Les Elysees レ・ゼリゼ
パリ出張最後の日、夜便の飛行機に乗る前の昼食はレ・ゼリゼでいただいた。
50ユーロそこそこのランチコースもあったが、メインが魚だったため、アラカルトで頼む。
なぞに長いグリッシーニのようなクッキーのようなものを渡される。
もろいので折れてしまったけれど。
内装は細部がちゃちい。ケアが行き届いていない。
バターは珍しく塩入りのみ。
で、かなり塩が強い。
シャンパンと一緒に出されたのが、衣がたっぷりの一口大イカフライ。
塩加減、揚げ具合共に丁度良く、止められない。
パンはバゲット、オリーブ、シリアルの3種。
まず出されたのは、オリエンタルなハーブが効いたカボチャのスープ。
緑のムースは何だったか?
スモークサーモンを春巻きの皮で巻いて揚げたものをのせて。
前菜はクレープのようなものでランゴスティンとトリュフを包んで揚げたもの。
中華醤油のようなバルサミコソース。
付け合せは青リンゴの千切り。トリュフのせ。
もう少し生っぽかったら感動したのに。
海苔がのっているのは緑のフラン(何か忘れた)の上にスパイダークラブのソースがかかり、泡で飾ったもの。
泡がやけに塩辛い。
ソースは蟹の身がたっぷりで蟹度が高い。カシュナッツの砕いたのを入れて歯ごたえを加える工夫もある。
それだけに泡の塩加減だけが残念。
花と他の客はこんな感じで。
ほとんどの人がランチコースを取っていた。確かにお得だ。
メインは鳩。
右のはレバー。
定番なソースで。
美味しかったし、こういうトラッドな料理は好みなのに、どこか物足りず、ココロに響かなかった。
腿はルッコラと一緒に別皿で。
皮がパリパリ。
やはり腿は味が濃くて旨いね。
それにしても、鳥系で必ず出される指洗いボールが来ない。なんでだ?
ポルチーニとトリュフのラビオリ。
他に添えられていたのは、大根を丸くくり抜き硬くソテーしたものにオレンジピールをのせたもの。
オレンジピールがサツマイモのようなほっこりした食感。
チーズをワゴンから。
チーズだけですか・・・。
ドライフルーツとか、ドライフルーツ入りのパンとかないんですかね。
って、ないんですよ。
この時点でパンを自ら頼んだら、さっきのパンワゴンを持ってきた。
チーズにあわせてワインが欲しいと言うと、メインで飲んでいた赤のマルゴーを出す始末。
このとき2時30分ごろ、ほとんどのメインな給仕人は退出していて、若造2人ぐらいが他のテーブルのセッティングをしている。
あと少しで終わるのだから、待てないものか。
デザートはスペシャリテ(この言葉に弱い)だというレモンスフレ。
酸味がしっかりとしたスフレはさすが。
レモンピールもなかなか出会えないハイレベル。
プティフールはフランボワーズ入りピスタチオマドレーヌ、チョコシュー、ローズマシュマロ、ミントマカロン。
シャンパン、赤ワインをグラスで2杯、水(バドワ)、カフェを頼んで合計180.00ユーロ。
馬鹿高いわけでもないし、料理は好きなタイプだけど、サービスのひどさから二度と行く気がしない。
ビストロなら全く気にならないけれど、2ツ星ということで期待して、ある程度の料金を払うのは納得いかない。
安いランチコースが適当だろう。
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