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2010年6月27日 (日)

レストラン バカール

とにかく予約が取れない店、バカール。
神泉にある。
電話で2ヶ月先の予約まで受け付けているのであるが、電話がつながらず、つながったと思ったら満席。
そんなプラチナシートにお誘いくださった方に、御礼申し上げます。

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まずはカヴァ。
ぎりぎりまでたっぷりと注いでくれるのがうれしい。

こういうちょっとしたことで気分が盛り上がるのだ。

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San Valeroのカヴァ。

アラカルトもそそられるメニューが並んでいたが、初めての店ということで、5,250円のコースにする。

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お通しは、様々な味覚で楽しむトマト。

塩味、甘味、辛味、苦味、酸味。

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パンは1つがコースに付いていて、その後は別料金。
1つずつ値段が決まっている。

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バターと、リエット。

リエットは豚肉だったかな。

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ブリオッシュを選んだ。

パンはもちろん、リエットも美味しい。

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日本各地から取り寄せた野菜のバーニャカウダ。

これは2人分を盛ってある。

いやはや、種類が多いし、モノによっては調理がしてあって、ただの生野菜盛り合わせではないのだ。

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ヤングコーンは生で、糖を感じる甘さ。

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ソースはおなじみのアンチョビオイルではなく、能登産ズワイガニ入りの蟹みそソース。

クリーミーで濃厚蟹みそ。

スプーンをもらって底をつくまで舐め取るように。

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コースには含まれていないが、1人1匹ずつ追加をした稚鮎のフリットも蟹みそソースで。

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白ワインをグラスでお願いしたところ、この4種の中から選んでくださいと。

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ソーヴィニョン・ド・ラバニにする。
南国のフルーツの香り。

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2種類の中から、開店時からの人気メニューであるという浜名湖産うなぎとフォアグラのマリアージュ、マンゴーのインパクトを選択。

この組み合わせ、意外にもぴったり!

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メインはストゥーブで焼かれておりました。

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ブルターニュ産うずらに麦を詰めたロースト、ポルト酒香るソース。

1人半羽のうずら。

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ポルト酒のすっぱ甘こってりなソースが食欲を倍増させる。

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これは赤ワインを頼まなくては。

グラスで、 Domaine de la CharbonniereのVacqueyras。 

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色違いの小さなストゥーブがかわいい。

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揚げた桜海老がごっそり。
蓋を取った瞬間の芳香といったら…。

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下にはブルゴーニュバターがいて、混ぜていただく。
歯ごたえが楽しく、うっとりする風味。

最後にご飯が出ると、お腹も満たされる。

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デザートは色々な種類があって、選べる。

これはヘーゼルナッツのスフレ、苦いくらいにキャラメルなアイス、生クリーム。

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いちぢくのタルトは塩のソルベと。
パイ生地はバターの旨味を存分に味わえる。

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キプロス島の薫り高いバラを用いたアイスの凝った一品も。

デザートまできっちりと盛り上げてくれるなあ。

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お茶菓子は生キャラメル。

この値段で、贅沢な素材が惜しみなく使われ、工夫があり、もちろん抜群に美味しい料理をいただける。
グラスワインで1,000円を越えるものは稀。
サービスは一人ながら、丁寧で、食欲をそそる説明もきっちり。
そりゃあ、予約困難な人気店になるってもんだ。

次の予約をその場で入れる場合は何ヶ月先でもよいのだが、次に空いていたのが11月だってさ。
もちろん、それでも予約するのであった。

だって、「この値段で出す必要ある?」というくらいに美味しいから。

2010年6月20日 (日)

ピクニック日和

梅雨の晴れ間はピクニック日和。

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当日思いついてのピクニックだったのに、もう手馴れたものだ。
お料理上手な方々は、急にも関わらず、料理を持ち寄ってくれた。

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メディチ・エルメーテのランブルスコ。

ピクニックには泡モノが合う気がする。

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「スペインのドン・ペリって言われているのよ」と勧められたロジャー・グラートのロゼ。

ダラダラと食べ飲み続ける。途中で横になったりも。
太陽の下では、また格別。

暗くなったら、人の家に上がりこみ、また食べ飲みは続く…。

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また別の日。

ボストン美術館展のお土産。

草間ラヴ!!

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中まで!!

