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2007年8月26日 (日)

ロオジエ

常連でいらっしゃる日本一グルメな動物のお医者さんとムッシュ・フレンチ(ワイン番長でもある)の最強ご夫婦によるロオジエ昼食会に参加させていただいた。

総勢9人にて個室。初めてお会いする方々が大半。皆様凄まじいグルメでなおかつ胃袋のキャパシティーが尋常でない。
「今まで消えものに払ったお金を残るものに使っていたら、今頃、モノを目の前にして罪悪感で死んでしまっていたから、消えるものでよかった」という発言には爆笑。

シェフが代わってから初めてのロオジエ。
メナール氏になった当初はマイナスな評価を聞くことが多かったが、いまや以前からの常連の皆さんも納得の料理をいただける店に戻ったとのこと。

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シャンパンはペルトワ・モリゼ、ブラン・ド・ブランのブリュット・ミレジメ 2000。
柔らかい。

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パンも多種。
新しいところでは蜂蜜入り。

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アミューズ。
またもや詳細を失念。美食ブログをされている方々がアップされたら、そこから引用させていただくとしよう。

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ムース、クリームにチーズのクルトン(?)が楽しい歯ざわりを加えていた。

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鴨のフォアグラのグリエ、日向夏のマルムラード、ロングペッパー風味、ミックスサラダ添え。

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生姜の砂糖がけとココナッツを砕いたものをのせてある。
日向夏のほろ苦い甘さや、ロングペッパー(インド胡椒)のシナモンのような香りがフォアグラのコクを際立たせつつ重さを和らげる。

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フォアグラにはChateau Laffitte Ceston。

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新鮮な真鯛のフィレ、パイナップルのジュレ、カレー風味、パニスとズッキーニ、赤ピーマンのチャツネ添え。

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しっとりと味の濃い真鯛。
下にいる緑のは何だったけ? 真鯛を引き立てていた名脇役だったのだけど。
カレー風味が強すぎず、ほんのりなのが良い。

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鯛には素晴らしい白ワイン。
ルロワのムルソー・ジュヌヴリエール 1979。
最初はウォッシュチーズのような香り、しばらくすると蜜。

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乳飲み仔豚のロティ、トリュフ風味のポレンタとシンプルなジュ、ヴェルヴェーヌの香り。

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ゆっくりと低温で火を通された豚の素晴らしさは筆舌に尽くしがたい。
旨さが濃厚ながら上品で、脂も胃に負担をかけない。
ボリュームがあるのにするすると腹に収まる。

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なんと、ブーダン・ノワールまで。
しかも、ちゃんと独特のクセが感じられて好き。
ブーダン・ノワールのように個性を味わう料理を、ダレでもが受け入れられるようにかわいらしく作られると失望するというもの。

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ポレンタは後から皿に盛られる。
サマー・トリュフではないそうで、香りも十分。

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サモサ。

メインに合わせたワインはベルナール・デュガ・ピィのジュヴレ・シャンベルタン 2000。

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チーズのワゴン登場。

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どれも完璧な熟成です。
ワゴンからシェーブル3種類、エポワス、24ヶ月熟成のコンテ。
珍しくコンテに感動。普段、初心者向けとして侮っていたコンテだが、ロオジエのなら試す価値ありと頼んだところ、期待以上だった。

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チーズと一緒のワイン。
酒精強化ワインほどのアルコール感はなく、パッシートのようでもあるが、より果実。なんだろうと思っていたら、ワイン番長の予想通りポムロール。
シャトー・ネナンの1985。

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本日のワインたち。
このような貴重なワインがいただけたのは、主催のご夫妻のお力ゆえ。

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アヴァン・デセール大会。
まずはさっぱりと。
底は苺のジュレ。

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エッグ・スタンドにクレーム・ブリュレ。

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マカロン。

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パリっとしたもの。

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マドレーヌとポン菓子のようなもののキャラメルがけ。

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デセール。
クレメ・ダンジュー、レモンとバジルのシャーベット、フルーツとタピオカ添え。
バジルのシャーベットが葉をそのままかじっているようにバジル。

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クリーミーなクレメ・ダンジューは木苺のフィルムとジュレと共に。

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プティ・フールワゴン。

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赤いフルーツのマシュマロ、オレンジピール、アプリコットのマドレーヌ、キャラメルを加えたチョコレート菓子、チョコレート。

やはりロオジエは日本で最も素晴らしいフランス料理店の1つです。
高額を覚悟しなければならないレストランではあるが、ユーロが高い今、同じ金額でこれだけ満足させてくれるレストランは、フランスの三ツ星の中でも少ないのではないかと思う。

さて、12:30に始まった昼食、ロオジエを出たのは16:30過ぎ。
でも、この日の昼食はまだ終わらないのです…。

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