お食事

疲労している人が多いかもしれない、凝った料理を作る気になれないかも。
美味しいものを求める気持ちに変わりはないけれど。

そんなわけで、今回のテーマは「簡単にぎやか！作り置き小皿いろいろ」。

ラ・テールのいちごジャムなケーキをいただきながら、段取りの説明。

赤と黄色の組み合わせ、あがるなあ。

玄米を炊きながら、他の料理を仕込む。

後から考えると、この時、同時にペペローニたちも焼き始めたほうが良いのかも。

牛肉の薄切りにジンを揉みこませる。
ジンとは新鮮だ。
肉のやわらかさを保つとか。

弱火でゆるゆると火を通す。

中濃ソースをたっぷりと。
この日は丸々1瓶。

ジンとソースの組み合わせなんて！
毎回、素材のコンビネーションに対する発想の自由さに驚かされる。
なおかつ、それが無理なく自然に融合し、新しい美味しさを教えてくれる。

ヒカリのソース。
美味しいよねえ。
濃厚ソースはフライにかけるのに丁度良いほどの濃さで、この料理には中濃を使った。

玉葱やトマトは余熱で軽く火を入れるぐらいの感じで。

あとはぴっちりとラップをして放置。
馴染ませる。

はい、次行きましょう。

切干し大根を刻み、

豆腐をピュレ状に。

合わせて、白胡麻も入れて、

またもやラップをして放置。

豆腐の水分で切干し大根をもどす。
水をできるだけ使わずに料理をしようというアイデア。

またもや初な組み合わせ。
どうなるのかな？

玄米が炊けたので、ワインビネガーやレモンで調味。
刻んだ玉葱を混ぜ込む。
味が足りない気がしたら、頼るのはこだわりのポン酢。

もどしたひじきを入れたところで、冷やす。

さらに次。
小麦粉と上新粉を合わせ、

卵と水で卵水。

で、生地を作る。

スヌ子先生のおば様が愛媛から送ってくれたという、天日干しの松前（まさき）ちりめん。

細かいちりめんはそのままでもつまみになる（このフレーズ、多いなあ。そもそも、このクラスでは、皆が常に酒のあてというか、つまみというか…について考えている）。

そんなちりめんをたっぷりと贅沢に入れる。
ドライのバジルも。
こういう時、スヌ子先生のハーブ選びはハズレがなく、いつも「確かにこれが最適すね」というのを提案してくれる。
ちりめんにバジル？と思っても、その選択は正しいのだ。

ちりめんを生地でつないだようなちりめん度。

さすがにちりめんが多かったらしく、もったりと、ちょっと厚めのお焼き。

いい焼き色。

パスタ行きましょう。

トマトホール缶とトマトジュース。

沸いたところでパスタを投入。

濃縮還元じゃない、本物のトマト果汁は色が薄いが風味は濃い。
名前には脱力させられるが…。

さあ、いよいよ仕上げていきましょう。

冷えた玄米と生のえのき、大量の香菜を混ぜる。

香菜が多いのは、参加者が揃って無類のハーブ好きだから。

こちらも良い具合に馴染んでる。

空腹が止まらない。
盛り付けの時には、皆一丸となって手早い。

おまけレシピその1はゆで卵のピクルス。
隠し味は柚子胡椒。

白身がしまって、キュっとしている。

おまけレシピその2は焼き味噌チーズ。
チーズはプロセスチーズがベターだとか。

早く食べたいのです。

パスタも別鍋を使わず、水分の多いトマトソース、というかトマトスープで一緒に茹でる。

パプリカは焼けたけれど、もうこれを剥いたり味付けたりしているほどの余裕がない空腹っぷり。
とにかく、もう食べ始めたい！ということで意見の一致をみる。

カヴァをちょっと春らしくいただこう。

桜の香るピンク色の蜜で。

いただきます！

パスタ以外は、花見弁当にもなりそうな日持ちのする、時間がたっても美味しい料理ばかり。

玄米の解毒サラダは、玄米だから、ご飯がモロモロせず、歯ごたえがキープされている。

普段、ゆで卵に興味がないのだけど、ピクルスならさっぱりして、白身もプリっとして美味しい。

焼き味噌は鰹節の出汁効果で凝った味わいに。
確かにこれは、コクはありつつ風味の薄いプロセスチーズが合う。

ちりめんバジルお焼き、バジルはほんのりと、やはりちりめんがみっちり。。

これ、なんだか複雑な味になっている。
ジン効果か？

スパゲッティはやわらかく、ほっこり。

赤ワイン、ドメーヌ・ド・ラ・ガランスの風。
漢字で驚くが、ラングドックのピノ・ノワール。

豆腐＆切干し大根には、オリーブオイルと塩をふって、ワインに合うように。
これ、豆腐の甘さが強調されたようで、美味しいなあ。
合わせるお酒によって、かける調味料を変えて楽しみたい。

呑み助クラスなものですから。
追加で、シチリアの赤。
クソラ。

スヌ子先生ごめんなさい！
この分の料金を払うの忘れました。
次回にお支払いいたします。

デザートもスヌ子先生の手作り。
せとかとディタのゼリー。

お腹も肝臓も満たされ、でも、やっぱりアレが気になる

と、ペペローニの皮を剥き、

ペペロナータに。
手づかみで味見。

これはイタリアの色々な地域で作られている料理。
スヌ子先生はオリーブオイルと塩だけで味付けするのが好みだとか。
私はワインビネガーやレモン、バルサミコを入れるのが好き。
ポン酢でも美味しそうだ。
どちらにせよ、ペペローニをがっつりと焦がすのがポイント。

それにしてもこの教室。
参加者がみんな面白い。
スヌ子先生のブログで興味を持った人ばかりだからか、実食という名の飲み会が猛烈に楽しい。
みんながそれぞれに情報通で、しかも方向が似ている。
けっこう個性の強い面子をまとめて盛り上げる力が、スヌ子先生にはあるのだ。
月一のこの教室を、どれだけ待ち望んでいることか。