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2008年7月 8日 (火)

スベロア Zuberoa

ランチはサン・セバスティアンから車で15分ぐらいのところにあるレストラン、スベロアを日本から予約していた。

気になっていたマルティン・ベラサテギは月曜休みで断念。
日曜、月曜、火曜は休みの店が多い。

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ご一緒していただいたスペイン関係のお仕事をされている人が、サン・セバスティアン出身者から薦められたとか。
地元の人が行くレストランらしい。

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テラス席に通される。

予約はスペイン時間に合わせて14:00。
でも満席になるのは15:00近く。イタリアの南よりも遅い。
このスペインの食事時間に合わせるのが、なかなか辛い。
夕食は22:00ぐらいが普通だそう。
仕事で行くと、スペイン人との会食が終わる頃には日付が変わっていて、日本人は睡魔との闘いを強いられる。

Zuberoa3

チャコリをいただきながら、まずは突き出し。

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トリュフクリーム、下はフォアグラムース。
茶色いソースは蜂蜜入りで、中華料理を思わせる甘辛さ。

料理はデグスタシオンのコース(115.00ユーロ)にする。

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生姜、醤油、グレープフルーツ風味のロブスターカルパッチョ。

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グレープフルーツはゼリーになっている。

これまた甘辛。

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海老、茸、海老の殻で出汁を取ったソース、パセリ(だったような)のソース。

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海老がうっすらと火が通ったくらいの生で、旨味がトロける。

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ワインはNavarra、GuelbenzuのEvo(29.50ユーロ)。
カヴェルネ、テンプラニージョ、メルロー。
味の変化が楽しい。

Zuberoa9

Zuberoa10

海の幸のカレー風味、そのジュースと共に。

Zuberoa11

海老やホタテに混じってイクラも。
こちらのイクラは小さめで、皮が硬い。

海老は丁度半生。前の料理と違う加減という細かさに驚く。
ホタテも周りがカリっと香ばしい。
この店は火入れが素晴らしく巧み。

魚介の出汁はとてつもなく濃厚。

Zuberoa12

温泉卵、鶏の出汁、トリュフ、ニンニク、ポテトチップ。

Zuberoa13

これまた出汁が濃いなあ。

ここの料理、1品1品は美味しいのだが、とにかく味が濃い。
塩ではなく、味が強い。
お好み焼きソースを思わせる甘辛味も頻繁で飽きる。
オイルもかなり使っていると思われる。
で、そろそろ、何かさっぱりしたものが食べたい。

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小イカ、白いんげん豆のスープ、イカスミ。

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マグロの腰肉、ピスタチオオイルとバルサミコ、下にトマト。

やはり火の通り具合が素晴らしく、ギシギシしない程度に軽く焼かれている。

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メインは鳩。ローズマリーの香り。
ポルチーニリゾットとポテトピューレ添え。

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ご一緒した人はクミン風味の豚、フルーツコンポート。

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この豚、中華料理かと思うほどに甘味が強い。

重いが、豚自体の脂はあっさりしている。

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パイナップルのラビオリ、パイナップルのソルベ、パイナップルチップ。

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カカオとアマレット、柑橘系の酸味のデザート。

Zuberoa21

どの料理も単体では美味しく、感動を誘うのだが、何しろコースとして重すぎる。
デザートはさっぱりだが、他は魚介にしても、とにかく濃い。
アラカルトでならもう一度来るのもアリ。
メインをもう少し余裕を持って味わいたかった。
アミューズに野菜の爽やかな料理、海老の前菜1皿、魚、口直し、肉料理、デザートなら、相当に感動すると思う。

これで1人150ユーロぐらいだから、お得感あり。

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