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2008年7月31日 (木)

同源楼

赤坂のビルの2階にある四川料理店、同源楼。

以前は当日にふらりと立ち寄っても入れたそうだが、今は予約をしないとムリそう。
かなり賑わってます。

メニューを見ると、薬膳鍋的なもの(白い汁と赤い汁に分かれた鍋)もあったりしつつ、ひたすらに赤い世界が広がる。
いいね~~~。
似た料理が並ぶので、かぶらないように注意しつつオーダー。

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この店で最もあっさりとした料理だと思われるセロリのサラダ。

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これはトリッパ。
もやしと一緒にふんだんにナッツを入れた赤いタレに浸っている。

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フライドポテトも唐辛子と一緒にされちゃいます。
でも、それほど辛くはない。

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こちらはいろんな形状の唐辛子の中に、ピーナッツと殻までパリパリの海老が潜んでいる。

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蟹粉豆腐は唐辛子なし。
ちょっと生臭かった。

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四川風豚の角煮。

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山椒が効いていて、食欲がさらに増す。

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インゲン炒め。

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羊肉の鍋焼き。
羊が筋っぽくて、これは次回頼まなくていいかな。

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中国醤油の炒飯。
このままでも美味しいが、

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中国茶を入れるという技を教えていただいたら、これまた中毒性のある味わいに。

正確な金額は忘れてしまったが、安いという印象。
辛いもの好きならはまるはず。
隣で食べているものが全部欲しくなるのだ。

2008年7月30日 (水)

LA BODEGUETA

ランチも長々と食べたし、そもそも時間が遅いし(2時から始まり、終わるのは4時すぎる)で、しばらく歩き回っても、お腹はすいてこない。
ホテルに戻って少し休み、今度はグラシア通りを散歩。
高級ブティックなどが軒を連ねる大通りで、夕方の散歩をしている人々で賑わっている。
通りにテーブルや椅子を並べたレストランやバルも多い。

で、たまたま通りかかった半地下の店、LA BODEGUETA。

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賑わっているので覗いたら、地元のお兄さん達がボケロネス(イワシの酢漬け)をつまんでいる。
ちょうど「酢の物とビールが欲しい」と言っていた同行の方(スペイン語ベラベラ)と目が合うと、「美味しいから食べてみな」と。
もちろん、遠慮なくいただく。
漬かりすぎていず、イワシの脂っけも適度に残っていて美味しい。

なんだかこういうやり取りって、盛り上がる。
で、入店。

少し待って、カウンターに席を確保。

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まずはビール。

テーブル席もあり、作り置きの大皿料理以外にもフライなど、色々とある様子。
全て満席。
けっこう回転しているのだが、次から次へと客が来る。

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ボケロネス、アンチョビ、ロシア風サラダ(と呼ばれるポテトサラダ)、パン・コン・トマテ。

どれも勢いがあり、旨い。
ビールが進む進む。

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Estrellaはバルセロナのビールだそう。
スペインの生ビールは地域ごとに違っていて、マドリードでこの銘柄を見かけることはあまりないという。

今回、スペインの北(バスク)と南(アリカンテ、バルセロナ)を訪れたが、その街によって気候が大きく異なり、それによって人や街の性格も違っていることが感じられて面白かった。
考えてみれば、日本を含め、どこの国でもそういう違いはあるものだ。

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パタタス・ブラバス。
揚げたジャガイモにアリオリとほんのり辛いトマトソースを添えたもの。

店員がダブってオーダーを通しちゃっていたので、「なんなら私達がもらうよ」と。
揚げ物万歳。

旅行中に食事をするなら、やっぱりこういう店がよい。
次回はバルだけで、テーブル席に座ったりもしながら、色々と食べ歩きたいものだ。

これがスペイン最後の晩餐。
バルセロナもけっこう蒸し暑く、日差しは凄まじいし、東京の方が涼しかったりして…と思ったら、そんなわけはなかった。
梅雨時の東京は1週間いない間に強烈に湿度を上げ、蒸し暑いとはこういうものだということを知らしめてくれた。

ボルン地区散策

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2008年7月29日 (火)

comerc, 24

バルセロナの洒落たレストランcomerc, 24でランチ。
人気店らしく、前日の夜は満席とのことで、ランチになったそう。

それにしても、旅行の記録って、まとめてすぐにアップしないと飽きるね。
いつもは出張でも旅先で日誌的なものをつけておくのだけど、今回はそれをしていないから、記憶もあやふやだし。
なので、覚えている限りで。

全体の感想としては、大して美味しくない。
日本人には塩がきつめだし、和なアレンジも随所に見られるが、目新しさがなく、「こんな組み合わせもありなんだね」という驚きもない。

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普段好んでは行かないオシャレレストランというやつですわ。

場所はボルン地区からすぐ(内?)。

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通りを歩く人の胸辺りから上が見える高さの格子窓。
そこから見える人は、皆、ルネサンスの肖像画風で、趣があるように感じられる。

