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2009年3月31日 (火)

Trattoria Trinacria

タクシー以外ではちょっとたどり着けないTrattoria Trinacriaはミラノのポルタ・ジェノヴァ付近にあるシチリア料理屋。

ここを見ていて気になっていたので、近所に用事があったついでに一人ランチで寄ってみる。

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12:30ぐらいと早すぎだったため、まだ開店したばかり。
13:00には近所で働いているらしきの人々でほぼ満席になった。

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白ワイン1/4をいただきながら、赤黄ピーマンのファカッチャ的なお通しを。

こちらのハウスワインはドンナフガータだと言っていたような。
金木犀の香りがして美味しい白。

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プリモはドライトマト、フェンネル、レーズン、カッチョカヴァッロ、ノッチョーラのラグーでタリアテッレ。

もちろん、シチリア流にモッリーカ(パン粉)をかけて。

塩がかなり強いけど、ナッツやチーズのコク、レーズンの甘味、ドライトマトの熟成された酸味、フェンネルのエキゾチックな香り…色々な味覚が絡み合った複雑な美味しさ。

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セコンドは仔羊のソテー。
ジャガイモ、オリーブ、レーズン、ケッパー、玉葱がトロリと乳化したソースとまとまる。

この濃度の味は日本で出会わないなあ。
シチリアでの食事を思い出す。
当たり前のことながら、ミラノは東京よりシチリアに近い。
フィレンツェ辺りでピッツァを食べたりすると、東京のほうがナポリに近かったっけ?と思うこともたびたびだが。

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ドルチェにはカッサータを。

これが、目が覚めるほどに甘い。
どうしたらこんなに甘くなるのだろう?
でも、美味しいのだ。
まさしく、シチリアのドルチェ。

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カフェと一緒に出してくれたお茶菓子も甘かった。
ナッツを砂糖で固めたもの。ヌガーというか、トッローネというか。

全部で40.00ユーロ。

また来たいなあ。

2009年3月30日 (月)

La Latteria

今回のミラノで最大の収穫は、La Latteriaで食事をしたこと。
やっと、ミラノ出張が楽しみになるレストランを見つけたのだ。

前に友達に教えてもらった店なのだが、予約が出来ず、「食べたら出る」食堂的な店だと聞いていたので、なかなか訪問できずにいた。
ちなみにこの店、カードも使えない。

今回、アムステルダムから着いた日に丁度近くに寄ったので、行ってみることにした。

何時からオープンなのかわからなかったが、ミラノのレストラン開店時間は19:30が多い。
でも、うっかり19:10ぐらいについてしまった。

看板のない店で、不安に思いつつ、ドアを押すと、開いた。

中では店の人々がまかない食事中。
「19:30からだよ」と。

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近くのバールでアペロルソーダを飲みながら時間をつぶすことにする。

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もれなくおつまみがたっぷりやってきた。
どれも美味しそうだけど、食事前なので止めておく。

で、19:30ぴったりに再度ドアを開ける。
ほとんど満席じゃん!!

でも、どうにか席に着くことができた。
もちろん相席。

メニューは毎日変わるのだろうな。
手書きではないが、PCで打ったと思われるもののコピーを台紙に挟んだメニュー。

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まずはズッパ・ディ・ファーヴェ・コン・チコリア。
空豆のスープ、チコリ入り。

もったりとしたピューレ状のスープは滋味に溢れ、しみじみ旨い。

白ワインの1/4をいただきながら。

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セコンドはポルペッティーネ・アル・リモーネ。
肉団子のレモン風味。

ハーブ入り牛肉100%の肉団子は中央がほんのり赤いくらいの焼き加減で、肉味濃厚。
それをさっぱりと引き締めるフレッシュなレモンソース。
今まで食べたポルペッティーネの中で一番美味しい。

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付け合せはカリフラワーの黒オリーブ&松の実ドレッシング。
カリフラワーと黒オリーブという組み合わせが新鮮。

