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2008年9月30日 (火)

一人の夕食はこんなもの

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Duomoは都市によって異なる様式で、どこで何度見ても発見がある。

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リナシェンテの最上階にあるテラスレストラン件バールでミモザを一杯。
もれなくおつまみが付いてきます。

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ここからは目の前のDuomoが間近に眺められる。

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夕方のこの青い空を見ると、ヨーロッパだなあと。

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これはブレラ通りのバールで。

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これはディエチ・コルソ・コモのテラスにあるカフェのベリーニ。
新鮮な桃(黄桃?)を使っていて、とっても美味しかった。
「プロセッコにしますか?シャンパンにしますか?」と聞いてくれるが、プロセッコで十分。
来店する人々を眺めながら一杯やるのが楽しい。

一人だと夕食にレストランに入るのが億劫になり、昼ごはんをがっつりと食べ、夕食はこれらのフルーツ系カクテルと付いてくるおつまみで済ませていた。
歩きつかれてたびたび休む必要もあったし。

どれも10ユーロぐらい。
同じく高いなら、ディエチ・コルソ・コモのが一番価値ありましたな。

2008年9月29日 (月)

Osteria della Cagnola

自由な日の一人の昼食では、またもやガンベロ・ロッソを参考に気楽な店を選ぶ。

このガイドで高得点だったクラッコの合わなさ加減を考えると、そこまで信用もできないという気分にもなるが…。

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地下鉄や路面電車の駅から少し離れていて、住宅やオフィスばかりの地域にあるオステリア・デッラ・カニョーラ。

写真の色は、赤くなってしまっているのかもしれない。

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味のある店の造り。

近所で働く人々が昼食をとっていて、イタリア人でも前菜とプリモだけだったりもする。

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メインにコトレッタ・ミラネーゼを頼んだら、オススメのワインは地元ロンバルディア、ニーノ・ネグリの赤、QUADRIOのハーフ(12.00ユーロ)。

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前菜は仔牛の舌など頭の肉の茹でたものをサルサ・ヴェルデで。

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酸味のあるソースでさっぱりと。

でも、南ならセコンドとして食べる料理。
そして、日本人的には量がメイン級。

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セコンドはコトレッタ・ミラネーゼのサフラン・リゾット添え。
添えるのはグリルポテトも選べる。

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でかいが薄い。
でも相当な食べ応え。
これは前菜ナシでないと完食はムリでした。

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はちきれそうなお腹でも、デザートを頼んでしまう…。
リキュールの香りをつけた、クリーミーなクレーマ・カタラナ。

隣の人が頼んでいたチーズは、種類が少ないながら、セレクトも状態もよさそうだった。

カフェと水をもらって、総額53.50ユーロ。

マドンニーナよりはるかに高いが、その分、料理の完成度も高い。
ちゃんとお金を払って食べる料理に仕上がっている。
ミラノ料理を食べたいと思うことがあれば、もう一度来たい店だった。

サンタゴスティーノのメルカート

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メルカートには買うものがなくても立ち寄りたい。

週に2回開かれているというサンタゴスティーノの市。
安くて、でもその値段の価値もないくらいに安っぽい衣料品や雑貨を売るメルカートと、食料品を売るのとがくっついてある。

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食材の地方性や季節感がうかがえる。

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ポルチーニは今年、出るのが遅いようで、たくさんある八百屋スタンドの中で扱っていたのは1つだけ。

レストランでも去年ほどメニューに並んでいなかったが、仕事相手との会食でRistorante Cavalliniというミラノ料理のレストランで食事し、生ポルチーニのソテーと、タリアテッレのポルチーニソースを食べられた。
白トリュフ、ポルチーニと、今年もイタリアの秋の味覚を味わえて、満足。

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なぜかここのメルカートにはカラブリアのサラミ関係やチーズなどを売るスタンドがいくつかあった。
で、NDUJAを買ってみる。