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まずはカヴァを。
セグラ・ヴューダス。

料理は、デグスタシオンのフェスティバルメニュー(62.00ユーロ)にする。

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同席した方が以前飲んで美味しかったと注文されたのが、トラディシオン・アモンティリャード。
すっきりとしていながらナッティー。食前によい。
次回スペインに行くことがあれば、自分でもオーダーしたい。

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金粉をまぶしたヘーゼルナッツや、アンチョビを挟んだオリーブ、おばけせんべい風のもの、ピリッツ的なものなど。

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スペインのもので、ピノ・ノワールのように香りが豊かなものをとお願いしたら、ビオのLa Llopetera。
スペインのピノ・ノワール。
これ、日本でも飲んだことがあり、その時も思ったが、ピノの華やかさが感じられない。
やはり土着の葡萄品種を飲むのが一番しっくりと来るのだ。

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白身の魚とフルーツのカルパッチョと、奥はマグロのタルタルの上にイクラ。

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スプーンにのった葡萄のようなものは、最近よくある周りがゼリーっぽく、中に液体が封じ込められているもの。

なんの味だったかは忘れた。

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こちらは、肉の食べられない方のために作ってくれた料理で、麺。

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この餃子みたいなのは何だったか??

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これまた詳細の記憶なし。
塩辛かったことは覚えている。

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これも肉ナシの方向けメニュー。
イカののったイカスミリゾット。

コースをちゃんとアレンジしてくれるところはありがたい。

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サマートリュフ(香り弱っ)の下は豚の角煮風のもの。
甘辛。

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デザートもなんかイマイチ。

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これはプチプチとかしゃりしゃりとかいろんな歯ざわりがあって楽しかった。

サービスもしっかりしているし、居心地のよい店ではあるが、もう一度食べたい料理ではない。

バルセロナは都会だから、好みのレストランに当たるかは情報量次第。
外れも多い。
東京から行くと、店がオシャレとか、高級感があるというだけでは満足できないし、新しげな料理というのも、よほど基本がしっかりしていて、なおかつ良い素材を活かしたものでないと、料理人の自己満足につき合わされているような気分になる。
比較対象がワールドワイドに広がってしまうというのも点が辛くなる理由だろう。
雑多な定食屋の方が異国にいる気分を味わえ、多少のアラもその国らしさとして見逃せるのは、私だけだろうか。

2008年7月28日 (月)

礼三

西麻布のバー風作りの、でも料理が美味しい店、礼三。

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お通しはピリ辛な豆腐と豚肉がぐつぐつと煮えたぎっているもの。
こういういかにもでないものが出てくると、他の料理にも期待ができる。

メニューの全てがそそる感じで、片っ端から食べたくなる。

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奥は腐乳3種盛り。

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前菜はコールスロー以外全部をお願いした。

どれも作りが丁寧で、いちいち美味しい。

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黒豆納豆のゼリー寄せみたいなもの。

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結局、ワインをボトルで。

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中国豆腐と香菜のサラダ仕立ては麺風。

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これ、なんだったか?美味しかったのは覚えている。

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黒酢の酢豚。

2人で他にビールと日本酒をそれぞれ1杯ずついただいて、1人7,000円しなかったから、お得。
どの料理にも満足。
大きくない店で混んでいるが、知っていると便利な店。

2008年7月24日 (木)

バルセロナ旧市街を歩く

ボケリア市場から歩いてボルン地区へ。

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広場には出店が。

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オーガニックの食品を売る小さな市だった。

チョリソー、パテ、パンやケーキ、ワインなど。
ピレネーの山で山羊を飼い、たまにバルセロナに来て作ったチーズを売っているというおじさんも。
そのチーズは山羊の酸っぱいような青臭いような香りは残しつつ、さらりとしていた。

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教会の前ではこれから結婚式らしい家族。

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日向と日陰、光と影の差がくっきりとしている。

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思わず買い物をしたくなる店がたくさんあった。

2008年7月23日 (水)

ボケリア市場

バルセロナの有名な市場、ボケリア。
旅行したら、できるだけその町の市場に立ち寄りたい。

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観光地でもあるのだが、それだけでなく、地元の人も買い物をしている。

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カラフルなフルーツ屋。

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乾物・スパイス屋では日本であまり見かけない調味料を料理上手な友達のお土産に購入。

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豚の顔がそのままあったりする肉屋ゾーンも見ごたえあるが、何より盛り上がるのは、やはり魚屋。

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カラスミと干しダラを専門に扱う店もいくつか。

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いろんな干しダラ。
やはりそれだけ需要があるのだろう。

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貝や海老の種類も多い。

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自家製アンチョビ。
日本に買って帰るのはムリでも、休暇で来て滞在が長ければ、色々買い込んでホテルで食べたり飲んだりできるのになあ。

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賑わっている軽食屋発見。

市場内には軽食屋やカフェがいくつかある。
これは、食べてみないわけにはいかない。
ランチの店は予約していただいているが、それは14時だし、あと2時間ぐらいあるから問題なし。

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カウンターには作り置きのものと野菜などが並ぶ。
奥は鉄板で、魚介類を調理している。