シンプルな料理なのだけど、全てが思わずニヤけるほどに旨い。

相席した女性はパヴィアから来て、友達にこの店を薦められたとか。
でも、カードが使えないとは知らなかったそうで、「現金が足りないかも…」と焦っていた。
なのに、料理が美味しいから「我慢できない」とデザートを追加。
そんな店だった。

総額39.00ユーロ。

どうやら相席した彼女も手持ちの現金で足りた様子。
一人の夕食に話し相手が出来て、楽しかった。

イタリアにも関わらず、19:30開店で、20:30には2回転目の客が席に着き始める。
開店と同時に満席になってしまうし、予約を一切受け付けない。
常連でも名前を置いて、席を確保してもらうということもできないから、出遅れてしまったら、狭い店内のスミで立って待つしかないのだ。
だから、自ずと客も、食べたら出る。

年配のおじさん(でも仕立ての良いスーツを着ていて、経済レベル高そう)たちが4人で食事をしていたり、近所の老夫婦が本当に食堂代わりにしていたり。
そんな中、ファッション関係と思われる人々も。

テーブルをくっつけたりはしてくれないので、大人数の会合には不向き。

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出てみると、看板がない代わりに張られた店としての登録の紙(そこに店名は書かれていない)を覗き込む人々が。

近所のスーパーがまだ開いていた。

それにしても、素材の良さが鮮明で、それを最大限に引き出した、ピチピチと音が聞こえてきそうに活きの良い料理。
自分がイタリアで感動する食事というのは、やはり家庭料理とその延長だなあと実感した。

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で、たまたま早く仕事が終わった日に再訪。
また19:30に入店で、相席。

店内は友達の家のキッチンのようで、一人の母親の趣味が詰まった空間。
プロっぽさが皆無。

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この日のプリモはファッロ・コン・モッツァレッラ・ディ・ブーファラ・エ・ポモドリーニ。
スペルト小麦を水牛のモッツァレラとトマトと共に。

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しっかりとした歯ごたえのファッロは日本で出会うことのほとんどない食材。
モッツァレラはミルキーで濃厚、独特のクセもあり、ナポリ近郊で食事をしているのかと思うほど。
トマトとオリーブオイルの芳醇な香り。
単純ながら、このレベルのものに出会えることはそうそうない。

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セコンドはカルチョッフィ・アッラ・ヴェネタ。
カルチョッフィのヴェネツィア風。

まさに季節のカルチョッフィは今回ぜひとも食べたいと思っていた野菜。
やわらかくオイル煮にされていて、独特のエグ味が山菜を思わせる。

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デザートはチョコレート・プディング。
チョコレート濃っ!

この日は赤ワイン1/4をいただいて、39.50ユーロ。

いや~~~、ミラノはココだけでもいいかもというぐらい好きな店。
教えていただき、本当に感謝いたします!

2009年3月27日 (金)

急げ! マサズ・キッチンで白菜鍋

出張中だったか、お食事友達よりメールあり。
「マサズの白菜鍋がやばウマっす!」
3月末ぐらいまでで要予約メニューだという。

行かねば!
でも、行けるかな?

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来ました。無理やり。

ここのXO醤をつまみつつ、気持ちを落ち着けようとするも、カウンターの中のオープンキッチンを見ていると、さらに盛り上がってしまうのだった。

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前菜4種盛り。

もちろん、どれも旨い。

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このピータン豆腐のアレンジが印象深かった。
ナッツが散らされている。

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揚げた金目(だったか?)のネギやらのせ。
タレを舐めちゃうね。

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ショウロンポウ2種。
普通のと、ホタテ入りの。

もう何度が食べているのに、また唸る。

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青菜のXO醤ソースかけ。

これでご飯をざぶざぶいけるね。

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あれは我々の鍋…。

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まずはスープを一口…と、その旨味に圧倒される。

味の濃密さ、舌にまろやかに絡まるところは、やはり中華。
ラストノートが白菜の甘味。

白菜は黄色いのが甘くて美味しいらしい。
他には豚、ドンコ、春雨、胡麻油かな。

期待して以上の美味しさ。
素材を揃えたところで、家ではこの味には仕上がらないよね。

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他の人が食べているのが気になってお願いした、干し豆腐のサラダ仕立て。
干し海老入り。

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鍋のスープで雑炊を!

