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2009年4月30日 (木)

京味 筍

この日のメイン食材は筍。

季節も終わりに近づいている中、何時間も焼かれた、または出汁で炊かれた筍は、筍らしくほっこりと、かつ、筍なのにジューシー。
エグ味を押さえ込む甘さが強烈。
そして、あの香り……思い浮かべると、今だに鼻腔にリアルな面影を感じる。

これほど美味しい筍に出会うことが、この先あるかねえ…。
あるとしたら、また京味でなのだろう。
素材の良さはもちろんだが、手のかけ方によってあの味に仕上がるのだから。

もちろん、他にいただいた料理たちも、並ぶもののない最高の美味。

またこちらでお食事をいただけるよう、がんばって働こう。

2009年4月28日 (火)

ロオジエ お食事会 その2

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お肉料理と合わせるワイン。

ロベール・アルヌーのニュイ・サン・ジョルジョ、1971。

1971っ!?

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千葉県産乳飲み仔豚、トリュフ風味のポレンタとシンプルなジュ、ヴェルヴェーヌの香り。

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濃い色の、薄く硝子のようにパリパリとした皮と、しっとりと脂を蓄えた身のコントラストが感動的。

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ブーダンノワールとトリュフ入りのポレンタ。
パートブリックの中には豚の別の部位たちが。

このポレンタ、ポテトピュレのようにクリーミーなのに、とうもろこしの快活な香りをきちんと持っている。

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ここまでのワインたち集合写真。

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さらに!
プロヴァンス、ピバルノンのバンドール 1988。

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フロマージュのワゴンから選んだもの。

どれをいただいても、最高の状態になっている。
よく知るものでも、ロオジエでいただくと、「こんなに美味しいんだ」という発見があり、侮れない。

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お誕生日の方々あり。

またもや「かわいーーー!!」

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こちらの構築的なケーキも素敵。

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お馴染みの器に。
杏のソルベ、ラベンダーのクリーム、あとは何でしたっけ?

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うきうき。

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スペインのデザートワイン、テルモ・ロドリゲスのモリノ・レアル。

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ミントとチョコレートのハンバーガー。

本当にハンバーガーだ。

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初めてミントとチョコレートの組み合わせを心から美味しいと思いました。

中に、小さな丸でサクサクとしたものや、しっとりにっちりとしたものなど、歯ごたえ、味の異なるチョコレート菓子が入っている。

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プティフールのワゴン。

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柚子を用いたものが目だった。

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またもや目くるめく時間を過ごさせていただきました。
ロオジエは本当に特別なレストラン。

お食事好きな人々と間違えのないレストランでする会食は、初対面の人がいようとも、確実に楽しい。
皆が美味しい料理を満喫しようと団結するからか。

素晴らしいひと時をくださった主催のご夫婦に感謝を!

2009年4月27日 (月)

ロオジエ お食事会 その1

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何ヶ月も前から楽しみにしていたこちらでのお食事会。
もはや説明の必要のない、最高のレストランです。

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まずはユリス・コランのシャンパーニュ。
ブラン・ド・ブラン。

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これを見ると、ロオジエに来ているんだわ~と心が躍る。
中央スプーンの上はリンゴ酢とセロリ。

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アミューズ・ブーシェ。
下の緑はコリアンダーのジュレ。
上はなんのクリームだったかな…。
ほんのりとしたカレー風味がありつつも、馴染んでいて悪目立ちしない。

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次のお料理に向けて、目を惹くボトルのシャンパーニュがもう1種。
クリスチャン・ビュザンのTurbulence。

濃厚さがお料理と完璧に調和。

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美しい…。

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貝類のタルタルとキャビア、フヌイユのクリーム。

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キャビア、3種の貝、ウニと海の個性派満載なのに、生臭さは皆無、魚介類特有の甘さ。

