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2007年12月17日 (月)

サルキッチン

代々木公園ル・ボヌールを教えてくれた人のオススメなサルキッチン
場所は東中野。
地図をプリントして、タクシーでどうにか到着。

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15人も入ればいっぱいになる手作り感あふれる店内。
居心地のよい柔らかさがある。手書きのメニューの字もアート。

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コースもあるが、アラカルトで。
4人だったので、1つの料理につき3人前を頼んで(2人前もある)、事前に分けて出してもらう。

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パンも自家製。

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グラスで泡をいただいた後、ブルゴーニュのマレシャル、シャルドネ 2004。
蜜っぽさがある力強さでもベタっと甘くはなく、魚介にもいける。

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蝦夷アワビの温製、じゃがいものピューレ、肝のソース。
アワビだけでも柔らかく旨味も豊かで、それだけでもよいかと思いきや、ピューレと鋭角に香るハーブも満載な肝のソースと合わせると、相乗効果で恍惚。

この店の外観、和式を洋式に改造したトイレなどから、こんなに洗練された一皿をいただけるとは予想しなかっただけに、衝撃も大きい。

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石巻産真鱈の白子のムニエル、白トリュフオイル風味のブルーチーズソース。

周りがカリっとソテーされた白子とブルーチーズのソースの組み合わせが絶妙。
白子の重みをブルーチーズが爽やかにしてくれるのが不思議だ。
間の温キャベツも存在するにはわけがある。

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トンブ産ウズラのソテーのサラダ仕立て、ポルトとバルサミコのソース。
これを皆で分ける。

ベリー系ジャムも入り、ポルト酒と共にバルサミコの酸味を和らげている。
間接的な甘さの品のよさ。

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白と同じ作り手のピノ・ノワール。

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スペイン産イベリコ豚ロース肉のステーキ(これもみんなで分ける前)。
付け合せはどことなく高菜っぽい風味のワイルドライス。

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骨についた肉をかじると、はしばみの香りが鮮明。みんなで回し喰い。
カリっとした焼き加減もいい。

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ビュルゴー家のシャラン鴨、低温長時間ロースト、バニュルス風味の赤ワインソース。

この鴨の味わいを余すところなく引き出してあり、ロゼ具合も理想的。
最近、ここの鴨を口にすることがたびたびあるが、その中でも出色かと。

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シャトー・ドゥ・ショレーのショレー・レ・ボーヌ 2002。

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スコットランド産山鳩(野生)のロースト、サルミ仕立て。
小さい腿までちゃんと4等分してくれました。

しまった肉のこうばしさ、こってりしても単調にならない血のソース。

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他のテーブルで食べられていて、たまらずに追加してもらったのは、ブイヤベース。

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こちらはグラスで。マルク・ペノの白、ラ・デジレ。

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後は雑炊ですよ。

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洋ナシのコンポート(多分…この辺の記憶はあいまい)とチョコレートの何か。

こんなに素晴らしい店が東中野にあったとは。
近所のちょっとイイ店のレベルではなく、わざわざ行く価値がある。

マダムのサービスもキビキビと気持ちがよいし、薦めてくれるワインがいちいち的を得て、単独よりも料理と合わせたときに威力を発揮する。
シェフとマダムだけなため、料理が出てくるのに時間がかかることがあるのは仕方ない。というか、もう盛り上がっちゃって、気にならなかった。
2人よりも4人ぐらいで行くと、より楽しい。

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