ミラノ出張 + アムステルダム
明日28日、ミラノ出張に出発することになっている。
ミラノの前に、土日利用でアムステルダムに寄るのだ。
アムステルダムは2回目。
前回も冬、8年くらい前の11月で、むちゃくちゃ寒かった。
2泊のみ、しかも間の1日は日曜だから、できることは限られるだろうけど、楽しみ。
3月9日帰国予定。
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明日28日、ミラノ出張に出発することになっている。
ミラノの前に、土日利用でアムステルダムに寄るのだ。
アムステルダムは2回目。
前回も冬、8年くらい前の11月で、むちゃくちゃ寒かった。
2泊のみ、しかも間の1日は日曜だから、できることは限られるだろうけど、楽しみ。
3月9日帰国予定。
お嫁様から生馬刺と一緒に天草大王も届きました。
やはり、記憶違いでなく旨い。
しっかりした歯ごたえでも硬いわけでない。
味が濃いなあ。
スペインから丸ごとで持ち帰ったケソ・マンチェゴとハモン・イベリコ・ベリョータ。
ブルゴーニュ、ファブリス・ヴィゴのLes Lutenieres。
リオハ、パラシオス・レモンドのラ・モンテサ。
最近、「神の雫に登場!」という謳い文句で売られているワインをよく目にする。
そんな1本。
ファルネーゼ、カサーレ・ヴェッキオのモンテプルチャーノ・ダブルッツォ。
ドメーヌ・ダンデゾンのコート・デュ・ローヌ。
ずーっと再訪を計画しつつ、なかなか日程が合わなかった一即夛(いっそくた)。
他のお客さんが食べていたカツがあまりに美味しそうで、「今日はあれを食べる」と宣言しておく。
カウンターのみの店内は会社帰りのおじさんたちで満席。
まずはプレミアム・モルツ。
さて、今日は何品食べられるかな。
ジャガイモ(?)のポタージュ、奥は牛のたたき。
空豆。
イカ、海老、平貝など刺身。
カツオと?(魚の名前は覚えられないのです)。
白魚。
鯵(たぶん)の胡麻入り漬け。
白身魚をマヨネーズのようなソースとからめ、さらにポン酢をかけた一品。
くじらベーコン。
脂が旨い!
ホタルイカの酢味噌和え。
鮑もやわらかく煮えている。
毛蟹。
大根と鳥つみれ。
しみじみ美味しい。
煮物。
焼き物は色々な種類がある中、のど黒をお願いした。
脂がのってる。
サクッサクのカツ登場。
牛肉ですよ。
ミディアムレアな揚がりっぷりが絶妙。
しかし、さすがに腹にフタをするね。
もうお腹いっぱいです。
で、シメ。
こちらもいくつかある中から、マグロのヅケ丼を選択。
とびこのプチプチと辛くないわさび菜のパリパリがアクセント。
満腹でも入っちゃう。
最後はいちご。
いや~~~食べた。
胃丈夫にとってはお得感が凄まじいが、あまり食べない人でも、それぞれの美味しさに満足するだろう。
「食べたら出る」という店で、次のお客さんもいらっしゃったので、ぱっつんぱっつんの腹をかかえてお茶に移動。
休日の昼間にジャイロ・キネシスで身体を動かした後、遅めのランチをと西麻布へ。
時間は14:30過ぎ、そう、ランチはすでにラストオーダーとなっているところがほとんど。
CICADAにどうにかもぐりこむ。
NYのレストランを思わせる広ーーーい店内は満席。
店員さんたちの愛想の良さも、なんとなくグラマシー・タヴァーンを思い出させるものがあったり。
客層も、なんだか興味深い。
基本的には近所の人っぽいのだが、インターのお嬢さんたちが誕生会をしていたり。
ピタパン的なパンから旨い。
ハーブが入っていて、イギリスの塩とオリーブオイルをつけても。
オリーブオイルは色々と種類がある中から、希望のテイストを伝えて選んでいただく。
かわいい缶で盛り上がるわ。
選択肢の広いランチコース(前菜、メイン、デザートそれぞれを選べる)2,900円にする。
2人でそれぞれ頼んだから、いろんな種類を味わえる。
蟹のクラブケーキ。
コリアンダーとレモンのソースとの組み合わせが好み。
ビールと一緒に食べると、うまーーーっ!
