ウェルファンカフェ
念願の再訪、代々木上原のスペインバー、ウェルファンカフェ。
シェリーの種類がやたらに多く、ポルトも豊富。
カウンター中心の店内は瓶でいっぱい。
食べ放題のオイル漬けオリーブ。
シンプルなのと、ニンニク入りと。
オリーブを取ったときに皿についたオイルを舐め取ったパンが、また旨い。
着いたばかりでのどが渇いている。
軽やかなさっぱりしたフィノをお願いし、出てきたのはペドロ・ドメックのラ・イナ。
シェリーは全くの門外漢で、お店の人にまかせっきり。
グラスで色々と出してもらったが、味の違いを表現するのも難しい。
ご一緒した友人は詳しいので、その人に習ってテイスティング気分を味わう。
精通したお店の人と色々お話して、シェリーのお勉強をさせていただきたかったのだが、この日は盛況でそうもいかず。残念。
ヴァルデスピノのマンサニーリャ、デリシオーサは青りんごのよう。
ソパ・デ・アホ。
出汁がよく取ってありニンニクが香ばしい。寒い季節にはもってこい。
なぜかブラッスリー・ベック(仲がよく、パンも焼いてもらっているそう)の皿にのった、海老のガーリックオイル炒め。
細かく刻まれたガーリックとたっぷりのオイルをパンに浸して食べる。
同じくマンサニーリャ。
イホス・デ・ライネラ・ペレス・マリンのラ・ギータ。
エミリオ・ルスタウのフィノ、ハラナ。
プロヴォローネのソテー。
ハモン・イベリコ・ベリョータ。
ちょっと濃いものをとお願いして、辛口でアルコール度も高めという、レイ・フェルナンド・デ・カスティーリャのアモンティリャード。
こちらは甘めのアモンティリャード。
マルケス・デル・レアル・テソロのデル・プリンシペ。
この日、スペインから帰国したばかりのお店の人が作ったパエリャ。
さすがに勢いが現地っぽい。
1人1人前ずつたっぷりといただく。
アルデンテぎみの米1粒1粒に、濃い味が染み込んでいて、旨い。
べちゃっとせず、しっとりパラリとパエリャを作るのはかなり難しいと思うのだが、どうやってこんなに上手に作るのか?
魚介のパエリャなので、さっぱりした微発砲のワインをいただく。
ポルトガルのヴィニャ・ヴェルデ。
おこげもあるよ。
最後は自家製サングリア。
ここのはジンが入っていて、アルコールが強いからデザート兼食後酒になる。
浮いているのはジンが染み込んだリンゴ。これだけ食べても酔う。
2人で16,700円くらい。腹いっぱいで好きに飲んだ。
またしても私の電車の都合でそそくさと終了となったが、時間があれば、こっくりと黒いペドロ・ヒメネスもいきたかった。
どこかで食べた後に一杯やりにくる人たちがほとんどで、遅い時間ほど混む。
近くに住んでいたら、そういう使い方ができるのに。
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