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2012年4月30日 (月)

周胖子餃子館

故宮はここ2年くらいでいきなり混みだしたとか。
大陸からの観光客増加が理由。
有名な角煮や白菜の部屋に入るには、長蛇の列が出来ていた。

この日は雨。
台北最後の食事は早めの昼食で、おすすめのあった鶏鍋を食べようと考えていたのだが、予約はしていなかった。

今回、皆、ほとんど予定を立てず、当日に羽田で集合してから、「何したい?」「何食べる?」、着いてからも、「次、何食べる?」「お腹すいてる?」という旅だった。
予約をした店も当日に手配。
詳しい人がいたから甘えていたというのもある。
それが気楽で、しかも、信用できるセレクションの店はどこも美味しくて、終始にっこりとしていた。
雑誌で参考としたのは、FRaUの台湾特集号。

そんなわけで、最後の食事についても予約を入れていなかったのだけど、店に行こうと乗り込んだタクシーの親切な運転手さんが、「席があるか、聞いてみたほうがいいよ」と、自分の携帯から店に電話をかけてくれた。
で、まんまと満席。
席が空く時間には、空港に向かわねばならない。

ならばと運転手さんが推薦してくれたのが、牛肉麺と海老餃子が美味しいという店。
よし、そこに行ってみよう。

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その前に寄るよう薦められたお茶屋は、いまいちであった。
日本語が達者で押しの強いマダムがまくしたてる。
やはり、永康街のゆったりと趣味の良い店がいい。

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推薦されたレストランは周胖子餃子館。
チェーン店であるようだ。

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近所で働いている人が、ひっきりなしに来店し、昼食を取り、出て行く。
良さそう。

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惣菜棚を無視して通ることはできない。

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干し豆腐の和え物と、茹でピーナッツ。

干し豆腐の味付けが良い具合。
茹でピーナッツには、ついつい手がのびる。

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牛肉麺。
またもや出来たものから出している。

見た目を裏切るあっさりとしたスープは、五香粉が香る。
牛肉は箸で裂けるほどに煮込まれて、これまた軽い。

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ラードが練りこまれたようなホロホロの焼餅に豚肉が挟まれたものが、美味しかった。
塩気と脂のバランスが良く、小麦粉が香る。
台湾では、総じて粉モノが旨い。

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海老餃子。

タクシーのおじさんは20個頼みなさいと言っていたが、他のものも食べたいしと12個にしたのが正解。

美味しいけど、1人5個はいらない。

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海老が丸々入っていて、ぷりっぷり。

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満足。
おじさん、おすすめありがとう。
でも、もう一度行きたいかと問われたら、NOだな。
美味しいけど、台北には同じかそれ以上に自分好みの店がたくさんありそうだから。

昼食が終わり、ホテルで荷物をピックアップして、空港へ向かう。
松山>羽田便だと、搭乗1時間前に行けばいいのね。

ずっと、食べることとお腹の空き具合ばかりを考えていた旅は、最高に楽しくて、リフレッシュさせてもらえた。
ご一緒してくださった皆様に心からの感謝を。
またぜひ、一緒に旅行してください!

そうそう、4人という人数が最適であったことをメモしておこう。
1皿を分けたとき、色々な種類を食べられるし、物足りなくもならない。
買い食いでも、1つを4人で分けるので十分味わえる。
タクシーも1台で済む。

台北には、すぐにもまた行きたい。
食べ残したものがたくさんある。

2012年4月29日 (日)

盛園豆漿

最終日の朝。
今日は豆漿を食べるのだ。

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予定していた店が月曜定休で、盛園豆漿にする。

簡素な作りの雑然とした店で、だがそれがいい。

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気になるものを指差しで頼む。

小麦粉を練って焼かれたチームでは、見た目に中身がわからないというトラップあり。
買ってみたら、中に何も入っていなかったとか。

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その場で作っているのが一目瞭然。

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そそる。

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店で食べる客より、持ち帰る人のほうが多い様子。

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いただきます。

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鹹豆漿って、美味しいね。
これは卵入り。

温かい豆乳にちぎった油條、葱、ザーサイ(?)、ごま油などが入ったもの。

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卵の入っていない鹹豆漿を頼んだはずが、豆漿だった。

底に砂糖が沈んでいる甘く温かい豆乳。

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クレープのような生地で同じく薄焼きした卵を巻いた蛋餅。
醤油をたらして。