運動後にスパイシーな料理とビールって、最高!
これはプロシュートとパン粉、ハーブを詰めた小イカのロースト、オリーブオイルに浸したパンにのっている。
この辺りで、思ったよりも量が多いことに気づく。
それぞれが2人で分けて丁度良いポーションなのだ。
魚介のタジンとクスクス。
こういうのも、ちゃんと美味しい。
骨付き仔羊のロースト。
焼き加減も程よく。
グラスのワインも充実しているので、赤ワインをいただきつつ。
かなり満腹なのだが、これまたデザートもたっぷりやってきた。
中がトロリのヴァローナチョコレートと生チョコジェラート。
奥はシフォンケーキ的なものの上にシナモンジェラートののったもの。
なんか、合コン向けレストラン的な先入観があって、来たことがなかったのだけど、勝手な思い込みを反省(夜は合コン利用も多いらしいが)。
いわゆるグルメというのとは違う世界のものだが、スパイスやハーブで上手く個性を出していて、キレがある料理はブランチに最適。
確かに、ここで誕生会って名案だわ。
けっこう量があるから、お腹をすかせて行く必要あり。
ずっと行きたいと思っていて、やっと!の西麻布リルリモ。
かわいいモノたち満載で見始めると止められず、長居をしていたら、「たまたまいただいたので」とEricaのチョコレートをご馳走になってしまった。
ここのショコラティエ、他に出店したりせず、熱すぎる8月を休みとしたり、潔い。
信用できるオススメがあり、明治公園近くのBUCA JUNTAへ。
どこか地下にもぐりこんだような店内は満席。
大人な客層で、おじさん客もくつろいでいる。
メニューはあまり多くなく、トスカーナ的な煮込みが目立つ。
アラカルトのメニューの中に、ぜひ食べたい!というものを見つけられなかったので、ほとんど選べない日替わりコースにする。
これは友達の水蛸のカルパッチョ。
自分は前菜盛り合わせ。
プロセッコの後、赤ワインをボトルで。
プロドゥットーリ・デル・バルバレスコのランゲ、ネッビオーロ 2007。
パスタは「カルボナーラ系」と言われたのだけど、実際はトマトソースに黒オリーブと卵黄が入っているソース。
麺、生でした。
アルデンテではなく、確実にバリバリとしていたよ。
味は良かったけど。
メインは牛肉の赤ワイン煮。
ここ、トスカーナ料理のわりに塩が控えめなので、日本人的にも安心。
JUNTAさん、料理人というよりサービスマンで、ほとんどフロアにいて客を転がしている。
デザートはリンゴのタルト、ジェラートのせ。
こちらはジェラート盛り合わせ。
かわいい。
食後酒を振舞ってくださった。
「ハウス・グラッパ」だというグラッパは、アルコール臭が控えめで飲みやすい。
さらに、フランス産梅酒。
料理はむちゃくちゃ美味しいというのではないが、じんわりと和む作り。
ここで何より魅力的なのは、初めてのときから常連のようにくつろげる雰囲気と、オーナーのイタリアおやじっぽさ。
トルコ関係のお仕事をされた人が、オススメされたというオスマントルコ宮廷料理のレストラン、ブルガズ・アダ。
いわゆるエスニック料理屋というイメージとは違う、高級感ある店内。
お値段もそれなりで、我々が訪れたときに居合わせたお客さんたちは年齢層も高めで、ほんのりバブルな香り。
ちょっと前のことなので、詳細はかなり失念。
美味しくて、盛り上がったのだけどね。
と、思っていたら、こちらに熱烈な記述あり。
6,800円のコースをいただきました。
ボトルでいただいたワインはトルコの赤、アンシラ。
花の香りが鮮明なのだけど、やはりヨーロッパのものとはニュアンスが異なる。
奥深く、タラゴンなど、ハーブの香りが鮮烈な料理と相性が良い。
インゲン豆(?)のトマト煮。
こういうお通し的なところから、ちゃんと作られている。
前菜の盛り合わせ。
えっと…、葡萄の葉で味付けしたお米を包んだんだっけ?
