24ヶ月熟成のミモレット
ラファイエットグルメで見かけた24ヶ月熟成のミモレット。
こんなに穴ぼこだらけになるんですな。
さすがに丸ごとは買わず、切ったものを購入。
水っぽさが抜け、ミモレットって、こんなに深い味わいだったっけ?と。
東京のスーパーで見たら、周りはきれいに除かれていたから、まさかこんなことになっているとは気づかなかったのだ。
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ラファイエットグルメで見かけた24ヶ月熟成のミモレット。
こんなに穴ぼこだらけになるんですな。
さすがに丸ごとは買わず、切ったものを購入。
水っぽさが抜け、ミモレットって、こんなに深い味わいだったっけ?と。
東京のスーパーで見たら、周りはきれいに除かれていたから、まさかこんなことになっているとは気づかなかったのだ。
お引越しを控えた友達の家で、持ち寄り飲み食い会。
家主も入れて、7人で。
素敵なテーブルセッティング・・・?
なんと前菜はヘパリーゼでしたか。
波乱の予感。
枝豆ではなく、秘伝豆と言う豆だそう。
だだちゃのような風味の濃さ。
自家製リコッタチーズと合わせてある。
奥は殻付きアーモンド。
塩麹漬けにしたレバーで作ったというレバーペースト。
甘さが食べなれたレバーペーストより馴染んでいて、深い。
自家製燻製の数々。
ササミ、チーズ、生ハム入りソーセージ。
このササミ、しっとりとして、乾いたところがなく、旨味凝縮。
燻製の威力を知る。
さらに、丸ごとのパルマ産生ハム。
台まで持参してくれるというツワモノぶり。
こちらの家主様がホールフーズで入手して料理教室に持ってきてからハマった、レインコースト・クリスプズ。
チーズやハム、サラミにぴったり。
もちろん、そのままでもワインの友達。
なのに、もうホールフーズでは取り扱わなくなってしまったとか。
値段が高すぎだったのか?
それ以上の価値はあるのに。
だれか、日本に輸入してください。
先ほどの燻製たちと、持参したイベリコ豚のサラミや、24ヶ月熟成ミモレット。
24ヶ月熟成したミモレットの外側は、まるで珊瑚やスポンジのよう。
ビゴのパン!
しかも、各種贅沢に揃いました。うっとり。
いつもキッチュでお洒落な器まで持参して、会を盛り上げてくれる方は、ハーブやスパイス使いが巧みなグアカモレ。
これ、今まで食べた中で一番美味しいグアカモレだ。
秘訣を知りたい。
甘い苺。
丁度、苺・ミント・バルサミコを合わせる食べ方が話題になっていたのだった。
と、別の人々は「何かに使うかと思って」と言いつつ、ミントやパクチーの束を持参。
食の好みが似たもの同士の会合は、偶然が必然のような効果を発揮し、ますます盛り上がる。
そうそう、モンドール(普段見慣れたものより大きいサイズ)も、いい具合。
生ハムを持参した本人は、さすが、切り方が上手い。
手馴れていらっしゃる。
薄さや切り口の具合によって、味が変わるからねえ。
このハムをビゴのパンに挟んで食べる幸せ。
塩分の強い保存食が多いから、家主様のお母様手作り杏ジャムが大活躍。
メンブリーリョみたい。
お酒は、まず、ロンバルディア、モンテ・ロッサのカボション・フランチャコルタ・ブリュット。
これ、厚みとハレ感がある。
ローヌ、レ・ドゥー・テールのロゼ、ラ・ピティエ。
ラ・グランド・コリーヌのル・カノン、ロゼ・プリムール 2008。
明らかに最新のロゼ・プリムールとは違う。
ローズとフランボワーズで、まるでイスパハン。
べガ・シシリア系列のオレムス、トカイ・フルミント・ドライ・マンドラス 2006。
空豆とひよこ豆がはいったピラフのようなご飯は、バーガリーポロというペルシャ料理だそう。
ひよこ豆は、空豆が足りなかったから入れたとのことだけど、だが、それがいい。
そこに、鶏とレバーとプルーンの煮込みをぶっかけていただく。
ペルシャ料理って、初めてかも。
この煮込み、プルーンとの組み合わせはもちろん、異国から持ち帰ったスパイス色々や、トルコの濃ゆいトマトペーストも入って、好きな味。
サラサラしたピラフと良く合う。
ペルシャ料理を持参した方が、「私の作る料理には一番合う気がする」というのが、ラ・グランド・コリーヌのル・カノン。
ポルトガルに旅行したワインに詳しい方は、面白いワインを持ってきた。
1980年のワインだそうで、開けた時はフレッシュな酸を感じるが、しばらくすると、紹興酒のような風味になった。
こういうの、みんなで味わうと楽しさ倍増ですなあ。
ありがとう!