卵を加えると、味が変わり、新たな気持ちで感動。

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デザート全部盛り。

オーギョーチーを初めて美味しいと思った。すゆくない。
ジャスミンティーアイスの大人な渋みもやっぱり好き。
新しいところでは、黒胡椒・山椒・ハチミツのアイスが秀逸。

いや~~~、白菜鍋に間に合ってよかった!
まさに必食。
来年が楽しみ。

出発前にランチ

14:40発の飛行機だから、市内で昼食を食べる時間がある。

月曜は休みなレストランが多いし、そんなにゆっくりとしてはいられない。

確か、前日にランチをしたVan Kerkwijkが月曜も開いていると言っていた!

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「また来たってことは、うちが気に入ったのね!」と迎えてくれる店員さん。

今回のアムステルダムでは粉モノ食べすぎなので、スープにしておこう。

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オニオンとマッシュルームがごっそり入ったスープ(4.25スープ)。

上にのっていたパンを浸しながら食べる。

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今日はケーキも。
温かいペアタルト(3.90ユーロ)。

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サワークリームが添えられているのがいいね。

しっかりと焼かれているため、梨がねっちりキャラメル状。
かなり甘いのだけど、シャリっとコゲたところが歯ごたえと味両方のアクセントになって、たまらん旨さ。
こういう美味しさのケーキって、東京で食べられるところを知らないなあ。
素朴な味のお菓子は、しっかりと甘いということも重要なのだと知ったが、日本では「甘さ控えめ」であることが重要視されているところがある。

食べ過ぎたといいつつ、アムステルダムは粉モノが美味しくて、やっぱり最後にも食べてしまった。

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かわいいカラフルな服装の人が多い。

さて、ミラノに向いますか。

2009年3月26日 (木)

クロケットとHEMA

月曜日の午前中も閉まっている店が多いので、ショッピングはあまりできない。

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あ、有名なクロケット自動販売機!

ちょうど小腹がすいたところ。

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1個1.40ユーロってのは高いね。

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熱々です。

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なんと、カレー味でした。
どうやらいくつか種類があった様子。
何も考えずに引いたのがカレーだった。

カリカリ、中トロリで美味しい。
人気があるのもわかる。

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オランダのお安いチェーン店HEMAは開いていた。

安いのにポップでカラフルで可愛い雑貨がたくさん。

2009年3月25日 (水)

蕗味噌

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家で作った蕗味噌。

市販のと比べると蕗がたっぷり。
だから塩辛すぎず、エグ味や苦味がしっかりして春を感じられる。

ご飯にのせてもいいが、そのままで酒の肴に。

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去年の夏に作って冷凍しておいたバジルペーストを使ってパスタ。
軽く湯通しした蕪とレタス入り。

残りにレモンを加え、生の蕪、アボカドと玄米でお米のサラダにしたのも当たりだった。

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ニュージーランド、セレシン・エステイトのピノ・ノワール。

スクリューキャップって、やっぱり興ざめなんだよなあ。

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安いのに美味しかった、ルゾン・オーガニックはスペインの赤。

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スペインで買ってきたパプリカパウダーの缶がかわいい。

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モンテプルチャーノ・ダブルッツォはモンティパガーノの。

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これはクセが強すぎた。
次の日まで置いてみたが、やはりタンニンというか、タバコな香りがどうにも馴染まない。

