ル・ジュー・ドゥ・ラシエット
恵比寿のル・ジュー・ドゥ・ラシエットでランチ。
場所はずーっと前はオ・コション・ローズで、それが名前と形態を変えて、その後さらに名前を変えた店だったところ。
内装などは直前の店とほとんど変わっていない。
ランチコースの、食前酒(各種選べる)・前菜・メイン・デザート・お茶のプリフィクスで3,500円をオーダー。
その日の夜に予定がなければ、前菜2皿・魚・肉・デザート2皿・お茶の5,500円をぜひ。
食前酒として頼んだグラスのシャンパンはディエボル・ヴァロワのブラン・ド・ブラン。
前菜はアジのマリネ、インド胡椒風味、塩のジュレと水茄子添え。
モン・サン・ミッシェルの塩のジュレ。
それぞれを単独で食べるより、アジ、ジュレ、野菜を一緒に口の中に入れて初めて完成される。
友達の前菜は冷たい夏野菜と鶏のコンソメ、ウニと一緒に。
コンソメにはトリュフオイルが加えられていて、まずはそのトリュフの香りが広がり、次に野菜の爽やかさ、たたみ掛けるようにウニの旨味がやってくる。
私が頼んだアジのマリネの構成といい、計算されつくされた美味に盛り上がる。
メインは仔ウサギのもも肉のロティとそのジュー、空豆のピューレ詰め。
独特のクセは控えめだが、それをピューレが補う。
友達のマダムビュルゴーのシャラン鴨もも肉のソテー、白と赤のソース。
白は玉葱すりおろし、赤はビーツ。
このマダムビュルゴーの鴨はトゥールダルジャンも使っているという。
ちょっと焼きすぎではあったが、わざとなのか?と思わせるほどに薫り高い鴨。締まった身と旨味が凝縮された脂。
まだまだ食べなきゃいけないものが世の中にはたくさんあるのう。
甘めの食後酒をお願いしたところ、ずらっと並んだ瓶たち。
40年物のポート、Quinta De Santa Eufemia。
黒蜜かと思われるほど濃厚なペドロ・ヒメネスのシェリー。
両方とも、甘味はあるのに酸味もしっかりとしているので、口の中にべったりと残ったりしない。
デザートは青梅のスフレ、バニラアイス添え。
ふわふわミルクレープ、ソルベショコラ添え。
もちろん、デザートまできっちりと美味。
料理の素晴らしさはさることながら、何気なく飲み物を注ぎたしてくれたりする心遣いや、さわやかに客を転がしてくれるサービスにもやられた。
通いそう。
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