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2007年8月31日 (金)

ピエール・ガニェール・ア・東京

平日の昼間なら予約なしでも大丈夫だと聞いていたので、突然思い立ってピエール・ガニェールでランチ。
一人で。

一番安いコースで、アミューズ・魚料理または肉料理・デザートで5,800円。

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小さなアミューズ・ブーシェが揃って登場。

丸いのがライスコロッケ。
四角いのはひよこ豆のをすり潰したもの。

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ジンジャークッキーとセロリのマドレーヌにサワークリームと刻んだセロリの葉をのせたもの。
すごーく小さいのにマドレーヌに使われたバターの質の良さを感じさせる。

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こちらはおなじみ。
イカスミ塩に刺さったサフランのクッキー。まあ、美味しさを求める皿ではない。
最近、この外見のものを出すところが増えているが、土っぽい部分の細かさや全体のシャープさはガニェールが抜きん出ている。

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しっとりしたライ麦パンは耳と内側を別々で。

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パンは3種類。
チーズ、さつまいも(もっちりして美味)、四角いのは自家製という甘めのパン。
それだけで食べても十分なパンなため、バターを使わなかった。普段はパンよりもバターの方が大きいんじゃないかというくらい盛るのだが。
ここに普通のバゲットがあってもよかったかも。
肉料理なんかはけっこう味が濃いしね。

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前菜たち。

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西瓜のソルベ、酸味を効かせたルッコラ。
ルッコラの野性味がしっかりで、むしろこちらがメインかと思わせる。

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赤ピーマンのロワイヤル、イワシのタルタル。

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イワシが生臭く感じた。
小さい切り身だと、より臭みが主張する様子。

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野菜のナージュ、軽い燻製香、メロン・赤スグリ・黒オリーブのキューブ。
小さな四角いゼリーたちが入ったコンソメ風スープ。
出汁が旨っ。

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鶏胸肉のプロシェット、イッチョ。
燻した香りのあるあっさりした胸肉には大根の薄切りが敷かれている。
ソースは抹茶だったような。それと抹茶塩(たぶん)。
どうでもよさそうな大根が歯ごたえ的に効果大。あなどれない。

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アーモンドミルクのジュレ、黒ビールのシロップ。
縁にのったココナッツのケーキっぽいものを下のシロップにつけていただく。
黒ビールの苦味とほんのりした甘味がカラメルっぽく面白い。

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メインは肉を選択。
鴨胸肉のエギュイエット、桃のコンポート、ビガラード、ジャガイモのゴーフレットとアリュメット。

ロゼに焼かれた鴨はもっちりで、胸肉らしい上品さ。コクを加えるのはカリカリと揚がった千切りジャガイモ、桃のコンポート、シェリーを使った甘めのソース。
素直に旨い。

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脇にもジャガイモのチップス(ゴーフレット)と下には鴨の脂の細切りをソテーしたもの。

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こちらも甘辛く、赤ワインがあったら最高だろう。

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アヴァン・デセール。

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ピスタチオクリーム入り揚げ菓子、キャラメルクリームとカシュナッツ入りのチョコレート筒、苺ジャムののったアーモンドクッキーはにっちりと凝縮した歯ごたえ。

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なんだったかなー、この白いクリーム。
下はリュバーブのジャム。

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デセール。

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奥の四角いのは、ココナッツとマンゴー(?)のゼリーのようなのにひまわりの種がのっている。

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手前のこいつは、最初、下のガレットだけが来て、目の前で卵の黄身のようなものを乗せられる。

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そして、フラスコに入ったオイル(なんだったっけなあ、味的にどんな効果があるのかナゾだったし)をかける。実験っぽいプレゼンテーションって、最近流行ってる?

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これは黄身ではなく、アプリコットジュースを膜(説明してくれたけど、覚えているわけない)で覆ったもの。
甘酸っぱいソースとなる。
膜部分が口の中で邪魔になったりすることはない。

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えっとー。
ベリー系のムースの上に同じくベリー系(透明なのに)のゼリーがはってある。

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ビスケットとコンポートたちを混ぜたもの。
上のベリームース&ゼリーにのせて一緒にいただくもよし、それぞれ単独でも。

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最後のデセールはチョコレート。
ナッツの冷たいヌガーと共に。
丸いのはリキュールのしゃりしゃりとしたソルベをホワイトチョコレートでコーティングしたもの。

特別な気分に浸れるだけでなく、すっと入ってくる料理たち。
中には不思議なものもあるが、メインのがっつりとフランス料理らしい直球な旨さでバランスが取れている。

やはりお得です。
ガニェール氏本人とやり取りをしつつ料理を決定するため、メニューが代わるのは2ヶ月ごととのこと。
また来ちゃうね。
驚きのある料理が多いから、やっぱり友達と高揚を分かち合いたいけど。

2007年8月30日 (木)

ジャンボ

肉祭り気分で白金の焼肉ジャンボ再訪。

今回はオール塩で。
上ハラミ(2,100円)
ウワミスジ(1,890円)
ザブトン(3,360円)
上ミノ(1,050円)
コプチャン(1,050円)
カイノミ(2,730円)
ランボソ(2,730円)
シンシン(2,100円)
レバー刺(1,260円)
ユッケ(あれ? カウントされていないかも)
肉以外はグリーンサラダ、キムチ盛り合わせ、冷やしトマト、カルビクッパと飲み物。
で、2人で26,103円。