キャビアはベルーガで、さすが美味しいなあ。

先ほどのシャンパンが本当にぴったり。

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ホワイトアスパラガスのスープとパセリのフラン。

上には黒トリュフ入りクリーム。
また、このトリュフが香るんだ…。

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パセリのフランの下にはさらに柚子。

一匙ごとに風味が異なり、柚子をすくえたりすくえなかったり。
常に柚子では口飽きてしまうかもしれない。
この高さがあり、下が細い器も計算だろうか。絶妙。

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デキャンタージュされ、ブラインドで登場した白。

フランソワ・ラヴノーのシャブリ、Butteaux 2003。

最初、シャブリとは違うかもと思ったのは、まだ硬かったから。
だんだんと芳醇になり、栗のようなほっこりとした味わいも顔を出す。

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ブルターニュ産オマール海老、タケノコと白ゴマ入りヴィエノワーズ、柑橘類のソース。

登場した途端、かわいい~という歓声が。

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アジアな要素がちゃんとフランス料理になっている。

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グレープフルーツのソース。

ゴマがアクセントのヴィエノワーズ。

まだまだ続きあり。

2009年4月24日 (金)

ダバ・インディア 再訪

ずっと再訪したいと思っていたダバ・インディア。
気が付いたら半年ぐらい時間が経っていた。
京橋って、なんのついでもないし。
東京西側在住の皆様は銀座を遠いと感じる様子で、一緒に行きたいと言ってくれる人(好き嫌いがなく、できればカレーだけで終わらず、サイドメニューも楽しめるぐらいの胃袋の許容を持っていてほしい)もいないし。
やっと機会とご一緒する人を見つけたときには満席で入れなかったり。

ついでがない場所にある店に再訪するのって、本当に難しい。
そんなこんなで行けない店がどれだけあることか。

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まずはビール。
インドのゴールデンイーグルとスリランカのライオンラガーで乾杯。

ゴールデンイーグルって、不思議な豆っぽい香りがする。

料理は、ダバパーティというコースにする。3,150円。
色々な種類を満遍なく食べてみたかったので。

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まず、パパド、ドーサ、サンバルカレー、ココナッツのチャツネ。

パパドって、薄いパリパリの煎餅的なもので、単純なんだけど、ここのはちゃんと美味しい。

そして、サンバルカレーやチャツネの鮮烈なスパイス・ハーブ使いに感激。
脂にまみれた鈍さがなく、くっきり。

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ドーサはジャガイモ入り。
他でドーサを食べた記憶がないのだけど、どこのもこんなに美味しいの?

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一口大タンドールチキン2種。
添えられているのは、前回ハマリまくったグリーンのソース。

まず、赤くないタンドールチキンを口に入れる。
と、炭火のこおばしさに声を発する。

赤いほうも、変に塩辛すぎず、多種のスパイスが調和し、じんわりと効いてくる。

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チーズクルチャ。
中にもトロリチーズ。
でも、ナンにチーズ挟んだだけでなく、何か芳醇な香りが。
ギーかな?

白ワインが飲みたくなり、インドの白ワインをグラスで。

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海老と白身魚のカレー。
ココナツミルク入りか、辛さの中にクリーミーな甘味あり。
フレッシュさがいい。

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サラダ。

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豆と野菜、鶏肉、羊肉の3種のカレー。

たまに、「具や液体が違うだけで、全部同じスパイス使ってるでしょ」というインド料理屋があるが、ここのはそれぞれに異なる香り、辛さ。

本当に、何を食べても盛り上がる。

カレーには赤でしょ。とグラスの赤ワイン。
インドのシラー。

ナンとライスは食べ放題。
と言われても、もうお腹いっぱいです。

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チャイか好きなデザートを選べる。
デザートを頼み、チャイを別で。

これはグラブジャムンなるもの。
小麦粉と蘇を混ぜたような団子で、むちゃくちゃ甘いのだが、それが旨い。

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クルフィーというアイス。
シャリシャリしていて、練乳っぽい風味。

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チャイをあわ立てているお兄さん。

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ここのチャイ。飲んだほうがいい。

次回はアラカルトで、タンドール系を色々食べたいっす。
近々にまた行きたいのですけど。

2009年4月23日 (木)