ドメーヌ・ソーブロワ、アンジュ・ヴィラージュ・キュヴェ・アンティーク 2005。

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コッリ・アレティーニのキャンティは好き。

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セレシンのシャルドネ。

ニュージーランドらしい。

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ボルドー、シャトー・ル・ティル。

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フォジェール、キュヴェ・アレグロ・ブラン(ルーサンヌ50%、ロール50%)はドメーヌ・オリエ・タイユフェーの。
甘すぎ。

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マス・デ・タンヌ。

ノーデルマルクト マーケット

アムステルダムからミラノへ移動の日は月曜。
午後の便なので、半日は遊べる。

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ホテルで朝食を食べた後、ふらふらと運河沿いを歩く。

目的地に向かって歩いているのだけど、街並みを眺めながら、ウインドウを覗き込みながら歩くのは、もう、それ自体が楽しい。

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家の上にこんなものが。
船関係だと何かで読んだ。

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ノーデルマルクトに到着。

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マーケットをやっているのだ。

どんな種類のものでも、何にも買いたいものがなくっても、マーケットって楽しい!

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教会前広場は主にアンティークや古着、古道具。

そこから伸びる道には生活雑貨のスツールが立っていた。

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古着屋はカラフル。
手作り感満載のニットラグも色とりどり。

この後ミラノに移動というのもあり、古着スイッチが入らない。

アンティーク(というより古道具)にも出会いはなかったが、吟味しつつ、色々とひっくり返してみるのが面白い。

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横の道沿いには賑やかなおもちゃ屋が。

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寒いし、トイレにも行きたいので、近くのカフェでお茶を。

結局、買ったのはデルフトカラーのあひるちゃん。
マーケットではなく、近所にあったママ用ショップで。

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まだ午前中だけど、やっぱり蝋燭が灯されていた。
いいもんだね。

2009年3月24日 (火)

ピーターでローランペリエ飲み放題

ザ・ペニンシュラのレストラン、ピーターで、ローランペリエの飲み放題、お料理付で6,800円(税サ別)をやっているという情報あり。

3月中のみのイベントだという。

行かねば!

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一度見学に来たことはあったけど、ピーターで食事をするのは初めて。

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さすが、賑わっている。

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幻想的っす。

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本日の主役、ローランペリエ。

この銘柄というのがイイわ~。
ミネラルがしっかりしてコクがあるから、メイン料理にも合う。
ポメやクリコだったら来ないな。

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パンも美味しい。

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アスパラのクリームと、その下にはゴルゴンゾーラ(だっけ?とにかくブルーチーズ)のフラン。

まず、青々しいまでのアスパラ、その後を追うようにブルーチーズの香り。
シャンパンにぴったり。

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フォアグラのテリーヌとポッシュしたリンゴ添え、パッションフルーツとシードルのレディクションソース。

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フォアグラが滑らか。
リンゴの酸味との組み合わせ。

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メインはお魚かお肉かを選べる。

お魚は真鯛のロースト、じゃが芋のコンフィとアスパラガスのソテー、チキンのレディクション。

さっきから出てくる「レディクション」ってなんだ?
聞いたけど、忘れた。

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お肉は仙台黒毛和牛のワイン煮込み、プロヴァンス風、根セロリとポテトのエクラゼ。

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肉も美味しいけど、小片を残した根セロリとポテトのピューレが添えられているというのが好き。

どの料理もローランペリエとがっつり合いますです。

で、飲み放題なしでも、料理だけでも食べに来る価値があるなあ。

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デザートはカカオ80%チョコレートクリームとヘーゼルナッツのドーム。ビターキャラメルソース。

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こちらもシャンパンと共に。

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しっとりとしたプチフールまで美味しいの。

すっかり飲みすぎましたとさ。
最後まで口飽きずに飲めるのも、ローランペリエの良さでしょう。

なんだか4月以降もいろんなお得イベントがあるらしい。

2009年3月23日 (月)

夜散歩とテキトウな夕食

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ホテルの部屋から。

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なんだかまだお腹がすいていないが、部屋にいるのもつまらない。