前のことだし、やっぱりどれがどの肉だかは不明。で、写真垂れ流し。

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やはり焼肉は塩こしょうでいただくのが一番好きだな。
それにしても、ここの肉は脂および味ががっつりでも、胃もたれしない。焼肉を食べていると、腹がふくれる前に胸焼けがしてリタイアすることも多いが、ここではすっきりした気分で余韻に浸りながら満腹になれる。

クッパやユッケのタレが甘めで残念。甘いの苦手なので。
でも、甘い味付けの方がシェアが広そうだから仕方ない。
前回の肉のタレは甘さがそれほど気にならなかったんだけどね。

鶯谷園にも行ってみたいんです。

2007年8月27日 (月)

昼食会第二部 @福臨門酒家

ロオジエで4時間に渡る昼食会後半、デセールを食べながらの話題は焼きそば、炒飯、鮨…。炭水化物でしめたいと。
で、店を出てすぐに電話をする人がいる。
満腹中枢が破壊されている、またはもともと搭載されていないかの8人のために、近くの福臨門酒家を予約している。
「でも、5:30からだった」。
また電話をする人がいる。
近くの青木に。
本当にヘタレですみません。でも、さすがに両方はムリです。と皆様を送り出し、5:30まで喫茶店でお茶をする。

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5:30に再度8人で集合。
うち6人は青木で鮨をつまんでから。
皆様、食欲だけで生きている感じでもなく、見た目はむしろ、食欲より物欲なんじゃないかという着道楽だったり。食べ物って文化なんだなと。一つを極める人はもろもろに精通するわけか。

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空心菜の炒め。

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この野菜はなんだったか?

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金鶏の姿揚げ。

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外パリパリ、中ジューシー。
手を使って無言でむさぼる。

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もやしと黄ニラの醤油焼きそば。

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フレンチを食べた後の焼きそばはしみるね。

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途中でこの赤い酢を入れる。

あと、伊府面の煮込み麺も食べたけど、写真を撮るのを忘れた。
茸が入ったとろみダレとリングイネぐらいの幅の麺。

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華風アンチョビと鶏肉入り炒飯。

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蟹ミソのようにプリン体たっぷりなアンチョビの滋味。
この炒飯好きだなあ。

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汁ものが欲しい。
五目野菜入り湯麺。いろんな種類の茸入り。

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やはりここでは出汁の旨さを強く感じる。

腹いっぱいでも心から美味しいと思った。
最終的に解散したのは夜8時過ぎ。
長い昼食だった。
私は夕食はパスしたけど、他の皆様はそれぞれに夕食を召し上がっていたのではないかと。いやはや、本当にびっくりしました。

2007年8月26日 (日)

ロオジエ

常連でいらっしゃる日本一グルメな動物のお医者さんとムッシュ・フレンチ(ワイン番長でもある)の最強ご夫婦によるロオジエ昼食会に参加させていただいた。

総勢9人にて個室。初めてお会いする方々が大半。皆様凄まじいグルメでなおかつ胃袋のキャパシティーが尋常でない。
「今まで消えものに払ったお金を残るものに使っていたら、今頃、モノを目の前にして罪悪感で死んでしまっていたから、消えるものでよかった」という発言には爆笑。

シェフが代わってから初めてのロオジエ。
メナール氏になった当初はマイナスな評価を聞くことが多かったが、いまや以前からの常連の皆さんも納得の料理をいただける店に戻ったとのこと。

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シャンパンはペルトワ・モリゼ、ブラン・ド・ブランのブリュット・ミレジメ 2000。
柔らかい。

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パンも多種。
新しいところでは蜂蜜入り。

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アミューズ。
またもや詳細を失念。美食ブログをされている方々がアップされたら、そこから引用させていただくとしよう。

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ムース、クリームにチーズのクルトン(?)が楽しい歯ざわりを加えていた。

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鴨のフォアグラのグリエ、日向夏のマルムラード、ロングペッパー風味、ミックスサラダ添え。

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生姜の砂糖がけとココナッツを砕いたものをのせてある。
日向夏のほろ苦い甘さや、ロングペッパー(インド胡椒)のシナモンのような香りがフォアグラのコクを際立たせつつ重さを和らげる。

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フォアグラにはChateau Laffitte Ceston。

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新鮮な真鯛のフィレ、パイナップルのジュレ、カレー風味、パニスとズッキーニ、赤ピーマンのチャツネ添え。

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しっとりと味の濃い真鯛。
下にいる緑のは何だったけ? 真鯛を引き立てていた名脇役だったのだけど。
カレー風味が強すぎず、ほんのりなのが良い。

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鯛には素晴らしい白ワイン。
ルロワのムルソー・ジュヌヴリエール 1979。
最初はウォッシュチーズのような香り、しばらくすると蜜。

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乳飲み仔豚のロティ、トリュフ風味のポレンタとシンプルなジュ、ヴェルヴェーヌの香り。

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ゆっくりと低温で火を通された豚の素晴らしさは筆舌に尽くしがたい。
旨さが濃厚ながら上品で、脂も胃に負担をかけない。
ボリュームがあるのにするすると腹に収まる。

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なんと、ブーダン・ノワールまで。
しかも、ちゃんと独特のクセが感じられて好き。
ブーダン・ノワールのように個性を味わう料理を、ダレでもが受け入れられるようにかわいらしく作られると失望するというもの。