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こちらも缶を残しておこう。

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ジャケ買い必至のドロップ。

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お祝いには少し良いワインを。

以前にエノテカでセールになっていた時に買っておいたシャトー・ポンテ・カネ 2000。

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しっとりと密度が濃く、時間と共に華やかな香り。

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手作りカラスミをいただきました。

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それなら、日本酒でしょう。
ロックが最適な甕爽々。

2010年6月17日 (木)

XO醤食べ比べ会

とある休日の午後。

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カナール・デュシェーヌのグランド・キュヴェ・ロゼで乾杯。

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で、キャヴィア。
豪勢な…

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本日の主役。
ずらりと並んだのは香港からやってきたXO醤たち。

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見た目もずいぶんと異なるこれらを食べ比べようという会。

香港旅行から、貴重なXO醤を複数種類持ち帰り、味わってみようという主催者の心意気が最高に素敵です。

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まずはフォーシーズンズ内LUNG KING HEEN(龍景軒)のベジタリアンXO醤。

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たんぱく質が入らないと、こっちに行くのね!という味。
漬物というか、ザーサイというかで、酸味が立っている。

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ペニンシュラのSPRING MOON(嘉麟楼)。

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貝柱満載。
噛めば噛むほどに旨味炸裂。

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洋風なパッケージはグランド・ハイアット、ONE HARBOUR ROAD(港灣壹號)のもの。

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肉味噌っぽくもあるが、小海老や貝柱もごっそり。
山海の味が混ざり合い高めあう。

甲乙つけがたくどれも尋常じゃなく美味しい!
合わせるもの、食べるシチュエーション、時によって、それぞれが威力を発揮する。

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こちらは、韓国から。
目の前でおばちゃんが焼いてくれた海苔だそう。

酸化した油臭さが全くなく、海の風味と胡麻の香り。

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ピータン豆腐も激旨。

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だって、ピータンはヨンキーの半トロのだもの。

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日本酒の生の甘さがよく合った。

それにしても、こちらのお宅の食器がどれもこれも素敵で、宴を底上げする。

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ペニンシュラではこちらも入手されたそう。
豆板醤。

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辛いけど、豆の味が活きている。

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オイスターソースまで!

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この濃度。

完全に中華なオイスターソースで、日本のものと違う。

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もうもうとした湯気の中には、横浜からやってきたシュウマイ。

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贅沢な清風楼のシュウマイでした。
どうりで肉の味がしっかりすると思った。

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先ほどのオイスターソースを使った空心菜炒め。
美味しいに決まっている。

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南イタリアの白ワインは、南らしい濃さで、以外にもナイスマリアージュ。

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この照り!!

豆板醤とオイスターソースで味付けしたマーボー茄子。
そのままでも悶絶する美味しさなのだけど、

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精米したて、土鍋で炊きたての白いご飯が登場。

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たまらないわけですよ。
フガフガと声にならない感動のため息と鼻息。

パクチーやXO醤をのせても。

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鶏出汁アオサスープがまた、旨味をじんわりと奥に染みこませる。

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本日の調味料のかき卵。

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これまた、完全なる調和。

白いご飯に興味がない身でさえ、ご飯をおかわりしまくる事態。

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紹興酒も飲んじゃうよ。

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さらに、モッツァレラを入れて。

中華調味料ともぴったり!
トマトがなかったのが残念。

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参加者スヌ子さまの案。
さすがです。

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今度はパリから。あれ?NYでしたけ?

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まさにパイナップル濃縮のドライパイナップル。
最適なデザート。

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パリ!!

ポワラーヌのスパイシーなクッキーは、まさに大人のお菓子。
しっかりした甘さと良質なバター、個性的なスパイスの香りが渾然一体となっている。

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ハーブのジュレだなんて洒落ている。

珠玉の調味料、食材、食器、場所を堪能させていただき、ありがとうございます!!
感覚の豊かさの結晶、そのご相伴にあずかりました。
楽しく美味しいひと時を盛り上げた参加者の皆様にも感謝を。
なんとありがたいことか。

2010年6月13日 (日)

穴子お取り寄せ

スヌ子さんがつぶやきで激賞していた穴子が気になって仕方がない週末、誕生会という名目で穴子会を開いていただく。

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まずは鱧皮ときゅうりの和え物。

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アボカド、豆腐、ザーサイ。

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とろろ納豆は海苔に巻いて。

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砂肝やレバーをエスニックな味付けで。

スヌ子クオリティの前菜(?)で十分に満足。
でも、今日の主役は他にいるわけで…

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穴子登場。

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すでに香ばしい。

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穴子に対する認識を新たにしました。
今まで、「穴子の美味しさの限界ってこのくらい」と思っていたよりも遥かに上。
なんでも勝手に限界を設けてはいかんですな。

脂のノリっぷりが凄まじく、でも、魚だから重くない。
お食事友達皆に食べてもらいたい。

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茶碗ならぬ、どんぶり蒸し登場。

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もちろん、先ほどの穴子入り。
出汁に穴子の旨味が溶けて、また秀逸。

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細くて味の濃いアスパラはアーモンドと一緒にソテー。

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で、やっぱりトマトソースのパスタ。
麺への絡みっぷり、教わりたい。

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そうそう、お誕生日会なのですよね。

おめでとう!!