とにかく、どれも手間がかかっているということで。
魚介のスープ。
ポタージュっぽいのだが魚介の出汁が濃縮。
こちらは豆のポタージュ。
自家製パン2種も旨い。
水牛のチーズとトマトは、やはりカプレーゼ風。
イタリアとの地理的近さと文化の共通ぶりが面白い。
メインは簡単に言うと、鶏を茄子で巻いたもの。
こちらは羊肉の煮込み。
どちらも相当な仕事がされていて、家では絶対に食べられない!というか、やはり料理人に作ってもらうお料理だよねと。
こちらのサービスの方もたいへん説明上手で、オーダーの段階ですでに期待満々。
で、食べても裏切られることはない。
デザート盛り合わせ。
マスカットを使った甘いデザートワインをいただく。
このティラミス的外観のデザートには伸びるアイスと同じ素材が使われているそうで、弾力が面白い。
食後のお茶も異国情緒たっぷり。
かなりイベント度の高いお食事となりました。
で、盛り揚がっているので、まだ飲み足りないと、麻布十番駅近くの立ち飲みバル「ラ・プランチャ」へ。
ここがまた、面白かった。
近くに住んでいる人々がどこかで食事をした後や、仕事で遅くなったときなど、気楽に集っているようで、コミュニティーが出来上がっている。
それの中心となっているマスター(って呼びたい人)がキー。
いいなあ、ああゆう店。
数日前に予約が取れたDon Ciccio、でも21時までという。
オープンしてすぐに行って以来なので、どんなもんだったか確かめたくもあり、了承。
19時前に到着し、一気にオーダー。
ここは混んでくると、出てくるのに時間がかかることがあるからね。
早い時間でも満席って、すごい。
カジキマグロ、ズッキーニ、カリフラワーのサラダ。
ミントの香りが爽やか。
茄子とモッツァレラのインヴォルティーニ。
モッツァレラを茄子で包んでトマトソースをかけ、オーブン焼きしたもの。
魚介のフリット。
プロセッコ(スプマンテ?)後、白ワインをボトルで。
シチリア、マウリージのバッカ・ビアンカ。
イワシとウイキョウのカサレッチ。
勢いに本場っぽさを感じる。
トラパニペーストとズッキーニのディスキ。
トラパニペーストって、これかと思ったら、バジルペーストのアーモンド入りだった。
やはり、アーモンドの香りは活きていて、ペースト・ジェノベーゼとは一味違うのだけど。
この日、一番感動したのが、予想外にカジキマグロの炭火焼き。
普段、カジキマグロの鉄っぽさが苦手で避けるのだけど、これはまったく歯にギシギシとすることがなく、ジューシーで、でも脂がサラリとし、旨味が濃く、素晴らしかった。
一緒にグリルされたラディッキオの苦味も美味。
フライド・ポテトをコントルノに頼んだのも正解。
デザートはイチゴのティラミス、アマレーナのトライフル、
そして、私はカンノーリ。
いや~~~、何を食べても美味しいんだよね。
シチリアらしい力強さがあって。
トマトソース一つとっても、酸味とコクのバランスにイタリアをばしっと感じさせてくれる。
しかも、3人で好きに飲み食いし、食後のカフェも入れて、1人10,000円しないというお得っぷり。
混んでも仕方がないとは思う。
でも、やはり、じっくりと時間に追われず、ここの食事を満喫したいものだ。
で、並びのカフェ、HEART LEAFへ。
このいちごのパフェも、シャンパンも安い(前のことで値段は失念)。
ニューヨークチーズケーキも含め、デザートがちゃんと作られていて美味しい、そして表参道。
お得感あり。
2月末までのほうが…とオススメされていて、スペイン出張から帰って最初の外飯がすえとみでのすっぽんとなりました。
前回に予約をしておいたすっぽんコース。
すっぽんの茶碗蒸し、河豚の白子入り。
この間より大きい白子がクリーミー。
手前は素揚げむかごのからすみまぶし。
奥はこのわた、アンコウの肝、からすみを挟んだ餅。
肝臓、腎臓、小腸、卵。
魚でもなく、獣でもないあっさり感。
炭火の香りが鼻に心地よい色々な焼きすっぽんは相変わらず類稀なる逸品。
色々な部位が次から次へと。
首肉はしまった肉質でも固すぎず、味が濃い。
ぷにっ、ジュワッとトロける脂はどこかサラっとして胃もたれを起こさない。
エンペラの唐揚げ!! 前回はなかったメニュー。
周りカリッカリ、中トロリ。
白身の魚だけを食べさせて育てたすっぽんは、さすがに生臭さを全く感じさせない。
揚げ物大好き! たまらんです。
すっぽんの出汁が贅沢に使われたお鍋。
プルプルとした肉はもちろん、汁を飲むのを止められない。
次の日はかかともしっとり。
もちろん、雑炊が美味しくないはずもない。
もう、ここ以外の店ですっぽんを食べなくてもいいかも。
本日、3人で白ワイン1本と日本酒1本。
左の日本酒、しずくはすっぽんに合うとオススメされたもので、まさに!
