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2008年5月16日 (金)

ラ・ボッテガ・デル・グースト でも体調不良

やっと初夏らしい天気になったと思ったところに戻ってきた寒さにやられ、風邪。
当日まで様子を見つつも、結局は食い意地が勝り、以前から約束していたお食事会を決行。

赤坂のボッテガ・デル・グースト。
料理、ワイン共に素晴らしいのに、当日でも予約が取れるのがうれしい。

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まずはプロセッコをグラスで。

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つき出し。

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自家製パン。
グリッシーニは3本共味が違う。

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今日は2人だし、体調も優れないので、ワインは1本が限度でしょう。
頼んだ料理はバラバラなので、メインでグラスの赤を追加することも視野に入れつつ、濃ゆい白か、軽い赤か。
ソムリエさんのお薦めは白。
こちらでは金額やざっくりした希望を伝えて、あとはお任せするのが楽しい。

フリウリ、ラ・カステッラーダのリボラ・ジャッラ、2001。
ビオらしい乳酸菌感がありつつ、最初は花びらの厚い白い花、時間が経つと花は黄色になり、パパイヤのような南国フルーツ。
南国の日陰で、麻のスーツを着てパナマ帽をかぶったおっさんが、一杯…みたいなイメージ。
って、南国や、東京でも夏には、こういう濃度のあるワインを飲む気にならないんだけどね。
やはり寒い季節に思い描く夏という味わい。

それにしても、相変わらず値段の付けかたが尋常でなく、お得。
私程度の知識や環境では、家で飲むよりは、料理に合わせて、適切なグラスや温度で、他人にケアしてもらって飲んだほうがワインに親切だと思うので、持ち込み代に毛が生えた程度の料金で好みのワインを提供してくれる店はありがたい。

最近、ネットでもいつも売り切れなんだよな~と思っていたワインもあった。

料理はプリフィクスのコースで。
アラカルトもある。

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前菜はアンディープの上に自家製のリコッタ、アスパラ、空豆、トマトがのり、オリーブオイルとおろしたからすみ、薄く削いだパルミジャーノが振りかけられたもの。

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こういうサラダ的なものって、どこでも食べられる気がして、普段はあまり頼まないのだけど、ちゃんと料理になっていて驚く。
リコッタがクリーミーで旨い。

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友達の前菜も、これまた生ハム盛り合わせという「何もここでなくても」な一皿。
生ハムはパルマとサンダニエレ両方、スペック、モルタデッラ、サラーメ、そして自家製ブレザオラ。
ピッツァ生地を小さくして揚げたようなもの(名前忘れた)が添えられていて、生ハムと一緒に食べると旨い。
自家製ブレザオラはハーブが薫り高く、満足。

シンプルな料理こそ、こだわりのある店だ食べないと意味がないと今更ながらに知る。

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プリモは、色々な貝の肝ソースのキタッラ。

肝の苦味が存分に発揮されているが、ちゃんとイタリア。
そして、こんなにクセのある味にも生臭くならず、美味しく飲めるワイン。

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キタッラは自家製。
器具を見せてくれました。

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こちらはカエルとカルチョーフィーのリゾット。
出汁が濃厚。

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セコンドは牛テールの煮込みにしました。
コーダ・アッラ・ヴァッチナーラといいつつ、トマトではなく、赤ワイン煮。人参やごぼうが入っている。
骨からほろりと解けるコラーゲンたっぷりの肉とスパイスの多重構造なソースはしみじみ旨いのだが、不良気味な体調には重すぎた。個人的にはトマト煮の方が好きだったりもする。
やはり、赤ワイン煮こみは冬の方が適しているような。

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馬肉のはらみのタリアータ。
いい焼き加減。

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さすがに、赤ワイン煮こみには白ワインでは馴染まず、口の中でごろごろするばかり。
で、グラスで出されたのは、カシーナ・ボンジョヴァンニのバローロ。
ぴったり。

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アマレーナのジェラートとマチェドニア。

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レモンとブラッドオレンジのソルベット。

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お茶菓子はバーチ・ディ・ダーマやキアッケレなど。

やはりこの店、好きだなあ。
次回は万全の体調で。

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