ロオジエでクリスマスランチ
23日から25日に外食をすることなかれというのが、暗黙の了解だった。
が、今年の夏ごろ、ふとした話からロオジエのクリスマスは行かなきゃだめ!と言われ、その場でクリスマス期間中のランチをいただくことに決定。
その日からずっと、楽しみにしていたんです。
お花がクリスマス仕様で赤。
本日はシャンパンで通すとか。
まずは、1998、L.Aubry Fils Blanc des Blancs Le Nombre d'Or。
複数形なのがポイントで、3種の白葡萄が使われているそう。
最初からこんな素敵なシャンパンでよいのでしょうか?と思ったら、その後はもっと凄かった…。
バラもビー玉も食べてはいけません。
マスのクリームが下に。
Christian Busin Cuvee Trinite。
三位一体。
樽熟成ならではの香り。
途中から、トーストしたパンのよう。
色もほんのりとピンクがかっている。
止められないパンたち。
からすみとポワロー葱のクリーム、キャビア添え。
からすみの風味は存分に活かされ、かつキャビアと旨味の相乗効果。
しっかりとクリーミーで生臭さはなく、シャンパンとぴったり。
これだけキャビアの存在に理由があるお料理も珍しいのでは。
プティなブリニと共に。
Christian Busin Grand Cru Cuvee Prestige Turbulence。
上と同じクリスチャン・ブサンなのに、ボトルの形状が違うとは、なんという贅沢。
鴨フォアグラのコンフィ、クランベリーのチャツネ。
大理石のような断面。
ここのフォアグラを食べてしまうと、他でなかなか満足できなくて困る。
De Sousa et Fils Grand Cru Blanc de Blancs Cuvee des Caudalies。
ビオディナミ。
このクラシックなラベルデザインが、逆に新鮮。
ホタテ貝のブルーテ、白子のロワイヤルと共に。
泡の下に滋味あふれるスープやフラン。
Egly-Ouriet Grand Cru Blanc de Noirs Vieilles Vignes。
こちらも自然派。
魚と肉はシェフが目の前で仕上げてくださいました。
真鯛のポワレ、マロンのピューレとポテトのゴーフレット、バニラ風味。
これが登場した瞬間、部屋がマロンとバニラの甘い香りで充満。
芳しい。
真鯛のしっとりと濃密な身が、マロンやバニラと合うとは衝撃でした。
新しい美味しさを教えられた一皿。
1990、Alain Robert Grand Cru Blanc de Blancs Mesnil Tradition。
アラン・ロベール!!
なんて貴重な!
蝦夷鹿のフィレ肉、きのことキャベツのアンプーレ、スモークした紅茶の香り。
キャベツの中にはピュレが。
この色。
こおばしく、野生味を存分に楽しめる鹿。
蝦夷鹿でこんなに盛り上がったのは、初めて食べた時ぶりかも。
もちろん、全員フロマージュをオーダー。
で、やってきたのがジャック・セロスのシュブスタンス!
Jacques Selosse Grand Cru Substance。
いつもながら、完璧な頃合いです。
後半、写真がちょっと赤いのは、窓からこちらが覗いているから。
プレゼセール。
いつでも美味しいお菓子たち。
この日の目的でもある、ブッシュ・ド・ノエルワゴン。
下の段。
上の段。
全員が「全種類お願いします」と。
そんな皆様が大好きです。
普段、甘いモノに対する興味が薄いのだけど、これは積極的にいく。
幸せ。
シェフソムリエ様によるお話は最高のクリスマスプレゼント。
自分の感覚が研ぎ澄まされ、多様な香りや味を感じられるような気がする。
珠玉のフレンチレストランであるのに、リラックスして楽しめるのは、ロオジエの皆様のプロの技によるのだろうなあ。
クリスマス時期に外食するのも良いものですな。
貴重で楽しいひと時をご一緒させていただき、いつものご夫妻に心からの感謝とメリークリスマスを。
で、来年もですよね?
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