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ポレンタは後から皿に盛られる。
サマー・トリュフではないそうで、香りも十分。

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サモサ。

メインに合わせたワインはベルナール・デュガ・ピィのジュヴレ・シャンベルタン 2000。

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チーズのワゴン登場。

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どれも完璧な熟成です。
ワゴンからシェーブル3種類、エポワス、24ヶ月熟成のコンテ。
珍しくコンテに感動。普段、初心者向けとして侮っていたコンテだが、ロオジエのなら試す価値ありと頼んだところ、期待以上だった。

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チーズと一緒のワイン。
酒精強化ワインほどのアルコール感はなく、パッシートのようでもあるが、より果実。なんだろうと思っていたら、ワイン番長の予想通りポムロール。
シャトー・ネナンの1985。

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本日のワインたち。
このような貴重なワインがいただけたのは、主催のご夫妻のお力ゆえ。

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アヴァン・デセール大会。
まずはさっぱりと。
底は苺のジュレ。

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エッグ・スタンドにクレーム・ブリュレ。

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マカロン。

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パリっとしたもの。

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マドレーヌとポン菓子のようなもののキャラメルがけ。

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デセール。
クレメ・ダンジュー、レモンとバジルのシャーベット、フルーツとタピオカ添え。
バジルのシャーベットが葉をそのままかじっているようにバジル。

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クリーミーなクレメ・ダンジューは木苺のフィルムとジュレと共に。

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プティ・フールワゴン。

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赤いフルーツのマシュマロ、オレンジピール、アプリコットのマドレーヌ、キャラメルを加えたチョコレート菓子、チョコレート。

やはりロオジエは日本で最も素晴らしいフランス料理店の1つです。
高額を覚悟しなければならないレストランではあるが、ユーロが高い今、同じ金額でこれだけ満足させてくれるレストランは、フランスの三ツ星の中でも少ないのではないかと思う。

さて、12:30に始まった昼食、ロオジエを出たのは16:30過ぎ。
でも、この日の昼食はまだ終わらないのです…。

2007年8月24日 (金)

富麗華 お昼ごはん

富麗華でランチ。
5,000円の北京ダックコース(2人から)にする。この間の福臨門酒家で食べなかったからね。

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前菜盛り合わせ。
香辛料を駆使した味付けのチャーシュー、皮パリパリの仔豚ロースト、一つ一つがでっかく、歯ごたえを存分に楽しめるくらげ、極小干し海老を絡めたきゅうり、甘く煮た豆。

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ピンクのは海老蒸し餃子。
緑のはニラ餃子で、ニラ味がっつり。
で、感動したのが豚ばら肉を甘く煮たものを詰めたパイ。しっとりと十分な油分を含みながらホロリとしたパイ地の粉と脂の風味と、甘辛ダレで煮込まれてやわらかい豚が絶妙の組み合わせ。
コレ、大きいサイズで売ってないかなあ。濃くてスパイシーな赤ワインと一緒に食べたい。

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冬瓜と海鮮のあっさりスープ。
濃厚な出汁でしたが。
かなりしっかりとトロみがついたスープで、蟹入り。
黒い小片はすっぽんのエンペラみたいだったのだけど、なんだろう?

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間違えのない北京ダック。

同席していただいた人から、北京ダックでオススメの店を聞く。行かねば。

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ホタテ貝柱のオリジナルソース。
ピーマンが肉厚。ホタテ貝自体の味の濃さ。高温短時間の中華らしい火の通し具合が素材を生かす。
ホタテは苦手な食材だけど、不可欠な旨味を持っていることは否定できない。それに、美味しいのはやっぱり美味しい。

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旬の中国野菜のあっさり炒め(野菜はなんだったっけ??)。

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チャーシューのチャーハン。

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マンゴープリン。

お得です。
これまで特に思ったことはなかったが、今回のコースは甘味が効いた料理が多かった。普段はあまり甘い味付けが得意ではないのだが、各種スパイスと組み合わせ、いろんな味を同時に感じさせた上で引き立つ甘さというのはよいものだなと。

古酒家 (くーすーや)

運動後、何か軽く飲んだり食べたりしようと9時ごろの赤坂を歩いていて、たまたま目に入った沖縄料理屋が古酒家(くーすーや)
沖縄のゴザというところ出身の人の店らしい。

会社の集まりらしき人々に混じって、1人客も数人。お店の人と談笑しながらソーキそばと泡盛でさくっと帰ったり、三味線を弾きながら1人ゆるりと飲んでいたり。

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お通しはパパイヤのチャンプルー。豚の挽肉がダシとなっている。
生ビールはオリオンビール。

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スヌイ(もずく)と海ぶどうの島サラダ(900円)。

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ジーマーミ豆腐(500円)。

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アグー豚の塩焼き(980円)。
脂のキレがよい豚ですこと。
タレが付いていたけど、何だか不明。多分、島とうがらしを漬け込んだ泡盛とか酢が入ったものだと思うのだけど、なにしろ沖縄には行ったことがないし、ハマったこともないので、予測がつかない。

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カウンターの中には泡盛のカメがたくさん。
今帰仁城(なきじんじょう)という銘柄をいただいてみる(1杯650円)。
泡盛を飲むことが稀なので比較はできないが、深みがあってまろやかだと思う。

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グルクンの唐揚げ(1,180円)。
しっかりと揚げてあるので、大きい骨意外はバリバリと食べられる。

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島らっきょう(680円)。

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チキナーチャンプルー(850円)。
青い菜がチキナー。
美味しいがちんまり。

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サービスでサーターアンダギーをくれた。

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ソーキそば(850円)。
甘めの味付けがよくしみてやわらかいソーキ。

2人で10,110円。飲んだのは、生ビール1人1杯、焼酎1人1杯、500mlの瓶ビール(サントリー・プレミアム・モルツ)1本。
どれも美味しかったしお店の人の感じがよく、沖縄料理が食べたいときの候補に入れる。飛び込みで入ったら、当たりだった。
それにしても、沖縄料理屋ってポーションの割りに金額が高めなところが多い気がする。現地で食べてもそういうものなのか?