台北では、こういうもっちりした生地の粉モノが印象深かった。

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葱パン。

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薄餅。

パイ生地のような層のある粉モノ。

もっと色々と食べたいものがあったけど、このときは、残り時間のうちにまた出会えるだろうしと食べずにいた。
悔やまれる。

鹹豆漿の食べ比べをしたい。
次回台北に行くときは、鹹豆漿店を巡る午前中を設けることを強く希望いたします。

豐華小館

夕食は、台北市ではなく、隣の新北市板橋にある豐華小館で。
永康街からタクシーで30分くらい。
店は地下鉄の駅からもすぐだけど、タクシーが安いから、ついつい乗っちゃう。

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広くシャープな店内は満員御礼。
ホテルから予約をしてもらっておいてよかった。

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珍しくワインのある店。

中華料理なら、そんなに高いワインじゃなく、果実味豊かなのが良さそうと思い、スペインワインにする。
ボデガス・サンディオニシオのカルティーリョ・マラソンブラ。
600~800元くらいだったような。

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作り置きの惣菜が気になり、指差しオーダー。
筍。

かなり育ったものらしく節がたくましくて大きいが、よく煮込まれているのか、やわらかい。

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インゲンのような野菜とじゃこの炒めも作り置き惣菜から。

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豚肉の煮込み登場。

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ほろほろに煮込まれていて、飴色玉葱が効いている。
トマトのような酸味があり、脂っぽくなく、するすると食べられる。

ワインに合うな。

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えっ、ここで炒飯ですか。

台湾で食べた店はどこも、順番を考えずに出来た料理から運んできた。
そういう文化なのか?

ハムユイ炒飯は、ハムユイがしっかりと主張して美味しかった。
アンチョビとかハムユイとか、大好きだ。

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土鍋煮は、蟹、葱、台湾バジル、生姜、旨味を吸い込みまくった春雨。

台湾バジルは欠かせない。
イタリアンバジルでは代用できない独特の香り。

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薄切りして揚げたゴーヤ、葱、塩卵の炒め。

塩卵の熟成された旨味とゴーヤの苦味の組み合わせが良い。
醗酵食品を調味料として使うと、本当に良い働きをしてくれる。

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食後、サービスで出たオレンジが、薄い皮で、せとかのように甘い。

この後、士林の夜市に行こうと目論んでいたら、天気が悪化していて本降りの雨。
スーパーやデパ地下でビールとワイン、ドライフルーツとナッツのミックスを買って、ホテルで酒盛りとする。
それもまた旅の楽しみ。

2012年4月28日 (土)

李阿姨 水煎包

お茶と器、アンティークやそれに合った新しい生活雑貨を売るお店を見る。
その道に精通している友人と一緒だったというのもあるが、台湾のお茶屋さんの趣味の良さには驚いた。
一環している。

その後、歩いて永康街へと向かっていると、行列を発見。

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水煎包を売っている。
これは、美味しいに違いない。
行列に加わろう。

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まだ販売が始まっておらず、中ではせっせと豚肉とキャベツ、または韮を皮で包んでいる。

器用なものだ。

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包んだものをみっちりと鉄板に並べ、油と水を注いで蒸し焼きに。

列はますます長くなり、ああ、期待が高まる。

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やっと完成。

みんな10個くらい買っていくから、我々の分まであるか気が気じゃなかったが、無事に韮入りを購入。

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鉄板に当たっていた底はカリッカリ、上はもっちり。

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熱々の肉汁たっぷりで美味!
スパイスを効かせていないので、生地と肉、韮の美味しさを存分に味わえる。

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行列はまだまだ続く。

たまたま美味しいものに出会えたりすると、揚がるよね。
李阿姨という店だった。

永康街をちょっと流していると、さっきの水煎包の効果もあってか、無性にビールが飲みたい。
でも、台北の人はあまりお酒を飲まないから、カフェには本当にコーヒーやお茶しかない。
若者が集って語らってそうな店でも、アルコールなしで、みんな甘いものとコーヒー。
しかも、日曜は早く閉店するらしく、終わりかけの店が多い。
必至になって、「ビールありますか?」と聞きながらカフェを巡る…。