トスカーナ、レ・カッレのポッジョ・ドーロ 2005。
サンジョヴェーゼながら、やわらかい。
新潟から届いたばかりの新鮮なイカの刺身の、トロりとした甘さ。
美味しい刺身を食べたら、日本酒を飲まずにはいられない。
純米吟醸、天吹が登場。
さすがです。
スヌ子さまレシピで、ふろふきモンドール。
ああ、スープが染みる。
と、ワインがなくなってしまったじゃないか。
これは大変。
というわけで、近所のワイン屋さんで、調達してきました。
ラカペル・カバナックのカオール 2008、オーストラリア、ロッキー・ガーリーのリースリング、ヴィッラ・プッチーニのブルネッロ・ディ・モンタルチーノ 2004。
前日、ロム・アロイに行った人々のお土産は、魚の浮き袋のスープ。
黒酢をたらし、もやしとパクチーをごっそり盛って食べるのが旨い。
家主様がささっと作った蓮根のきんぴらがシャキシャキ。
この段階でのコレ、胃袋を活性化させる。
自家製ベーコンの糟漬け。
自家製ベーコンってだけで美味しいのに、糟漬けにすると、塩分がまろやかになって、脂の甘さが引き立って、さらに美味。
これ、もっと食べたかった。
鴨のベーコンも。
燻製が出来るって、強い。
自家製ベーコンを使ったパスタは旨いに決まっている。
まずは菜の花と。
作るのは、黒1点で、燻製職人なお方。
そこに、マンダリンの香りつきフラントイアのオリーブオイルを足すと、香りの相乗効果が凄まじい。
この美味しいベーコン、まだありますから。
というわけで、本格カルボナーラも作っていただく。
塩加減も、ベーコン・卵・パルミジャーノ・黒胡椒のソースの粘度も、完璧。
はあ、なんていう楽しさ。美味しさ。
好きに持ち寄っているようでいて、実はみんなが周りの様子を見て役割を考えてるから、メニューの構成が示し合わせたようだったり。
家主様始め、皆様、ありがとうございました!!
おや?
そう、盛り上がりすぎて、そのまま帰ることができなかったのです。
「1杯だけ」と、ロッツォ・シチリアへ。
白のグラスでおすすめいただいた中から、レ・モイーレのエトナ・ビアンコ。
ここに来て、何も食べないっていうのもねえ。
パネッレ。
オレンジ(は何だっけ?)と白身魚のクルード。
スライスアーモンドに開眼する。
終電まで、あと1杯分ある。
赤、ナンフロのフラッパート 2009。
次回は、お引越し祝いですな。
行きたいなあと思っていて、何度か電話をするも、満席で入れなかった新橋のいし井。
やっと入れた。
いつもながら、お通しも、工夫があって美味しい。
レバーの燻製。
このねっとり感がいい。
燻製だと、火が通ってもギシギシしないのだな。
日本酒はオススメを伺いつつ色々と飲むのが愉しい。
まずは、特別純米酒、東の麓。
刺身は盛り合わせで。
天然ヒラメ、カツオの塩たたき、松輪の鯖のしめ鯖とヤリイカ。
ちょっと前に、この店に入れなくて行った魚金で、量だけ多い刺身の水っぽさに辟易した。
やはり刺身は、少しでも良いから厳選された美味しいものを食べたい。
ダツと言っていたが、実際はダツではないらしい。
何か名前を言っていたが、忘れた。
真ん中以外に、皮のすぐ下にも骨がある不思議な魚だった。
白い身はさっぱりとしつつもしっとりで、旨味も濃く、美味しかった。
石鎚の純米吟醸、春の酒。
春野菜の天ぷら。
今年は山菜、高いらしいね。
鍋島を2種類、裏鍋島(字が鏡文字になっている)と、赤鍋島。
こういう飲み比べ、大好き。
お漬物も、間違いのない味。
蒸しキャベツのサラダ。
酸味が控えめな甘い炒め玉葱(?)のソースで、いくらでも食べられそうなキャベツ。