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不思議なセンスの広告があった。

2007年8月22日 (水)

ヘビロテ

よく行く店で、しかも同じようなものばかり食べるところをいくつか。
もはや写真に撮るのも稀。

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原宿のカフィア・ライムは定期的に行っている。
タイ料理好きで他にも好きな店はあるのだけど、場所の便利さで結局はここ。
新大久保辺りは食後にお茶ができるカフェがないのが致命的。
それにしても、この店は外人率が高い。タイ人もたびたび見かけるが、特に欧米人は必ずと言ってよいほどいる。何か彼らにヒットする味があるのだろうか。

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カフィア・ライムの1階にあるチャオ・バンブーは近所で運動をした後の定番となった。汗をかいた後はビールと味付けの濃いものが欲しくなる。

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チャオ・バンブーの冷たい坦々麺。中国ではなくてタイとかの方向。

エスニック料理屋って季節ごとにメニューを変えたりしないから、つまらなくはなる。

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仕事中、うっかり外に出るとあまりに暑いんで、マンゴーシャワーカキ氷。
配分を考えずに食べても氷があまらないほどシロップがたっぷり。
夕方に前を通ったら行列していたが、平日の昼間なら余裕で入れる。

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乃木坂のごはんや。
この間のデザートがあまりに美味しく、写真を撮った。
メープルシロップとバナナのロールケーキ、バニラアイス添え。
スポンジ部分がメープルシロップをそのまま飲んでいるかのよう。ノドがイガっとするぐらいにメープルシロップ味。
使われているものの味がわかりやすい料理が好きなもので。

2007年8月21日 (火)

オー・バカナル 紀尾井町店

困ったときのレストランの一つオー・バカナル。当日予約で。
この日は紀尾井町店。
やはり1階でオープンな作りの店は気持ちがよい。

予約のとき、「紀尾井町店で間違えないですよね?」と何度も聞かれた。近くの赤坂店(アークヒルズ)と混同する人が多いのだろう。

4,000円くらいのプリフィクスコース。

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鴨のコンフィとベーコン、温泉卵のサラダ。

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生ハム、温泉卵を添えた冷製ラタトゥイユは友達の。

メインは取り皿をもらって半々で。

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白身の魚のソテー。サフラン風味のソース。

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白金豚のグリル。

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季節のフルーツをフルーツ(スイカなどいくつかを混ぜていると思われる)スープと。

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プロフェッテロール。
シューの中はバニラアイス。
夏だから、かけるチョコレートソースは常温(冬は温かかった)。

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オリジナルのリモナードはラベルがかわいい。

2007年8月19日 (日)

こう暑いと泡が飲みたくもなりますが

家ワイン。
ビールに走りがちな季節ではありますが、お腹がふくれ過ぎるので家ではほとんど飲まない。

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ラベル買い。

レ・ヴァン・コンテの白。レ・ロジエールのテーブルワイン。
ビオ的微発砲。

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同じく、レ・ヴァン・コンテ。
赤はル・プティ・ルカン。
やはり微妙に発泡。

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友達の家で飲んだボルドー、Ch. Devise d'Ardilley。

福臨門酒家

銀座でランチでも。中華ということで、福臨門酒家

アラカルトもあるが、軽く食べるならコースがお得そう。
一番安い4,830円のにする。

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前菜は湯葉巻き、チャーシュー、野菜の酢漬け。

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五目入り冬瓜スープ。
金華ハムや鶏など、様々なものから取られた贅沢なダシがたまらん。

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点心のメニューから4品選べる。

百合根入り海老蒸し餃子。

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しっかりと味付けされているので、タレはなしでそのままいただく。
プリプリしゃくしゃく。

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骨付きバラ肉の黒豆味噌煮。
ご飯が欲しくなる。

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小籠包。

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塩味は控えめで、旨みで食わせる。

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絹笠茸入り五目野菜の湯葉巻き。

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ここの料理はどれも、ダシの威力を強く感じさせる。その内容が料理によって違うという贅沢さ。多種のダシを使い分けているのか、1つのダシが素材との組み合わせで色々な変化を見せるのか…。

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地鶏と金華ハム、野菜の蒸し物。
野菜はごっつい干し椎茸、筍、ほうれん草っぽい青菜。
地鶏、金華ハム、干し椎茸で旨くないはずがない。

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炭水化物は2種類から選べる。

友達は牛肉入りXO醤炒飯。

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米粒(長いタイプ)一つ一つに味が染み込んでいる。

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私はアモイ風ビーフン。
美味しいけど、他店でも味わえるレベル。
炒飯を選ぶのが正解でした。

