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2011年5月12日 (木)

タオルミーナからアグリジェントへ

パスクアはクリスマスに並ぶほどの大きな祭日だという。

バスや電車といった交通機関は通常の休日・祝日ダイヤとは異なり、さらに間引き、または完全に運休。
すっかり「ただの祝日」と考えていたため、思いっきり移動日と重なっていた。
パスクア当日の日曜日に、タオルミーナからカターニアを経由して、バスを乗り継ぎ、アグリジェントまで移動するという計画。
ただでさえ、時間がかかるうえ、便数の少ない路線。
日本で、この地域のバス会社と国鉄(trenitalia)のサイトをチェックし、どうにか乗換えが出来そうだと思っていた。

通常なら、イタリアで中小規模の町を回る場合、バスが便利である。
が、パスクア連休中、バスはほとんど動いていなかった。
レンタカーは母が運転することになるため、標識の読解などに不安があり、却下していた。
ホテルで確認すると、やはりバス会社のオフィスには人がおらず、状況の確認も不可能。
サイトにも十分な情報がない。
国鉄のサイトでは、日にちを入力することができたため、正確と思われる便数や時間を知ることができ、カターニアからアグリジェントまでなら、午後の都合の良い時間発のものがあるとわかった。
ただし、所要時間は約4時間。
タオルミーナからカターニアに行く電車は、朝の早い時間にしかない。
どうにかホテルで送迎車を手配してもらい、値段を交渉し、サン・ドメニコ・ホテルを後にする。

Agrigentoido110401

ホテル近くの切り売りピッツァなど軽食を売る店で、お弁当としてアランチーノを買いたかったのだが、時間が悪かったのか品薄で断念。
昼食はカターニア駅内キヨスクバールのパニーノ。

まあ、食べられるが、美味しいってものじゃない。

Agrigentoido110402

ぐったりとして、代わる代わる仮眠を取りながら、シチリアの自然を眺めて4時間をやり過ごし、アグリジェント駅着。
カターニアからアグリジェントの間は、開墾されているようには見えないなだらかな丘が続き、高い木は稀。
日差しの強さゆえか、低い草と、乾燥した土がまだらになり、黄色や赤の花が咲く。
ごくたまに、放牧された牛や馬。

電車は空いていた。
カターニアで働いているおじいさんが、パスクアを自宅で祝おうというのか、大きな卵型のチョコレートなど、たくさんのお土産を抱え、乗っていた。
アグリジェントの少し手前の小さな駅で降り、娘や息子や孫や、大勢の家族に迎えられていたのが印象深い。

駅を出ると、タクシーがいない。
荷物をかかえ、呆然。
と、そこへ客を乗せたタクシーがやってきて、客を降ろす。
これは逃せない。
タクシーの運転手に「私が乗るから!」と交渉していると、日本語で名前を呼ぶ声。
降りてきた客は、なんと、友達だった。
お互い、シチリア、というかイタリアに旅行していることすら知らず、東京でだって偶然に会うことなんか無いのに。

世界はかくも狭いのでございます。

Agrigentoido110403

「パスクアだからさ」という理由により、どう考えても高めなタクシー代を払って、ホテル Colleverde Park Hotel へ到着。
植物が南国だ。

このホテル、部屋は広いし、遺跡からも近いのだが、壁が薄く、なにかとサービスが悪い。
仕舞いには、翌日、タクシーを呼んでもらったら、白タクだった。

Agrigentoido110404

部屋で荷物を広げ、散歩に出る。

すでに6時を過ぎているので、遺跡は明日に回し、ホテルの周りを散策のつもりで。

すると、オリーブの畑のむこうに、ギリシア神殿が。

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Via Panoramica dei Tempriからの眺めは素晴らしい。
電線などが視界に入らず、広く手入れされた畑と、神殿たち。
道沿いには、イチジクやぶどうの木。

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途中で引き返す。
空を見上げると、なんとも神々しい景色。

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何が降臨しているのやら。

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