないが、物足りなくはない。
ハレの感じはないけれど、気楽に美味しい和食を食べられるなんて、ありがたい限り。
11月からは8000円でフグのコースも加わるとか。養殖モノだそうだけど、ここならばしっかりと美味しく調理してくれそうだ。

2006年10月19日 (木)

シェフス

新宿御苑近くにある中華料理、シェフスで上海蟹。

Chefs1

飴色の腸詰。

Chefs2

白菜の漬物。

Chefs3

ピーマンのマリネは予想を裏切る甘さ。
蜂蜜が入っているのか?

Chefs4

細い春巻きには海老がプリっと入っている。
生地も旨い。

Chefs5

トマトの卵炒め。
なんだかスモーキーな香りがすると思ったら、強火をさっと通すそうな。
トマトと卵だけなのにチーズっぽい食感もあって、単純ながら唸る一品。

Chefs6

上海蟹豆腐。
蟹味噌がたっぷりで、ご飯にかけるとたまらない。

Chefs7

これも蟹味噌が贅沢に使われた上海蟹味噌炒飯。
焼かれた味噌は風味を増す。

Chefs8

赤い腐乳に漬けたラム肉。
中までしっかりと火を通されているのに、腐乳効果か柔らかい。
個性的な臭い2種類が合わさって、香ばしい。

Chefs9

姿蒸しの上海蟹登場。
これは雌か?

Chefs10

店のマダムに手伝ってもらいながら、はさみを使ってばらす。

Chefs11

味噌のついたベロベロやつぶつぶも余さずに食べる。

Chefs12

小さい蟹は面倒くさいけど、肉の味が濃い。
爪の先まですすって食べる。

ほぐしてくれたのを食べるのとは違った趣あり。
さすがにシーズンに何度もは辛いけど、1~2回なら自分で身を出して食べるもありかと。

Chefs13

金木犀で香りをつけた胡麻だんご。胡麻度が強力。

喫茶店のような店で、駅からも近くない。閉店も早い。
それでもまた行こうと思う独自の味があった。
中華料理というよりは、中華系オリジナルな料理。
どの皿も甘さが巧みに生かされているのだけど、べったりと砂糖甘いわけでなく、蜜のような奥行きがある。
普段、食事が甘いのは苦手だけど、ここのにはうっとり。

2006年10月18日 (水)

LA REGALADE

パリ14区にあるLA REGALADEで夕食。

近所の人風なお客で満席。

Rega1

席に着くとまず、自家製のテリーヌとピクルスが出るので、田舎パンにのせていただく。

Rega2

前菜はその日のメニューの中から、ブーダンノワールのスライスとマッシュポテトを重ねたもの。
スティック状に切ったリンゴを添えて。

Rega3

同行者の前菜は海老。

Rega4

テーブルで上からスープをかける。

Rega5

メインは羊。もっちりとピンク色。タイムが効いている。
上にのっているのは丸いズッキーニで、中にほろほろな羊の煮込みが入っている。

別皿で付いてきたマッシュポテトはマスタード入りでさっぱり。

Rega6

他の人のメイン、ホタテ。

Rega7

豚肉を食べた人も。

Rega8

デザートはレモン風味のスフレ。

どれも王道に少しの工夫を加えることによって、新鮮な料理に仕上がっていた。
ビストロで伝統的な料理を食べると、脂の量と旨さが比例するという考えの元に作られているのでは?と思うが、ここではフレンチを食べたという実感がありつつ、ぐったりさせられることがない。

ワインを飲んで、水はシャテルドンで、1人50ユーロぐらい。
場所は不便だけど、人を連れてきたら誉められそうな使える店。

2006年10月17日 (火)

Le Temps au Temps

10月4日から11日までパリ出張。

最終日の昼に行って、思わずにっこりしたレストランはホテルの近く。
Le Temps au Tempsという15席ぐらいの小さい店で、料理人1人、給仕1人でやっている。

Letemp1

昼は16ユーロでその日の前菜、メイン、デザートが1点ずつのメニューと、30ユーロでアラカルトのメニューの中からそれぞれ選べるもの(夜と同じメニューっぽい)。コースのうち、前菜とメインだけ、メインとデザートだけという風に2品にするとさらに安く。