やわらかいコクがぴったりでございました。
今回の出張中に食事をし、またぜひ訪れたいと思った店は4点。
全てバル系。
(マドリード)
CASA LABRA
TABERNA LOS HUEVOS LUCIO
CERBECERIS CERBANTES
(アリカンテ)
PIRIPI
星が付くような"レストラン"は前のバルセロナで懲りているので、ほとんど行かなかった。
前回でも、バスクでは美味しかったし、他の都市でも感動できる店はあるはずだから、じっくりと検討し、リベンヂしたくはある。
歩いてCava Baja通りに。
前日の夜に食事して、むちゃくちゃ気に入ったTaberna Lucioは満員御礼で入るのが難しそう。
すでにCerbeceria Cerbantesで食べていて、そこまでお腹がすいているわけではなく、せっかく時間があるからマドリードのバルを少しでも多く体験しておきたいというだけ。
賑やかなタイルが目を惹くLA CHATAに入ってみる。
カウンターの端に空きスペースを発見。
目の前に大きなパエリャ鍋が置いてあり、美味しそうだったので、赤のグラスワインを頼みつつ指差す。
お米の歯ごたえが、どこか日本で食べるのとは違う。
芯が残っているというより、全体が硬め。
これは炊き方か、種類の違いか?
どうやら、この小皿パエリャはお通しだったらしい。
なので、料金は赤ワイン代だけの1.50ユーロ。
安っ!
奥がテーブル席といういつもの作り。
店の入り口でハモンを切って呼び込みしているToma Jamon。
そういえば、今回、自分でハモンを食べていないなと。
ハモン・イベリコの小さいサイズ(7.90ユーロ)とグラスの赤ワイン(2.90ユーロ)。
もれなくパン・コン・トマテとオリーブがやってきた。
筋っぽくて塩が強すぎなハモン。
どうやらこの店はチェーン店らしい。
マヨール広場を通って、ホテルに戻る。
空港に向かうタクシーから。
帰りの便の出発が夕方なので、ランチはゆっくりとマドリードで食べられる。
その前に散策。
Lagasca通りとJorge Juan通りの辺りにはオシャレセレクトショップが集まっている。
リッチなエリアとうかがえる街並みで、建物の外壁も美しい。
プラド美術館から歩いてすぐのところにあるセルベセリア・セルバンテス。
ここ、こちらのサイトで見て、狙っていた店。
土曜日の14:00前くらいはすでに満席。
カウンター前の立ち飲みフロアもぎゅうぎゅう。
でも、ちょうど入れ替わりの時間だったようで、テーブル席に座れた。
まずは生ビール。
ここのビールは泡が細かくて、今回の出張中で一番美味しいビールだった。
パンもオリーブもレベル高い。
前の日から食べたいと思っていたPulpo alla Gallega(ガリシア風タコ 15.50ユーロ)をメニューに発見。
タコのやわらかさ、味の濃いジャガイモ、香り高いオリーブオイルとパプリカ、上から粗塩がふってある。
しかし旨いなあ。
周りの人々が海老を焼いたか茹でたかしたのを食べていて、それかと思って頼んだら、海老がパンにのったのがやってきた。
考えてみれば、メニューにTostadaって書いてあったじゃん。
トーストにアイオリソースが塗ってあって、その上に殻を剥いた海老。
意図したのとは違ったのだけど、こんな剥き海老で、しかもアイオリのニンニク臭と一緒になっているのに、海老味濃くて美味しいの。
合計22.00ユーロ。
ああ…この店に友達と一緒に来て、メニューを端から食べつくしたい。
近辺にはたくさんバルがあって、他にも入ってみたくなるが、腹がくちいので歩いて胃にスペースを作ることにする。
スペイン唯一(?)のデパート、エル・コルテ・イングレス。
だから、スペイン人が日本に来ると、デパートの多さに驚く。
そして、日本人がデパートで買い物するということに良いイメージを持っていることにも不思議な感じがするそうだ。
彼らには小売店に対する絶対的な信頼(それは日本人が逆に百貨店に抱くような)があるようで、イタリア人もだけど、どこか「デパートなんて」と思っている。
マドリードのソル広場近くのエル・コルテ・イングレスは22:00まで開いていて、ギリギリでも入れた。
お土産を買い忘れたとか、水がないとか、そんなときに本当に助かる。
地下はスーパーになっている。
これはアリカンテのエル・コルテ・イングレス地下。
缶詰売り場もお国柄が出て面白い。
スペインのはムール貝やアサリみたいなのなど、貝類の缶詰がずらっと一列。
ハモン各種も一本で。
ヴェガ・シシリアのウニコの1996年は185.00ユーロでした。
上の段のフルーツスムージーが0.99ユーロと激安で旨い!