アムステルダムでは19時にはブティックなどの店が閉まってしまう。

とりあえず、ゆるいカフェでビールでも。

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再度散歩をすることにする。

アンティークのランプばかり集めた店が2軒。

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これはチーズ屋。

閉まっているから、思う存分に中を覗き込む。

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歯ブラシ屋?
観覧車で回っているのも歯ブラシ。

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パン屋の中に猫。

やっぱり気張って店に入る気にならず。
ホテルに近くて、何度か前を通ったビストロ風のLudenに入る。
老若男女がバラバラな服装で、ビールだけ、つまみにフレンチフライと共にビール、と思い思いにやっていて、自由そうだったので。

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レストランとブラッセリーに分かれているそうで、もちろん、気楽なブラッセリーに入る。

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Grolschというビール。

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本日のスープは"マスタード"だという。

どんなのだろう?とオーダー。
あとはフレンチフライもね。

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マスタードのスープは、かなりクリーミーで、そして酸っぱい。
まったりしているのかさっぱりしているのかわからない味だけど、マスタード粒がプチプチと面白く、半分くらいは美味しく食べられる。
その後はちょっともてあました。

フライドポテトに添えられたマスタードは、NYで体験したことがある、バターのようで、酸味の少ないタイプ。
色もクリーム色。
スープのほうが酸味がしっかりしている。
私は普通の黄色いマスタード(粒なし)がフレンチフライには合うと思う。

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やはり飴ちゃんくれます。

2009年3月19日 (木)

De Bakkerswinkel

そんなわけで、昼食直後に再度De Bakkerswinkelのある通りへ。

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テイクアウェイ店よりもアムステルダム駅寄りに発見。

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入ってすぐもむちゃくちゃ可愛い。揚がるわ。

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満席で、ちょっと待っている間、ケーキの素朴な佇まいにうっとり。

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アムステルダムのほとんどの建物は間口が狭い、が、入るとぐっと奥があり、実はかなり広い。

大テーブルに座る。

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店内だけでなく、メニューも可愛い!

サンドイッチやパン以外の料理も美味しそうだけど、今はお腹に余裕があまりない。

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温かいアップルパイとコーヒーを(合計5.70ユーロ)。

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煮込まれていないからフレッシュ感が残っている薄切りのリンゴ。
レーズンと共にぎっしりと。

パイというより、むしろタルトな生地。

甘いのだけど、旨い。

素朴さがいいなあ。

アムステルでは本当に、ケーキの美味しさが印象に残っている。
いわゆるパティシエ系の洒落たのではなく、素朴なタルトなどが。
この街の建物やインテリア、そして人懐っこい住人とリンクする気がするのだ。

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この通りはけっこう雑然としていて、レインボーフラッグがたくさん。
コーヒーショップも林立。

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新しい図書館の建物も凝っている。

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対岸から見るアムステルダム駅は要塞のようだ。

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トラムが発達している。
乗り降りもわかりやすく、車内で切符も買え、とっても便利。

2009年3月18日 (水)

Van Kerkwijk ランチ

一人旅行だと一番選択肢が広いのがランチということになる。
ランチなら、高級店でも服装に気をつければ一人でも不自然さが薄いし、観光客ということで大目に見てもらえる。

何でも知っている友達から大量の情報を貰ってはいたものの、日曜日なために気になる店は休みだったり。
だから、食事についてはあまりこだわりがない旅であった。

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ランチはパンやケーキが美味しいというDe Bakkers Winkelでいただこうと、歩いて向かう途中、賑わっていて、そそられる店の前を通りかかった。

でも、初志貫徹と通り過ぎ、De Bakkers Winkelのある道に行くと、テイクアウェイ用De Bakkers Winkelを発見。
小さい店で、イートインスペースはあるものの、少ない椅子はすでに占領されている。
この時点で、これがその店なのかと勘違い、「写真で見たのとずいぶん違うな」と思いつつ、もと来た道を戻る。