新橋で日本酒とつまみを求めるなら、やはりここが安心だ。
ご一緒した友達は、初めていし井に来たのだが、とても気に入っていた。
いい店。
前から、友達の野毛飲みつぶやきが気になっていた。
それは私だけではなかったらしい。
で、野毛のお近くにお住まいの野毛ドル様の案内による、野毛散歩。
雨の土曜日、16:00に野毛駅で待ち合わせ。
まずはぴおシティというオールドスクールなビルの地下へ。
元はキンパイという名前だった、はなみちに入店。
変わったのは名前だけとのこと。
茶色くなったメニュー札が盛り上げる立ち飲みカウンターには、日本酒マシーンが鎮座。
ビールと、鮪刺し。
ハムカツにはチーズ入り。
続いては、オープンエアな串揚げ屋、福田フライ。
レバーとか、ハツとか、くじらとか。
しめ鯖やお母さんの手作り糠漬けも美味しかったなあ。
白モツは、もやしがいい仕事している。
さすが、野毛ドル様セレクト。
大将は日本料理の修業をされたそうで、ちょっと手間のかかった和のメニューもある。
出汁が効いた冷たい野菜の味噌煮込み。
そろそろ座りたいだろうと連れてきてくれたのが、みつ徳。
やけに落ち着く居酒屋。
お通しのほうれんそうの御浸しなんて、家かと思う。
ほや。
ここのおから、絶品。
甘めの味付けなのだけど、頃合いが良く、たびたび食べたくなる味。
おからコロッケも、もちろん旨い。
常連さんと一緒だからこその役得。
サービスで出してくれたイカの塩辛寿司がまた、いい具合。
ちょっと座ったから、次は立ちでも大丈夫。
宮川橋もつ肉店。
混んでいるなあ。
タイミング良く、場所を確保。
ホッピーの中身はキンミヤフローズン。
塩ユッケ!
やはり美味しい。
さらにレバーも。
コブクロは辛いタレに絡まって登場。
シロやら。
串焼きも処理がきっちりされている。
豚トロピーマンだったような?
楽しいなあ。
ここで地獄豆腐をオーダーしたのは、もちろん野毛ドル様。
辛いだけじゃない、韓国風なタレ。
自分では頼まないけれど、食べたら今の気分にぴったり。
精通した案内人のありがたさよ。
この景色。そそる。
都橋商店街。
様々な地ビールがいただける、ウナ・カサ・デ・グビグビ・エルヌビチオ。
川を見ながら、ビールの飲み比べ。
チーズ盛り合わせも。
そうそう、そろそろ、中ハイやビールじゃないものを飲みたい気分だったのだ。
店のセレクションと並びが絶妙。
都橋商店街では、トイレは鍵を借りて、共同を利用するタイプ。
でも、清潔に保たれていたので問題なし。
2階の店へ移動。
その名も、ホッピー仙人。
スナック居抜きな店内は、仙人のホッピーを目当てに来た人々で満員。
お馴染みのホッピーでも、グラスも中身もキンキンに冷えてるし、美味しさが違う。
2杯目は、ここでしか味わえないというホッピーを頼んだ。
カクテルのように、きっちりと計りながら作られる。
リアル・ハーフ・ホッピー。
美しく2層に分かれた白と黒。
ホッピー仙人との会話で盛り上がり、また小腹が空いたねと。
並びの中国家庭料理、華に移動。
餃子を頼むと、ママが目の前で皮から作ってくれる。
薬味はネギや香菜。
紹興酒をいただきつつ。
むちむち餃子、たまらない。
山芋のお好み焼きだった気がする(美味しかったことは覚えているが、そろそろ記憶があやふや)。
汁なし坦々麺。
スパイスや香味野菜の使い方が素晴らしく好み。
華でもっと色々と食べたい。
そんな気持ちを残しつつ、終電に走る。
野毛、家からかなり遠いけど、その価値以上の楽しさがあった。
こうやって、初めての街を好きになれるのも、ご案内役の技量あってこそ。
ありがとうございました!
