アルシミスト
白金のフレンチ、L'Alchimiste。
シェフはパリのシャトーブリアンにいらしゃったそうな。
シャトーブリアン、以前にランチで食事をして、凝ったものはいただかなかったが、好みだった印象がある。
今はランチをやらなくなってしまったので、再訪できていないが。
しかも、いつも世界中の信用できる情報をくれる食友のお墨付き。
といわけで、ご一緒に。
メニューは素材名のみ。
モダンでクリーン、明るい内装は、確かに、パリの若手シェフの店っぽい気がする。
ワインはグラスで、まず泡を。
ジャック・ラセーニュの。
フォアグラのブリュレ、洋ナシのコンポート、チュイル。
バターには紫芋の粉がまぶしてある。
レンズ豆のスープ。
凍らせたフォアグラの削り節と共に。
レンズ豆のスープが美味しい。
あらゆる加減が好みだ。
グラスのワインは白赤2種類ずつ。
うち、アルザスのリエッシュ、クープ・ド・クール。
ピノ・グリ。
半生ホタテ、カリフラワーのピュレ、生カリフラワーを薄く削いだもの、黒オリーブ、オリーブオイル。
カリフラワーを生で食べたのは初めて。
歯ごたえと生特有の青さがホタテと合う。
セップの泡、トリュフ、
中にはマッシュルームのラビオリ。
サーモン、九条ネギ、オレンジソースとディルクリームソース。
サーモンって、そんなに好きでないのだが、この焼き加減、ソースとの相性は良い思う。
赤はフレデリック・マニャン、マルサネ、クール・ダルジール 2004。
仔羊、蕪の葉の泡、蕪。
このもっちりとしたピンク色。
細かい部分への配慮を感じる料理だ。
シェフはバスクにもいらっしゃったそうで、オッソイラティ、金柑のコンポート、はちみつがけした胡桃。
オッソイラティ、久しぶりに食べたけど、じわじわと旨味が来る美味しいチーズだ。
ヌガーグラッセ、ローズマリー風味のカスタード。
チョコレートの生地でできた蕪がホワイトチョコレートのパウダーの上に。
パッションフルーツのソースを添えて。
中はマロンクリーム。
プティ・フールは、ラズベリー、抹茶、ヘーゼルナッツのマドレーヌ。
料理1品1品を丁寧に、慎重に、美味しさを高めていこうとしているのが伝わってくる。
コースのみなのだが、お得感があるし、ちょっとハレな気分も味わえる。
気負わず、でも、ビストロやブラッスリーといった店ではなく、レストランで食事をしたいとき、とても適した店だと思う。
今後、たびたび食事をすることになりそうな。
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