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飲み物はスプマンテから。

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食後はグラッパで。
チョコレートケーキとも合う。

いつもながら、こちらのお宅ではついつい長居をして食べ飲み続けてしまう。
ごちそうさまでした!!

2010年6月 7日 (月)

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青山のモノリスで夕食。
最初に訪れた時の印象がとても良く、いろんな人に薦めつつ、再訪の機会を狙っていたのだ。

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7,875円のムニュ・モノリスにする。

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テタンジェのシャンパンをいただきながら、2種のフロマージュのクラッカー。

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泡泡は何と言っていたか?

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とにかく、カスタードクリームのような卵系で、むちゃくちゃ美味しかったのだ。
サクっジュワっと焼かれたブリオッシュにつけて食べると悶絶。
なのに忘れる記憶力の欠如。
まあ、美味しい味の記憶は舌にびりびりと残っているから問題ないこととする。

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まずはグラスで白。
ヴィニュロン・ド・ビュクシーのシャルドネ。

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ジュレ、蟹、トマト、ウニ、下はアボカド。

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これは鉄板ですなあ。

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赤をボトルで。
ドルーアン・ラローズのジュヴレ・シャンベルタン 2007。
赤い果物。

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本当はホタテだったのだけど、私を含む4人中3人がホタテを余り好まないため、他の料理に変えてくれるようお願いする。

と、ストゥーブが登場。
蓋を開ける前からバニラの香りが漂ってくる。

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リードヴォー、オマール、白アスパラ。
なんとラッキーな。

バニラがこういう食材としっくり馴染むなんて、驚き。

ここのお料理は、いかにもフランス料理なしっかりとしたソースが素晴らしい。

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イサキ、サザエとサザエの肝ソース。
野菜はロマネスコとヤングコーン。

パリっとしてしっとり。

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落ち着いた雰囲気が心地よい。

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このコース、通常は料理を選べないのであるが、この日はメインが2種あった。

どちらも牛肉で、これはミルフィーユ仕立て。
アスパラ・ソバージュ添え。

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牛肉、フォアグラとブリニが層になっている。
もちろん、美味しい!
ブリニが濃い2つをつなぐ、良い仕事してます。

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イチボは各種ペッパーがゴリっと。
下に空豆と茸。

赤身の肉の旨さ。
ブルゴーニュのワインともぴったり。

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口直しは紫蘇のソルベ。
白ワインのジュレとともに。

なんという爽やかさ。よいコースなり。

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デザートも2種から。

こちらはブラマンジェ。
マンゴーとパッションフルーツのソース。

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中にはラズベリー??(とにかく赤い果物)のソルベ。

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こちらはマンゴー多目、パッションフルーツ少な目のソルベ。

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お茶菓子もちゃんと美味しい。

ここ、かなりお得感あるし、トラッドなフランス料理好きならがっつり胃袋を鷲掴みされる料理なのに、この日はかなり空いていた。
確かに、サービスにもう少し重厚感が欲しいところではある。
「でも、もっと混んでいてもいい店だよねえ」と言いながら後にする。
個人的には、何度でも頻繁に行きたい店。

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同行の方からのお土産。
貴重な品をありがとうございました。

2010年6月 6日 (日)

ドン・チッチョ

Don Ciccioでお誕生会。
ずいぶん前か、外れた時間じゃないと予約が入りにくい店だから、こういう機会にお食事できるのはとてもうれしい。

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まずはドゥーカ・ディ・サラパルータのスプマンテで乾杯。

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生ハム、プロッシュート、サラーメ、ラルドの盛り合わせ。

ラルドをパンにのせて食べるのが旨い。

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ここでも頼んじゃう。
フライドポテト。
やっぱりマスタードで。

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茄子とモッツァレラのインヴォルティーニ。

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ここのトマトソースは濃ゆくて、まるで現地にいるような気持ちにさせてくれる。

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赤をボトルで。
フィッリアートのサンタゴスティーノ。

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塩トマトとマグロボッタルガのスパゲッティ。

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塩トマトが甘っ。

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豚肉のラグー。

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じんわりと深く染みわたる美味しさ。
リコッタのクセのある風味も不可欠。

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真鯛。

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玉ねぎの入ったソースがトロリと乳化している。

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白金豚のローストはカルチョーフィを乗せて登場。

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コントルノとして頼んだルーコラと。

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やっぱり、なんか足りないとスパゲッティ・アッラ・ノルマを追加。

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最後にトマトソースのスパゲッティというのが、日本人的に落ち着く。

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食後酒各種。
リモンチェッロなどは自家製。

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デザート各種。他にもいくつか。
自分用には本格派なカンノーロを。

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お誕生日おめでとうございました!