また、次回もよろしくお願いします。
西荻窪のオルガンは、もはや週末は前もって予約しないと入れない店。
そんな金曜の夜の宴に加えていただいた。
8人なので、料理はコースで。
ワインもリクエストをしつつ、基本は仰せのままに。
四恩のクレマチス、ロゼ 2010から。
お通しはオリーブ。
クリチャン・ビネールの泡、カッツ・アン・ブル。
丁度数日前、買おうか悩んで止めたのだった。
家で泡は飲みきれないから、ここで味わえて良かった。
テット・ド・フロマージュ。
豚の頭のゼラチン質が満載。
立派な海老のサラダ仕立ては金柑入り。
海老のトロりとした甘さと、金柑の甘苦さ。
アルザス、ジェラール・シュレールのピノ・グリ・レゼルヴ 2005。
名物でもある鯖&じゃがいも。
しっとりと半生な鯖と、チーズの香りもするような香ばしいじゃがいもの組み合わせがワインに合う。
ピノ・ノワールが飲みたいとリクエスト。
ローラン・ルーミエのオート・コート・ド・ニュイ 2009。
白子の下には、ブラックオリーブと海苔のソース。
ジュラのロクタヴァン、キュル・ロン 2010。
アスパラ、ホタテ、グレープフルーツ、ドライトマトにチーズのソース。
白に戻るということでお勧めいただいたうち、右のボワ・ルカ、エ・アロー。
レオン・バラルのフォジェール 2007はマグナムで開いていたのをカラフでいただく。
イカ飯はジェノベーゼご飯でイカスミソース。
真鯛の下にはレモンコンフィが。
そろそろ終電が!
ということで、かっ込んだのが、せせらぎポーク。
むっちりとジューシーで、ゆっくり味わいたかった。
マルセル・ラピエールのル・カンボン 2007。
チーズを横目に、後ろ髪を引かれまくりながら退出。
この店でゆっくりと、心行くまで飲み食いしたいものだ。
長い付き合いだが、居酒屋以外を共にすることがほとんどなかった友達との食事会。
場所に悩んだが、間違いの無いカルネヴィーノにする。
料理もワインもお任せで。
エミリア・ロマーニャのレ・バルバテッレ、Besmein Capolegh 2010。
ロゼの発泡。
そして、素敵なシャンパンまで。
ジェローム・プレヴォーのラ・クロズリー。
抜栓して10日と言っていたような(?)。
時間が経ち、バターのような香りまで漂わせている。
いつものお通しは、モッツァレラとトマト。
前菜は馬舌のカルパッチョ。
ヘーゼルナッツオイルが敷いてある。
馬の脊髄の煮込みが、プルプルでまろやか、でも軽い。
ロゼ。
カンティーナ・ジャルディーノのヴォルペ・ローザ 2010。
フレデリック・マニャンの白、サントネ 2006。
香りにうっとり。
フォアグラ、ポーチドエッグ、マッシュルームのスープ。
トリュフも。
半熟卵との組み合わせは鉄板。
フリウリ、ヴォドピーヴェッチのヴィトフスカ 2002。
ビオの面白さが伝わる。
トリンケロのアイウート(アユート?) 2005、赤。
羊のラグーソースのパスタ。
羊肉独自のスパイシーさがたまらない。
エミリア・ロマーニャのラ・ストッパ、マッキオーナ 2004。
アルベルト・アングイッソラのカゼ 2008。
フレデリック・マニャン、コート・ド・ニュイ、クロワ・ヴィオレット 2005。
カルガモ!
そして、コトレッタ・ミラネーゼ。
カルガモは内臓も。
しっかりと凝縮感のある肉質。
あれ?マッキオーナは年代違いでいただいたはず。
写真を間違えた。
同じ年代の抜栓日違いだったかな?
