ファロ資生堂
イタリア料理のお店なのだけど、個人的にはパスタが食べられるフランス料理だと思っているファロ資生堂。
毎週いらしているのでは?という常連の方々に、お昼をご一緒させていただく。
カジュアルな服装もそこここで見られるが、どこか“きちんとした店”で、心地よい緊張感がある。
こういう場は必要だ。
まず、フランチャコルタのカ・デル・ボスコで乾杯。
ワインはイタリアワインに精通したソムリエ様が料理に合わせてくださる。
まず、ホタテのムース。
キャヴィアが添えられていて、ディルなど、ハーブのソース。
ホタテのぎしぎししたところを除き、旨味だけを抽出したような。
ホタテ以上にホタテ。
パンはメゾン・カイザーのもの。
トマトのパンが美味しかった。
次のお料理に合わせて、イル・カルピノのVis Uvae。ロゼ。
フォアグラと野菜のテリーヌ。
なめらかで密なフォアグラと、瑞々しい大根の組み合わせが、新鮮ながら自然。
エミリア・ロマーニャ、モンテ・デッレ・ヴィーニェのカラス 2009。
マルヴァジア、白。
ズワイ蟹のトマトソース、タリアテッレ。
なんでこんなに甘いのか?と問うと、蟹の味噌まで入っているからとのこと。
トマトはフレッシュなままなのが、夏らしい。
かわいいラベル。
ピエモンテ、フラテッリ・アレッサンドリアのランゲ・ネッビオーロ。
Prinsiot 2009。
このワインと合わせる料理は何だろう?
なんと、リゾット2種!
アレンジしてくださった常連の方が、どちらも魅力的で選べなかったのだとか。
そういうの、大好きです。
1つはアワビ。
的確な歯ごたえと旨味。
わたの苦いような甘いようなコク。
でも、仕上がりはヨーロッパだ。
トリュフはサマートリュフではないそう。
オーストラリア産のもので、よく香る。
サクサク、ホコホコとした食感も楽しいものなのだなあ。
メインはブレス鶏。
6人なので、1羽丸ごと!
なんときれいな焼き色。
ワインはヴィヴィアーニのアマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ 2006。
この脂の滋味深さ。
身のほどけるようなやわらかさ。
一緒に焼かれた野菜と、中に詰められていたペースト状ポルチーニも同様に、鶏の旨味を存分に含んでいる。
恍惚。
デザートはワゴンで。
普段、甘いものに興味が薄いが、ロオジエ同様、ここではお腹に余裕がある限りいただきたい。
この日のジェラートは3種。
チョコレート、ヴァニラ、桃。
チョコレートもさらりとソルベ風。
結局、ティラミス以外は全ていただいてしまいました。
ババ、資生堂パーラーの伝統的なプリン、木苺のムースとゼリーの層になったもの、パンナコッタはパッションフルーツのソースで、いちぢくのタルト、マンゴームース、桃のコンポート。
なんと!お祝いまで!
ありがとうございます!!
こんなに祝っていただいて、本当に幸せな誕生日月間でした。
食後酒は、カンティーネ・バルベーラのパッシート、アルバ・マリーナ。
名前を訳せば、海の夜明け。
美しいのう…。
いつも素晴らしい食事会に参加をさせていただき、ありがとうございます。
ファロ、行き時ですね。
またぜひ、ご一緒させてください!
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