GLAND グラン
恵比寿というか、広尾というか、どこの駅からも離れている場所にあるため、教えてもらわなかったら出会わなかった店、グラン。
いかにも居抜きな店内はカウンターとソファー席という、フランス料理屋には珍しい作り。
我々はカウンター席に。
結論を最初に言ってしまうと、プロの仕事を実感する料理、これまた的を得たサービスとワインのセレクト、お得感ありまくり、という、「こりゃ使える!」店だった。
ココを気に入りそうなお食事友達の顔がたくさん浮かぶほどに。
なのに、この店、8月はほとんど丸々休みで、9月からは形態を変え、1日1組、完全予約制のレストランになってしまうそうな。
いたしかたない決断で、そうなってからも来たいと思うが、まずは7月中に再訪したいのです。
パンはカイザー。
料理はシェフのお任せをコース、ワインはグラスで。
美しい器でやってきたのは
ウニの一品。
ウニのクリーム(ムース?)、トマトのソルベ、キャビア、オマール海老のジュレ。
ウニ度高いなあ。
繊細なのに濃厚。
いちぢく、平目、生ハムにうみぶどうを添えて。
平目自体は美味しいのだけど、ここにいる意味はイマイチわからない。
シャンパンの後、ビオのシャルドネを。
フォアグラの粕漬け(?)。
アン肝をさらにこってりとさせたような、ちびちびと酒の肴にしたいフォアグラ。
料理上手で飲む人の家に行くときに持っていきたい。
飲み口が柔らかく、品の良い甘さの日本酒と、フォアグラには定番の甘口ワインの両方を共に出してくれるのも楽しい。
チーズの下には茄子のトマト煮。
コレ、ざぶざぶ食べたい。
ほぼ生でトロリとした海老、海老出汁リゾットというか、パラリとしたピラフな食感の米、それを、さらに海老凝縮のアメリケーヌソースで。
もう、たたみ掛けるように海老。
そんなに海老に興味がないのだけど、これはハマる。
フルーツトマトと、最近色々なところで口にする透明なトマト液、そのエスプーマ。
メインは牛肉の赤ワイン煮。
ホロホロとほぐれる柔らかさ。
付け合せはヤングコーン。
チーズに向けて、マス・デ・タンヌをグラスで。
コンテやエポワスなど、盛り合わせでいただいたチーズも状態が良い。
やっぱり、家ではこういう美味しさに出来ないんだよね。
デザートはアッフォガート。
マスカルポーネのアイスにエスプレッソ。
プティフールもいちいち美味しい。
確かに、このお料理をソファーでいただくのは、ちょっと味気ない。
大々的変革もやむを得ぬかな。
ごちそうさまでした。
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