とにかく、風味が全く異なっていて、面白かった。
こんなお楽しみがあるのも、カルネヴィーノの魅力の1つ。
美味しいのはもちろん、エンターテイメント性も高い。
あっ!グラヴナー。
ロッソ・グラヴナー 1998。
温かみがある。
しみじみ美味しい。
思わず手を合わせるね。
リトロッツォ。
この店に来て、飲み過ぎずに出ることは不可能。
デザートも、1品1品がちゃんと美味しい。
ありがとうございました。
それにしても、またすぐに行きたくなる店だ。
最近、周りでもハマっている人が多い馬喰町のともすけ食堂。
この日は8人で。
ちょっと前のことで、詳細は記憶の彼方へ。
ただ、相変わらずとっても美味しく、感動したってことは鮮明に覚えている。
アーティチョーク、パプリカ、アンチョビ。
泡は、コンタディ・カスタルディのスティーレ。
ワインはお任せで。
天然ブリのカルピオーネ。
新玉葱やレーズン、オレンジピール(?)の入った甘酢漬け。
そうそう、ここは酢と甘味の使い方が絶妙なのだった。
素晴らしい弾力のフォッカッチャ。
白、フリウリのペトルッサ、フリウラーノの2009。
前菜盛り合わせ。
この日は、
と、あと3つは何だっけ?ごぼう的なものが見えるね。
どんなに美味しくても、忘れる。
柚子味噌の甘苦さが日本酒のアテにもなりそうだった。
アルト・アディジェのテルラーノ、ピノ・グリージョ。
筍の茹でたて、オリーブオイルとパルミジャーノ。
この組み合わせ、家でまねしよう。
ここのパイ、生地が薫り高くて大好き。
じゃがいも、アンチョビ、ケッパー、バジル入り。
パイにバジルというのが、新鮮。
同じくテルラーノで、ピノ・ノワール、Montigl リゼルヴァ 2009。
ボッリートミスト、サルサヴェルデ添え。
茹でたお肉各種に酸味の効いたパセリソース。
ともすけに来たら、必ず食べたいパスタ。
ウニとナッツのトラパネーゼソースの手打ちパスタ。
濃厚なナッツがウニの生臭さを感じさせず、甘さを引き出し、完全に一体化したソースになっている。
ペンネは、牛すね肉といちぢくのラグー。
ピエモンテ、ラ・カノーヴァのランゲ・ネッビオーロ 2008。
ルーコラと中島菜のサラダ。
真鯖のバルサミコ焼き。
ピエモンテ、カシーナ・ロエラのバルベーラ・ダスティ、サン・マルティーノ 2005。
群馬で作られるヤギのチーズ3種には、盛岡のはちみつを添えて。
日本でも、こんなに芳醇なヤギのチーズを作っているのだなあ。
みょうがとエシャロットのリゾット。
実山椒とサフランのリゾット。
ロンバルディア、コスタリパのロザマーラ 2010。
料理もワインも美味しくて、途中で胃袋の底が抜け、何度も追加注文。
ご迷惑をおかけし、申し訳ございませんでした。
さて、次はいつかな。
レピグラムでランチ。
オデオンからすぐ。
ホテルからも近いので、気になっていた。
ランチは前菜・メイン・デザートから2品か3品のプリフィクスにしているところが多いな。
カボチャなど、野菜のスープ。
ワインはグラスでボルドー。
メインは仔羊を頼んだら、ギャートルズ的な様相。
煮込まれた後に焼かれているので、ホロホロと骨から外れる。
羊の風味はしっかりと。
店の人は親切だし、そこそこ美味しいのだけど、また来たいと思うところがなかった。
38.00ユーロ。
人気店だというビストロ、ル・コントワール。
昼12:30くらいに前を通りかかったら、空いている席があったので、入店。
その後、あっという間に満席になり、13:00には行列が出来ていた。
泡の水はシャテルドン。
ブーズロンの白をグラスで。
小麦の香りが濃厚で美味しいパンは、軽く焼いてある。
こういうパンを食べると、フランスにいるのだなあと思う。
マロンのクリームスープ。
栗と、フォアグラ、タピオカ入り。
「日本の真珠」と書いてあるから何かと思ったら、タピオカだった。
メインはタルタル。
最近、日本では食べにくくなっているからね。
片側の下にはパセリのグリーンソース、もう片側にはタルタルソースが敷いてある。