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肉・唐辛子ペーストの腸詰で、トマトソースに入れるとコクと辛味が加わって美味しい。
そのままでも酒のつまみに最適で、クセになる味。

2008年9月26日 (金)

Trattoria Madonnina

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今回、仕事で缶詰になる前に2日間自由時間があり、久しぶりにミラノの街を観光することができた。

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ナヴィリオ運河近辺って、レストランはたくさんあるけれど、月末のメルカート以外は地味。
素敵なカフェで運河を眺めながら一杯…というのも出来ない。

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ガンベロ・ロッソで良さそうだったトラットリア・マドンニーナで昼食。
週の内半分は昼だけの営業という地元感あふれる食堂的な店。

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12:30の開店直後だと、まだすいていて、すぐに入れるが、13:00過ぎると近所で働いている人々が続々とやってくる。

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手書きのコピーなメニュー。

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まずはズッパ・ディ・ファジョーリ(4.00ユーロ)。
小さいパスタが入っていて濃度のある豆のスープ。
スープに入れるパスタは中で一緒に煮るので、柔らかめ。

ミラノが肌寒いので、こういうほっこりした料理が身体に馴染む。

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セコンドはスペッツァティーノのプーレ添え(7.00ユーロ)。
牛肉のトマト煮込みで、セロリや人参が入り、ポテトピューレと一緒に食べるのが美味しい。
ただ、個人的には牛肉の煮込みというものが、やはり得意ではないなと。

グラスの赤ワイン(3.00ユーロって高っ)、水、カフェで総額18.00ユーロ。

とっても家庭的なお味。

仕事中の昼食な人々は、プリモなしでコトレッタ・ミラネーゼなどのセコンドのみを頼むのがほとんど。

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イタリアの街はそこら中に遺跡があって、新しいものと共存しているのが面白い。

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2008年9月25日 (木)

Ristorante Cracco

今回のミラノでの最も豪勢な夕食はクラッコ(元クラッコ・ペック)でのアルバ産白トリュフづくしコース。

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日本からイタリア版オープンテーブル的なものYubukを通じて予約していった。

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アルバ産白トリュフ登場!!

季節モノを食べないなんていう選択肢はない。
タリオリーニやリゾットの白トリュフ付は単品で100ユーロ。
「アラカルトで頼むのもいいけど、コースに白トリュフものを入れてもらいたいね」と迷っていたら、「白トリュフのコースはいかがですか?」と。
で、それにする。

なんと、その時点でダレも値段を聞かず。
で、コースが進んで初めて白トリュフづくしのコースだと気づき、値段を想像して青ざめる。

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パンと一緒にやってきたのは、海老煎餅ならぬ海草煎餅的なものや、小さなコロッケなど。

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ソムリエさんが白トリュフにはフランスのピノ・ノワール(イタリアのはダメだと)か、トスカーナのサンジョベーゼか、ピエモンテのネッビオーロと言う。

ミラノでフランスワインを飲まなくてもよいだろう、そしてネッビオーロは気分じゃない、ということで、トスカーナのもので120ユーロくらいのものをとお願いする。

「リストには載せていないけど」と持ってきたのはシロ・パチェンティのロッソ・ディ・モンタルチーノ 2004。
香りよく、サンジョベーゼのえぐ味が弱く、まろやかで美味しかったのだけど、これが120ユーロというのは高すぎでは…。

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つき出しはインサラータ・ルッサ(ロシア風サラダ)と呼ばれるポテトサラダをキャラメルコーティングしたもの。
中に白トリュフが入っているというが、全く感じられず。

コレ、キャラメルが甘いしベタつくしで、無用。
マヨネーズの効いたポテトサラダが甘くなってしまった状態は、なんともファミレス的な味。

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ハーブの香りがするミルクソース(甘い)に小さなバッカラフリットが入っている。

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黄身トロリのデミタスカップ入り温泉卵に白トリュフ。
これはまとも。
やはりトリュフは温かいものの上で香りが充満したときが最も盛り上がる。

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手打ちタリオリーニの白トリュフがけ。
バターとクリーム(?)で和えたタリオリーニ。

こういうトラッドで変に捻っていない料理は美味しい。

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白トリュフのリゾット、花粉(ポーレン)入り。

それにしても、白トリュフに合わせるため、全てが似たような味付けとなっていて、飽きてきた。
ああ、乾燥スパゲティにオリーブオイルの香るトマトソースをかけたのが食べたいーーー!