参加する側もうれしい店セレクト。
ドン・チッチョの料理には、いつもガツンと脳髄に来る旨さがある。

2010年6月 5日 (土)

IL TEATRINO DA SALONE

友達が「横浜サローネ系列で青山にできた店に行く」と言う。
しかも、そこのシェフはあの元シチリアーノの樋口さんだとか。
何それ!!聞いてないよ!ということで、混ぜてもらう。

高城町交差点近くのイル・テアトリーノ・ディ・サローネ。
劇場とは、納得のネーミング。藤巻さんのプロデュースでしょうし。そりゃあ、そうなるでしょう。

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それにしても、笑っちゃうぐらいにギラギラした店装飾。
でも、バブリーというより、Bっぽい。

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1時間くらい遅れて参加なので、白ワインから。
こちらはビオのグラスワイン中心で、料理に合わせてくれる。

フリウリ、ニコリーニのマルヴァジア。
オレンジの皮、ミネラル。

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最初のパンは、塩をきかせて、単体で美味しい。
すきっ腹を緩和させるために。

料理は8,500円のコースのみなのかな?
プリントして、封筒に入れたメニューを手渡してくれる。
持ち帰れるということね。

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鮪のタルターラ。

下にナス。
白トリュフの香り。

この香りとオイルの使い方は、まさにシチリアーノ。
ああ、東京に帰ってきてくれてありがとう。

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蛸とチェーチ。

ローズマリーが香るチェーチのピュレが下に。
蛸の歯ごたえはしっかり目。

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白身魚のブレザオラ。

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オレンジピール、下にもフレッシュなオレンジ。
魚とオレンジの甘さ、ラディッキオの苦味とオリーブオイルの青いコク。

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金目鯛のインパナータ。

下には賽の目の野菜と松の実。
レオンピールと味の凝縮したドライトマト。
そして、FRANTOIAのオイル。

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合わせてくれたワインはSAHARAY。
開けたてなのに、すでにロゼな色。
でも、白ワイン。
パッシートのような。

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天井に映る影も演出。

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ルンゲッティ、ウニと空豆。

太く柔らかな麺。

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生生しいウニと、下には空豆のソース。

空豆のまったり感がウニの磯臭さを包み込む。

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トスカーナ、マッサ・ヴェキアのラ・クエルチョーラ。
開けてからかなり日にちが経っているそうで、まろやか。

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カルチョーフィのトルテッリ、スティンコのラグー。

豚の脛肉だったかな。
トルテッリの中にはカルチョーフィ。
アーモンドも欠かせない要素ですな。

塩加減がイタリアっぽく、で、ぜんぜん塩辛くない巧みな具合。
オイル使いの上手さも相変わらず。

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仔羊のストゥファート。
上には玉ねぎ。

リンゴのカンディートと、シンプルにグリルしたズッキーニ。

柔らかく、でも羊の風味が完全に留まっているところに手間を感じる。

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赤を。

ジョヴァンニ・カノニカのバローロ。
まっとうな赤ワイン。

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カンノーリのプロポスタ。

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カンノーリの皮よりも繊細な生地のコーンを開けると、中には濃厚なリコッタクリーム、胡桃。
下にはカラメルと栗のはちみつを合わせたソース。

栗のはちみつのクセがたまらなく好き。
大人のドルチェですなあ。

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お茶菓子にもひねりが。

アプリコットタルトを粉砕し、丸く固めたものだそう。

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エスプレッソも美味。

全てがにっこりするほど美味しかった。
シチリアーノから進化し、洗練されている。
でも、どこかにシチリアの田舎臭さ(良い意味で)が感じられて、それで料理の勢いがキープされているような。

店の装飾だけみると、外見重視のやりすぎ料理を予想してしまうが、そこでこの味をいただけるところが類まれなるバランスの良さ。

カウンターの他に個室もあるし、ちょっとオシャレをして出かけたい雰囲気もある。
グラスのワインを3~4杯いただくと、15,000~20,000円のお支払い。

それにしても、ここの系列は全て好みにはまりまくり。
再訪するべくすでに人を誘っているのだが、早めの予約が必要な様子。
日にちをフィックスしちゃいましょうよう。

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