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マンゴープリン。
ミルクでごまかさない直球マンゴー。

やはり名店には理由がある。
在りし日の銀座といった客層にはたじろぐが、ランチならお得だし、少しは気楽かも。
次回は北京ダックが含まれた7,350円のコースで。

2007年8月16日 (木)

ル・ジュー・ドゥ・ラシエット 再訪

以前にランチで訪れて感動した恵比寿のル・ジュー・ドゥ・ラシエットでディナーをいただく。

12皿で12,000円のコースをいただく。
コースは他に9皿で8,000円があり、アラカルトもある。

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シャンパンはアグラパール。

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ペコロスロティとコラーゲンのキューブ。
小さな玉葱の上にゼラチンがのっている。

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ビシソワーズのブラマンジェ、夏トリュフの香り。
運ばれてきたときにトリュフの香りが。
もっちりと固まったビシソワーズとサマートリュフ、トリュフソース。
サマートリュフの香りは控えめだが、ソースにトリュフオイルが使われているため、芳香が楽しめる。
ブラマンジェの上に粗塩が振ってあり、口に入れるとまずは塩のミネラル、続いてジャガイモの甘さとクリームの重量感、畳み掛けるようにトリュフの香り。

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柚子の香りのラパンで包んだフォアグラ、3種の桃の食感と共に。
奥は柔らかなウサギ肉でくるまれたフォアグラ。
刺さっているのは桃のチップス。
真ん中の茶色い粉も桃のチップスを砕いたもの。
セロリのみじん切りと葉。
そして、熟しきっていないような固めの歯ごたえなのに、甘さは完全な生桃。

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焼きとうもろこしとバスク豚ベーコンのクルトン。
とうもろこし味来を遠火でこんがりと焼き、さらにほっこりとした甘さを引き出している。
左上のカツレツ風なのは、みっちり整然と並んだとうもろこしの上にパン粉とバスク豚のベーコンを一緒にミキサーにかけたものをつけ、焼いたもの。
各種ハーブが所々で口をすっきりさせる。

ここの料理は工夫が凝らされているが、それが全く嫌味でも独りよがりでもなく、理解しようとがんばって考える必要がない。口に入れるとシンプルに美味しく、顔がほころぶ。そして、後からそれが新しい味であったことに気づく。

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フルーツトマトのスープ、オマール海老添え。
トマトの冷たいスープの真ん中にトマトのソルベ。どちらもきっちりトマトなのに違った味わいで、スープの方が酸味があり、ソルベの方が甘味を感じさせる。上にはうっすらと蜂蜜が。

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縁に乗っているのはオマール。

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本日の鮮魚、クルジェットのエクラゼ、ウニの軽いソース。
今日の魚は鯛。
上はズッキーニとアンチョビ。皮目がパリッパリな鯛は塊で焼いて、後から切られているために中心が半生。直球ウニ味なウニソース。

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ボトルの赤ワインはブルゴーニュ、ドメーヌ・ミシェル・ゴヌーのボーヌで2002。
ベリーが明確。かなり好きなタイプ。

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ウナギの燻製ポルト酒煮込み、インド胡椒の香り。
ウナギは桜のチップで燻されている。こってりと甘いのに酸味と品の良い苦味のあるポルト酒のタレ。上からふりかけられたヒバーチのような独特な香りのするインド胡椒がしめる。

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西瓜とエピスのグラニテ。
凍らせて砕いたスイカはカキ氷のような食感で甘い。そこにグローブやシナモンなどの風味。

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友達はマダムビュルゴーのシャラン鴨のロティ、白と赤のソース。
やはり肉自体の味が濃い。

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前回、昼で鴨をいただいたので、我々は鳩。
手前の胸肉はレアに焼かれている。右奥の足は中にモリーユ茸を詰めてフライに。焼かれた脚の別の部位も。レタスを添えてある。
甘辛いソース。

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各種チーズ。
こちらでウォッシュしたものや、スプレになったものなど。一手間加えてあるものをいただく。

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グラスで、ブルゴーニュのニコラ・ポテルのヴォルネイ 2003と、ボルドーのル・オー・メドック・ド・ジスクール 1997。

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甘みのあるものを多く選んだため、デザート前にちょうどよかった。

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ずらりと食後酒。
いただいたのは、ソーテルヌはシャトー・ドワジー・ヴェドリーヌ 1997と、ペドロ・ヒメネスのアルベアール 1927。

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パッションフルーツのソルベ。

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人参とキャラメルのスープ。
青臭いほどな人参のジュースにカラメル入り。

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温かい桃のタタン。
桃のタルトを再構築したもの。

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プティ・フールはパートブリックでチョコを巻き、焼いたもの。南国フルーツらしきジャムが塗られている。

シェフはゴリゴリの正統派タイユヴァン(まだ三ツ星の価値があると思う)で修行されたことがあると読んで、意外に感じた。でも、だからこそ、創造性が豊かでも逸脱しないのだろう。
この店、もっと混んでもいいはずなのに、客は私達を入れて3組だった(あまり広い店ではないから、あと2、3組しか入れないだろうが)。
名前がややこしいから、あまり覚えられないのだろうか?
「ラシエット」の「エ」が大文字か小文字かわかりにくいから?