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で、ちょうど一回転目の終わった様子のVan Kerkwijkに入る。

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アムステルダムのカフェやレストランでは、昼間でも蝋燭を灯しているところがほとんどだった。
それだけで居心地の良さが増すものだなあと。

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他の人が飲んでいたフレッシュミントティーを指差しオーダー。

メニューはなく、口頭で今日のランチをべらべらと述べられる。
アムステルダムでは皆様英語が達者でいらっしゃる。

あまりに流暢で聞き終わった頃には最初のほうを忘れている…。
で、記憶に残っていたものを。

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「とてもオランダ的」なるサンドイッチ。

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フォカッチャ風パンに目玉焼き、ブルーチーズ、ハムを挟んだもの。

かなりのボリューム。

パン自体も、チーズやハムも美味しいので、自分では好まないような中身(卵や火の通ったハム)でもむしゃむしゃと食べる。

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食後にはやっぱり飴。

自家製のケーキが2種類あり、美味しそうだったのだけど、地図を見ていたら、最初予定していた店は、あの持ち帰り用ショップの先にあるような気がしてきた。
まだケーキぐらいなら食べられるから行ってみなくては!ということで、ここはひとまずお会計を。

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雨が降ったり止んだり。

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無関係に可愛いウインドウ。

2009年3月17日 (火)

アムステルダム 博物館・美術館巡り

朝食後、散歩を再開。

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花市を通る。

チューリップのシーズンには早すぎた。
有名なチューリップ公園(キューケンホフ公園)は60周年だというのに、3月19日に開園ということで見られず。

やはりアムステルダムは4月から9月に訪れるのがよい。
前回も11月で、寒くて暗かったんだよな。

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球根はたくさん売っております。

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まずは国立博物館。
焼き物や銀器にのめり込む。

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建物もじっくり拝見。

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雨どいの水の出口がこんなことに。

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通りがかりの家のステンドグラスが美しい。

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上から何かが見ている…。

ゴッホ美術館は行列が出来ていたが、見ごたえがあり、並んでよかった。時系列展示というのは変化がわかりやすい。
市立近代美術館は閉館中。

伽椰琴 (カヤグム) 青山

青山に新しくオープンした伽椰琴(カヤグム)、李朝薬膳料理のお店らしいのだが、それって何だ?という状態で入店。

料理の軸となっているのは普段目にも耳にも口にもしたことがない韓国の色々な種類の山菜で、それは日本の山菜にも似て、苦味が旨味の重要な要素となっている。

ソウルで食べた宮廷料理(チャングムコースとかいう)は味がぼやけて物足りなかったのに、ここの料理はどれもキレがあり、深みと複雑さがあり、美味しかったし、量的にも大満足。

色々な風味が幾重にも組み合わさっているので、噛むほどに様々な味が出てきて面白い。

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まずは薬効のありそうな食前酒をいただき、キビと大豆のつぶつぶがほんのり残ったポタージュのようなお粥、水キムチ。

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鶏肉、海老や貝とともに山菜、花も。

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野草の根菜巻き。

どれもフルーツの甘味が加えられている。

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チャプチェ。

こういう一般的なものも、旨い。

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カルビの上に韓国人参と山菜。

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韓国人参は高麗人参とは違うものだそう。

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ビールもあちらのものを。
軽め。

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しんなりとした梨のような食感の豚じゃが芋なるものに根菜を和えたものをのせて。

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手前はイカとキムチを和えたものだったような。
奥はなんだったっけ?