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やっと出会えたビールのある店が、「黒潮」。
ネーミングの微妙さは、この際どーでもよい。
しかも、そろそろ飽きてきた薄い台湾麦酒じゃないビールがある。

コロナで乾杯。
至福。

夏樹甜品

麺線は立ち食いだったし、歩きつかれたし、座って甘いものでも食べたいねという話になる。
マンゴーの季節には早いし、夕食は郊外。その前にマッサージにも行きたい。できれば故宮も見たい。

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そういえば、誠品書店も見てみたかったのだった。

というわけで、その地下のフードコートにある夏樹甜品の杏仁カキ氷に決定。

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杏仁豆腐の上に、杏仁シロップがたっぷりかかったカキ氷。

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トッピングを2つ選べるので、小豆と甘く煮たピーナッツ。

杏仁豆腐とカキ氷の組み合わせって、そういえば思いつかなかった。
美味しいもんだ。

我々は4人で1つをつついて適量だったが、前日の夜市では、もっと大きいのを1人で食べている男女がたくさんいたなあ。
中華料理では生野菜が見当たらないし、身体を温める食べ物に重きを置いているように感じるのだけど、氷を腹いっぱい食べるとは。
台湾は南国だからか。

誠品書店では、良いと思うと東京でも見つかるインターナショナルブランドだったり、これといってそそるものがなかったが、台湾の景気の良さを見る面白さはある。

さて、マッサージを受けようと、予約もせずに十足健康に突入。
手が空いている人がいなかったが、店の人は前にいた客の足を揉みながら、「ちょっと待ってください」と言ったきり、電話をかけまくっている。
どうやら、台北のマッサージ店では、混んでくると、施術師を呼び寄せるシステムのようだ。
ただ、そうそう待ってもいられないので、2手に別れ、2人は近くのSAKURAへ。
そんなこんなでも、十足健康で受けたマッサージ(足裏30分と全身30分)は上手かった。
1時間で1,000元だから、日本の約半額。

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故宮は夕方4時までだから、次の日に行くことにして、さて、夕食まで何しよう?
パイナップルケーキをもう少し買いたいという人がいて、最近話題であるらしいSunny Hills(微熱山丘)に来てみた。

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試しに1つ買おうと思っていたら、店に入るとすぐに「テイスティング?」と。
タダでテイスティングをさせてくれるという。
パイナップルケーキ1つとお茶を出してくれた。

購入は10個単位。

ここのは細長いファンシーなパッケージで、ビスケット部分が薄く、パイナップルが濃い。
繊維までぎっしり。
パイナップルケーキの食べ比べも面白そうだ。
自分としては、手天品のものが、ビスケット自体も手作り的に美味しくて、好み。

2012年4月25日 (水)

阿宗麺線

ホテルは西門エリア。
からすみを部屋の冷蔵庫に入れ、昼食を取りに出る。

夜はがっつりだから、気になっている細々したものを食べていこう。

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成都楊桃冰のスターフルーツジュースがオススメだそう。

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かなり酸味が強いのだけど、南国のフルーツらしいまったりとした甘さもあって、美味しい。
アミノ酸がたっぷり入っていそう。
暑い季節には重宝するだろうな。

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阿宗麺線はいつ前を通っても混んでいる。

基本は立ち食いで、店の前に椅子が出してあるのだが、空いていない。

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香菜を山盛りにしてもらうのを忘れずに。

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鰹出汁で素麺のような麺を煮込んであり、汁はトロリとしている。

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内臓入り。

店の前に設置してあるニンニクオイルや辛いオイル、醤油を途中で足して、味に変化を出したり。

鰹出汁には馴染みがあるし、やさしい味わいなので、茶碗一杯はすぐになくなる。
欲しくなることを見越して、冷えた缶ビールを持参したのは素晴らしい思いつきだった。
台湾の人々があまりに酒を飲まないので、「道端で飲酒するのは違法かも?」と手ぬぐいに包んだのを、立ち飲みしつつ食べる麺線の美味しいこと。

肌寒い日だったのだが、身体が温まった。

2012年4月24日 (火)

