京味 2010年初
ほぼ年始最初の外食は、京味。
いつも予約をしてくださる友達に感謝を。
白味噌のお雑煮から始まり、卵をたっぷりと抱えた蟹はもちろん、全てが相変わらず、突き抜けた美味。
もろこという魚を初めて食べたなあ。
体調10cmに満たない魚なのに、丁寧に骨が除かれている
ゆずの皮の外側を少しだけ剥いた中に豆腐、鯛、椎茸を合わせたものが入ったあんかけ。
柚子のうっすらと黄色い部分と白いふわふわの部分が、恐らくは何度も湯でこぼされたのだろう、エグ味がなく、香りとほんのりとした苦味だけになり、やわらかく、すんなりといただける。
毎回、記憶や期待以上の幸せをくれる店だ。
この日、最も感動したのは、薄氷に見立てた椀。
軽く火を通して透き通った薄切り大根が張られ、まるで氷の上から水の中を覗くよう。
箸ですっと割れた大根の下には蛤しんじょ、他に緑の…小さなすずなかな?
その繊細さに打たれた。
素材はもちろん、料理はやはり手間なのですね。
ありがとうございます。
また、今年も京味でお食事をいただけますように。
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