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カルネクルーダにも白トリュフ。
カルパッチョなど、生肉にトリュフというのは定番。

ザクロやスライスし乾燥した人参と思われるものなどと共に。

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妙に甘い…と思ったら、胡椒のように細かくおろされたチョコレートが肉に混ざっている。
で、塩味というものがない。

正直、美味しくないです。
不味くはないが、あまりに不思議すぎ。

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デザートはマスカルポーネのヌーボラ(雲)と。
もちろん上のは白トリュフ。

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中はマスカルポーネを軽ーくホイップしたもの。
周りはナッツをすり潰して固めてある。

今回のナゾな工夫が凝らされた料理の中で、唯一納得のいった一皿。

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コンタクトレンズを模したのは、コーヒーフィルムだ。

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プティフールも、まあ…普通。

正直、もう行かなくていい。
イタリアではやはり、伝統的な料理を食べるに限る。
そして、気楽で雑多な食堂が一番。
タリオリーニやリゾットは美味しかったけど、別にここで食べなくてもよいよね。

三ツ星の普通のコースくらいの金額。パリの高級店で白トリュフを満喫するよりは安い。

サービスはよく言えばイタリア的。
色々とコミュニケーションを取ると、わがままを受け入れて対応してくれる。
会計を待っている間にキッチンに入らせてくれ、シェフに挨拶させてくれるというサービス精神もある。
が、ドアは自分で開け閉めしなければいけないし、タクシーを呼んでもらうと、来る前に外に出され、放置される(他のイタリア人客がクレームして、やっと出て来た)。
このクラスの店としてはいかがなものか。

2008年9月13日 (土)

サンマルツァーノ

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去年のイタリア旅行時、ローマ、ポルタポルテーゼのメルカートで種を買ったサンマルツァーノトマト。
家で植えてみたら、ちゃんと実がなった。
でも、やはり気候が合わないようで(梅雨や寒暖の差のなさとか)、赤くなるのが遅いし、南イタリアで見るような全身真紅の塊というものにならない。
それでもたくさん取れたので、トマトソースを作って冷凍した。
瓶詰めにして煮沸して真空にするという方法はあこがれるが、ここでは保存ができるのか不安だったので。

このサンマルツァーノは生食だとなんだかイマイチ。
やはりソースにするトマトなのだな。

同じときに種を買ったプンタレッレは、間違えて種を春に蒔いてしまったので、大きくならず、小さなルーコラのような状態でサラダとして食べた。
むちゃくちゃ苦かったが。

2008年9月12日 (金)

ミラノ出張予定

9月14日から恒例のミラノ出張。
後半4日はいつも通りビッグサイトのような郊外の展示場に缶詰なので、祝日を利用して2日前入りし、久しぶりにミラノを見る予定。

死に体のアリタリア利用。
最近、ミラノ直行便が減っていて、行きはローマ経由。
荷物が心配だ。

2008年9月10日 (水)

最近の家ワインたち

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ドメーヌ・サン・ジャックのラ・フォッス。

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ピエモンテ、ジュゼッペ・ラットのレ・オリーヴェ。

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ルイ・シュニュのブルゴーニュ。
色は薄いが香りがある。

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トスカーナのレ・ボンチェ。

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この間ボテガ・デル・グーストで飲んで美味しかったイル・コロンチーノのちょっと安い白。
これもコクがあり、香りは甘いのに甘くなく、好評。

