ラッテリア
ミラノに昼頃着いて、ホテルに荷物を置き、すぐに向かったのはLa Latteria。
3月にはなかったドアのプレートが盛況と発展を感じさせる。
中は相変わらずの食堂で、安心。
この日は珍しく空いていた。
常連さんらしいおじさんも「今日は席が選べるな」と。
自分の畑で採れたズッキーニのピューレに玄米。
もったりとしたピューレに玄米の歯ごたえがアクセント。
じんわりと、やさしく、身体に馴染む一皿は、旅行時に最適。
この店は土曜と日曜がお休みなのだけど、その時に畑仕事をしているのか。
食べ物に対する愛情とこだわり。
ここの料理を食べると、彼らが畑を持つのは「だろうね~」という感じ。
MAGATELLO ALL'INGLESE CON INSALATA MISTAはローストビーフの極薄切りとミックスサラダの上にのせたもの。
味付けをレモンか酢かと聞かれて、レモンにした。
サラダにはオイルとレモンがかけられている。
デリケートな肉は軽いながらも味わい深く、様々な葉野菜の混合したサラダと一緒に口に運んでいると、山盛りだった皿はいつのまにか空に。
ここの手作りドルチェは、満腹に鞭打ってでも食べなくちゃ。
黄桃のフラン(というか、タルトだね)。
白い桃は日本のがみずみずしく甘いと思うが、ヨーロッパで食べると、黄桃の美味しさに驚く。
水とコーヒーをいただいて、計41.00ユーロ。
さて、この日の夜、同じくミラノに入ったばかりの友達と夕食をすることになっていた。
で、やっぱりラッテリアに。
そもそも、彼女がこの店を教えてくれたのだ。
夜はやはり満席。
でも、食べたら出るが暗黙の了解な店だから、すぐに座れる。
ランチが遅かったし、夜は軽めに、プリモ抜きで。
ローストしたポルペットーネとバター濃厚なポテトピューレ。
ローストした野菜達も自家菜園から。
ここはハウスワインのみ。
さらに、別の日の夜、仕事関係の人々をお連れしてみた。
大変満足していただけたようで、何より。
「CRUDAIOLAって何?」と聞いたら、おすすめだというので頼んでみた。
トマト、人参、玉葱、きゅうり、フェンネルをフードプロセッサーで細かく刻んだ、ガスパチョのようなもの。
そこに玄米(?)みたいな穀物が添えられている。
レモン風味の青唐辛子アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ・スパゲッティ。
レモンの香りと青唐辛子独特の香り、強烈な辛さがクセになる。
メインは仔牛の肝臓を玉葱と炒めたもの。
美味しいけど、ずーっと肝臓を食べ続けるのはムリがある。
口休めにコントルノも頼めばよかった。
こちらは牛肉のトマト煮にポテトピューレ。
丸ごとの胡椒粒や松の実がところどころでピリっと引き締める。
カニ肉たっぷりのズッパ・ディ・ペッシェ。
添えられたパンをちぎって入れながらいただく。
プルーンのタルトは上にアーモンドプードル。
本当に、ここは何を食べても美味しい。
ミラノは、ラッテリア通いつつ、土曜や日曜に行ける店を探す…ぐらいで良い。
ミラノの街には興味がないが、ラッテリアで食べるために来たいと思うくらいだ。
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