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長いカウンターは満席。

パエージャなども作ってくれるようだ。
英語がほとんど通じないので、指差しと知っている単語でどうにか頼む。

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ししとう炒め。
結晶状の塩がかかっている。

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茹でタコにオリーブオイル、ビネガー、パプリカパウダー。
タコのこういう食べ方がたまらなく好き。
シチリアで食べたのを思い出す。

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隣の人が食べていたのを指差して、アサリ。

ヘタにレストランで食べるより旨い。
が、これで35.00ユーロぐいらいだったから、高い!
一応、どれも量を少なくしてもらったので、本当ならそれぞれ二人で分けられる量ではあったが…。

もはや弱小通貨な円で考えると、ヨーロッパで安いと思うことなんてない。

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さて、旧市街を見て回ろう。

2008年7月22日 (火)

Casa Calbet

バルセロナのレストラン、カサ・カルベットは同名でガウディ設計のビル内あるとのこと。

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さすがに重厚な店構え。

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天井が高く、内部もなかなかに素敵。

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カヴァと共に出てきたチップスは自家製だそう。

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ワインはペネデス地方の赤、ネグラ。

この店で気分がよかったのはここまで。

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つき出し。
胡桃とかチーズとかトマトとか。
まあ普通。

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前菜。
海老のフリットのアヴォカドソースは大味。
生ハムはスペインで食べて外れはない。
が、それをのせて食べるパン・コン・トマテに関しては、ご一緒した人から「私が作った方が美味しい」という一言あり。
なんの工夫も必要ないものなのに、どうして美味しくなくなってしまえるのか。

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コロッケ。
いまどきのファミレスのほうが美味しいに違いない。

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極めつけはメイン。
白身魚のソテーなのだけど、冷凍物をどこかで買ってきて、盛り付けなおしたのか?
好きなはずのピスタチオソースの効果もない。
「美味しくない」ではなく、「不味い」のレベル。

2口食べて、あとは残す。
他のメニューを頼んだ人々も残していた。

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口直しで飲みなおそうと、デザートはパス。
これはお茶菓子(お茶も頼んでないけど)。

サービスは良くも悪くもなく。

アリカンテのホテルの食事や、ここのレストランのを食べただけだったら、スペインの食に疑問を抱くよ。

Hotel cram

バルセロナのホテルはcram

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オシャレホテルです。

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部屋は狭く、使い勝手はあまり良くない。
バスタブがある部屋が少ないのも、日本人にはきつい。
次は泊まらないだろうな。

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バーやレストランもいけているそうで、とくにレストランは地元の人々がオシャレして食べに来たり。

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朝食は7階で。
晴れた日はテラス席が気持ちよい。

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フロントで待っているときとか、朝食ルームやバーとか、なんか男同士のカップルが多いなあと思っていたら、

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夜にホテルの周りを散歩してみて気づいた。
この辺り、新宿2丁目的な場所なのね。
虹色フラッグのバーやらホテル(!?)があり、道端に人待ち顔の見目麗しい男の子が立っていたり。
でも、安全そうではありました。
我々を含め、そちらとは無関係の仕事や観光の人々もいるし。

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これは仕事で昼食を食いっぱぐれ、4時くらいにてきとうなカフェで食べたもの。
柔らかく小さいレタスの中央部分とアンチョビの組み合わせは、スペインでは一般的。

2008年7月20日 (日)

ジャック・ボリーの招待

8月6日まで、資生堂パーラーでジャック・ボリーさんのメニューがいただけるという(予約制)。
いつも素敵なお食事会を企画・運営してくださるご夫妻により、そのコースをいただく会が催されました。

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お子様3人を含む20人ぐらいの遅いランチ。
こちらの会では主催のご夫妻の顔の広さにいつも驚かされる。

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ギャラリーで開催されている展覧会にちなんだものだそう。
これは2クール目のメニュー。

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まずはテタンジェのプレリュード。
これは普通のデタンジェより夏に適している。

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カナダ産オマール海老のマリニエールとフレッシュトマトのヴルーテ。

細かいキュウリなどの入ったガスパチョのような爽やかなヴルーテ。

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新鮮な貝類のエテュヴェ、軽いサフランソース、アニスの香り。

色々な貝の様々な歯ごたえが口の中で楽しい。
温かくクリーミーなソースは厚みのある海の香りとバター。
最後はもちろん、パンでソースを拭って。

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白ワインはジャン・マルク・モレのムルソー 1999。
本当に秀逸な白。
馥郁とした味は辛くも甘くもなく、それでいて薄くはない。
時間と共に百合のようなしっとりとした香りが立ち上る。

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カサゴのロティと香味野菜のファルシー、ハーブ入りのヌイユ添え。

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目の前でスープをかけます。

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魚介の出汁がこれでもかと濃厚なスープ、色々なハーブの合わさった複雑な香り、それに負けないカサゴのしっとりとした旨味。

どの料理も、十分に味を引き出す塩加減。
そして、出汁の濃さが素晴らしい。

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赤ワインはマグナムで。
シャトー・カントナック・ブラウンのマルゴー 1981。

