IL TEATRINO DA SALONE
友達が「横浜サローネ系列で青山にできた店に行く」と言う。
しかも、そこのシェフはあの元シチリアーノの樋口さんだとか。
何それ!!聞いてないよ!ということで、混ぜてもらう。
高城町交差点近くのイル・テアトリーノ・ディ・サローネ。
劇場とは、納得のネーミング。藤巻さんのプロデュースでしょうし。そりゃあ、そうなるでしょう。
それにしても、笑っちゃうぐらいにギラギラした店装飾。
でも、バブリーというより、Bっぽい。
1時間くらい遅れて参加なので、白ワインから。
こちらはビオのグラスワイン中心で、料理に合わせてくれる。
フリウリ、ニコリーニのマルヴァジア。
オレンジの皮、ミネラル。
最初のパンは、塩をきかせて、単体で美味しい。
すきっ腹を緩和させるために。
料理は8,500円のコースのみなのかな?
プリントして、封筒に入れたメニューを手渡してくれる。
持ち帰れるということね。
鮪のタルターラ。
下にナス。
白トリュフの香り。
この香りとオイルの使い方は、まさにシチリアーノ。
ああ、東京に帰ってきてくれてありがとう。
蛸とチェーチ。
ローズマリーが香るチェーチのピュレが下に。
蛸の歯ごたえはしっかり目。
白身魚のブレザオラ。
オレンジピール、下にもフレッシュなオレンジ。
魚とオレンジの甘さ、ラディッキオの苦味とオリーブオイルの青いコク。
金目鯛のインパナータ。
下には賽の目の野菜と松の実。
レオンピールと味の凝縮したドライトマト。
そして、FRANTOIAのオイル。
合わせてくれたワインはSAHARAY。
開けたてなのに、すでにロゼな色。
でも、白ワイン。
パッシートのような。
天井に映る影も演出。
ルンゲッティ、ウニと空豆。
太く柔らかな麺。
生生しいウニと、下には空豆のソース。
空豆のまったり感がウニの磯臭さを包み込む。
トスカーナ、マッサ・ヴェキアのラ・クエルチョーラ。
開けてからかなり日にちが経っているそうで、まろやか。
カルチョーフィのトルテッリ、スティンコのラグー。
豚の脛肉だったかな。
トルテッリの中にはカルチョーフィ。
アーモンドも欠かせない要素ですな。
塩加減がイタリアっぽく、で、ぜんぜん塩辛くない巧みな具合。
オイル使いの上手さも相変わらず。
仔羊のストゥファート。
上には玉ねぎ。
リンゴのカンディートと、シンプルにグリルしたズッキーニ。
柔らかく、でも羊の風味が完全に留まっているところに手間を感じる。
赤を。
ジョヴァンニ・カノニカのバローロ。
まっとうな赤ワイン。
カンノーリのプロポスタ。
カンノーリの皮よりも繊細な生地のコーンを開けると、中には濃厚なリコッタクリーム、胡桃。
下にはカラメルと栗のはちみつを合わせたソース。
栗のはちみつのクセがたまらなく好き。
大人のドルチェですなあ。
お茶菓子にもひねりが。
アプリコットタルトを粉砕し、丸く固めたものだそう。
エスプレッソも美味。
全てがにっこりするほど美味しかった。
シチリアーノから進化し、洗練されている。
でも、どこかにシチリアの田舎臭さ(良い意味で)が感じられて、それで料理の勢いがキープされているような。
店の装飾だけみると、外見重視のやりすぎ料理を予想してしまうが、そこでこの味をいただけるところが類まれなるバランスの良さ。
カウンターの他に個室もあるし、ちょっとオシャレをして出かけたい雰囲気もある。
グラスのワインを3~4杯いただくと、15,000~20,000円のお支払い。
それにしても、ここの系列は全て好みにはまりまくり。
再訪するべくすでに人を誘っているのだが、早めの予約が必要な様子。
日にちをフィックスしちゃいましょうよう。
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