保存料なんかは入っていなくて、ドロリと濃い。
パリやミラノでは7.00ユーロぐらいしたからさ。
地下には普通のスーパーのほかに「グルメ」コーナーがあり、高級品が集められている。
お土産には最適な品揃え。
今回スペイン最後の夕食@マドリード。
CASA LABRAが当たりだったので信用できるかもと、ホテルに置いてあるシティガイド的なものを参考に。
なんだかオススメのバル・セルベッセリアがCAVA BAJA通りにまとまってある。
この通りはマヨール広場から近くて、ホテルからも歩ける距離。
夜スポットなラテン地区でもあり、ちょっと行ってみるか。
観光客も地元の人も入り混じってバル巡り。
ちょっと活気があり、外から中が覗けて安心なバスクピンチョスバルを発見。
TABERNA TXAKOLINAというバスクらしい名前。
カウンターに並ぶピンチョを指差しオーダー。
飲み物はチャコリグラスに入った白ワイン。
ハモン、モッツァレラ、トマトのピンチョと、イワシの酢漬け、アンチョビ、その下に水分を吸ったポテトチップのを。
うーん…そこそこ美味しいけど、これ以上食べたいとは思わないな。
次、行ってみよう。
次は、有名なCASA LUCIOのななめ向いにあり、より新しく気楽そうなTABERNA LOS HUEVOS DE LUCIOに。
奥のテーブル席は満席みたいだったが、手前のカウンターはまだ座るところが残っていた。
中年の娘が母親と一緒に食べて飲んでいたり、常連と思しき夫婦がやってきて、その知り合いが次々と偶然風に登場(きっと、いつものことなのだと思うが)、やあやあと盛り上がっていたり。
一人でも他の客を観察していると飽きない。
カウンターにいたケソが美味しそうで、お願いしたら、一人だからかハーフサイズにしてくれた。
リベラ・デル・デュエロの赤、Montevannosをグラスで(2.65ユーロ)。
お通しはオリーブの実(スペインのは塩が控えめで、そのままでも口安めに丁度よい)。
どうやら、バルではオーダーするときに、どのような量が欲しいのかを指定する必要があるようだ。
一皿丸々というのは、2人以上で分けるような量で、他に半分や小皿というのがあったりする。
英語はあまり通じないので、好みの飲み物や「少し」という単語などのスペイン語を覚えておくと、かなり役立つ。
で、その場で切り分けてくれたケソ・マンチェゴ。
山羊らしい酸味と獣臭があり、しっとりとして、今まで食べたマンチェゴチーズの中で一番美味しい。
隣の人たちも、その隣もが頼んでいたジャガイモフライに半熟卵をのせた一皿をお願いする。
これにチョリソーやベーコンを炒めたのを盛ったものを食べている人も。
どうやらHuevos Estrelladosというこの料理がここの名物であるらしい。
そういえば、店名に「Huevos=卵」っって入っているね。
半熟卵をまぶしたジャガイモフライは格別。
けっこうな量があったのだが、ペロリと完食してしまった。
今、東京で写真を見たら、これが食べたくて口がソワソワする。
21:30くらいにはカウンターもぎゅうぎゅうの満員御礼。
そこで作っているわけではないチーズやオリーブでさえピチピチと勢いがあり、料理は抜きん出て旨い。
他にも種類はあるようで、またマドリードに来たら必ずここで食べようと誓う。
ワインは2杯もらって、合計19.80ユーロ。
スペインのよいところは、一皿一杯で次の店へというのが普通なバル文化があり、一人でも複数種類試せたり、合わないと思ったら違う店に移動したりが自由ということ。
出張で海外に出ると、夕食に一人でレストランに入るのに気兼ねし、会食以外の日は水だけ飲んで寝てしまうということが多々あるが、スペインでは体力さえ残っていれば、楽しく食事ができるのだ。
アリカンテから飛行機で1時間、どんよりしたマドリードに戻ってきました。
14:30くらにホテルにチェックインして………早く昼ご飯食べないと!