メニューが代わるごとに来たい店をまた一つ見つけてしまった。
ランチはお得だしね。

2007年8月15日 (水)

ブラッスリー・オザミ 豚足

日比谷のブラッスリー・オザミに行ったら、たまたま「メルシーDay」なる日で、コースで頼んだ人は10%オフなのだとか。

シャンパンはDuval Charpentier。
税別5,800円のコースにする。

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博多直送、天然クエのカルパッチョ。
赤く「赤字売り!!」って書かれてたら、頼むしかない。

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ぶりぶりとしたクエは水ナスの千切りとトマト、バジルソースと共に。

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友達は青森産イガムラサキウニ、赤カリフラワーのムースとオマールゼリー。
そのまま殻ごとのウニにムースとゼリーが入っていて、ウニをこそげながら食べる。
ここの店はこういう前菜が上手い。

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さて、メインです。

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フランス産ビゴール豚の豚足。
席の後ろに黒いビゴール豚の写真が飾られていて、そそられたのです。

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でも、実は豚足って苦手なんでした。
前に食べたのがずいぶんと昔だったし、どういう風にダメだったかの記憶がなかったから、今は大丈夫かもしれないと頼んだのだけど、ここまでゼラチン一辺倒なものはどうしてよいのかわからない。
不味いとか気持ち悪いとかじゃなく、折り合いがつけられない。
完敗です。

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酢が控えめのピクルスでほっとする。

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友達もビゴール豚。

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グリルにアリゴ添え。
獣感を感じる味の豚肉。

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デザートはルバーブのコンポートにバニラアイスと山桃ソルベ。

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友達はバナナとココナッツのタルト。

プティ・トノー 虎ノ門

前回はなんだかしっくりこなかったル・プティ・トノーの虎ノ門店。その前の麻布十番店で最高に楽しませてくれたサービスの向井さんがいらっしゃるというので、軽く飲み喰いに行く。

昼はモナリザだったため、まだお腹に隙間がない。
メニューを見ながら「こういうものが食べたい」と相談し、前菜をアレンジしてもらったり。
ワインはグラスで、ざっくりと希望を伝え、料理に合わせたお薦めに従う。

ビストロは料理自体に感動するというより、自分が食べたかったり飲みたかったりしたものとカッチリ合うものをいただけることが醍醐味なのだと思う。その分、サービスの人の比重というのがかなり高い。

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柔らかく茹でて軽い酸味でマリネにされたポロ葱のサラダ仕立て。

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合わせてくれた白ワインはピエール・プラッツ。
古い木の葡萄らしく、貴腐ワインを思わせる香り。

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友達は白身魚のカルパッチョ。
醤油風味のドレッシングと素揚げしたガーリック、パルミジャーノチーズと共に。

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強い味のカルパッチョには、甘みがありつつ爽やかな白、ル・ブラン・ドゥ・ブラン・ドゥ・テラス。

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友達は根セロリのピューレだけをオーダー。
上には根セロリチップス。

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それにも白が飲みたいと言うと、マス・コルネ。
これまたぴったり。

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私はタルタル。肉もポム・フリットもやはりここのは旨い。

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ピエール・プラッツの赤。
なんだかウスターソースや醤油っぽい濃さ。

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デザート代わりにLe Parfum de TerrassousのRivesaltes Ambre。

楽しかった。
やはり人ですね。

モナリザ 丸の内

ランチは初めて。
丸ビルの36階という場所だけに、景色が素晴らしい。

コースは3,500円のビジネスランチから10,000円まで4種類。

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アミューズ・ブーシェ。
皿と料理の色の組み合わせが素敵。

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蟹とディル、下のオレンジのは人参のムースだっけ???(パプリカ??)
そしてジュレ(何の?)

ここのアミューズ・ブーシェはいつも、一口で「うまーっ!!」と気分を盛り上げてくれる。
でも、引き続く美味に、細部を忘れてしまうのだよ。

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いつものテタンジェのシャンパン(猛暑の昼間にはちと重い)の後は、グラーブ、クロ・フロリデンヌの白。
青みを帯びた色そのままの味で、夏向き。

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冷製トウモロコシのスープ。
さらさらしているのに驚くほどがっつりとトウモロコシ。
こういう馴染みのものでさえ、ここまでの味は家では作れないと思わせる仕上がり。

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真イワシとジャガイモのパイ包み焼き、アンチョビとラビゴットソース添え。

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鉄っぽいイワシの味はそのままでも、ジャガイモやドライトマト、アンチョビと合わさると臭みが旨みに変わる。
それを包むパイも良質のバターが芳しい。

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友達は、プレスした野菜のテリーヌ、魚介のソース添え。

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メインは仔羊のロースト、軽い燻製の香り、焼き汁とともに。

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燻製香が羊の味をより濃厚に感じさせる。

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こちらのメインはいさきのポワレ、シェリーヴィネガー風味のソース。
酸味が効いて南仏風。

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こちらはうずらとアスパラガスのグリエ、サラダ仕立て。
レンズ豆やポーチドエッグ添え。
うずらの味が濃ゆい。

メイン3種はどれも焼いたもので、薄茶色のソース、添えられたのは野菜とサマートリュフなのだが、それぞれが全く違う味わい。

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仔羊に合わせていただいたのは、モナリザラベルのChateau de Musset、ラランド・ド・ポムロール。

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口直しはマンゴーのスープ。
まんまマンゴー。

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デザートは白桃好きな友達のためのスペシャルで、丸ごと白桃コンポートに黒胡椒のアイスがのり、周りは白桃ジュレ。
黒胡椒のアイスは説明されなくても黒胡椒とわかるほどにピリッとしているのだけど、ちゃんと甘くてクリーミー。
全てを合わせて口に入れると、最初に黒コショウ、続いて白桃と時間差でやってくる。