Ciao! Bamboo

カフィア・ライムで食事しようと思ったら、満席で、待っている人たちがいる。

ふと、下を見たら、いつも満席のチャオ・バンブーに空席あり。
暖かくなってきたから、外でも大丈夫。

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というわけで、この日のビールのタイガービールを。

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茄子の山椒炒め。

最近、山椒中毒気味。

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春雨もがっつり辛くて好み。

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優しい味のものを…と野菜炒め。
鶏肉入り。

気が付いたら満席なうえ、行列(?3人くらいだけど)が出来ていた。

2009年4月21日 (火)

ル・カフェ・ベルトレ 夜も

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246に面したビルの奥、半地下。

赤い壁がトレードマークのル・カフェ・ベルトレ。

ランチでは時々来るけど、夜は2回目くらい。
なんと、水曜夜も遅くまで開いていることが判明。

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野菜のマリネは酸味のしっかりしたラタトゥイユ風。

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ここのキラーメニュー、フレンチフライが単品でオーダーできたのでした!

細さ、カリっとした揚げ具合、ジャンキーな味付け…止まらんです。

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クスクス。

ビールの後、2,800円でボトルワインが5種類くらいあったので、その中からスペインの赤を。

2,800円なら、へたにグラスで飲むより安くなるってもんだ。
「残してもいいしね」と言いつつ、結局、空いてましたが。

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チーズは盛り合わせのみ。

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表参道は夜お茶するところも不足しているけど、そういう使い方もアリっぽい。

それにしても、ジャイロマスターのスっとした二の腕、素敵すぎです。

2009年4月20日 (月)

ラボ アンドゥイエット完食

平日の夜だったからか、予想外にすいていた松涛のラボ。

料理とサービス両方を一人の人がやっている関係で、混んでいるとなかなか口にものを入れられないのだ。

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お馴染み、自家製アンチョビのサラダ。
この日は筍付。

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泡の後、ワインは金額と好みを伝えてお任せで。
オーレリアン・ヴェルデのオード・コード・ド・ニュイ、Le Prieure 2005。

ぴったりです。

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そして、アンドゥイエット。もちろん自家製。
ご一緒した友達はこういう臭いモノを全く食べられないのに、ここのをどうしても試したくて、勝手に頼んだのでした。

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クセのあるチーズとジャガイモの組み合わせがよかったのと、アンドゥイエット自体も丁寧に処理がされているのか、臭みが程よく、全部美味しくいただけた。

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クスクス。
これまた定番で美味しい。

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食後のデザートの代わりにフレッシュフルーツのカクテルを。
イチゴにしてみた。

2009年4月17日 (金)

つくし

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母親が花見の行った先で摘んできたつくし。
先が開く前のが美味しいらしい。

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イル・ギッツァーノ、サンショヴェーゼとメルロー。

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ポッジョ・カンポローネのポデーレ・ラ・カッペッラ。

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ブルゴーニュ、ドメーヌ・グラン・ロシェのMa Preference。
ピノ・ノワール。

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ラングドック、マス・デ・シメール 2006。

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アラリス、テンプラニージョ。
安いだけのことはあり、飲みやすすぎてつまらない。

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すりおろした蓮根、刻み蓮根と鶏肉の団子。

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カンパーニャの白、ファットリア・ラ・リヴォルタのTARURNO。
ぶどうはファランギーナ。

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ボルドー、シャトー・ムーラン・ド・ラベイのテール・フ。

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ラングドック、ラ・トゥール・ボワゼ。

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南仏シャトー・ミラヴァルの赤。

いただいた葉山の永楽家のあわび最中が美味しかった。
餡がもっちり。

2009年4月16日 (木)

