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2011年6月12日 (日)

坊千代

噂に聞いていた荻窪の坊千代、毎月来ているという常連様の会に加えていただく。

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隠れ家的な看板の小ささや、和の設えに、気分があがる。

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まずは日本のスパークリングで乾杯。

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グラスは特注とか。

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行者ニンニクと砂肝の御浸し。

素材のセレクションが好み。

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器がイチイチ洒落ている。
これは、錫で出来ていて、自由に形を変えられるもの。

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開くと、柏の葉に包まれた鶏肉の寿司。

上にはかんずり、間に葉山椒。
最初にかんずりの香りと、ほんのりした辛さ、それからしっとりした鶏肉、葉山椒のやわらかなシビれ、絶妙な炊き加減のもち米。

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ワインは持ち込みで。

白はPallaviciniのGavi。

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これまたグラスが粋。

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自家製モッツァレラと山椒の葉の春巻き、サラダ添え。

サラダに入っている野菜にこだわりが見える。
ちょっと珍しい野菜で、クセのあるものを加えている。

自家製モッツァレラは、香りが高く、チーズらしい臭いがきちんとある本格派。

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これまた可愛い器。

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海老のスープ。

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海老殻出汁が濃厚。
それを十分に吸い込んだ葛切りが、また旨い。

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わーい、四恩ワインだ。
ローズの赤。

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普段、デコラティブなグラスは好きでないのだけど、この空間で見ると、そそられる。

それにしても、やはり四恩のローズは美味しい。

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マグロのカマだったかな?

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コースに追加したピッツァ、この日は、新生姜と新玉葱のペーストに豚肉、モッツァレラ、ルーコラ。

甘味がありつつピリっとしたペーストが合う。
生地はもっちりナポリ風。

この店は、素材のセレクション、味の組み合わせが本当に個性的で素晴らしい。
新しい美味しさを教えてくれる。

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まるで大理石のようなフォアグラと里芋の1皿。
バルサミコを添えて。

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フォアグラの濃さを里芋が受け止める。

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牛舌のソテーは菜の花ソースで。

雑穀米もうれしい。

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デザートにも一工夫あり。

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バラの香りの綿飴、リンゴコンポート、バラゼリー。

いやはや、驚き&感動満載なひと時をありがとうございました。
発想の自由さと、それをちゃんと美味しく理由ある組み合わせに仕上げているところに感服。
確かに、毎月来たくなる店だ。

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