感動するほどではないが、まっとうに美味しい料理。
並ぶほどではないけど、早い時間でスッと入れるなら、また来たいと思う。
37.20ユーロ。
ふと見上げると、目の前の木に本がぶらさがっている。
アートかね。
作業の合間のランチ。
ホテルの近くで、行こうと思ったレストランが休みで、通りがかりに気になった店に入る。
Chez Calde。
近所で働いているのか、馴染みっぽい客が多く、満席。
ランチは前菜・メイン・デザートの中から2つを選んで13.40ユーロ。
前菜で、サラダを食べたいと思って選んだら、ごっそりとベーコン的なものがのっていた。
しかも、炒められているから油まみれ。
フランス語は皆目わからないので、目をつぶって指差しているようなもの。
メインは鶏。
ハーブのソースで。
普段、フランスで食べる鶏は、それ自体の味わいが濃く、美味しいことがほとんどなのだが、これはギシギシと紙のような歯ごたえで、美味しくなかった。
冷凍と思われる。
混んでいるのは、安いからだろう。
かなりの時間をホテルでの作業に費やす出張。
煮詰まったのと、お腹が空いたのとで近所に食事に出る。
ダ・ローザでハモン・イベリコ・デ・ベジョータ。
フルポーションを頼むと、レタスの柔らかい部分を切ってバルサミコをかけたものと、カンパーニュが添えられてくる。
ワインはグラスでシャルドネ。
いくつか種類があったけど、どうせだから、一番良いものにしてみた。
塩辛くなく、やわらかな、ナッツのような甘味。
32.60ユーロ。
朝のクロワッサンは、パリで楽しみなものの一つ。
東京にもたくさんの美味しいパン屋はあるが、クロワッサンに関し、パリのちょっと美味しいパン屋のものにはかなわないと思っている。
友達が、6区ならココ!と教えてくれた店が、今回、一番美味しかったクロワッサン。
Maison Maillard。
小さな店ながら、お菓子やサンドイッチも充実していた。
この店のクロワッサンは、周りがサクサクながら、中はバターがジューシー。
はあ、また食べたい。
一緒に買ったタルトタタンも王道で、美味しかった。
場所を問わずいつも好みの美味しいもの情報をくれる友達から、時間があったら行ってみて!と言われたのが、元ラミ・ジャンの人が14区い開いたル・コルニション。
それは行かねば。
というわけでランチで。
モダンで居心地の良い内装。
つき出しは、温かいコンソメスープがデミタスカップくらいの小さな器でやってくる。
寒い時期のこういうもてなしがうれしい。
じんわり。
前菜はハリバットのサラダ仕立て。
燻製されたと思われるスモーキーな香りのハリバット。
ドライトマトやレンズ豆、何か黒いものが入ったパートブリック添え。
特に珍しい組み合わせではないのだけど、ピシっと味が決まっていて、クリーンな美味しさ。
ワインはグラスでボーヌの赤を。
メインはロニョン。
仔牛の腎臓。
ほぼ丸ごと?という大きさ。
周りはこんがりと焼かれ、中はピンク色。
コリっとしたような歯ざわりと、内臓らしい香りはあるが、全くアンモニア臭がしない。
今回の出張中、一番美味しいと思った料理だ。
タイムとにんにくが程よく効いている。
ロニョンを小分けにせず、ボコボコと連なったままで食べるのは初めてな気がする。
付け合せは、にんじんとじゃがいもを削ぎ切りして素揚げしたもの。
根菜の甘さが箸休め的に丁度良い。
デザートはパスして、コーヒーを。
しめて45.00ユーロ。
もっと色々な料理を食べてみたいと思わせる店だった。
14区というのが不便だけど、行く価値は十分にある。
東京にあったら、通うだろうなあ。
ホテルから近いということもあり、アヴァン・コントワールには4回も行った。
カウンターでの立ち食いな店なので、1人でも行きやすいし、ちょっと工夫のある料理が美味しい。
夜に1人でレストランに入るのは気がひけて、いつも、出張中の夕食は会食がない限り取らなくなってしまうが、この店のお陰で、今回は愉しく飲み食いできた。