メルヴェイユ

日本橋のオーグードゥジュール系レストラン、メルヴェイユで夕食。

場所柄か、大人な客層。
自由な業界人風でなく、仕立ての良さそうなスーツのおじさん3人のグループがいるフランス料理店って、なんか期待できる気がする。

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グラスのシャンパンはジョセフ・ペリエ。

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ミモザ(?)チーズのガレット。

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トマトのパンと、何のムースだったっけ?
もちろん、美味しい。

8,500円のプリフィクスコースにする。

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前菜はフランス産白アスパラを。
遅ればせながら、今年初だ。

酸味のあるソースはマルテーズ・ソースだったか?
ほぼ生な海老とホタテを添えて。

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炭火のこおばしさに燻したような香りも加わり、味に奥行きが出ている。

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こちらは北海道産穴子とオニオンコンフィをからめたガレット、フルーツトマト、グレック野菜をカレーオイルの香りで。

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もう1人は海老、ウニ、カリフラワーのブラマンジェ。
グリーンのソースは失念。

どれもウキウキする美味しさ。
細部にまで気を配ったことが感じられる。

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選べないお魚料理はカサゴ。
皮がパリパリ、身はしっとり。
ソースはパスティスの香りだったような。

下には野菜とクスクスが。

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グラスの白をいただいた後、ジュヴレ・シャンベルタン、ラ・ジブリオットを。

グラスのワインも赤白4種類ぐらいずつある。

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メインは本日の料理から、焼酎の酒粕を食べさせて育てるという熊本の豚肉。
2人前からのオーダーだった。

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塊で焼いてから切り分けるそうで、しっとり…。
味わいはしっかりなのに、脂部分が軽い。

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付け合せのズッキーニは花付きで、花の中には豚の別の部位たちがぎっしりと。
濃厚。

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ウズラでフォアグラを巻いたものをいただいた人も。

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デザートはプラムのクラフティとピスタチオアイス。

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塩キャラメルのフォンダンショコラ風。

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デザートまでがっつり旨い。
おかげで、食後の満足度はさらに高まる。

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1ヶ月遅れのお誕生会だったのでした。
でも、予約をしたのは本人。
ナイスセレクトです。

フワッフワのロールケーキ。

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満腹でもプティフールも残せない美味しさなのよ。
マンゴのギモーブはイマイチ、というかマンゴがあまり感じられなかった。

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自家製塩生キャラメル。
ダークな色の濃ゆい一口にどれだけの手間がかかっているのだろう。

系列恵比寿店同様、説明が丁寧でみっちりとしたサービスは好み。
プロ意識を感じられ、妥協のなさそうな、几帳面さを感じる料理とサービス。こりゃお得だわ。

2009年4月15日 (水)

カカオサンパカ

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スペイン王室御用達のショコラテリア、カカオサンパカ。
仕事の関係でテイスティングをさせていただいた。
ショップは9月、丸の内にオープンするそうな。

サフランやバルサミコ、パルミジャーノ、各種ハーブ、それから、昔ながらの製法で、液体のまま閉じ込めたリキュール(カヴァやカルバドスなど)のボンボン。カカオバターが贅沢に使われ、後味サラリのホワイトチョコレートなど。

スペインらしいひまわりの種のチョコレートコーティングは塩味で、カヴァに合いそう。
ピンクペッパーのチョココーティングもあったし…。

組み合わせの妙に気持ちが揚がるだけでなく、素直に美味しいってのがいいね。

2009年4月14日 (火)

イル・パッチョコーネ

運動後、21:00前くらいから終電ギリギリまで飲み食いできるところを表参道でいつも探している。

2月のある日のキネシス後、ふと思い出して、六本木通り沿いのIL PACCIOCONEへ。

ここ、ランチでたまーに利用するのだけど、パスタが茹ですぎで団子になっていたりするんだよね。

いわゆる「Buonasera!」系で、日本人スタッフの間で、ナゾにイタリア語が飛び交っているのだけど、まあ、居心地は悪くないし、味の点でも、良い意味での粗さがイタリアっぽくて好きではある。

