新橋 笹田
新橋の笹田で10,000円のコース。
京味系です。
元すし屋というだけあって、カウンターのみ。椅子の背もたれの後ろは全て戸で、座るとその差10cmという窮屈さ。タバコを吸う客がいると、かなり辛い。
客層は場所柄かおじさま方のみの2人組や3人組が多い様子。店の作り的に若者は寄り付けないだろう。
白味噌の雑煮。
小さいお餅(こげなし)や京人参が入っている。
普段に白味噌を使わない(というより使えない。どう使ってよいのかわからない)もので特別感があり、うれしい。
自家製のカラスミは炙ったものと生と。
塩分が控えめで、お酒をいただかなくても問題なし。
ほうれんそうとお揚げの温かいおひたし。
出汁が旨いので、すする。
香箱蟹。
人にほぐしてもらった蟹は格別。
まぐろと平目の刺身。
平目はポン酢で食べてもよい。
甘鯛と豆腐、ネギのお吸い物。
本当に出汁がいい。東京のは角が立っていて、京都のはまろみがある。
焼き物は今が旬の**スズキ(頭に何が付いたのか忘れた)。
ナマコ酢。
京野菜のおでん。
聖護院大根、京人参、エビイモ等。
うずらの卵は半熟。
普段、あまり卵が好きではなく、おでんのも食べないのだけど、この大きさで半熟なら美味しいと思って食べられる。
全て旨いが何より秀逸なのが手作りのさつま揚げ。
ネギがたっぷり入っているのが甘くてふわっふわ。
土鍋で炊いたご飯にはお漬物、マグロのしぐれ煮、赤味噌の味噌汁。
ご飯のおこげも食べられる。
白玉あずき。
全体としてお酒を飲む人向けの料理で、味も京風にしてはしっかり。それでも塩味が濃いというよりは出汁がしっかりしているので、お茶だけでも美味しくいただける。
十分お得なのだが、個人的な好みとしては値段を少し上げてでも、あと1品、華やかな皿があってもよかったかなとも思う。ただ、客層や店の作りを考えると現状が程よいのだろう。
しつこいようだが出汁が旨く、残さずすするため、かなり満腹。
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