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サルディーニャ、パーネ・エ・ヴィーノのピッカーデ 2006。
カリニャンとモニカ。
好きなタイプ。

2008年9月 8日 (月)

アンティーカ・ヴィネリア・ジュリアーノ

ランテルナマジカの姉妹店、白金台のアンティーカ・ヴィネリア・ジュリアーノ

テーブル席もあったけど、案内されたのはカウンターだった。

通常のメニュー以外が黒板に書かれていたり、活気とやる気に満ちているサービスも含め、ランテルナと同じものを感じる。

まずはプロセッコをいただきながら。

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レバーペーストが分厚く塗られたクロスティーニ。

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からすみのサラダはルッコラ満載。

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中にモッツァレラかスカモルツァが入った花ズッキーニのフリットは1人1つで。

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うさぎとズッキーニのフリット。

ここのフリットはデュラムセモリナを使っているのか、かなりカリっと固めの生地で、イタリアっぽい。

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グラスの白を頼んだら、ずらりと。
こういう店は好きだ。

最初はサルディーニャのイゾラ・デル・ソーレ。
次にシチリアのビアンコ・ミストラル。

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ポレンタとゴルゴンゾーラのオーブン焼き。

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ラディッキオの苦味とスカモルツァの薫香の組み合わせがよいオーブン焼き。

前菜をまだまだ頼みたかったのだが、やんわりと店員さんに止められる(こちらは2人だったからか)。

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何かトマト系パスタが食べたいね、ということになり、でもあったのがソレント風(トマトとモッツァレラの組み合わせ)だったので、チーズ入りでないトマトソースのアレンジを聞いたところ、ボンゴレにトマトを入れてくれるという。

でそれをスパゲッティーで。

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赤のグラスもずらりt。

おすすめに従い、トスカーナのサンジョベーゼ、コステッロ。

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自家製のサルシッチャ。

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粗挽き万歳。

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本当は前菜もパスタもメインも、もっといただきたかったのだけど、残念ながらタイムアップ。

デザートはレモンのソルベと、フォンダン・ショコラのバニラアイス添え。

料理もランテルナとの違いは感じられなかった。
同じように美味しい。
で、久しぶりにいただくと、やっぱりここのテイストは好きだなあと。
今回はカウンターだったからなんとなく落ち着かなかった印象あり。
強いて言えばランテルナのほうが料理の比重が高い気がして好きだけど、どちらを選ぶかは、立地の便利さが多く作用するのでは。
ジュリアーノは、カウンターがあるだけ、飲み中心で料理をあまり頼まなくても許されそうな雰囲気がある。

2008年9月 4日 (木)

TAMA

ドンチッチョがある青学の横の道にあるワインが充実している沖縄・中華アレンジのおしゃれ料理屋、TAMA。

運動後に軽く飲み食いをと。

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壁には値段の書かれたボトルがずらっと並び、その下はカウンターになっている。
ビオワインなんかもけっこうあって、値段も良心的。
グラスワインは複数種類あるみたいだけど、飲み比べられるほどではないので、ボトルで頼んだ方が楽しそう。

カウンター席がメインで、真ん中の大きなテーブルも基本は相席。
すっきりと洒落た作りの店内。

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パクチーのサラダ。

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自家製腸詰は紅麹のような香りがして、身体に悪いものが入っていなさそうな美味しさ。
店内にぶら下がっているので、思わず頼んでしまう一品。

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マッシュルームと島らっきょうのオイル煮。
ここの料理は全体として、塩がきつすぎない。

このオイルにパンを浸して食べたかったのだけど、バゲットが売り切れだった。

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烏賊のとろみ炒め。

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胡麻酢豚。
黒胡麻ペーストがタレに使われている。

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シメはアーサー入りの沖縄そば。
いいお出汁。
取り分けて出してくれた。

終電近くなっても満席。
表参道近辺は店じまいが早いし、あらたまった感じの店が多く。
だから、こういう遅い時間まで気楽に飲み食いできて、かつ美味しい店は繁盛している。

たびたび利用することになりそうだ。

2008年9月 3日 (水)

バードランド 銀座

阿佐ヶ谷にあったときから行ってみたかったバードランド。
でも、そんなに前から予約するのもねぇ………と未訪だった店。
銀座で会合することになり、友達が駄目元で当日に電話を入れたら、席が取れたとのこと。
ありがとう!