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ルーコラのサラダ。

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魚介のフリット。
カリっと上手いこと揚がっております。
下にひいてあるイタリア語新聞はコピーなのです。

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ポモドリーニのピッツァ。
生地厚のナポリ風。

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白身魚はジャガイモ、トマトと共にレモン風味のアクアパッツァっぽい感じで。

どれも美味しいです。会計のとき、「思ったより安いな」という印象もある。
でも、あんまり通わないのって、なんでだろう?
分煙されていないところとか、あと、サービスがやっぱり雑っぽい感じで、ご一緒する人の好みに合わないかもとか、そういう理由だろうね。

LOは早め。

2009年4月13日 (月)

中国食文化館 春 (しゅん)

麻布十番、鳥居坂下にある、看板が目立たない春。
グルメな方からのオススメということ。

予約時にどのくらい食べたいか、金額、食べられないもの(あれば)を伝えると、その日の食材を使った料理をコースにしてくれる。

行ったのは1ヶ月以上前、アムステルダムに旅立つ前日。
予約時の設定金額は6,000円。

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まずは海老を軽くタレに浸したものとピータン入り卵焼き。

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腸詰。

ここの料理全てに言えることなのだけど、化学調味料は使わず、塩が控え目で、でも中華スパイスが巧みに組み合わされた強さのある味。
ソースも旨い。

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コラーゲンたっぷりスープ。
中には茸、鶏肉、竹の子、葱、デーツ、昆布といった具が入っている。
いかにもお肌が潤いそうな。

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ホタテ、カリフラワー、ブロッコリー、枸杞の実、シメジの炒め。
こういうのを口飽きさせない味に作るね。

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大きな海老とアスパラの春巻。

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箸でホロリと崩れる柔らかさの手羽と煮卵、チンゲンサイ。

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チャーシューまん。
底が揚げ焼きされていて、サクサクカリカリ。
ふうわりとしたガワ上部、甘辛い中身との組み合わせが、ますます旨い。
これはクセになる。

料理の予算を6,000円と設定していたので、本当ならこの後はデザートで終了なのだけど、隣で食べていた麺にそそられ、坦々麺をお願いする。

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坦々麺。
一口目、山椒の辛さに驚くが、後はひかず、満腹でもついつい食べて、汁まですすってしまう。

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デザートに苺ののった、さっぱり杏仁豆腐。

追加をして、ビール1杯、プーアル茶2急須(お湯も途中で足してくれる)で、1人7,500円くらいは相当にお得な印象。

メニューは日によって違うそうだし、1人客が軽く定食的に食事をしていたりもする。

お店のご夫婦も、とっても朗らか。
なにかと利用しそう。

2009年4月 9日 (木)

Torre di Pisa

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最終日は仕事が早く終わるので、店が開いている時間に街を歩ける。

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たまたま通りかかったスカラ座近くのジェラテリア、GROM。
ちょっとした行列が出来ていたので加わってみると、ナチュラル志向のジェラテリアであるらしい。

ピスタチオと「懐かしいクリーム」味を食べる。
素材の味が濃く、美味しい。
2.50ユーロ。

で、夕食。

土曜日はLa Latteriaは休みだし、一人だし、どうするかなあ。
前にランチで行ったTorre di Pisaに行ってみる。
トスカーナ料理のレストラン。

あまり愛想の良くないマネージャーが、「予約が入っているけど、1時間で食べられるならどうぞ」と言う。
他の店をあたるのも面倒だし、一人だから時間もかからないだろうし、と座っとく。

なんと、店が拡張されていた。
儲かっているのね。

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前菜にプンタレッレ。
定番のアンチョビソース。

季節が終わりかけだからか、微妙であった。

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プリモはパスして、カルチョフィ添えタリアータを頼んだら、薄切り肉のソテーのようなタイプだった。
個人的に、このタイプはあまり好きではない。

フィレンツェでタリアータを頼むと、いつも炭火焼ビステッカを切ったものがやってきたので、ビステッカ(たいてい2人分から)を少量欲しいときのものという認識だったのだが、ミラノでタリアータと言って出てくるのは、ここのような焼き薄切り肉のことがほとんど。