永久號 迪化街

からすみを買いに迪化街へ。
これも、前にいただいたのが塩控えめで美味しかったので、今回の台北旅行で買おうと思っていたもの。

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迪化街は乾物街。
店が多すぎて、良い品質の品を取り扱う店にたどり着くには予備知識が必要だろう。

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古い建物の装飾には趣がある。

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永楽市場の裏側にある通りに、目指す店はあった。
連れてきてもらわなかったら、たどり着けなかったかもしれない。

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永久號。
真空パックしたからすみを台にのせたり、棚に飾ったりして売っている店が多い中、冷蔵庫でちゃんと保存している店。
外に出ているのはプラスチック製見本だけ。
信用できる。

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この辺りは生地屋も多いそうだ。

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食べてばかりでなく、観光もしないとね。

龍山寺。

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古いお寺でも、日本とは異なるセンスを感じる。

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お供え物も色々。

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長い線香のセットを購入し、祭ってある神様たちに参る。

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集っている人々の真剣な祈りっぷりを眺めたり。

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2012年4月23日 (月)

雙連街魯肉飯

2日目の朝は魯肉飯を食べよう。

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雙連街魯肉飯に来てみたが、魯肉飯はまだ出来ていないという。

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なので、近くの朝市を流すことにする。

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肉屋はどこも豪快。
ぶら下がっているのは、腸か?

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米と血を固めたものが、ここにも。

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お寺が出現。

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こちらのお寺は電飾の飾り付けがされ、派手だな。

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鳥類専門店?

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安納芋のような芋の焼き芋。
金々で美味しそう。

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なぜか蝿がほとんどいなかった。
あんなに生生しい肉屋にも、蝿がおらず、蝶がいる。
唯一、筍にだけ少したかっていた。

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野菜屋も大きさや形が日本とは違っていて、面白い。

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ゴーヤも色々。

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気になる屋台があって、眺めていたら、日本語を話すお客さんが「美味しいよ」と。

では、買ってみよう。

クレープのような薄い生地に、粉をふりかけ、肉を揚げたものや、ピーナッツ、もやし、葱、香菜などを巻く。

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具がぎっしり。
粉は砂糖とカレー粉だった。

もやしがシャクシャクを歯ごたえが良く、具の入り方や粉のかかり方にムラがあって、1口ごとに味が違うのが美味しい。

朝市、楽しいなあ。

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そろそろ魯肉飯も出来た頃だろう。

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この食堂っぷりに、ますます盛り上がる。

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魯肉飯は肉桂が香る。
脂がきつくなく、けっこうあっさりしている。

卵を追加しなかったことに後悔する人あり。

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見た目に反してご飯に出汁がしっかりしみて、旨味の濃い鶏肉飯。

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他のお客さんがみんな食べていたので、厚揚げも。

魯肉飯のスープで煮ているのかな?
紅麹ソース。

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つゆだくなのがイイ。

2012年4月22日 (日)

饒河街夜市 胡椒餅

お茶を飲んでお腹も落ち着いたので、夜市に行こう。
胡椒餅も食べたいし。
士林夜市に行こうと思っていたら、胡椒餅なら饒河街夜市の屋台が有名だと言う。
中心地からも近いし、それではそちらに行きましょう。

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門の外から、すでに臭豆腐の臭いが漂っている。
臭豆腐を扱う店が近いと、臭いですぐにわかる。

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広大な士林夜市と違って、こちらはまっすぐな道1本だから、迷子になることがなく、まとまっていて見やすい。

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老若男女、多くの人が食事をしている。

試さなかったけど、鴨の血(?)でお米を固めたようなものが気になった。

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この屋台は込んでいたな。
イカをさっと茹でて、辛そうなタレを共に容器に入れていた。
ずっと同じお湯で茹でているから、鍋の中が白濁していて、手を出すのが憚られる。

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鴨の首から上の味噌煮?