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プティ・フールはいつものオレンジピール、グレープフルーツピールとチョコ。

モナリザはここで食べることが目的となるレストラン。
祝いの食事やフランス料理を食べなれた年配の方をお連れする場合にも間違いがない。
素晴らしい料理をいただけ高級感のある一流店なのだが、金額設定が抑え目だし、客を緊張させることのない居心地のよいサービスがある。

2007年8月12日 (日)

すえとみ 鮎

去年はこの時期に来ることができず、鮎をいただくことができなかった。
今年こそはと霞町すえとみへ。

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うに、卵豆腐、酢味のゆるい煮凝り。上から柚子を散らして。
うには酸味のあるものと合わせると引き立つそう。

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おこわに辛さが控えめな青唐辛子を刻んだものと鰹節の入ったあんかけ。

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クリーミーで豆乳の味が口の中を満たす湯葉。
ほおずきの中は蟹と温泉卵に卸した生姜を少し。
茶豆。 桜海老素揚げ。クチコ。
甘さの強いとうもろこしの団子揚げ。
煮いちぢく味噌ダレ添え。

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蟹味噌も加えられていて、温泉卵と合わさった濃厚な旨味にキリっとする生姜。

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鱧はジュンサイ入りダシと。上にそっと添えられた梅。

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ホロリとしながら脂ののった鱧としゃくしゃくと楽しい歯ざわりのジュンサイ。

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大間のマグロ、マコガレイ、葉山のあおりいか。
いかの歯に吸い付きながらとろける甘さが秀逸。

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冬瓜、加茂茄子、茗荷たきあわせ。ほんのりゆず風味の冬瓜は中まで出汁がしみている。

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待っておりました。鮎とまろやかな蓼酢。

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ぷっくりとやわらかい腹に苦味だけでなく甘さを蓄えた鮎。

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あわび、蓮芋、きゅうり千切り、しその花。

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やわらかく煮られたあわびとしゃっきっとした蓮芋の組み合わせ。

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本日は鱧ご飯。

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こってりとした鱧の出汁が鼻に抜け、梅がさわやかさを加える。

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二杯目はおこげも。

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蓮根餅。

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皇室に献上される桃。巨峰。

夏バテなどしている場合ではない。

2007年8月10日 (金)

希須林 青山

青山で夜、運動後にビールを飲みながら食事を、というわけで246沿いのティーヌンに行ってみたら満席。で、近くの希須林を覗いたら、ぎりぎりで席があった。

夜にここで食べるのは久しぶり。
今、一番美味しいと思うサントリーのプレミアム・モルツを飲みながら。

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くらげの冷菜。

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こんなに1つ1つが大きなくらげは初めて食べたかも。
厚みもあるので、ただコリコリするだけでなく、固さにバリエーションがある。表面はサクっとして、内側はより歯ごたえがあるという風に。
くらげを見直しました。

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セロリと黄ニラの塩炒め。

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海老と春雨の辛い煮込み。
茸や野菜もたっぷり。
唐辛子だけでなく山椒の辛さもあり、黒豆がコクを加えている。

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マコモ茸と茄子の辛くて酸っぱい炒め物。
挽肉入りで名前通りな味付けのタレをご飯にかけたくなった。

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酸辣タンメン。
粘度が控えめなサラっとした汁は酸味がはっきりしていて旨い。

その時に求めていた味が食べられて、満足です。
ここの料理は辛さも酸っぱさもくっきりと明解。
個人的に、中華というよりはエスニックの箱に入れてしまっていて、夏に食べたくなる。

2007年8月 9日 (木)

セーノ SENO

日本初のモッツァレラサラダバーだという赤坂のセーノ。
コンセプトが「モッツァレラチーズとBIOワイン」と聞いたら気になるわけです。

赤絨毯の螺旋階段を下りた店内は、この前の店がしのばれるゴージャスな赤坂っぽい内装。カウンター上に設置されたガラスケースには有機栽培の野菜が並んでいる。

でも、メニューを見てがっくり。
グラスのワインが赤・白ともに1、2種類しかない。どれも1,000円以下で高くはないが、面白みに欠けるメンツ。
「100種類以上のBIOワインが揃う」といっても、それはボトルだけのことだったのね。

気を取り直してオススメされたカプレーゼを頼む。

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これは、私が現地の本当に美味しいモッツァレラをしこたま食べてきたばかりだからなのかもしれないが、肝心のモッツァレラが売りにするほどのクオリティーではなかった。
一応、水牛の乳らしい香りはするのだが、なにせ日にちが経ってしまったようで、本来あるべき弾むような張りがなく、ダラっとしていて全くしまりがない。
もともと、モッツァレラは新鮮さが命のチーズで、出来てすぐは弾力がありすぎだが、生で食べるなら、朝作られたものをその日の夕食でいただくのが最も適しているという。
ピッツァなど火を通す料理に使うには、2日ぐらい経ったところが丁度良い。

そんなチーズだから、日本で感動できるものに出会うなんてことは求めていないのだが、セーノはモッツァレラ輸入業者が経営していると何かで読んで、ちょっと期待してしまっていたのだ。
でも、ランテルナマジカで出来立てを輸入してすぐの時しか食べられないモッツァレラのほうが満足できると思う。

