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池尻にあるブラッスリー・イブローニュ。
土曜の夜で盛況。予約をしていない人たちは席がなく、帰っていった。
レンズ豆のサラダ。
赤と白のチェックのテーブルクロスがいかにもブラッスリー。
正統派なエスカルゴは写真を撮るのを忘れてた。
上にパン粉をまぶして焼いてある。
ソースにパンを浸して、味を吸い込んでおこげっぽいパン粉をこそげて食べるのが旨い。
これも数切れ食べちゃった豚肉のコンフィ。
コンフィ? グリルと考えた方がしっくりする。
ニシンとジャガイモのサラダ。
手作りっぽいマヨネーズで和えてあり、ねっとり。
ムール貝は重めのバターソース。
これにもパンを浸す。
タルトタタンはバニラアイス添え。
ババには生クリーム。
ワインの種類は少ないし、特筆すべき揃えではないが、3000円前後の手ごろな価格がほとんどで、気楽にボトルを開けられる。その分、白のグラスワインが1種類しかなかった(赤は聞いていないので不明)のが残念。
あと、パンが有料なのはよいとして、それが小さな籠に1人2つずつ(カンパーニュ1切れとプチな丸いパン1つ)というのが寂しい。あまり食べない人はたくさん盛られても残してしまい、もったいないのだろうけど、塩がきっちり効いて、ソースが旨い、パンを浸して食べたいメニューが多いのに。なにより、籠に山盛りになったパンというのはブラッスリーやビストロで気分を盛り上げる大事な要素ではないかと思う。
どの料理も外れなく美味しかったし、2人でグラスの白1杯、ボトルの赤1本、それぞれにお茶を頼んで1人6000円ぐらい。近所にあったら相当に使える。
またまた代々木公園(代々木八幡)のル・キャバレー。本当に気軽で美味しいのです。
店内は満席で、寒さを我慢して外の席に座ったら、ライトがちょうど当たって写真がちゃんと写った。
ボジョレーヌーボーもグラスで4種類。全てビオもの。
うさぎのとグラスの柄のがおすすめとか。
ボジョレーはあまり好きでないので、ボトルを買うほどでなく、話の種にヌーボーをグラスで飲めるとうれしい。
今年も出来が良いという。もちろん、去年の味なんて覚えていない。
砂肝のサラダには胡桃やベーコンなどもごっそり。
これはエスカルゴ。
ジャガイモやマッシュルーム、フレッシュなハーブがふんだんに盛られていて、酢のきいたサラダ仕立て。
カスレ。
鳥はコンフィーになっていて、豆と一緒にカボチャやジャガイモも。
2人でボジョレーを3杯ずつ、カプチーノとハーブティーも飲んで、1人5000円ちょっと。
元クラッティーニの場所が系列の新店グットドール・アッキアーノになっていた。
内装などはそのまま。塩がきっちり効いていて、野菜がうまく使われている料理の感じもクラッティーニと近い。昼を食べただけだけど、アッキアーノの方が、幾分上品かも。
1260円のコースは、サラダかミネストローネを選び、パスタを10種類ぐらいのメニューから1品、コーヒー類が付く。
ミネストローネはじっくり煮込まれ、量も十分。
パスタは300円くらいの追加料金が発生する白アスパラ、生タコ、カラスミのスパゲッティーニ。
生タコのくんにゃりした食感。
白アスパラはシャキシャキした歯ごたえを残してしている。
クスクスも加えられていた。
そそる素材の組み合わせとオイルソースの上手さはクラッティーニと同様。
舞茸と栗のクリームスパゲッティは濃厚。
女性同士の会合に使えそうな料理。
どうしても食べたいというものではないけど、間違えはない。
自家製の胡麻フォカッチャも、周りカリカリ、中フワフワで美味だった。
元トンマジーノのスタッフが青山学院横に開いたDon Ciccioへ。
オープン3週間にして、すでに予約の取りにくい店になっていた。
行った日の客層は普通の会社に働いていなさそうな年配の男女。
軽くスモークしたカジキマグロにルッコラとオレンジを乗せたカルパッチョ。
野菜のティンバッロはズッキーニなどが入ったスペイン風オムレツといったところ。
トマトソースを添えて。
ひし形パスタにルッコラ、胡桃、ジャガイモのソース。
ねじりのあるショートパスタのパスタ・コン・レ・サルデ。
いわし、松の実、レーズン、ウイキョウ(葉、株共に)、パン粉などのソースは、シチリアといえばコレって料理。
エゾ鹿、仔羊、豚舌のグリル。ジャガイモ添え。
シチリア風牛テールの煮込み。
シナモンが効いていて、隠し味にチョコレートが使われているそう。
デザートがちょっと弱い。
ピスタッチオのタルトは外見に反してピスタッチオの香りが薄いし、カンノーリはクリームが軽くて少ない。
イタリアのデザートは、重~くて甘~くあってほしい。
カフェプリン。
どの料理も、がっつりと豪快さがあるのに雑ではなく、細部に工夫が感じられて口飽きない。
個人的に求める「シチリア料理とはかくあるべき」のイメージに近いものが食べられた。
イタリア料理を東京で食べるとき、イタリア人シェフ、特にイタリアでもキャリアがある人の料理というのは、私にはこぎれいにまとまりすぎていることが多い。
どこの国でも、レストランで食べるからには家で食べられない料理を食べたいものだろうから、日本にやってくるような経歴のあるシェフがきっちりした料理をつくるのは理解できる。
が、その分、イタリア料理といえば、現地の人が家代わりに利用するトラットリアの料理や家庭料理の味を期待する人間には、ちょっと物足りなかったりするし、日本人シェフで、同じようなイメージを持つ人の店での方が「イタリアっぽい」と感じることが多い。
でも、そういう店にイタリア人を連れて行っても、納得しないんだよね。
海外で日本人以外の国の料理人が作る店を「本格的な日本料理」とか言われたら、「はあ??」って思うのと同じか。
ドンチッチョ、予約が取りやすければ頻繁に利用するだろうに・・・。
こういう気楽な感じの店を2週間前に予約をしたりするのって、解せない。
前のトンマジーノも、それで行かなくなったんだけど。
今年もジビエを食べに、青山一丁目にあるラミ・デュ・ヴァン・エノへ。
アミューズは鴨のテリーヌ。まったりとジビエの香り。
前菜はあっさりと、スモークした鯛にダイス切りした野菜達をのせたもの。赤カブのソース。
友達の前菜は、半生の海老、フェンネルの根の部分を焼いたもの、アニス風味のジュレ。フェンネルの葉を散らしてある。
メインはこのような状態で登場。
黒くてわかりにくいけど、山鳩丸々1羽を使ったタジン風(追加料金3,660円)。
蜂蜜とシナモンで味をつけた山鳩と、山鳩の内臓と干しぶどうなどが入ったクスクス。
蜂蜜やぶどうの甘さと山鳩の熟した香りがよく合う。
友達は、雷鳥(追加料金3,900円ぐらい)。臭いといい、苦味といい、いかにもジビエでいい。
去年食べた時にも相当クセがあると思ったけど、山鳩と比べて再確認。
ジビエの中でも上級者向けかと。
ワインはシラー100%なのに、カベルネっぽかったりもするものを。
デザートは抹茶ソースを添えたモンブラン。
相変わらず、デザートまできっちり美味しい。
やはりここのジビエは充実している。
他にはエゾ鹿や雉など。時期によって変わるそうなので、シーズン中にもう一度行きたい。
給仕の人が一人しかいないので、時間がかかるのが唯一残念なところ。
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