Le Temps au Temps
10月4日から11日までパリ出張。
最終日の昼に行って、思わずにっこりしたレストランはホテルの近く。
Le Temps au Tempsという15席ぐらいの小さい店で、料理人1人、給仕1人でやっている。
昼は16ユーロでその日の前菜、メイン、デザートが1点ずつのメニューと、30ユーロでアラカルトのメニューの中からそれぞれ選べるもの(夜と同じメニューっぽい)。コースのうち、前菜とメインだけ、メインとデザートだけという風に2品にするとさらに安く。
16ユーロの昼メニューにする。
前菜は豚肉の煮込み。
キノコと一緒になっていて、その香りがみずみずしさと深みを加える。
メインはほぐした干しダラ(?)と野菜を混ぜて、キャベツでくるんだもの。
カボチャのピューレに囲まれている。
荒く挽いた黒胡椒とレモンバームがまろみのある干しダラとかぼちゃの中でアクセントとなっていて、組み合わせの上手さにうなる。
こういった巧みなハーブ使いはなかなか東京では出会えない。
デザートはりんごのコンポート、バニラ風味のクリームがけ。
硬めに煮たりんごは芯が取られていなくて口の中で邪魔になるのが残念。
ヨーロッパの人は、種や皮、芯をそのままボリボリと食べたりするからか。
味はよい。
どれも丁寧に工夫されていて、美味しい。小奇麗なので、いかにもビストロだったり、家庭的すぎたりする重い料理に疲れたときに、ほっとできる。
12:30に入った時は席があったけど、1:00には予約をしていない客は断られていた。近所で働いている人が先を争って入店。予約をしてでも、必ずまた来る。
1人で料理できるのがこの席数なのだろう。同じ人が最初から最後まで責任を持って作ったのが実感できる料理。
グラスのワインも赤白数種類ずつあり、5ユーロ前後。
給仕の女性も感じがよい。
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