着いた日のランチで。
白のオススメを出してもらった。
本日のスープ。
アーティチョークのスープで、ニンニクチップが入り、パプリカパウダー(ピマン・デスペレットのパウダーかもしれない)がほんのりとした辛さを加えている。
ブーダン・ノワールはシナモンの効いたリンゴのコンポート添え。
テリーヌ状のブーダン・ノワールは表面がカリっと焼いてある。
粗塩がアクセント。
中にはレバーなどがゴロゴロと。
好きなメニューなので、あれば頼むのだが、ここまで濃いブーダン・ノワールは、東京で食べたことがない。
気になったボトル。
飲んでみればよかったな。
合計13.50ユーロ。
次の日の夕食で再訪。
赤から。
パドロンは炒めてある。
うっすらと辛いのと青臭さがあるのが美味しい。
ピクルスの効いたタルタルソースがのった、ピエ・ド・コションのコロッケ。
ゼラチン満載でぷりぷり。
美味しいのだけど、あまり温められていなくて、中が冷たかったのが残念だった。
干しダラのグラタン。
クリーミーで美味しい。
これは熱々。
合計は18.00ユーロぐらいだったかな。
と、とあるフランス人日本人3人組に話かけられ、ここでワインやシャンパン、小さなコロッケをご馳走になる。
そして、彼らが行くというコンランプロデュースのアップスケールなレストラン、アルカザールにご一緒させてもらった。
これはアルカザールのフォアグラ。
この滑らかさ、さすが。
トリュフと半熟卵のお通し。
カリカリパンを浸しながら食べる。
満腹だったのだけど、何も頼むわけにはいかず、サーモンを。
この素敵なサーモン、空腹の時に食べたかった。
シャンパンやボルドーのワインなど、色々とご馳走になり、ありがとうございました!
コンランプロデュースの店にパリで行こうとは思わないから、いい経験だった。
NYっぽいゴージャスさで、着飾った人々が集っていた。
帰る前の日の夜。
金曜の夜だから、ぎゅうぎゅうに混んでいる。
どうにか、場所を確保。
カウンターにのっていたコレが気になっていたのだ。
アーティチョークは丸ごと茹でてあるのをいただく。
ガクの部分は裏側の付け根だけが柔らかく、オリーブオイルと赤ワインビネガーに浸して、歯でこそげながら食べる。
最後、柔らかい付け根部分は、一度下げ、切り分けて辛さのあるソースやシブレットトをかけて出しなおしてくれた。
料理のメニューは天井からぶらさがっている。
見えにくいし、フランス語だからよくわからない。
アリゴテの後、モルゴンを。
隣の人たちが食べているのが美味しそうで、同じものをとお願いしたもの。
パプリカパウダーとジュレの下には、カニ缶ときゅうり、シブレットなどを合わせたものと、カリフラワーのクリームと思われるものがいる。
ちゃんと料理なんだよね。
鴨の心臓のフリカッセ。
独特のコリっとするような歯ごたえ。
バターはボルディエで、カウンターにこうやって置いてある。
パンも籠で置いてあるから、好きに取って食べる。
ボルディエのバターだもの、食べないと。
喜んで食べていたら、隣のマダムが「The best butter in France」と。
ですよね。
またもパドロン。
コート・デュ・ローヌもいただきます。
ノンフィルターの白も。
ここは1人客も多いので、老若男女問わず話しかけられ、愉しく過ごせる。
この日はよく食べて飲んだので、37.60ユーロ。
お得感ある。
帰りも夜発の便なので、仕事後、早めの夕食を取ってから出発。
なので、最後の食事もここで。
本日のスープはマロンのクリームスープ。
前の日のランチで、隣のル・コントワールでいただいたものの簡易版。
やはりニンニクチップ入り。これにはなくても良いと思うけど。
カルパッチョは半生な仔牛肉にアンチョビソース、パルミジャーノ。
13.50ユーロ。
この店がホテルの近くにあって、本当によかった。
2月末から3月頭までパリ出張だった。
今回のホテルは6区。
メトロのオデオン駅からすぐの便利な場所。
