アニュ ルトゥルヴェ ヴー
広尾駅から歩ける距離のa nu。
久しぶりに、ちょっとハレ感のあるお食事をしたいなあと。
この日のシャンパンは2種。
右のアンリ・ジローをいただく。
ご一緒した方は苺のソルベにシャンパンを注いだオリジナルの食前酒を。
ソルベがすぐには溶けず、つぶつぶになるのが見た目、味ともに楽しい。
つきだし3種。
12,000円のコースにする。
駿河湾産桜海老のクルスティヤンとキャビアのサンド。
薄く繊細な桜海老ビスケットのようなものから小さな野菜がにょきにょきと出ている様は植木鉢のようでかわいい。
そっとつまむと、桜海老の香りが広がる。
桜海老とキャビアでも、クリームによって生臭さが押さえられ、シャンパンとも合う。
左は産地直送、こだわり春の野菜、ホタルイカソース。
右はホタルイカとインカのめざめのサラダ仕立て。
両方ともホタルイカなのだけど、こちらは下に塩トマトのペーストが敷いてあり、爽やか。
山菜のフリットと組み合わされたのはホタルイカのソース。
これは、山菜とホタルイカ、両方のえぐみやクセが合わさって、コクとなり、春の美味となっている。
泡はフヌイユ(だったような?)のエスプーマ。
海老のコンソメジュレと白アスパラガスのヴルーテ。上にウニ。
フランス産白アスパラガスのフリット、パルメザン香る卵黄と共に。
またもや泡。これは何のだっけなあ?
上はトリュフ。
下にいる卵黄が、本当にパルメザンの風味。
白アスパラにはやはり卵黄ですな。
ワインは料理に合わせた3種のグラスワインのセットで。
まずはジョセフ・ロティのブルゴーニュ・ブラン。
山口県産桜鯛のマリネと生ハムのコンソメ。
お皿の左縁にのっているのはウロコの素揚げ。
これがパリパリと繊細なアクセント。
鯛はしっとり。
金華ハムを洋風にしたような、透明でも獣の旨味のする冷たいスープ。
3つを一緒に口に入れると、異なる食感、味が合わさった重層感。
2杯目はエルヴェ・シャルロパンのマルサネ・クロ・デュ・ロワ。
本日の鮮魚、新ワカメのブールブランソース。
この魚、なんだったっけ?同じ桜鯛のような。
焼き加減が良く、ピンク色でむっちり。
ボルドー、シャトー・ド・カルル。
お肉料理は2種類から選べた。
北海道産仔羊のロティ、山椒の香るソース。
またもや泡。これはニンニク。
低温調理のようなみっちりと吸い付くような仔羊。
山椒はあまり強くは意識しなかった。
仔羊の肩肉、本日のアンプロヴィザシオン。
トマト煮こみでした。
こちらはもう一つの選択肢、マダムビュルゴーのシャラン鴨胸肉のロティ、白と赤のソース。
鴨もも肉、本日のアンプロヴィザシオン。
菜の花を思わせるサラダ仕立て。
チーズも充実。
でも、お腹は満たされていたので、自家製の桜入りのもののみ。
桜のアイスクリーム。
帆のように立っているのは、桜の葉の塩漬けがフリーズドライのようにパリッパリになったもの。
温かいシフォン、ショコラブランのソース。
温かいホワイトチョコの濃厚なソースとしっとりとしたシフォンの組み合わせは幸せな気持ちにしてくれる。
3種のムース・オ・ショコラ、プラリュ。
カカオの配合率が異なるショコラに、それぞれヘーゼルナッツ、苺、ラム酒を組み合わせたもの。
たまらずペドロ・ヒメネスをオーダー。
マエストロ・シエラの。
コーヒーをいただきながら、お茶菓子。
1人2万円ほど。お得に感じる内容だった。
特別なお食事をいただいているという気持ちにさせてくれる料理と内装、サービス。でも、服装に気を使わなくても大丈夫な気軽さもある。
次回はアラカルトにしてみよう。
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