最初は少ししまっているが、徐々に温かみを増し、この日の肉料理と最高のマリアージュとなった。

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和牛フィレ肉のポワレー、エシャーロットのクーリーとアスパラガスのグリエ。

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普段、自分で牛肉料理を頼むことはほとんどないのだけど、これには牛肉を見直しました。
赤身の肉は和牛ゆえに硬くなく、でも噛むほどに味がじゅわりと染み出る欧米的な肉質。
フランス料理の王道を行くしっかりとしたソースとさらりとしたエシャロットの組み合わせも良い。

コースとしての展開も完璧。

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なんと !! 新たな赤ワインが。
しかもコス・デストゥルネルのサンステフ 1986。

最初から完全なる味わい。
エスニック、厚みがあり、複雑な味の組み合わさり。

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ヴァニラのプティポット。

ここで、さらなるサプライズが登場…

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イケム !!!!! しかも67年 !!!!!!!!!

シャトー・ディケムが最高と言われる理由がよくわかりました。
甘みは蜜のようにふくよかなのに、舌にべたっと幕を張らず、さらりと転がる。
67年でもまだ新鮮で枯れたところが見られない。

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ビスキーフォンダンとミルクのアイスクリーム。

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杏仁の香りを含み、舌にざらりと感じる程度、かろうじて歯ごたえを残すビスキーが旨い。

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今日のワインたち。

飲めば飲むほどにお得でございました。

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プティフール。

またもや伝説的な会に参加させていただき、ありがとうございました。
やはりボリーさんは偉大です。
次はどのような形でその才能の結晶を口にすることができるのか。
楽しみにしております。

それにしても、資生堂パーラーのポテンシャルは凄い…。
東京にこういうレストランが伝統を保ち続けてあることが誇らしい。

さて、この会はこのままでは終わらないのです。
ランチを終え、内数名はそのまま夕食へ移動。
どこかでもあった「今食べて出てきた店の前で次の店を予約」。
携帯電話って便利ね。

で、ヘイフンテラス。
焼きそばが食べたいねって。

写真は禁止なこのお店。
いただいたのは、
前菜盛り合わせ(皮がパリパリ焼豚、くらげ)
青菜の塩炒め
毛沢東が好んで食べた豚バラ肉の煮込み(濃いのに甘すぎない)
焼きそば

ここ、前に来たのはオープン初日で、ちょっとイマイチな印象だったのだけど、さすがザ・ペニンシュラ、サービス・料理共に上がってますな。
ちょっと飲みすぎで迷惑だったかも。
今度はちゃんと味わいに行こう。

2008年7月17日 (木)

LA SIRENA 今回で一番のレストラン

今回、一番美味しいと思ったレストランはアリカンテで仕事相手がランチに連れて行ってくれたレストラン、LA SIRENA。

比較的高級げな店は広く、地元の人で満席。

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店に入るとガラスケースに各種海老やら蟹やらが満載。
どうやらこれは、この辺りでは一般的な様子。

メニュー選びは連れてきてくれた人にお任せ。

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まずは茹でた海老。手長海老も。
味の濃さが違う!
これが素材の差というものか。

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この白ワインも白い花の香り高く、でも甘ったるくなく深い。
日本に入っていないのだろうか(検索したけどひっかからなかった)。

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ここのアリオリは有名らしい。
黒オリーブ、チーズ、普通のと3種をカリっとしたパンに付けて。
ニンニクの香りが穏やかでクリーミー。

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生ハムも。

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炭火焼き海老。
普段あまり海老に興味はないのだけど、これには夢中。
甲殻類らしいほろ苦いような硬質の旨味に炭の焦げた風味が加わり、より強さを増す。
ホテルで食べたのとは雲泥の差。

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味噌も。
焼き加減が丁度よく、生臭いということもパサつくということもない。

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白身の魚の塩釜焼き。

塩釜焼きとはいえ、ホイル的なもので包んでいた様子。
魚の味を引き出し引き立て、それでいて塩辛くない加減のよさ。

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身もしっとりつやつや。
この手の魚で口の中に乾きを感じずに最後まで食べられることはマレ。
単純な料理だが、ここまでぴたりと仕上げるのは難しいのではないだろうか。

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ここはデザートも秀逸。
よくあるスペインの甘々デザートとは一線を画す洗練さ。

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アリカンテに有名なチョコレート屋があるらしく、そことのコラボ。
カリカリとしたキャラメルフレーク的なものがのり、苦味と甘味のバランスが取れた明らかに良質とわかるチョコレートクリーム、

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下はアーモンドのアイスがトロリとこおばしい。

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ぜひ次回もリクエストしよう。

アリカンテ(エルチェ)のホテル

アリカンテは街であり県でもある。東京みたいな感じ。
で、今回は全くアリカンテの街は見ていない。
ホテルはアリカンテ県の中のエルチェというところにあったし、仕事関係もその周辺。

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Huerto del Curaというリゾートホテル。
部屋はコテージになっていて、それぞれ作りが違う。
調度品もヴィンテージ家具を使っている。