Letemp2

16ユーロの昼メニューにする。

前菜は豚肉の煮込み。

Letemp3

キノコと一緒になっていて、その香りがみずみずしさと深みを加える。

Letemp4

メインはほぐした干しダラ(?)と野菜を混ぜて、キャベツでくるんだもの。
カボチャのピューレに囲まれている。

Letemp5

荒く挽いた黒胡椒とレモンバームがまろみのある干しダラとかぼちゃの中でアクセントとなっていて、組み合わせの上手さにうなる。

こういった巧みなハーブ使いはなかなか東京では出会えない。

Letemp6

デザートはりんごのコンポート、バニラ風味のクリームがけ。

Letemp7

硬めに煮たりんごは芯が取られていなくて口の中で邪魔になるのが残念。
ヨーロッパの人は、種や皮、芯をそのままボリボリと食べたりするからか。
味はよい。

どれも丁寧に工夫されていて、美味しい。小奇麗なので、いかにもビストロだったり、家庭的すぎたりする重い料理に疲れたときに、ほっとできる。
12:30に入った時は席があったけど、1:00には予約をしていない客は断られていた。近所で働いている人が先を争って入店。予約をしてでも、必ずまた来る。
1人で料理できるのがこの席数なのだろう。同じ人が最初から最後まで責任を持って作ったのが実感できる料理。
グラスのワインも赤白数種類ずつあり、5ユーロ前後。
給仕の女性も感じがよい。

2006年10月 2日 (月)

すえとみ 秋

すえとみで秋の味覚。
日曜も開いているのがうれしい。

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海老しんじょうに銀杏あん。

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銀杏の味ってあの歯ごたえによるところが大きいから、銀杏の味がするかどうかは?。

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プリっとした海老の歯ごたえもあり。

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舞茸とむかご(自然薯の実:にがい)のおこわ。

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あわびの肝ソースがけ、秋刀魚の肝焼き、里芋、いちぢくの味噌かけ、皮をむいて炭火で焼いた栗、黒豆の黒くなる前(味は枝豆)。

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秋田のひらめ(舌に絡みつき、味が以上に濃い)、おうまのまぐろ、北海道のうに(本わさびと一緒にいただくとあまさが引き立つ)。

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ゆりね団子。

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中に蟹、梅ペーストが上に。

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鯛のおかしらの炭火焼き。
骨も皮も目玉までべろべろしたのをしゃぶると、いつまでも味が出る。

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はもと松茸の椀。

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日本一だというはもは、実は韓国産。でも国産品よりも高いとか。
韓国産の全てがそうなのではなく、この産地(どこ?)のだけ。
骨も柔らかく、あのチリチリと残る感触はない。
脂がのっていて、はもってこういう味がするんだなと。

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その出しで松茸の雑炊。至福。

写真を撮るのを忘れたのが口惜しいのが、鯛のかしらの骨と昆布で出汁を取り、そこに梅を入れてつぶしたお吸い物。
ほんのりした梅の酸味と焼いた骨の香ばしさが口を洗う。

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おなじみのれんこんもち。

何度か行った中で、一番興奮したメニューだった気がする。
どれをとっても滋味豊かで、秋を満喫させてもらった。

2006年10月 1日 (日)

ミラノで宴会

9月20日から26日までミラノへ出張だった。

外人たちの宴会に強制参加。人数は30人ぐらい。
でっかい庭で食べられるトスカーナ料理のレストラン、IL BORGHETTOで。

Bisboccia1

前菜はブルスケッタ3種(トマト、コロナータのラルド、鶏の肝臓ペースト)の他に、生ハムとメロン、いちぢく。

プリモはポルチーニのパッパルデッレとペーストジェノベーゼのニョッキ。
ポルチーニは今回楽しみにしていたものの一つだけど、生は少しで、味を乾燥に頼っているのが残念だった。まあ、宴会メニューだから仕方がない。
ポルチーニやトリュフは季節が始まったところで、ほとんどのレストランのメニューに載っていた。別紙に書かれたものが差し挟まれているようなかたち。
ただ、1皿35ユーロとかするので、ごちそうになっている身としては頼めない。
1人だったら思う存分楽しめるのに。

Bisboccia2

メインはもちろんビステッカ・フィオレンティーナ。
山盛りの肉は10人前ぐらい。
脂が少ないので、けっこうな量が腹に入る。

Bisboccia3

付け合せは厚めに揚げたポテト。
こういうものはいくらでも食べられる。

デザートやらカフェやら食後酒やらあって、午前1:00頃にお開き。
北イタリアの人たちだから、量も時間も控えめ。

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