もっと言えば、最近は北海道などでもモッツァレラを作るところがあるし、そういう意欲ある生産者のものを国内ならではの迅速さで食べさせてほしいなあ。

ライスコロッケも頼んだが、いわゆるバーの料理であった。
サービス的にも居心地が悪く、2度目はない。

2007年8月 8日 (水)

小川菊

川越の鰻の老舗、小川菊(おがぎく)。

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蔵作りや大正ロマンな建築が残る町並みを見てまわった後にもしっくりくるレトロな店内。

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メニューはこれだけ。

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鰻重をご飯少な目で。

フワフワと柔らかいというよりは、カリっとするような香ばしさに焼かれた鰻。

2007年8月 7日 (火)

ラトリエ・ドゥ・ジョエル・ロブション お誕生日スペシャル

お誕生日スペシャルとして、友達の大好きな白桃で特別なデザートを作ってくれるというので便乗ラトリエ。

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酸味だけでなく苦味もあるレモンのゼリーにフェンネルソースと細かく刻んだ黒オリーブをのせて。

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空豆をなめらかなムースにトマトのジュレ、フルーツトマト、パルメザンのコンポジション。
ジュレやパルメザンといった主張の強い味と合わさっても、その空豆味が明らかなムースに脱帽。

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友達の前菜は、活じめ石ガレイをカルパッチョ仕立てに、ハーブとライムの香りで。
キャビアが添えられているのはお誕生日特別バージョン。
ブリブリとした歯ごたえの石ガレイ。キャビアと一緒に食べても、全く生臭さを感じさせない。

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それぞれの料理に合わせてグラスでいただいた白ワイン。
私はシャルル・オーのキュヴェ・マリー・ジュランソン・セック。
オレンジっぽい黄色で蜜の香り。
友達はミッシェル・トマのサンセール・シレックス・ブラン。
グリーンな黄色で青林檎。
どちらもそれぞれの料理と完璧な組み合わせ。

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手長海老のラヴィオリ、フォアグラのソースとキャベツのエチュベと共に。
上にのっているのはサマートリュフ。

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半生万歳。
コクのあるフォアグラソースとサマートリュフ、トロリとした海老。
こういう料理は脳みそが機能しなくなるほど舌に訴えかけるね。

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贅沢な一皿にはマルク・モレのシャッサーニ・モンラッシェ 1Cru アン・ヴィロンド・ブラン。
料理に負けません。

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メインは仔羊背肉をピマン・デスペレットの風味で、じっくりと火を入れた野菜のミトネをカネロニ仕立てに。

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ロゼロゼの焼き加減をお願いしたところ、赤みを帯びた鮮やかなピンク色なのに、切っても血がにじまない完璧な具合。
ちょっと辛味のあるソース。

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友達は和牛頬肉、柔らかく火を入れて、酸味を効かせたコンディメントと夏野菜を添えて。

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柔らかく煮込まれているのに、繊維1本1本が肉汁を蓄えている。
ケッパーやマスタードの酸味が夏らしい。

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私はスペイン、コンダ・ド・アサのリベラ・デル・デュエロ・コンダド・デ・アサ。
温かみのある赤。

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友達はブルゴーニュ、デヴィッド・デュバンのオート・コート・ド・ニュイ。

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なんだかいくらでも食べられそうになってきて、いきなりポムフリットを単品で。

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いきなりイタリア、かさるファルネートのグランカサーレ。
ヴェルデッキオ100%。

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さらに「野菜系で何か」とわがままを言い、茄子のピュレ。

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シャトー・ド・シャンブローのサヴニエール・ロッシュ・オー・モワンヌ。

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チーズまで。

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最後の白桃スペシャルデザート。

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コンポートにアイス、クリームと白桃づくしです。
ミントの葉がしめる。

本当に素晴らしい一夜でした。
実際のところ、ロブションというよりはこちらの飯塚シェフの料理のファンだったりする。

2007年8月 2日 (木)

ワイン ナポリで買ったものも

Ocone

ナポリ近郊の大型スーパーで買ったワイン。
有機栽培葡萄のものということで気になった。
5ユーロちょっとという安さにもかかわらず美味しく、買い置きしたいところ。
Piedirossoという葡萄は初めてだが、最初の香りや味はピノ・ノワールっぽい。最後にすこしスパイシーさが来る。

Kuniko

ボワ・ルカのクニコ 2004。
家の近くのスーパーが自然派ワインコーナーを作り、その中にあったもの。
ガメイを美味しく飲めるようになったのは、自然派ワインのおかげ。

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クロ・ロッシュ・ブランシュのトゥーレーヌ・ガメイ 2006。
SO2無添加。

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アリス・エ・オリヴィエ・ド・ムールのア・リゴテール 2005。
白の微発泡。
個人的な好みにはちょっとあっさりとしすぎかも。
甘いのは飲めないが、香りがもう少し濃いものがよい。

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ドミニク・ローランのブルゴーニュNO.1は2004の。
やはり今はピノ・ノワールが一番好きだな。

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クロ・デュ・テュエ・ブッフのシュヴェルニー・ルージュ、ラ・カイエール 2005。
ピュズラのピノ・ノワール。

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鯵と紫玉葱のマリネをケッパー入り粒マスタードソースで和えたもの。香菜をたっぷりと添えて。
次の日になると、よりまろやか。

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