隣は世界遺産に登録されているとかいう椰子園。
見に行く時間がなかったけど。

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まだバカンス客よりはビジネスで来た人のほうが多い。

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仕事後、こういうホテルに戻ってくると、緊張がほぐれる。

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でも、ここの料理は不味い。
アメリカの食事と聞いて想像するような。
塩っ辛く、しまりがなく、大味。

これは唯一まともだったガスパチョ。

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海老も生臭い。

諸事情により、2泊した2泊共、夕食をホテルで取ることになってしまったのだが、あれはエサだった。
やはり田舎町で、夜、スペイン語を話さないアジア人が1人で町中のレストランに行くというのは、なかなか難しいものがある。

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量だけは多い。

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デザートもひどい。

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このワイン飲んだことある。日本で。
ソムリエらしき人に好みを伝えて選んでもらったのだが、ナイスセレクトとは言えない。

次回に泊まることがあっても、ここのレストランで食べるのだけは勘弁してもらいたい。
部屋には大満足だけどね。
朝食は普通。

2008年7月16日 (水)

パエージャ

アリカンテでランチ。
仕事相手の人々が連れて行ってくれた店。
名前もわからん。
車でないとたどりつけなくて、広い店内は地元の人で満載。

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イカのフライ。
雑に揚げてある風なのに、ジューシーで旨い。
大きな鍋とたくさんの油で揚げているのだろう。

メニューを見せられることもなく、相手が勝手に選んでいた。

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他、生ハムとか、アリオリとトマトソースをパンに塗って食べるものとか。
白ワインを飲みつつ。

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これまたでっかいパエージャ(パエーリャ?正当な読み方とかどうでもよいけど)登場。
5人分。薄いので、量自体はそれほどでもないらしい。

で、アリカンテ地元民の皆様は、アリカンテのパエージャはウサギやら魚介で出汁を取って、その具を取り出してしまうのだと言う。
それが正統派なのだと。

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海のもの山のもの、旨味が凝縮している。
具がなくても全然物足りなくない。
今まで食べたパエージャで、一番美味しい。

スペインでは、夜にはあまりパエージャを食べないそうだ。
重すぎると。

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地元のデザートとお願いしたら、クレーマ・カタラナが来た。
バカ甘い。

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こちらは盛り合わせ。
アーモンドのアイスのアーモンドっぷりが強烈。

やはり、住人が連れて行ってくれる店というのは当たる確立が高い。
その人にもよるけれども。
この店、なんて名前でどこにあるんだろう?
仕事以外でアリカンテに行くことなんてないだろうけど。

2008年7月15日 (火)

ピンチョ !! @ビルバオ

今日は9時ごろのピークにピンチョを食べたいねと旧市街へ。

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川を渡った反対側。

グッゲンハイムから歩ける距離。

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道幅が狭くなり、

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建物のキャラも強くなる。

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こういう出窓はスペインらしいなあ。

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サン・セバスティアンもだが、観光客向けのおみやげ物やなどもありつつ、基本的には地元の人中心。
歩いている人やバルの客も、ほとんどが地元の人っぽい。

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なんだか賑わっている店発見。
XUKELA。

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よさそうだ。

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ピンチョもイキがいい。

この店もそうだけど、大半のバルには椅子とテーブルのじっくり腰を落ち着けて食事をする席がある。

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我々は色々とハシゴしてみたいので、カウンターで立ち食い。

まずはチャコリ。
ワイングラスだけど、まあ良しとしよう。

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本当にどれも美味しそうなんだよね。

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茸ソテーにバルサミコがけのピンチョ、ズッキーニ、フォアグラ、木苺(?)ジャムの、パプリカ、アンチョビ、キャビア(多分)の、トマト、白身の魚の軽いスモーク(カラスミっぽいのがソースに使われていたような気がしないでもない)、シブレットの。

どれも旨い!
追加しよう。

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マッシュルーム、フォアグラ、生ハムの、白身の魚、ほんのりとした辛さの青唐辛子の。

マッシュルーム(チャンピニオン)の味の濃さにテンション上がる。

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席に座って、全部のピンチョを制覇して、さらにグリルなどもオーダーしたいぐらいだが、他も体験しなくては。

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お、ここも人が外にあふれている。
BAR IRRINTZI。

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どうやら、飲み物を持って外でやるのが楽しいらしい。
座席は満席。

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壁に漫画的な絵が描かれていたり、ポップな内装。
店の人はパンク風味。
なぜかビルバオにはソフトパンクな髪型や服装の人が多い。

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それぞれのピンチョに説明(と店員さんたちの似顔絵らしきもの)が書いてあるので、わかりやすい。

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イワシの酢漬け、甘くジャムっぽい玉葱、ポテトのピンチョ、クリーミーなコロッケの、なすのフリットとニンニクの。

うーん。
やはりさっきの店のほうがよい。
ここのはパンも美味しくない。

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豚肉のグリルはマスタードソースに漬かって。

ここはこれ以上深めなくてよいかな。

次行ってみよう。

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年配の人々が集っているROTTERDAM。

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ピンチョでなく、炒めものや煮物の大皿料理が並ぶ。
が、どれも死んでるんだよね…。

