京味
ずっと憧れていた京味。
少し和食も食べ歩いたし、何より待ちきれなくなって、とうとう。
ランブロワジー以来の衝撃でした。
行く前、「普通のものが、もう、すっごく美味しいんだよ」という話を聞いていたが、まさに。
空豆の天ぷらからして感動する。
いただいた全ての料理について、これが完成型なのだと。
ランブロワジーのとき、それまでフランス料理の根っこの部分がどこを基準としているのかがわからなかったが、その「こうあるべきもの」を知ることで、よりくっきりと食べたときの自分の感情を租借できるようになった。
同じことがまたあろうとは。
あからさまな新奇さを持たないからこそ、そして、ほかでもよく目にする料理だからこそ、仕事の類のなさを思う。
今までもいろんなお店で美味しいものをたくさんたべさせていただいたが、そのおかげでこの店の図抜け度に気づくことが出来たのかもしれないと、自分の今までの散在を許してみたり。
コストパフォーマンスという概念には当てはまらないのではないだろうか。
少なくとも、自分は、これだけの幸せを感じさせてくれる店を他に知らない。
だから値段ということでは計れない。
いただいたものをざくっと(順不同):
茗荷寿司、烏賊を挽いてまとめて焼いたの、胡麻和え百合根
ずいきと百合根のあんかけ、生姜をちょっとのせて
半生炙り鱧、焼き鱧、梅酢+からしと醤油+わさびで
空豆、あわびの天ぷら
じゅんさい
あこう、ウニを巻いた鯛の刺身
ぐじと松茸の吸い物
鮎焼き、鮎の一夜干し
甘鯛頭煮
魚そうめん
加茂茄子田楽
漬物、ハラスご飯
葛切り、わらび餅
鯛茶漬け用鯛は他の用事で作っていらっしゃったのを味見させていただいた。
他に西さんがお土産でいただいていた台湾産カラスミを焼いた餅で巻いたもの。
« 鮎正 | トップページ | バニュルス あれ? »
「東京:和食」カテゴリの記事
- 引っ越しました(2013.10.04)
- 星野 1ヶ月経たずに(2013.09.20)
- おかめ(2013.09.17)
- 新橋 星野 今年も(2013.09.04)
- 落語後の新橋いし井(2013.08.12)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント