鮎正
解禁を待って、新橋の鮎正。
初めてなので、色々といただける15,750円のコースを。
前菜。
自家製のからすみやウニを塗った空豆など。
別で頼んだ鮎の骨煎餅。
パリッパリで塩加減もよい。
ビールと一緒にいくらでもいけちゃいそうだ。
清水仕立てのお椀。
熱いのに爽やか。
鮎の背越し。
身の甘味の中にカリっとした背骨のアクセント。
鮎塩焼き。
やはり、これに尽きる。
うるか茄子。
甘めの味噌とうるかのタレ。
うわ~~~濃ゆい。
と思っていたら、ご飯もちゃんとやってきました。
これだけで丼ぶり飯がいけます。
鮎の器に入っているのは
苦うるか。
これは渋うるかとも呼ばれるそうで、とにかく苦い!!そして渋い!!
今まで食べて記憶にあるうちで、ダントツの渋さ。
口の中ににかわを塗られたような…。
ギシギシです。
苦さも相当。
その奥には滋味が潜んでいるのだが。
久しぶりに降参。
これはもう食べなくてもいいなあ。
塩分が控えめで、毎日丁寧にかき混ぜつつ熟成させているとか。
鮎うるか味噌包み揚げ。
衣が独特で、歯ごたえがよい。
うるか味噌が味付け。
鮎、煮浸し風。
ほっと一息。
このコースは強弱のつけ方が巧み。
ちょうどさっぱりしたものが欲しいというところで、鮎酢の物。
昆布シメされているトロリとした鮎。
鮎ご飯。
もちろん2杯目。
内臓のクセはなく、柔らかい旨味。
最後は青梅のカキ氷。
柔らかく甘く煮た青梅と氷の爽快さ。
鮎を満喫するには完璧なお店かと。
それぞれの料理が鮎というだけにはとどまらず、きちんと完成されている。
初めて、鮎の味、味わい方というものを理解できた。
そして、自分がそこまで鮎好きではないということも。
コースに1品でよいかもしれない。
そうそう、お店の人たちもとても親切で、心地よかった。
まだ時間が早いからね。
近くのプティ・トノーでワインでも。
相変わらず活気のある、楽しい店だ。
次回はご飯も食べに来よう。
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