もともと自分の頭にないものが大量に出てくるから、覚えられない。

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5年熟成のキムチや茹で豚、行者ニンニクの葉の漬物をエゴマの葉(?)に巻いて食べる。

ありそうなメニューなのだが、素材の違いから新鮮な美味しさに。

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マッコリ3種のテイスティング。

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濃ゆい甘辛苦味ダレうなぎ(?)を行者ニンニクの葉、フェンネルの葉の部分などと。

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壮観なナムルやキムチたち。

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参鶏湯も。

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深いです。

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ご飯と辛いアサリスープと共にナムルたちをいただく。

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食後は韓国茶とお菓子。
これも身体に良さそう。

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元タストヴァンだった広いスペースには個室もカウンターもあり、高級感ある大人な空間。
楽器の演奏もあったりして、イベント度も高い。

もの珍しさだけでなくて、ちゃんと美味しく、満腹になるっていうのがいいね。
10時過ぎまでコースのみだけど(その後はアラカルトもあり、夜中まで開いている)、がっつり食事なコースいくつかのほかに、2000円台でもっと軽いつまみ系コースもあるとか。
メニューは変わっていくらしいので、また行かねば。

2009年3月16日 (月)

アムステルダム 朝散歩と朝食

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日曜の朝9時過ぎ。

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まだ街が動き出していない感じ。

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とにかく街がかわいい!

イタリアやスペインを見慣れた目には新鮮なすっきり感。
すんごくオシャレな気がする。

レンガの建物が多く、色もレンガ色、茶色、黒、白ぐらいの抑えた種類で、高さは4階+屋根裏程度。

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だからといって、シンプルすぎるわけでなく、細部に工夫や個性が見られる。

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古着屋かな?
今日はお休みなのだと思うけど、中に猫さんが。

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街を眺めながら歩いているだけで楽しい。

本当に自転車が多いのだけど、黒がほとんどで、アンティークのようなデザインが多いから、大量に路駐されていても景色を壊さない。

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運河には住居となっている船がたくさん停泊していて、それぞれの作りを見て回るのも一興。

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なにもかもが美しく感じる。

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普段はせっかちで、目的なく歩くことができない人間だけど、ここでは建物を眺めることが目的となって、いくらでもぶらぶらできる。

運河が4本平行しているところ(中心地、地図で見ると左側)はアンティークショップやセレクトショップ、雑貨屋などが多く、ウインドウを覗き込むのも面白い。

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そろそろお腹もすいたので、朝食でもと思うが、ほとんどのカフェがまだ開いていない。

日曜は休みか、午後からのオープンであるらしい。

やっと見つけたNIELSENというカフェに入る。

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店内もかわいい。

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ブレックファーストセットとかいうものを頼むと、フレッシュオレンジジュースと、好きな温かい飲み物(私はコーヒー)がやってきた。

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で、目玉焼きかスクランブルの卵2つと、パン2枚、ちょこっとフルーツ。

これで8.??ユーロ。

失敗。
サンドイッチとか頼めばよかった…。

でも、店員さんはすごく優しい。
オランダの飲食店の店員さんたちは皆、なんだか人懐っこくてイイ。

Hotel Estherea

今回のアムステルダムでは、Hotel Esthereaを日本からネットで予約していった。

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場所も便利で、内装も趣があったのであるが、サービスが最悪。

ヨーロッパ式の極小シングルは耐え難いから、ダブルで予約していたのに、部屋に着いてみたらシングルでやんの。

チェックインのとき、コンファーメーションを印刷したものを見せなかったら、対応した女性は全く予約状況を確認しなかったのか、何も言わずにシングルの部屋の鍵を渡したわけだ。

予約と違うと伝えて初めて、「手違いがあって、今日はダブルの部屋がもうないの」と。

最初、チェックイン時に慇懃であったこともあり、かなりムカつき、その場で他のホテルで同クラスのダブルを同じ値段で手配させる。

ここにきてやっとすまなかったという姿勢を見せ、「明日はとても良い部屋を用意するから、ぜひ戻ってきて欲しい」と。

代わりに用意されたホテルNH Hotel City Centerはすぐ近くで、宿泊客には貸し自転車があるのだが、大型ホテルで味気なかった。
このホテルのチェックアウト時、やはりEsthereaの女性はこの期に及んでも私の予約状況やコンファメーションの印刷したものを確認しておらず、金額が違っていた。

