TABERNA LOS HUEVOS DE LUCIO
今回スペイン最後の夕食@マドリード。
CASA LABRAが当たりだったので信用できるかもと、ホテルに置いてあるシティガイド的なものを参考に。
なんだかオススメのバル・セルベッセリアがCAVA BAJA通りにまとまってある。
この通りはマヨール広場から近くて、ホテルからも歩ける距離。
夜スポットなラテン地区でもあり、ちょっと行ってみるか。
観光客も地元の人も入り混じってバル巡り。
ちょっと活気があり、外から中が覗けて安心なバスクピンチョスバルを発見。
TABERNA TXAKOLINAというバスクらしい名前。
カウンターに並ぶピンチョを指差しオーダー。
飲み物はチャコリグラスに入った白ワイン。
ハモン、モッツァレラ、トマトのピンチョと、イワシの酢漬け、アンチョビ、その下に水分を吸ったポテトチップのを。
うーん…そこそこ美味しいけど、これ以上食べたいとは思わないな。
次、行ってみよう。
次は、有名なCASA LUCIOのななめ向いにあり、より新しく気楽そうなTABERNA LOS HUEVOS DE LUCIOに。
奥のテーブル席は満席みたいだったが、手前のカウンターはまだ座るところが残っていた。
中年の娘が母親と一緒に食べて飲んでいたり、常連と思しき夫婦がやってきて、その知り合いが次々と偶然風に登場(きっと、いつものことなのだと思うが)、やあやあと盛り上がっていたり。
一人でも他の客を観察していると飽きない。
カウンターにいたケソが美味しそうで、お願いしたら、一人だからかハーフサイズにしてくれた。
リベラ・デル・デュエロの赤、Montevannosをグラスで(2.65ユーロ)。
お通しはオリーブの実(スペインのは塩が控えめで、そのままでも口安めに丁度よい)。
どうやら、バルではオーダーするときに、どのような量が欲しいのかを指定する必要があるようだ。
一皿丸々というのは、2人以上で分けるような量で、他に半分や小皿というのがあったりする。
英語はあまり通じないので、好みの飲み物や「少し」という単語などのスペイン語を覚えておくと、かなり役立つ。
で、その場で切り分けてくれたケソ・マンチェゴ。
山羊らしい酸味と獣臭があり、しっとりとして、今まで食べたマンチェゴチーズの中で一番美味しい。
隣の人たちも、その隣もが頼んでいたジャガイモフライに半熟卵をのせた一皿をお願いする。
これにチョリソーやベーコンを炒めたのを盛ったものを食べている人も。
どうやらHuevos Estrelladosというこの料理がここの名物であるらしい。
そういえば、店名に「Huevos=卵」っって入っているね。
半熟卵をまぶしたジャガイモフライは格別。
けっこうな量があったのだが、ペロリと完食してしまった。
今、東京で写真を見たら、これが食べたくて口がソワソワする。
21:30くらいにはカウンターもぎゅうぎゅうの満員御礼。
そこで作っているわけではないチーズやオリーブでさえピチピチと勢いがあり、料理は抜きん出て旨い。
他にも種類はあるようで、またマドリードに来たら必ずここで食べようと誓う。
ワインは2杯もらって、合計19.80ユーロ。
スペインのよいところは、一皿一杯で次の店へというのが普通なバル文化があり、一人でも複数種類試せたり、合わないと思ったら違う店に移動したりが自由ということ。
出張で海外に出ると、夕食に一人でレストランに入るのに気兼ねし、会食以外の日は水だけ飲んで寝てしまうということが多々あるが、スペインでは体力さえ残っていれば、楽しく食事ができるのだ。
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