お休みの店が増えたころの年末、夜8時、どこか開いている店で、食べて飲めるところ…。
こういうときはとサイトを見たら、年末年始も通常営業となっていたボッテガ・デル・グーストへ。
電話も入れず、突撃。
まずはグラスのスプマンテをいただきつつ、お通しのキッシュ。
この日はアラカルトで頼み、2人で分けていただくことに。
ここに来たら、ワインはもちろんお任せ。
「5千円台くらいで、白でも赤でもいい、なんか面白いもの」
という丸投げですがな。
そこでオススメされた2本の赤のうち、Rucheという初耳の品種を。
ピエモンテ、La Mondianeseの。
若飲み品種ということだったけど、少し古くても美味しいかもしれないと思わせるのは、ピエモンテの有名ワインの若い頃みたいな味わいがあるから。
選ばなかったもう1本は何だったっけ。
「カ」が付く州だったような…。
カンパーニャ?カラブリア?
メニューにはなかったが、生じゃない野菜が食べたく、「時間がかかっても、順番がどうなってもいいから、何か出来ないですかねえ?」とお願いして出していただいた温野菜。
ちゃんと前菜として先にやってきた。
お店のドレッシングのほかに、自分で味付けするように調味料を。
このオリーブオイルが薫り高かったなあ。
前菜として、沼津から届いた魚介のフリットミスト。
プリモたちは2皿に分けてくれた。
これはここに最初に来たときに食べて感動した栗の粉のトロフィエ、ウズラとビエトラのラグーソース。
やっぱり、これ好き。
ほっこりとしたパスタとラグーの両方が滋味深くて。
2種類あった本日のリゾットのうち、カエルとカルチョーフィの。
カエルは小さくプリっと。
メインは蝦夷鹿ランプのタリアータ。
脂身の少ないサクっとした鹿肉はタリアータに向いてるね。
付け合せのロースト野菜の中にあったインカの目覚めもワシワシと。
ジャガイモ万歳。
やっぱりグラスもいっとくかね。
この日の品揃えはこんな感じ。
まだ開いていないのもあった。
赤の後に白を飲むような蛮行もいとわない性分ゆえ、白も考えたが、結局は2人共赤。
左はマルケ、Le TerrazzeのSassi Neri 2004。
モンテプルチャーノ100%だって。
右はあのウエハースで有名なLoacherが作ってるワインだそうな。
ヨーロッパの成功者って、ワイン作りがち。
そういえば、ここはイタリアのチーズが充実しているんだったと。
相変わらず楽しいものが揃っていた。
さらにグラスワインを。
トスカーナ、Poggio Bonelliの赤。
気がつけばかなり酔っ払い、終電間近。
残したチーズに後ろ髪を引かれながら退場しましたです。
さて年始。
テレビとYoutubeと漫画の数日でドロドロになり、このままでは腐ると新宿伊勢丹へ。
セールなのに、通常の土日くらいの人出では?
値引率が30から50%では、経済不安中の購買欲を刺激するには足りないというのもあるかも。
ロスやNYから「12月初めから70%オフだよ!」という豪快な話を聞いていたのもあり、なんだかなあ。
結局、買ったのは地下でゲラントの塩。1キロ。
フルール・ド・セルでなく、普通の。
紀伊国屋でも見つからなくて、ネットでは800円弱のにそれ以上の送料を払わなきゃいけなくなってバカバカしいしで、探していたのだ。
やはりここの地下食料品売り場は素晴らしい。
さて夕食。
新宿で連れて行ってもらった店は、そそられるも、まだ年始休み中。
バスで渋谷まで移動しつつ、携帯で検索。
まだ6時過ぎだから、7時からのラボは留守電で、開くのかどうかもわからない。
というわけで、「スペインバルなんていいよね~」で、ひっかかった店、エスパニョール・マドリードに。
1階はバル、2階はレストランの様子。
もちろん1階。
グラスワインも週代わりで赤白2種類ずつあったし、料理も塩がキツすぎず美味しかった。
ニンニクの効いたオイルにパンを浸して食べるのもこたえられん。
ただ、ちょっと寒かった。
席にもよるのか?
温まろうにも、バルの方には米とかスープがないみたい。