毎月のお楽しみ、kiwiでのスヌ子先生お料理教室。
この日はイカ飯を作るという。

桃の節句らしい和菓子をいただきながら、段取りの説明。

うるいやうど、木の芽、たらの芽、こごみなど、春野菜たち。

イカも大量に。

イカのさばき方って、実はあまりよく知らなかった。
特に皮を簡単に剥くための小ネタがありがたい。

さあ、みんなでやってみよう。
イカによって個体差があって面白い。

エンペラやゲソなどは、酒をふって冷凍しておきましょうと。

貪欲なスヌ子先生とその生徒たちは、できる限り食べつくしたいのです。
なんだかよくわからない白子的な部位を「ソテーにしたら美味しそう」とより分ける。
ああ、本当にこのクラスのこのノリ、好きだわあ。

ワタも集めるとけっこうな量に。
そして、これまた個体差あるね。

オリーブオイルと塩とで炒める。
と、悶絶な香り。
最後は大量のディル投入。
これでアテになるよ!
ちびちびやりながら飲める。というか、飲みたい。

で、ご飯。

炊いたご飯でできるというのは、冷凍ご飯を活用できて、便利なり。

もう、このままで食べさせてください。
生徒はみな、生唾を飲み込みながら凝視。
にんにくと一緒に炒めてチャーハンにしても美味しそうだねえ…など、このご飯についての欲望が止まらない。

みっちり詰めまショー。

うっとり。

丸々太ったイカたちを焼く。

全面きっちりと。

イカが破けたところは、焼き付けて補修。

最後に醤油。
そして、蓋をしてしばらく置いて、落ち着けるべし。

次の料理に行きましょう。
茸各種をフープロで刻んで、しんなり炒めて、豆板醤、花椒、出汁。

胡麻ペーストを入れて、坦々スープに。
最後は乾燥したままの春雨を。

鶏肉。

たっぷりの塩をよく揉み込んで、塩鶏とする。

洗った塩鶏を蓋で押して余分な脂を吸い取りつつ焼く。

いい焦げ色。

実山椒、そして日本酒。

蓋をして蒸し煮で火を通す。

アクの強い春野菜の茹で方レクチャー。

春野菜の昆布締めって新鮮。

スヌ子先生がレシピを提供したというマッシュルーム屋のマッシュルームが普段買っているものとは段違いの美味しさ。
送られてきて既に2週間経つと言っていたが、傘はしっかりと硬く、水っぽさがなく、風味も華やかだ。
スーパーで買ったのと比べたら、あまりの違いに一同驚愕。

そんなマッシュルームだからこそ、生のままスライスして、昆布締めに。

この日食べるのは、スヌ子先生が前日に仕込んでおいてくれたもの。
えのきの昆布締めって、初めて。

さあ、イカ飯の具合はどうかな。

しっかりと詰まっていて、まるでもち米を混ぜたよう。

盛り付けタイム。

スヌ子先生仕込みの昆布締め各種。

待ちに待った実食タイム。
いただきます。

思い出すとイカワタの香りを鼻に感じる。

乾杯は発泡日本酒、神亀。

ハーブイカ飯、普通のイカ飯より好きだな。
イカワタ&ディルだもの。
炊いたご飯でも、むっちりと出来上がるものなのですね。
酒煮塩鶏の木の芽添えは、しっとり。
火が通った後、しばらく放置するときは、煮汁に浸したままにすること。
家族全員、鶏が好きで、月に1~2回は鶏オーブン焼きを食べるのだが、さすがに他の調理法を模索していた。
でも、結局、何度食べても、続けて食べてもオーブン焼きが美味しくて…。
これならそこに組み入れられる。
付け合せは、うどとせり、うるいのサラダ。
歯ざわりの楽しいものは、箸休めに最適。

坦々スープ。
ひき肉が入っていなくても、十分なコク。
きのこから良い味が出ている。
今日のメニュー、年末年始の飽食を案じて、ダイエタリーなものということだったけど、それはないですね。

菜の花、えのき、マッシュルーム、ジャンボマッシュルーム、たらの芽、こごみ、鯛の昆布締め。

おまけメニューとして、焼きネギと人参のマリネ。
焼いたことで、ネギが香ばしく、一捻りあり。

料理に合わせて、米焼酎、鳥飼。
酒飲みクラスならでは。

デザートは手作りの金柑コンポート。

生徒さんの差し入れ。
トスカーナのレ・ヴォルテ 2008。
さすがなセレクト。

こちらも生徒さんの差し入れ、ラズベリーのおかき。
美味しいもの好きな集まりならでは。
今月も楽しく盛り上がった。
まさかイカ飯でこんなに感動があるとは。