で、ホテルにも近い、そしてこの間大満足したCasa Labraへ。
つまみ3種を全部、バカリャウのフライはダブルで。
コロッケもまったりしすぎず、旨い。
ツナは酢漬けなので揚げ物の口直しに。
やっぱりイイわ。この店。
前回対応してくれた店員さんが覚えていて声をかけてきたり。
そういうのもなんだかうれしい。
ワインを頼むと、ショットグラスのようなのに注がれていた。
ここではビールのほうが合っている。
全部で約6.00ユーロ。
これだけではやはり足りないので、他に何かと近所をさまよう。
海老の看板がわざとらしいが、なんだか混んでいるので入ってみる。
El Cucurucho del Mar。
貝殻なんかを飾ったファンシーな内装。
客層は観光客というより、地元の奥様方が中心。
11ユーロのランチコースを頼んだら、飲み物をワイン(赤、白、ロゼ)、ビール、水から選べた。
白ワインを頼んだところ、ボトルがドスっと机の上に。
飲み放題?
前菜は3種の中から、野菜のスープを。
シャバシャバで、全く美味しくない。
すでに出たくなってくる。
残りわずかなマドリード滞在、ムダに腹を満たしたくはないのだ。
メインは羊が終わってしまったというし、いかにも魚介に強そうな店だしで、スズキのカヴァ風味ソテー(?)を。
付け合せはラタトゥイユ的な野菜のトマト煮。
これまた、どうでもよい感じの一皿。
決定的に不味いわけではないのだけど、食べなくてもいいやという。
6人組でがやがやとやってきた(15:30くらいでもランチ)30代風男女はアラカルトでムール貝やパエーリャなどやっていて、美味しそう。
見た目もぜんぜん違うの。
ここはアラカルトならアリなのかもね。
タルト、Zanahoriaってなんだろう?と思ったら、人参だった。
マフィンはよくあるけど、甘い人参のタルトって初めて。
ま、安くはある。
アリカンテまで行くと、まだまだ他では手に入りにくいものもあったりする。
アリカンテ州エルダにあるパティスリーTotelのパティシエ、Torreblancaのショップが出来ていた。
前回の出張時に訪れたレストランでいただき、感動したデザートはこの人のもの。
カカオのクオリティーの高いチョコレートはもちろん、各種ケーキも秀逸という噂を聞いていたし、前回それを味わってもいるしで、ぜひ訪れたいと思っていた。
アリカンテ市内からエルダまではタクシーで20分から30分かかるため、あきらめていたら、最近アリカンテ市内にパティシエ名のショップが出来たと、地元民な仕事相手が連れてきてくれた。
カウンターがあって、その場で食べることもできたのだが、他の人は「ランチ食べたばっかりでムリ」と言うので、泣く泣く断念。
買って帰ったチョコレートは本当に美味であったので、次回は、心行くまで堪能したいものだ。
中心地ばかりを歩いていたからか、夜に一人で散歩をしても、危険を感じるようなことはなかった。
マドリードに戻る日の朝、ビーチがあることを発見。
夏は浮かれた街になるのだろうなあ。
この日は風が強く、不穏な空模様である。
ニュースを見ると、フランスとスペインの上の辺りはかなりの天候不良とか。
さて、マドリードに向けて出発しますか。
仕事関係の人がランチに連れて行ってくれたアリカンテ街中のバスクバル。
KATAGORRI。
なんて読むんだろ?