夜成田発、朝4:20パリ着。
ホテルは前の日から予約しておき、すぐに部屋に入り、一眠り。
時差ぼけでぐったりしながら、ジェラール・ミュロに行って、クロワッサンとピスタチオとラズベリーの焼き菓子を購入。
近所のカフェでカフェ・クレーマと共に。
クロワッサンはさすがパリという美味しさながら、今回のベストは別の店。
焼き菓子のほうが際立っていた。
ジェラール・ミュロはキッシュなどのお惣菜も売っているので、帰り、空港に行く前に寄って、茸のキッシュなどを買い、機内食の代わりにした。
ロッツォ・シチリアは早くも定番で安心の好きな店。
最近は週末の予約が取りにくかったりするらしい。
この日は、毎回完璧に段取ってくださる常連さまによる、友達のお誕生日会。
総勢8名。
まずは泡から。
ワインは色だけお願いして、あとはお任せ。
いつも完璧なセレクトで盛り上げてくれるのだ。
フォカッチャも美味しい。
まずは、シチリアのスナックといえば…なパネッレ。
前菜は、サラミ盛り合わせとカポナータ以外全部いただくことにする。
この日のモッツァレラはイタリアから空輸されて来たばかりのブーファラ乳のもの。
さすが、ねっとりとした香りがいい。
白身魚のクルードは旬の柑橘のマルメラータと。
ここに来たら、絶対に食べなきゃなメニュー。
この日のマルメラータは金柑。ますます好き。
アーモンドチップも重要。
マッシュルームのゴルゴンゾーラ詰めリピエーニ。
ワインは2種類ずつ出していただく。
8人だし、すぐ空いちゃうからね。
まずは白。
シチリア、ラピタラのALCAMOとカンティーネ・バルベーラのインツォリア・シチリア。
マグロと根セロリ、新玉ねぎのサラダ。
マスタードの入ったドレッシング。
丹波産鶏もも肉、レバーとロースト茸あえ。
本当にそそる組み合わせが多いメニューだし、しかも、実際食べると期待以上。
マルサラ風味、イワシとジャガイモのオーブン焼き。
松の実などが入ったマッシュポテトをイワシで挟んで、香ばしく焼いてある。
マルサラの鄙びた甘い香り。
シチリア料理は、フルーツや蜜の甘味と酸味の組み合わせが醍醐味だなあ。
ペコリーノ・シチリアーノのパン粉フリット。
揚げ物は裏切らない。
まだ白。
シチリア、タスカ・ダルメリータのレオーネ・ダルメリータ 2010。
フリウリ、ダリオ・プリンチッチのピノ・グリージョ。
ダリオ・プリンチッチが大好評だった。
いかにもビオな琥珀色。
たっぷり野菜サラダ、アンチョビドレッシング。
いろんな野菜のあったかいごった煮。
具の方が多いスープのよう。
じんわり旨い。
イワシとういきょうのスパゲッティーニ。
前よりフェンネル度が増していて、美味しかった。
そろそろ赤ですかね。
シチリア、ヴィニェティ・ザブのイル・パッソ。
べナンティのロッソディベルツェッラ。
シチリア産まぐろカラスミのスパゲティ。
緑のソースはなんだっけ?
和牛のラグー、マルサラ風味のフジッリ。
ペコリーノとグリンピースにシチリアを感じる。
まだまだ行きますよ。
サルディーニャ、ジュゼッペ・ガッバスのアルベスキア 2005。
ラベルがかわいい。カンノナウ70%。
シチリア、パオロ・カーリのマネーネ・チェラスオーロ・ディ・ヴィットリア。
カジキのインヴォルティーニ。
オレンジが添えられている。
カジキって、そんなに鉄っぽさが気になることが多いが、ここのはしっとりとして美味しい。
三崎まるいち、マグロのグリル、タリアータ。
珍しく、デザートに蝋燭が刺さってる。
おめでとうございます。
アベさんのイラスト、かわいい。
でもさ、このメンバーなのにデザートなの?
ってことで、チーズ盛り合わせでもお祝い。
最後はグラスでワインを。
テッレ・ネーレのエトナ・ロッソ 2010を飲んだ気がする。
楽しかった美味しかった。
サラミとカポナータ以外は料理、全部制覇したしね。
すっきり。
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