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2008年1月19日 (土)

フェア・ドマ

去年から何度も電話をして、いっつも満席で入れなかったフェア・ドマに、やっと訪問できた。

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6,500円のプリフィクスコースにする。
前菜、プリモ、セコンド、デザートを選び、食後の飲み物、パンが付く。

取り分け用の皿は出さない方針だそうだが、皿を取りかえっこしてそれぞれの料理を取り合うのはお好きにどうぞとのこと。

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フォカッチャと、自家製オリーブ・ペースト「オリワデ」。
奥があっさりとしたみずみずしいオリーブペースト。

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カリフラワーのスープに黒トリュフのスーゴを添えて。

黒トリュフはそれほど香らないが、冬野菜の滋味を凝縮したようなカリフラワーのスープが旨い。
そこにたらされたオリーブオイルもポイントか。

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こちらの前菜は、石巻産タラとじゃがいものジェノヴァ風フィッシュ・アンド・チップス。

上にかけられたパルミジャーノとバジリコがジェノヴァ風 ?
チップスが厚切りポテトチップ風な輪切りなのも ?

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芋もタラも、カリッカリふんわりと揚げられ、これとビールだけをしこたま食べたいぐらいに好み。
塩がきっちりと効いているのも、またイイっ。

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ボトルでいただいたワインは白。
この店はリグーリア料理の店だそうなので、リグーリアのしっかりしたもので、お薦めのものを。

テッレ・ビアンコのアルカナ・ビアンコ。
ピガートとヴェルメンティーノが入っているそう。
あんずや白い花のような。

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気仙沼産ほやとあさりのスパゲティ。

ほやって初めて食べたのだ。
見た目はシンプルなアーリオ・オーリオソースっぽく、期待はずれかと思ったが、口に入れてびっくり。すんごい海の香り。

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こちらは、嘘偽りのないトゥレネッテのバジリコ・ペースト和え。

バジリコ、ローストしていない松の実、サルディーニャのペコリーノ、パルミジャーノが入っているそう。
これも、口に含んで噛み進むうちに深みが増す。

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長崎産ホウボウのリグーリア風スープ仕立て「チュッピン」。

このスープもまた、家ではできない出汁っぷり。
ぷりっとしたホウボウも抜け殻になっておらず、魚自体の美味しさも十分に味わえる。

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北海道産仔羊のリグーリア風フリカッセ。

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ロゼな焼き加減の仔羊も個性がありつつ爽やか。
茸とカルチョッフィの歯ごたえが楽しいクリームソース。

ここの料理はどれも塩が濃い目。
私はイタリア料理らしくて好きだが、塩辛いと感じる人もいるだろう。
シンプルに見える料理も、味わうと、家では再現しきれない味わいを持つ。
どの皿も、まずがっと「旨い !」と中枢に響き、その後でしみじみ感じ入る。旨さの伝わり方がとてもイタリアらしいと感じた。

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デザートはアップルシュトゥルーデルとオレンジプディング。

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そして、この店で一番転がし上手なのはシェフでした。

大量の食後酒があり、お薦めのままに…。

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パッシート系。

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グラッパも。

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まだまだ。

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細部がかわいいね。

調子にのって食後酒を2人で7杯ぐらい飲んだら、支払い総額が2人で37,000円を超えていた。
飲みすぎ。
でも、楽しかったし、また来るね。
問題は、場所についでがなく、いつものことながら、東京東側に来てくれる友達が少ないこと。

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