ピンチョがずらっと並んだ長いカウンター。
奥にはテーブル席。
2:30前に入ったときは余裕があったのに、3:00ぐらいにはお客さんでぎゅうぎゅうだった。
手前はサーモンとケソフレスコの、奥はツナの上にアンチョビとバルサミコソースの。
バスクピンチョでお馴染みなオリーブ、あまり辛くない青唐辛子、アンチョビの串刺し。
バカリャオコロッケはオーダーするとその場で揚げて出してくれる。
ピンチョはやはり、バスクで美味しかったもののイメージが強すぎて、おいそれと感動できない。
美味しいんだけどね。
連れて行ってくれた人が、「美味しいから、ぜひ食べてみて!」と頼んでくれたアサリ、イカ入りサフランスープリゾット。
これはカウンターに並んでおらず、スペイン語がわからないと存在すら確認不能なものなので、ありがたい。
じんわりと浸み込むスープはアサリの出汁が効いて、しみじみ美味しい。
こちらも上と同様にオーダーしてくれたもの。
ブリブリとしたバカリャウと赤ピーマンなどを卵でとじたもの。
白ワインにぴったり。
やはり地元の人が連れて行ってくれる店というのはハズレがない。
今回はアリカンテの街中、海沿いの通りと平行した1本奥の道に面したHotel Alicante。
こちらの人いわく、Alicanteで一番良いホテルだと。
新しいデザインで高級感があり、設備も贅沢。
全くのローシーズンだったため、2 for 3(2泊分の料金で3泊泊まれる)特別料金のおかげで、とても安かった。
部屋もゆったりとして、居心地がよい。
風呂関係も充実。
アメニティーはコレス。
でも、併設タパスバーは美味しくなかった。
グラスで地元の赤ワインを(3.00ユーロ)。
アリカンテ風サラダ(Ensalada alicantina、8.00ユーロ)なるものを頼んだら、レタスの心臓と呼ばれる中心部と、ツナ、ゆで卵、アンチョビ、人参、ビーツたちのサラダがやってきた。
あっさりとしたオリーブオイルドレッシングでバリバリと。
ピンチョも1つ。
シシトウ、ウズラの卵の目玉焼き、チョリソ。
これといった印象のない味(2.50ユーロ)。
こういう素材の味と組み合わせで決まるものって、作る人の心意気が如実に反映される気がする。
鴨の胸肉と茸の串焼き(3.25ユーロ)。バルサミコソースで。
表面焦げてて苦いし、むちゃくちゃ硬くて飲み込めないし、塩足りない…で、半分以上残した。
店の人に残した理由を告げると、「何か他のものでも作りましょうか?」と聞いてくれたが、ここでこれ以上食べても満足することはなさそうなので、お断りした。
デザートは薦められたものを。
ザバイヨーネのようなクリームの下にカキ氷のようなソルベ(7.00ユーロ)。
これまた微妙な…。
サービスでモスカートのようなデザートワインをいただき、合計26.70ユーロ。
安いけど、ここで食べることはもうないだろう。
あ、サラダとワインくらいだったらアリか。サービスはちゃんとしてるからね。
でも、ここのホテルの朝食は価値あり。
一つ一つのレベルが高く、ハモンもイベリコのだったりする。
卵料理やトースト、サンドイッチはビュッフェにはなく、メニューに載っていて、欲しい人がオーダーするという方式だけど、朝食料金はそれも込み。
乾いた大地をタクシーで疾走中。
仕事の合間に、アリカンテ県エルチェで仕事相手と昼ご飯。
15:00くらい。
スペインでも最近は昼休みが1時間なところも多いとか。
そうなると家に戻っている時間はないわけで、社内で食べる人たちのお弁当を覗いたら、肉の焼いたのとか、メイン的な感じのものをパンと一緒に食べていた。
連れて行ってくれたレストランは、Quebracho(エルチェの工業地帯のランチスポットなんて、ダレの参考にもならないが)。
お通しとして、小さなストゥーブに入った魚介のサフラン入りシチュー。
具はPiripiで食べたのと同じイカ、小エビ、ジャガイモ。
美味しいけど、やっぱりPiripi最強。
ハモン・イベリコは毎回頼んでくれる。
スペイン人的にも自慢の一品なのだろう。
イカリングフライも出てきた。
手前はアイオリソースやソプラッサータ(豚肉の辛いペースト)、トマトソースで、焼いてあるパンに塗って食べる。
アイオリはけっこうニンニクが強いのだが、こちらの人は気にならないのか、慣れているのか、ワシワシと食す。
そうそう、スペインはレストラン内も喫煙アリなんだよね。
いまどき、どうなの?
お決まりのパエーリャ!