とりあえず、白ワインと赤ワインをグラスで。

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でも、客はたくさんいるわけだし…と当たり障りのなさそうなチャンピニオンを。

やっぱり、ダメだ。
いつ作ったんだろう。
茸自体の質も良くない。

お会計になってみたら、すごく安い。
よく他の客を観察すると、皆、ひたすらに飲んでいる。
どうやら、食事(家、または他の店)での前や後に一杯やっている様子。
店が混んでいる理由が単に「安い」という場合があるので、注意しなければいけない。

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で、戻ってきちゃいました。XUKELA。

もうチャコリは散々飲んだので、赤ワインを。

でも、すでに11:00近く、ピンチョはほとんどなくなっていた。
店も終わりかけ。

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じゃあ、あるものを一通り。

トマトと青唐辛子(だったような?)の、スモーキーなチーズとトマト(??)の、チャンピニオン、フォアグラ、サーモンの。

やっぱここのが美味しい。

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うなぎの稚魚、サーモン、ウォッシュチーズ(軽いカマンベールのような)の。

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茸を再度。

次回は、この店をもっと満喫したい。

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この空の色。

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芋虫のような路面電車。

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映画の撮影らしい。

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雨のシーンかね。

ビルバオは程よく大きな街で、ショッピングもでき、食事も美味しく、観光もできる。
日本から1回の乗り継ぎでバスクに入ろうとするとビルバオ空港を利用することになるから、その際に立ち寄らないのはもったいないかと。

バスクもこれで終わり。
今回はスペイン語ベラベラな人に同行させてもらったので、いろんな人々とコミュニケーションが取れて面白かった。
楽しかったし、もう一度来たい。いや、来る。
次の日の早朝にアリカンテ行きの飛行機に乗る。

2008年7月14日 (月)

グッゲンハイム ビルバオ

ビルバオの空港からタクシーで市内に入った時のインパクトは相当なものがあった。
トンネルを抜けて、視界が広がった途端にグッゲンハイムのアーティスティックな姿が視界に入ってくる。
まるでアミューズメントパークに来たかのような光景に、気分があがる。

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パピー!!!

今回、これを生で見るのが楽しみだった。

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形、大きさ、カラフルさ、そして花だし。
もう、たまらん可愛さ。

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背中の丸みもいい。

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シュールレアリズム展をやっていた。
スペインで観るダリはさらに面白い。

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奥にうっすらと見えるのは、六本木ヒルズにいた蜘蛛か?

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常設展示品も含め、純粋に楽しめる美術館だなあ。

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夜、ホテルの部屋から望遠で撮ったグッゲンハイム。

2008年7月13日 (日)

グッゲンハム ビルバオ レストラン

ビルバオでのランチはGuggenheim BILBAO内のマルティン・ベラサテギ系レストランを日本から予約していた。

よくお食事をご一緒していただき、お互いに好みをよく知り、その評価を信頼している友達が、1ヶ月ほど前にここで素敵なランチをいただいたというので、決定。

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カフェテリアがある奥がレストラン。
さすが現代アート美術館の中。

予約は14:00。
やはり席が埋まるのは15:00近く。

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チャコリも色んなところから出ているのだね。
このボトルは初めて。
Bodega BerrojaのAguirrebeko。

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デザインされたものが随所に見られる。
ガスなしの水を頼んだら、エヴィアンのラクロワボトルだったり。

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つき出しは、ししとうのフリット。
粉が小麦粉ではないのかもしれないカリカリぶり。

デグスタシオンメニューもあったが、夜にピンチョを楽しみたいので、ここは控えめにアラカルトを。
前菜にはハーフ・ポーションのメニューもあったので、その中から選ぶ。

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Cream of "Cara negra" cheese,
with sautéed "Ballobar" capers, herbs
sprouts and croutons.
Sheep from Carranza.
14.00ユーロ。

ああ、こういうさっぱりしたのが食べたかったんだよね。
普段はトラッドな料理好きだけど、胃が疲れているときにはヌーベルで軽いものが馴染む。
チーズの香りなど、やはりフランス料理ではなくバスクに来たことを感じさせる。

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ご一緒した方は茄子。
Roasted aubergine flavoured with
"makil goxo", based on a yogurt
emulsion. "Farga" olive
(Thousand years old olive trees).
14.00ユーロ

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メインは魚にしてみた。
Chunk of cod roasted under the grill,
served with a sopako bread country soup,
with a sour and spicy hint.
31.00ユーロ。

「sopako」ってなんだ ?

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タラの皮を焦がしてあって、その燻されたような香りも味付けに一役買っている。
辛味・酸味・薫香がプリンとしたタラの身を引き立てる。

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こちらはラム。
Roasted sucking lamb shoulder,
with a base of sherry Gernika pepper seeds
and yellow lemon skin.
35.00ユーロ。

とても繊細な肉質。

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デザートのメニューにピスタチオの文字を発見。
しかもオススメを聞くと、そこに入っていた。
頼まずにはいられない。
Pistachio and lavender sponge,
with a "polipodio" ice cream,
apricot nectar and eucalyptus.

