スヌ子のお料理レッスン: 12月 クリスマスディナー
12月、kiwiでのお教室が始まったのは、去年の12月だったよな。
もう1年。
この教室での出会いから、たくさんのお食事友達ができた。
ありがとうございます。
オーボンビュータンのケーキ!
まったくついでが無いうえ、家からも遠いので、買いに行けない店。
こうやっていただけるのは、本当にうれしい。
密度が高く、エピスの香るスパイシーなケーキは、赤ワインにも合いそう。
今回は、12月ということでクリスマスメニュー。
まず、たくさんの鶏腿肉の皮に穴を開ける。
火の通りをよくするため、骨部分には切り込みを入れておくべきとのこと。
レモンを搾り、ニンニクを潰す。
オリーブオイル、レモン汁、ニンニク、唐辛子、ローズマリー、塩、白胡椒でつけダレ作り。
すでにイイ香りで、これに浸かりたいという人がいるほど。
鶏にタレを絡め、
ジップロックにタレと共に入れて、しばらく放置。
今度は鶏レバー。
筋などを取り、血管が出るように切る。
水でじゃばじゃばと勢いよく洗うと、血の塊が出て、生臭みを取ることができるのだ。
何度か水を変え、洗ったレバーを沸騰した湯に入れ、その後は保温調理で火を通す。
炒めたり高温で火を通すと、レバー独特のもそもそした歯ざわりになってしまうからだそう。
スヌ先生は、いつも「なぜか?」ということをきちんと説明してくれるから、記憶に残りやすいし、応用もしやすい。
が、なんと、バスタオルがなかった。
というわけで、鍋を新聞紙や小さいタオルでどうにか巻いてみる。
誰かがうずくまっているわけではない。
保温調理中なのです。
あるもので代用すべし。
程よく漬かった鶏を鉄板に並べ、
レモンの皮も一緒に
オーブンへ。
みじん切りにしたニンニク、生姜、玉葱をしんなり炒め、クローブやオールスパイスなどと、マーマレードを入れる。
スヌ先生がリベルタンで食べたレバーペーストの甘さに感銘を受けた結果、生まれたレシピ。
ブランデーでフランベ。
保温調理のレバーもよろしく煮えました。
バットで熱を取ること。
鶏の良い香りが漂っている。
さらに牡蠣。
ひだひだに絡まるゴミを流水で洗い、
具となる分を残して、粗く刻む。
具になる牡蠣はこんがりとソテー。
焦げを白ワインでこそげ落とし、鶏出汁と水を投入。
沸騰したら、刻んだ牡蠣とブロッコリーを入れ、煮る。
鶏は裏返し、レモンを外して、代わりにレンコンを。
荒熱が取れたレバーと香味野菜にバターや生クリームを加え、フードプロセッサーで好みの滑らかさになるまで攪拌。
この日は、クリーミーでできるだけ滑らかな方が良いよねと。
それにしても、エシレのバターとは贅沢で気分があがるな。
鶏もこんがりと焼けた。
オーブンの中でしばらく休ませる。
海老の背わたの取り方を習い、実践。
お湯にディルの茎と白ワインを入れたもので海老を茹でる。
この茹で加減が重要。
火を通しすぎず、生でもないところに留める。
皮剥きも共同作業。
美味しそうな香りが漂っていることもあり、既に空腹。
おかげでみんな手早い。
カクテルソースにはジンとライム、ナツメグ、タバスコ。
最後にウスターソースか醤油で味を調える。
煮られた牡蠣とブロッコリーのスープをハンドミキサーでポタージュに。
こちらではミントを細かく刻み、
ギリシアヨーグルト、または水切りしたヨーグルトと混ぜてソースにする。
お腹が空いた、早く食べたい。
せっかちに盛り付ける。
鶏の焼け具合がそそる。
おまけレシピの香り野菜のポン酢サラダも欠かせない一品。
春菊、パクチー、ディル。
盛り上がりますなあ。
テーブルの設えも、再現しやすく、なおかつ華やか。
ピンクの泡で乾杯。
シャンドン・オーストラリアのブリュット・ロゼ。
牡蠣とブロッコリーのポタージュ。
ザ・海な旨味満載。
あおさを入れて、お正月料理としても良いのではとスヌ先生。
えびのカクテル。
このカクテルソースは大人の味。
盛り付けによってご馳走感を出せる好例でもあり。
マーマレード、効いてますなあ。
甘さと苦味のバランスが複雑な味わいを演出する。
このレモンチキンミントヨーグルトソース、はまりました。
むっちりねっとりとしているのはレモンソースの効果か?
さらにミントヨーグルトヨースで複雑味を増す。
もし、ハーブが苦手な家族がいたとしたら、レモンソースに漬け込んで焼いたチキンだけでも、十分な華やかさと感動があるだろう。
また、このレンコンが旨くて。
メルシャンのきいろ香。
気になってました。噂に違わぬしっかりとした風味。
おまけレシピ2つ目は焼きねぎピクルス。
スヌ家で何度か食べたことがあるも、毎回「美味しいなあ」と思う箸休め。
この日、仙台から帰ってきた参加者のお土産。
牛タン。
名物ってのは馬鹿にできないものがある。
さらにクリスマスカラーの金平糖。
最近、金平糖って流行っているような?
さらに、別の参加者さんの差し入れチーズクッキー。
レモンの皮を卸し入れるのがスヌ流。
パイ生地なのだけど油臭さがなく、ワインのつまみにいける。
マウイ帰りの方のお土産はココナッツクッキー。
すっごく甘いのだけど、だがそれが良い。
ちゃんと甘いというのは、大切なことだ。
ザクザクしっとりなココナッツも。
これまた赤ワインにぴったり。
いつものことながら、グラス買いの赤ワインを。
ルイジ・ジュスティのラクリマ・ディ・モッロ・ダルバ 2007。
レモンチキンを焼いた後、鉄板には、そのまま捨て置くには忍びない脂が残されていた。
これをリゾットかパエージャにしたいよねえ。
と、米を買いに走る人あり。
一緒にマッシュルームも調達。
レモンチキンの脂&汁に少し水を足し、塩と刻んだ玉葱、米、マッシュルームを入れ、沸いたところでオーブンへ。
30分強で素晴らしい脂飯に仕上がった。
サラダに使ったパクチーをコリアンダーと認識し、その茎を刻んだものも混ぜ込む。
食べる前に黒胡椒をゴリゴリと。
おこげがまた、美味しそうだ。
仕上がりはアルデンテで。
脂と炭水化物。
肥満を促進させるものこそ美味しいのだ。
大人数分焼いたゆえの、おまけの産物、鶏脂飯。
デザートにもオーボンビュータンのチョコレート菓子。
これもまた、チョコレートがきっちりと甘いからこそのまとまり。
チョコレートにナッツとオレンジピール。
贅沢だ。
この日、いただいていたお茶が美味しいなあと思い聞いたところ、こんなにかわいい缶だった。
濃ゆい1年をありがとうございました。
月に1度のこの教室が、どれだけ楽しみで、気晴らしになっていたことか。
来年もよろしくお願いいたします。
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