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2008年11月24日 (月)

ロオジエ 白トリュフ

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クリスマスイルミネーションの灯ったロオジエでデュネ。

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個室にて。
主催は常連のご夫妻。
この方々のお食事会に間違いはなく、今宵の宴に対する期待も高まる。
参加させていただく側としても安心。

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これが出てくると、「ああ、ロオジエに来たんだな」と思う。

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シャンパーニュはヴォーヴェルサンのブラン・ド・ブラン。

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ここのパンも美味しくて、食べ過ぎないように注意しなくてはいけない。
手前左の青海苔のバケットが新鮮。
本当に、まんま青海苔。カリっとした部分は煎餅のようでもあり。

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アミューズ・ブーシュはマグロのタルタルとアボカドクリーム。
こちらでいただくと滑らかさとコクがちゃんとフレンチ。

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開けられた瞬間、ため息が出る…。
リコッタチーズと卵黄のラヴィオル、アルバ産白トリュフ添え。

この香り。白トリュフの質の良さ。
やはりこのような高級食材こそ、きちんと料理されていなくては真価を発揮できないのだなと。
あのミラノでいただいたコースはなかったことにしよう。

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そして、やはり卵とトリュフの組み合わせは最強。
歯ごたえを残して茹でられたラビオリの中に半熟の卵がいる。
緑はルーコラ。他にルーコラのクリームもいるが、香りのやわらかい控えめなルーコラで、邪魔をせず、ひっそりと爽やかさをプラスする。

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白トリュフに合わせられたのはシャトー・イヴォンヌのソーミュール・ブラン 2000。
強い黄色を裏切らない香りの濃さ。

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的鯛のムニエル、秋野菜のフライ添え、ソース・トリュフ、リヴェーシュの香り。

きっちりと火が通っているのにしっとりな鯛、秋トリュフのソース。

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蓮根と紫芋のチップスの下には甘くなく、酸味を効かせたあずきのピュレ。

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お魚にはドメーヌ・ラモネの白、シャサーニュ・モンラッシュ・ブードリオット 2002。
溶かしたバターのようでもあり、はちみつのようでもあり…深い。

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次のお肉に合わせるのは、ポムロール。
シャトー・セルタン・ド・メイの1990。

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シャラン産鴨のロティとフォアグラグリエ、シャンピニオンのラヴィオルとかぼちゃのコンフィ。

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今までいただいた鴨の中で最高と皆で感動に震える。
美味の神様が降りてきたと。

十分に熟していて、濃厚。鴨独特のクセも存分に味わえる。
ソースがまた秀逸。

これに、90年のポムロールがぴったり。
メンバーがブルゴーニュ好き多数だったため、そちらという考えもあったが、お任せしたところ、ボルドーが。
通常、鴨にブルゴーニュというのは自然だけれど、この料理にはボルドーというのに納得。

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焼加減も完璧で、皮面はパリっと、中は均一にもっちりと。
血なまぐさくなく、美しい赤さ。

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フォアグラは焼くことでサラリとし、脂が出過ぎない絶妙な具合。

かぼちゃ、シャンピニオンのラビオリ共に存在価値のある添え物。

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チーズ来ました。

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ああ、遅ればせながら、今年初めてのモンドール!
ここでいただけるなら、状態も間違いない。

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ついつい欲張ってしまう。
「全部!」と言うのをかろうじて止まる。

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はちみつ、いちぢく、あんず。

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その上、シャンベルタンまで…。
ドメーヌ・ルイ・レミーの1985。
素晴らしいとしか言いようがないっす。

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お口直しは下から、カシスのゼリー、シナモンクリーム、青りんごソルベ。

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青りんごを皮のままかじっているようなソルベ。

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プチフールたち。

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でた!シャトー・ディケム。
1991。

誠実なソムリエ様は一言断りを入れて出してくださったのだけど、その部分というのは全く問題にならなかった。
イケムの舌にサラリと転がる上品な甘みは続くデザートと完全に調和。

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りんごのヴァリエーション、フランボワーズのメレンゲ添え。

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ファンキーな外見に反して、安定感ある味というのが好き。

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もちろん、さらなるプチフールのシャリオ。

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ソルベやフルーツも。

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欲張って色々と頼んだら、これらをいただいた後に突然強烈な満腹感が。

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エスプレッソをたっぷりをいただいても間に合わないほどに満腹。

いやはや、美味しいとついつい食べすぎる。

こちらのお食事会に参加させていただく毎に、自分の美味しい基準が上がってしまう。
料理、ワイン、どれを取っても感動的な品々。
写真を見返して唾液を噴出させつつ、心からの感謝を。

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お誕生日と退院したばかりの方々にお持ち帰りのケーキを。
次の日、ご相伴にあずかったところ、甘みがやわらかで、しっとり。
素材の良さがあからさまなケーキだった。

本当に素晴らしいレストランです。

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