で、Esthereaに戻ると、違うスタッフがフロントにいて、状況を全く聞いておらず、全てを説明、さらに交渉。

もう、本当に疲れた。

他のスタッフは普通だったが、ここはもう利用したくない。

2009年3月14日 (土)

Burrino

ミラノのサンタゴスティーノ近辺の市で、前回買ってクセになる旨さだったンドゥイアを再度購入。
イタリアの中でも珍しく辛いものを好むカラブリアの名物で、肉唐辛子ペーストの腸詰。
トマトソースに入れたりもするし、そもままでもいける。
食後、なんとなく物足りないときなど、ちびりちびりとやる。
辛いもの好きな家には最適な酒の肴なのだ。

同じ屋台で一緒にBurrino(ブッリーノ)なるひょうたん型のチーズも買った。
見た目はまるっきりプローヴォラなので、カラブリアでの呼び名がブッリーノなのだろうと。

で、切ってみたら、中央にバターが入っていた!

Burro(バター)から来た名前かね?

どのように食すものなのか…。

結局、バター部分は取って、後からパンにでも塗ることにし、チーズ(の部分はプローヴォラ)をフライパンで焼いて食べたのだった。

2009年3月13日 (金)

Haesje Claes ハーシュ・クラース

着いた日の夕食。
一人だし、なんだか着替えたりホテルから離れたりしたくないなあと思いながら近辺をうろつく。

たくさんレストランはあるので、中を覗いたり、メニューを見たり。

観光客が多いのか、アムステルダムの夕食は早いのか、18:30くらいでもけっこう人が入っている店も多い。

Haesje_claes1

どのガイドブックにも載っているオランダ伝統料理が食べられるというHaesje Claesに入店。
日本語メニューあり。

スニーカーでも別に問題なし。

Haesje_claes2

アムステルダムではいろんなビールを飲んでみよう。
アムステルから出ている秋限定のBOCKがまだある様子。

Haesje_claes3

かなり黒い琥珀色で、その色通りの味。

Haesje_claes4

前菜はオランダ料理ということでよく取り上げられているハリング。

Haesje_claes5

塩漬けニシンを塩抜きしたものとのことだけど、これはむしろ酢漬け。
塩辛くなく、しっとりとして美味しいのだけど、かなり酢が効いている。

Haesje_claes6

メインには鴨腿肉のポートワインソース。

Haesje_claes7

下にいる付け合せはマッシュポテトとザワークラウトを混ぜたもの。

この組み合わせ、初めて。
それにしても酸っぱいものが続いた。

全部で28.20ユーロ。

すごく美味しいというのではないけど、ま、オランダ料理の導入としてはアリかな。

Haesje_claes8

2009年3月11日 (水)

アムステルダム到着 ブラウンカフェ

アムステルダムに着いたのは16:00過ぎ。
スキポール空港から市内まではタクシーで20分(約50.00ユーロ)くらい。
タクシーの初乗りが7.50ユーロという高さにびっくり。

ホテルで色々とトラブルがあり、落ち着くまでに時間がかかる。

Ams09021

イライラが収まらない中、地図で見たものの実際の距離を知るべく、散策。

無目的にふらりと歩いたら、王宮に着いた。

Ams09022

かなり歩いて回れる街のようだ。

Ams09023

Browncafe09021

どこで夕食を取るか考えつつ、喉を潤わそう。

ホテルから近いブラウンカフェ(ガイドによると、パブ的なものをそのように呼ぶらしい)HOPPEへ。

混んでいて、外で飲んでいる人たちもいる。
だからといって、中に席がないわけではなく、外でたむろしつつ飲みたい人がいるのだ。

Browncafe09023

アムステルを。
2.30ユーロ。

コップを洗うとき、溜めた水(多分洗剤入り)に3回ほどシャボシャボと浸けるだけなのを見てしまった。
その後すすぎもしない。
なかったことにしよう…。
とにかく、ビールは旨いのだから。

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