分厚い赤身の肉を周りカリっと焦げ目、中は血の滴る状態に炭火焼きしたものが食べたかったので、残念。

隣のテーブルのカップルが頼んでいたビステッカ・フィオレンティーナは、立派なTボーンステーキで、うらやましく眺めた。

2009年4月 8日 (水)

Trattoria Masuelli S. Marco

まだミラノ。

この日は友達と夕食。
Trattoria Masuelli S. Marcoで。
けっこう有名だけど、友達も私も初めてな店。

当日、しかも直前予約で「最後の1テーブル」と言われつつ席を確保。

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お通しはポテトピューレにラルドをのせて。

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ワインは前から飲んでみたかったホフスタッターのピノ・ノワール、Meczan。
香り高くて期待通り、で、17.00ユーロって安い。

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前日の記憶がナマナマしく、身体を労わったプリモを。

レンズ豆のスープ。

ブロードが優しい塩加減でしみる美味しさ。

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友達はラグーの手打ちタリオリーニ。
トマトでなく、サフラン入りのラグーって、ミラノらしい。
これまたイタリアにいることを実感できる、ほっこりと豊かな一皿だった。

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疲れているときって生肉が食べたくなるのだ。
セコンドはカルネクルーダを。

さっぱりとした赤身ながら調味によりトロリとまとまっている。
松の実もコクを加える。
付け合せの野菜はなんだろ?

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こちらはコトレッタ。
カリっと揚がっていると、見た目ほど重くない。

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デザートがイマイチだったのが残念。
クレームブリュレとボネ(だったような?)。

我々の担当だったサービスの人、客にはとっても腰が低く親切なのだけど、仲間に対してはけっこうギスギスした態度で、底意地の悪さがうかがえたのだった…。

2人で97.00ユーロ。

体調の良いときに他の料理も食べてみたいと思わせる店だった。

2009年4月 7日 (火)

al cuoco di bordo

魚介系レストランを当日に予約。
友達から教えてもらっていたところが、2人なら席を用意できるという。
展示会のある時のミラノはそこらじゅうで会食が行われていて、目ぼしい店は満席のことが多い。
が、2人ならどうにかなるようだ。

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中央駅近くのal cuoco di bordo。
ちょっと寂しいエリアにあるので、行き帰りはタクシーで。

店の中は「イタリア!」な飾りで賑やか。

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魚介で有名な店だけあって、海関係満載。

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ワインはアルト・アディジェ、KELLEREI KULTERNのシャルドネ。

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2人で前菜、プリモ、1つずつ頼み、セコンドをそれぞれに選んだのだけど、なんと、この店はもれなく魚介系前菜が大量に出されるシステムだった。

急いでセコンドを1つ減らしてもらう。

タコ・イカ・海老を茹でてマリネにしたものや、貝類のパン粉焼き…

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ムール貝のワイン煮。

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自分達で頼んだ前菜が、これまたタコ。
ジャガイモと組み合わせたサラダ仕立て。

タコがイタリアにしては硬かった。
日本的にはやわらかいが、イタリアでは、くんにゃりと顎に優しいタコにレモンをぎゅっとしぼったところを食べたいのだ。

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プリモはスカンピ(?)のリゾット。
クリーミーなのがミラノっぽい。
個人的な好みとしては、南のトマト入りのがベター。

この、本場アルデンテのリゾットを食べたところで、胃痛に襲われる。
仕事中、ランチを取れなかったので、突然の食事、しかも消化の悪いものに胃が上手く機能していない。
で、トイレへ立つ。

トイレ前で並んでいたら、突然めまい、そして、気が付いたら、床にへたり込んでいた。
消化のため、胃に全ての血が行き、貧血で一瞬気を失っていたと思われる。
今まで、立ちくらみはあっても、倒れるということがなかったので、これには驚いた。