でっかい鍋に薄ーく煮つつ焼き付ける感じか。
濃縮旨味。
うさぎや魚介の出汁でまくり吸いまくり。
べっちゃっとせず、アルデンテだけどしんがあるわけではないという炊き加減も含め、さすが本場。
連れて行ってくれた地元スペイン人は「ここのは魚介が強すぎる」と言って、アイオリソースを混ぜて食べていた。
普通のことらしい。
ニンニクより魚介のほうが気に障るのだね。こちらの人は。
食後酒もろもろ。
さて、仕事に戻りますか。
で、終わって、外に出たら、あまりに空の色がきれいで。
夜、美味しいものを食べたいなあと思っても、ぐったりして遠出をする気になれない。
結局、ホテルの目の前の店の中で、賑わっていたところに入る。
もう、地元100%(もともと、こんな時期の海沿いリゾート地に観光客はいないけど)、しかもガサツ度500%なセルベッセリア。
英語なんて通じるわけない。
指差しと数字と、スペイン語風に発音してみたイタリア語でどうにかする。
アサリのような貝のサフラン炒め煮。
やっぱり雑な味だ。
塩っ辛いし。
汁は煮込みすぎたカレーのような盛りを過ぎた感。
パタタス・ブラバス。
芋って、本当に適当な店でこそ旨い。
でも、ソースはまったりしすぎ。
ここでも、居合わせたおっさんたちが世話を焼いてくれた。
ビールを1杯飲んで、全部で11.10ユーロ。
アリカンテについて、まずは昼ごはん。
詳しい方のオススメリストにあったPiripiへ。Oscar Espla通りにある。
2階はテーブル席のレストランで、1階はカウンター(椅子あり)。
活気にそそられ、1階のカウンターに座る。
後から聞くところによると、2階はだだっ広く、面白みがないそうで、カウンターで正解だったらしい。
店に入ったのは14:00くらい。
スペイン人の昼ごはんとしては早めだったようで、30分もすると満席に。
だいたい、昼は14:30くらいから混み始めるのがスペイン時間。
夜は22:00くらい。
スペイン人が日本に来て、「20:00から会食!?お腹すいてないよ~」と言うのも納得。
時差ぼけはひどいのに、食事時間には腹が慣れるのが不思議。
私が座ったエリア担当の給仕の方は英語が全くわからず、少しだけ話せるという人を呼んできたが…。
カウンターに並んでいた海老を指差し、鉄板焼きじゃない方の料理法を指定(Gamba Roja Hervida、24.00ユーロ)。
グラスの白ワイン(3.25ユーロ)と共に。
軽く茹でてある様子。
殻が薄くパリパリ、味噌はもちろん、身も甘~~~い!
隣で食事をしていたご夫婦が英語を解し、1人客のアジア女を見かねて、色々と世話を焼いてくれる。
気候のせいか、マドリードよりアリカンテのほうが人が懐っこい気がする。
本日のメニュー、魚介のシチュー(13.00ユーロ)を。
サプランで黄色いシチューは、粘度があり、小エビ、イカ、ジャガイモ入り。
これがもう、目を見開く旨さだった。
塩辛くなく、魚介の出汁が存分に、でも程よく主張。
小エビは小さく丸まっているのに、ちゃんと海老の味が濃く、ジャガイモもほっくりと甘い。
で、イカ!
モンゴウイカかな?
まるで里芋のようにねっとりと柔らかい…。
これを食べに、またアリカンテに行きたいくらい。
目の前のガラスケースには他にも美味しそうな魚介たちが。
このレストラン、本当に良かった。
次回アリカンテに来ることがあったら、必ず寄りたい店だ。
合計44.94ユーロ。
気分がよくなり、ふらふらと歩いてホテルまで。
道端に椅子があるが、食事時のため、座っている人はいない。
仕事のためにやってきたAlicante。
マドリードから1時間飛行機に乗って、降りたら太陽燦燦。
ぜんぜん違う景色に気分が揚がる!
日の光が強いから、蔭も黒々とするのだね。
海に近い道にはベンチが出ていて、おじさん達がのんびりとしゃべっている。
夏のリゾート地だけに、大小さまざまな船やヨットが停泊している。
おじさんの集まりはあちらこちらで。
冬は閑散としているが、テラスのあるレストランもたくさん。
夜はコートが必要。
南の街といっても、スペインだからね。
寒いことは寒い。
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