予約の時点で6000円のコースに決める。
鶏の皮やらを使ったお通しの後に出た焼き物一発目、わさびののった胸肉、肉が歯に当たった瞬間、すでに旨いとわかるほどに明確な肉質のよさ。
他も全部美味しいのだけど、高いレベル(肉にこだわりがあり、懐に余裕がある客層という意味で)の焼鳥屋なら、このくらいではあるかな…とも。
正直、自分はそこまで焼鳥の違いに敏感でないしね。

コストパフォーマンスが高いとは言えないが、納得はできる。
ワインは味を楽しめるもの(グラスで一番安いサルディーニャのコスタモリーノが900円、他は1000円以上)が揃っている。
こだわりの店のようだし、焼鳥に集中して食べなきゃいけない雰囲気なのかと思いきや、かなり気楽にガハハな時間を過ごせた。
全体の感想としては、美味しかったし楽しかった。
ただ、ずいぶん前もって予約をしなきゃいけなかったり、コースだけというのはどうかと。
ここでなきゃならない理由は私にはわからんです。

2008年9月 1日 (月)

ロオジエ デュネ

日本最高のフランス料理レストランの一つ、ロオジエで夕食。

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このお皿を見ると高揚する。

お料理とワインはお任せで。
常連様とご一緒だったので、設定金額もそちらに指定していただく。
おかげさまで、緊張してしまうようなお店で、何を頼んでよいやらとまごつくこともなく、くつろいで楽しむことができた。

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シャンパーニュはピエール・カロ。
ラベルを読まないとブラン・ド・ブランとは想像できないしっかりとした熟成感。

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左の串に刺さったものはフォアグラをクレープ的なもので巻いたもの。
スプーンはとても洗練されたブランダード。
ポピージードに埋まったビーツのビスケットにオマールクリームを挟んだもの。

ここからして、すでに美味。

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なんと、厚岸の牡蠣のアイスクリーム。
海の味が爆発。

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前菜にはバロン・ド・エルのプイイ・フュメ 2003。

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お魚料理には、マルク・コランのシャサーニュ・モンラッシュ 2003。
グラスに顔を近づけただけで素晴らしさがわかる。
華やかな香りにうっとり。
少し残しておいて、フロマージュにも。

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お肉料理にはドメーヌ・アンリ・ルブルソーのマジ・シャンベルタン 1990。
いまだ活き活きとしたカラーで、木苺の風味。
酸味のバランスもよい。

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フロマージュのワゴン。
これが他のテーブルにやってきても、香りが漂ってくる。

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もちろん、全ての状態がとてもよい。

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口直しは日向夏のソルベ、バニラビーンズたっぷりのレモンのゼリーを敷いて。

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デザートに合わせたモンバジャック・キュヴェ・マダム。

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プティ・フールたち。

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一線を越える美味しさで、個人的な感想としては、パリの三ツ星といえど、ここまで満足できる店は少ないのではないかと。
スパイスをふんだんに使いつつ、邪魔にならず、エスニックに転ばず、エレガントに仕上げられた料理。この日の料理は比較的トラッド、なのに新鮮さを感じた。

お連れいただいた方々と自分の好みとが近いようで、この日設定されたメニューに胃袋を鷲掴みされたのも、それゆえかと。
一皿、一皿、合わせられたワイン、組み合わせ、その度ごとに感動していて忙しかった。
多謝でございます。

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