他の並んでいた人たちに支えられつつ席についたものの、目に見える光景は壊れたテレビのようにガッチャガチャ。

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セコンドの鯛のレモン風味ソテーとコントルノに頼んだ野菜の炭焼きには手をつけられず。

カモミールティーをいただいて、回復したところでタクシーでホテルへ。
ご一緒した方には本当にお世話になりました。

この時のミラノは低気圧が来て、天気も悪く、いつも以上に時差ぼけがひどかったというのもあるかもしれない。
それにしても、やはり昼ご飯はちゃんと取ったほうがいい。
そして、己の体力を過信してはいけない。
確実に年はとっている。

2009年4月 6日 (月)

お花見?

お花見という名目で集まって飲み食い。
お料理担当はもちろんスヌ子さま(料理の詳細、レシピは追々アップされるはず)。

ま、桜は近所で咲いているから、来る前に見てきてね、ということで。

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カヴァを飲みながら、まずは鳥皮。
テフロン加工のフライパンで、出た脂を器に空けつつこんがりと焼く。
だから脂っぽくなく、サクっとした歯に心地よい。

脂は鶏油として別の料理に使えるそうな。

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豆もやし、肉(何の?)と胡桃の和え物。

半ペースト状になった胡桃がポイントで、それを手軽に作れる秘密兵器がこちら…

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ジェイミー・オリバーのグッヅで、中に大理石?のポールが入っている。
ナッツやハーブを入れて振ると、すり潰されてペースト状になるというもの。

スヌ子さん、こういう便利品を見つけるのも上手いっすね。

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蛸、カリフラワー、きゅうり、トマトのポン酢マリネ。

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「神の雫」に載っていたというロゼ泡。
ヤラ・バーン。

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ほんのり桜色のスパークリングは甘くなく、辛口でピノ・ノワールらしさもある。
お花見っぽくなってきた!

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焼豚は本格的な味なのに、独自のアレンジで手軽に作れるレシピだった。

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黒酢のちらし寿司。

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黒酢のまったりとした酸味と具の豚の脂が好相性!

ちらし寿司って、もはや定番過ぎて見新しさがないけど、これは新鮮で旨い。

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トロピカルフルーツの香りで、でも甘くない白。

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カラフルな丸がカワイイ!
プチトマトと玉こんにゃくのナンプラー炒め。
なんでこんな組み合わせを思いつくのか??

玉こんにゃくは普通のこんにゃくよりやわらかいから、トマトと歯ごたえ(というか、歯に必要な力の具合)が近いのも美味しさの理由の一つ。

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お土産の鴨スモークに柚子胡椒が合う。

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海老の頭はカリッカリに揚がって登場。
もちろんこれはビールでしょう。

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空心菜炒め。

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そろそろ赤を。
シャトー・モン・ペラ。

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山椒が効いた本格麻婆豆腐は春雨入り。
これをご飯にかけて、ザブザブ食べたい。

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このタイミングのスープってのが素晴らしい。
しみじみと。

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デザートはタピオカ・ココナッツにイチゴとパッションフルーツ入り。
ダブル(トリプル?)つぶつぶ。

Sakura090419

お茶菓子にはエルメのマカロン。

いやはや、またたらふくいただきました。
料理を作りつつ、ちゃんと食べて飲んでしゃべっているスヌ子さんと、ご家族に御礼を。

2009年4月 3日 (金)

エノテカでタダ食い

「夕飯は軽くつまみ程度でよいですね」ということで、ホテルのフロントに近所のエノテカを教えてもらう。

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新しい店っぽい。

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奥は食事もできるトラットリアになっていて、手前はカウンターと簡易テーブル&椅子の軽飲エリア。

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軽飲エリアでも、ワインを頼むとプロシュートやサラメののったパンなどのおつまみが出る。

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チーズとジャムの組み合わせも。

タダのつまみで満腹。
エノテカだけにグラスワインも豊富で、店の人たちが皆親切、居心地がよかった。

使える店だ。

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