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2008年6月 3日 (火)

龍天門 カエル!!

「冬眠から覚めたばかりのカエルが入荷したらしいよ」という素敵なお誘いに予定を確認する間もなく飛びつく。
店は龍天門。

友達の人徳により、カエルを中心にしたメニューを組んでもらう。

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本日の食材。

もちろん、生(ナマ、そして生きてます)。
カエルはシめてすぐが一番身が柔らかく、臭みもなく、美味しいとのこと。
通常出回っているのは冷凍ものが多いそう。
冬眠から覚めてすぐのは、食べていないからさらに味がピュアで、筋肉も硬くなっていないらしい。

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前菜盛り合わせ。
サクサク豚やら、しっとり鴨、甘いのも辛いのも。
くらげや豆も。

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急遽追加してもらった鳩。
真っ黒写真ですが、丸ごと1羽。

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パリパリの皮、レバーのようなクセのある旨味の肉。
首についた薄い皮にまでかじりく。

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スープはフカヒレ、湯葉、キクラゲ、ところどころ柚子の皮。

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紹興老酒熟成25年は甕から目の前でピッチャー(らしきもの)に注いでくれる。
これがまた、ひたすらにまろやかで柔らかい。鼻に刺すアルコール臭など皆無。
そりゃあもう、スルスルーっと入る。

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海老とホタテの紅麹炒め。

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少ーしだけ生という絶妙な火入れ。
紅麹の甘味と紹興酒がよく合う。

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カエル登場。

サクッサクに揚がって、ニンニクや唐辛子の細切れ揚げ共に。

一口食べて、全員顔がほころび、唸り、身体をくねらせる。
今まで食べていたカエルと明らかに、全く別物。
聞いていなかったら、そうだとはわからなかっただろう。

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白くブリンっとした身はジューシーでも、獣的な脂は少しも感じられず、透明。
シャンパンにも合うほど。
今まで食べていたカエルは赤身で、鶏肉を連想させるものがあったが、これはまるでクエやアンコウのような魚に近い。
両生類ということ???

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いやはや、旨い。サラリとしつつ、じんわりと。
ちょっとスッポンを思い出したり。

冬眠から覚めて活動が活発になると、味は変わってしまうそうで、この状態のカエルが食べられるのは6月半ばまでとのこと。
また、新しい行事予定が加わりました。

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中国野菜カイランは土鍋で海老味噌炒め。

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うずらと椎茸(あと筍も入ってたっけ?)の細切れ。

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レタスに巻いて、いただきます。

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ニンニクたっぷり、牛肉の炒飯。

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デザートは生ライチ。

徹頭徹尾新しい料理を口に入れるたびに感嘆。

盛り上がった気持ちは治まりきらず、恵比寿駅近くのバーに連れていってもらったのだが、これまた、カクテルというものを見直させてもらった。
工夫によって、どこまでも美味しく作れるものなのだねえ。

心からの感謝を。

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