「polipodio」はハーブだと言っていたような。

奥は
Baked "esperiega" apple gnoquis,
on a bed of whipped cottage cheese
with a touch of green cardamom
and a cinnamom ice cream.

ニョッキというより、ちょっとわらび餅っぽい。

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やわやわとして空気をたくさん含んだスポンジ。

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プティ・フールはヨーグルトとアーモンドのムース。

地元の食材を使い、バスクの料理に仕上げてある。
猛烈に感動したわけでも、この料理をぜひまた食べたいというのでもないが、美術館の中にある便利さを抜いても、食べに行く価値はあると思う。
で、マルティン・ベラサテギ本店も気になる。

サン・セバスティアンのスベロアとここで食べて、それぞれに美味しかったのだけど、もし個人的な旅行で来るとしたら、バル以外のレストランでも、より地元色の強い店で食べたいと思う。
もう、こってこてのバスク!という料理を味わってみたい。
バスクだけ1週間くらい滞在して、色んな町に行って。

2008年7月11日 (金)

MIRO HOTEL

ビルバオのホテルはMIRO HOTEL
部屋の窓からグッゲンハイムが見える。
歩いて3分か。

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デザインホテル。

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ジュニア・スイート・デラックスで素泊まり(税別)180ユーロだから安い。

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部屋はかなり広く、荷物を広げてもゆったり。

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カーテンを開けたら、風呂場(浴槽と洗面)とつながっていた。
シャワーブースはトイレの脇にある。
アメニティーの中にバスソルトがあるのもうれしい。

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レセプションはこんな感じ。
人はあまり親切ではない。

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サン・セバスティアン 海

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朝7:00ぐらい。
日が暮れるのが遅い分、昇るのも遅い。

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朝の散歩。

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ゴミが落ちてないなあと思ったら、朝、掃除をしているのでした。

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中央左寄りがホテル。

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朝食を食べて、ビルバオに移動しよう。

2008年7月10日 (木)

ピンチョ !! @サン・セバスティアン

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ちょっと休んでから、外にでる。

旧市街にはバルが並び、たくさんの人が酒を飲み、ピンチョをつまんでいる。
月曜で休みの店が多いが、それでも十分に面白い。

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昼のスベロアでの食事が全然消化せず、腹ごなしにうろつく。

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旧市街を抜けたところにあるキューブはショッピングセンター的なものか(と思ったら、音楽ホールとか会議場とからしい)。

ちなみに、この明るさで夜の9:00近く。

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こちらの浜は波があるようで、サーフィンをしている人々も。
夜9:00に。

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やっと何か食べられるお腹になってきた気がする。
日本の雑誌にもよく掲載されるBERGARA。

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なんか、ピンチョにいまいち活きがないような…。

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チャコリを頼むも、注ぎ方がやわいような。
もっと上の方からジャーっといってほしい。
しかも、円筒形のチャコリグラスでなく、ワイングラスじゃ趣がないだろう。

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イワシの酢漬け、ラタトゥイユのピンチョ。

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アンチョビ、パプリカ、イワシの酢漬け。

不味くはないのだが、やはりなんだか勢いがない。
昨日の残り物のような感じ。
雑誌ではオーナーとして載っていたおじさんの姿は見えなかったから、何か理由があるのかもしれない。

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10:30ぐらいでやっとこの暗さ。

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こちらの空は本当に青い。
夜も青が濃くなった色をしている。

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旧市街へ移動。

開いているバルを覗いて、客の入りやピンチョを見て、良さそうな店に入る。

BAR GANDARIAS。

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グラスワインの種類が豊富。

カウンター以外にも、奥には椅子とテーブルがあり、ゆっくりと食事できるようになっている。

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シドラと、唐辛子、アンチョビ、オリーブ。

シンプルながら、確実に旨い。
単純なものなので、素材の具合があからさまに反映する。
他のピンチョも美味しそうだったが、やはり昼の食事は腹に残っており、余裕なし。
さっきの店よりも活気に満ちた店内とピチピチしたピンチョに、いつか戻ってきて食べ倒してやると誓う。
ピンチョ以外に、肉や野菜、海老などを焼いたりもしてくれる。

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チャコリの注ぎ方もよろしいかと。

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どうやら、夜はあまり遅くないようで、11:00にはほとんどのバルが終わりムード。
ピンチョもまばらに。

昼に食べ過ぎないことが、夜にピンチョを楽しむ秘訣のようだ。

2008年7月 9日 (水)

カテドラル @サン・セバスティアン

サン・セバスティアンのカテドラル。

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喉も渇いていなくて、トイレの必要もなく、ただ疲れたときには教会が最適。

2008年7月 8日 (火)

スベロア Zuberoa

ランチはサン・セバスティアンから車で15分ぐらいのところにあるレストラン、スベロアを日本から予約していた。

気になっていたマルティン・ベラサテギは月曜休みで断念。
日曜、月曜、火曜は休みの店が多い。

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ご一緒していただいたスペイン関係のお仕事をされている人が、サン・セバスティアン出身者から薦められたとか。
地元の人が行くレストランらしい。

