スヌ子の特別レッスン: ベガ・シシリアワインを楽しむ昼下がり
ベガ・シシリアのワインを楽しむという趣旨の、スヌ子先生の特別レッスンに参加。
大好きなベガ・シシリアのワインたちを、家で味わうきっかけになるに違いない。
今回は、高級なワインの中でも、より馴染みやすい価格帯のものを味わえ、それに合わせる料理2品を教えてもらえるという。
まずはお茶とお菓子をいただきつつ、自己紹介と本日の流れの説明。
この焼き菓子、いちぢくとスパイス入りで、赤ワインにも合いそう。
スペイン繋がりということで、イベリコ豚が登場。
肩ロースとトントロの2種。
玉葱を炒める時間を短縮するため、スライスしたものに塩を振り、レンジにかける。
肉を切り、塩胡椒して、小麦粉を丁寧に薄くはたく。
肉を焼き付けるのは、オリーブオイルにバターを足したもの。
両面をこんがりと。
すでに美味しそう。
しんなりした玉葱は水分を飛ばし、セロリと一緒に丁寧に炒めていく。
そこに、赤ワインを1本注ぎいれる。
料理に使う赤ワインの選び方を教わりつつ。
鍋底の焦げをこそぎ、ローリエと粒の黒胡椒を入れて煮詰めていく。
かなり水分が飛ぶ。
デミグラスソース、味噌、ココアを入れて混ぜ、
肉とマッシュルームを入れ、圧力鍋で煮込み開始。
もう1品は魚介のグラタン。
じゃがいもをローリエとニンニクと共に茹でる。
タラは皮に残る鱗を包丁で擦り取り、身の流れに沿って切る。
茹だったじゃがいもは、お湯を捨て、ニンニクごと粉ふきに。
今まで、卵の白身を切るのに上手くいかなかったり、時間がかかったりしていたのだが、スヌ子先生から効率的な方法を教わった。
牛乳と卵を混ぜた液を先ほどのじゃがいもと合わせる。
ベーコンを炒め、出た脂でタラを皮から焼く。
牡蠣も加え、
白ワインを入れて、少し煮る。
じゃがいもと合わせ、
耐熱容器へ。
上からグリュイエールチーズなどのチーズをごっそり。さらに刻んだパセリものせ、オーブンで焼く。
さあ、テーブルセッティングをしましょう。
グラタンを待ちつつ、岡山マッシュルーム販売のスープでお腹を落ち着かせる。
最初のワインは、トカイ・フルミント・ドライ・マンドラス 2006。
馥郁とした香り、名前の通りドライで、時間と共に蜜や黄色い花の風味を持つ。
お得感のあるワインだし、家での食事にも合わせやすい。
ワインにうっとりとしている間に、グラタンが焼けました。
シーフードポテトグラタン。
生クリームを使っていないから、重くなく、でも、クリーミー。
魚介とベーコン、両方の旨味の相乗効果。
じゃがいもはもちろん、タラがまた美味しい。
美味しいワインと食事で、初対面の人とも一気に打ち解ける。
この教室に参加をしているくらいだから、みんな飲み食い好きだし、情報も持っているしで、盛り上がるのだ。
イベリコ豚赤ワイン煮もいただきましょう。
ワインは赤へ。
ピンティア 2006。
いまだフレッシュで、しっかりとしたタンニンと酸。
中華にも合うかもしれない。
アリオン 2005。
まとまりがよく、やわらかで、ぬくもりを感じる。
安いワインではないけれど、ボルドーでここまでのものを求めたら、倍は出さなくてはならないのでは?
イベリコ豚の脂はさらっとキレが良い。
味噌やココアの深いコクが、重さのある赤ワインとぴったり。
スペインのチーズまで。
どちらも羊ので、ローズマリーを纏ったものと、熟成感のあるもの。
このいちぢくのジャムが、甘さ控えめながら濃く、チーズによく合う。
食後種はトカイ・アスー・3プットニョシュ 1999。
爽やかな甘さは、辛口好きにも愛される。
はあ、美味しかった。
グラスが並ぶテーブルって、いいよね。
最後は中国茶を。
スヌ子先生は中国茶に精通している。
楽しい会。
そして、ベガ・シシリアのワインって、やっぱり美味しい。
家で合わせる料理をどうしたら良いかと思いあぐねて、買うのを躊躇していたから、こういう機会は本当にありがたい。