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テラス席に通される。

予約はスペイン時間に合わせて14:00。
でも満席になるのは15:00近く。イタリアの南よりも遅い。
このスペインの食事時間に合わせるのが、なかなか辛い。
夕食は22:00ぐらいが普通だそう。
仕事で行くと、スペイン人との会食が終わる頃には日付が変わっていて、日本人は睡魔との闘いを強いられる。

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チャコリをいただきながら、まずは突き出し。

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トリュフクリーム、下はフォアグラムース。
茶色いソースは蜂蜜入りで、中華料理を思わせる甘辛さ。

料理はデグスタシオンのコース(115.00ユーロ)にする。

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生姜、醤油、グレープフルーツ風味のロブスターカルパッチョ。

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グレープフルーツはゼリーになっている。

これまた甘辛。

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海老、茸、海老の殻で出汁を取ったソース、パセリ(だったような)のソース。

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海老がうっすらと火が通ったくらいの生で、旨味がトロける。

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ワインはNavarra、GuelbenzuのEvo(29.50ユーロ)。
カヴェルネ、テンプラニージョ、メルロー。
味の変化が楽しい。

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海の幸のカレー風味、そのジュースと共に。

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海老やホタテに混じってイクラも。
こちらのイクラは小さめで、皮が硬い。

海老は丁度半生。前の料理と違う加減という細かさに驚く。
ホタテも周りがカリっと香ばしい。
この店は火入れが素晴らしく巧み。

魚介の出汁はとてつもなく濃厚。

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温泉卵、鶏の出汁、トリュフ、ニンニク、ポテトチップ。

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これまた出汁が濃いなあ。

ここの料理、1品1品は美味しいのだが、とにかく味が濃い。
塩ではなく、味が強い。
お好み焼きソースを思わせる甘辛味も頻繁で飽きる。
オイルもかなり使っていると思われる。
で、そろそろ、何かさっぱりしたものが食べたい。

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小イカ、白いんげん豆のスープ、イカスミ。

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マグロの腰肉、ピスタチオオイルとバルサミコ、下にトマト。

やはり火の通り具合が素晴らしく、ギシギシしない程度に軽く焼かれている。

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メインは鳩。ローズマリーの香り。
ポルチーニリゾットとポテトピューレ添え。

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ご一緒した人はクミン風味の豚、フルーツコンポート。

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この豚、中華料理かと思うほどに甘味が強い。

重いが、豚自体の脂はあっさりしている。

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パイナップルのラビオリ、パイナップルのソルベ、パイナップルチップ。

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カカオとアマレット、柑橘系の酸味のデザート。

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どの料理も単体では美味しく、感動を誘うのだが、何しろコースとして重すぎる。
デザートはさっぱりだが、他は魚介にしても、とにかく濃い。
アラカルトでならもう一度来るのもアリ。
メインをもう少し余裕を持って味わいたかった。
アミューズに野菜の爽やかな料理、海老の前菜1皿、魚、口直し、肉料理、デザートなら、相当に感動すると思う。

これで1人150ユーロぐらいだから、お得感あり。

2008年7月 7日 (月)

サン・セバスティアン

パリ経由でビルバオに夜到着。食事も取らず、そのまま寝る。
ヨーロッパカップでスペインが優勝し、マドリード辺りではすごい盛り上がりだったらしいが、ビルバオはそれほどでもなく。

次の日の朝、9:30のバスに乗って1時間15分、サン・セバスティアンに到着。

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海辺のリゾート地。

ホテルの部屋が準備されるまで、散歩をする。

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喧騒もなく、観光客と地元の人とが共存しているような、大人の街。

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手前のおじさんたちは、バスクの壁打ちテニス的球技、ペロタをしている模様。

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小腹がすいたので、ショッピング地区のバルで初ピンチョ。
たまたま通りがかって、そこそこ人が入っていた店。

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英語はイマイチ通じないので、指差しオーダー。

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通りに出された席で一休み。

ここは旧市街ではなく、ZARAやfnac、ロエベ、有名ブランドをそろえたセレクトショップなどがある地区。

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手前はウナギの稚魚を茹でたもの、パテ、サーモンをのせたもの(2.70ユーロ)。
奥はあまり(ものによっては全然)辛くない青唐辛子とアンチョビとオリーブの串刺し(2.20ユーロ)。

飲み物はもちろんチャコリ(微発泡白ワイン 2.60ユーロ)。

感動するほどではないが、ちゃんと店を選んだらさぞかし…と期待させるに十分な美味しさ。

それにしても、弱小通貨となった円(成田での換金時、1.00ユーロ=172.45円)では、すべてが割高に感じる。

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ホテルは海沿いのAbba Londres y de Inglaterra。
海側の部屋を予約していた。
古いホテルで、部屋や朝食は普通でも、サービスはしっかりしている。

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部屋からの眺め。
このホテルを選んだのは、眺望が素晴らしいと薦められたから。

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さて、着替えて昼食に向かうとしよう。

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