大判焼きやたこ焼きなど、日本の屋台料理もあった。
寿司まであったが、あそこで寿司を食べるのは、勇気がいる。

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雑然としているが、ゴミはそんなに落ちてないし、汚くはない。

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入ったのとは反対側の門の前に目指す胡椒餅屋はあった。
行列が出来ているので、わかりやすい。

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肉と葱を器用に包んでいくのを眺めつつ待つ。
順番は案外すぐに来た。

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かわいいぼんぼりがぶら下がっている。

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このお寺のイベント用かな。

胡椒餅を食べる場所を探したのだが、座れるところがない。
他の屋台の椅子に座るのはダメそうだし、立ったままかじることに。

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熱々の胡椒餅をみんなで食べる。
そんなにお腹が空いていなくても、4人で1個なら、安心して試せるというもの。

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かじると湯気があがる。
フランスパンのような周りがカリッカリの生地の中に、内臓も入っているのか、クセのある肉、青い葱。
肉桂や白胡椒ががっつり。
ジューシーで、美味しい。
ビールが欲しいところ。

台北は、買い食いが楽しい。

蜀辣

台北在住の方から、「鍋なら、今はここ」という推薦があり、蜀辣へ。

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何度も来たことがある人と一緒だと、適切にオーダーができて安心。
でなければ、サイドメニューにもそそるメニューが多いから、頼みすぎていただろう。

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牛肉の炒めには、青唐辛子や赤唐辛子入り。
四川系料理だそうで、辛い。

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ニラの茎のようなものは豆鼓と炒めて。

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鍋は麻辣と、辛くないのと2種にしてもらう。

スパイス満載の辛いスープは山椒ががっつりと利いて、痺れる。
辛くないスープは、複雑に深い出汁が美味しく、落ち着く。

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セットになっている野菜の他に、茸盛り合わせや、湯葉、日本でみかけない青菜。

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魚のすり身団子は、鍋の中でじっくりと茹でると、ふわふわの気泡にスープを蓄える。

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肉は羊を選んだ。

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魚介盛り合わせには牡蠣も。

葛きりのようなものを頼んだのは当たりだった。

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タレには腐乳入り。
鍋のスープとも違った透明感ある辛さ。

とにかく2種類のスープがどちらも美味しくて、満腹になっても食べるのを止められない。
クセになる。
東京にあったら、定期的に行きたくなるだろう。

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飲むのは台湾ビール、ここでは、他にお酒を飲んでいる人を見かけた。

5人でたらふく食べて3000元弱だから、安い。

素晴らしきオススメに感謝です。

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近くのおしゃれカフェでお茶を。

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台北は温かく湿気があって、植物もよく育っているし、テラスの席がハマるな。

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甘草が入っていらしき甘い健康茶やカフェオレなど。
お茶文化で意識が高いからだろうか、コーヒーも美味しい。

手天品

台湾のお土産といえば、お茶かパイナップルケーキ。
両方とも、けっこう好きだ。

パイナップルケーキを初めて食べたとき、普通に美味しいのに驚いた。
お土産品の大量生産なお菓子なんて食べる価値がないと思っていたから。
その後、何度もお土産にもらったが、基本的に、大きくハズレることがない。

もちろん、パイナップルケーキにも色々とあるらしい。

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全幅の信頼を置く方々が、ここが1番という手天品も永康街にある。

“町のパン屋”っぽい店の作り、美味しいものを売っていそう。

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いかにも手作り。

クッキー生地が美味しくて、パイナップルのジャムも程が良い。
1番というのにも納得。

贈答品として買う場合は、頼むと10個入りの赤い箱をくれる。

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奥の調理場で作っているそうだ。

手作りのカステラや、その切れ端、ブラウニー、その他に選ばれて売られている乳製品やトマト、卵など、全てにそそられた。
華美なところがなく、信用できる気がする。

2012年4月19日 (木)

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永康街にあるいくつかの趣味の良いお茶屋に連れて行っていただいた。
日本語ベラベラの押しの強いマダムがいるような店でなく、こだわりの店主が選りすぐりのお茶を、細部にまで目の行き届いた空間で紹介している。

そんな店の1つ、e2000。

決まった曜日や時間に開いているわけではないそうで、今回、行ったときに入れたのは運がよかった。
次の日に通りかかったら、閉まっていた。

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無粋なものなどない。

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時を経て朽ちたものならではの面白さがある。

ここは、老茶に秀でているそう。
以前にお土産でいただいたものも、熟成されたまろみが好きだった。

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気になるお茶を伝え、ゆったりと香りを嗅ぎ、味わう。
お茶の葉が開いていくのを利く。

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1989年のお茶は、最初、完熟したフルーツのようで、まったりとしたところがあるが、煎を重ねるうちに、葉が開き、内側のフレッシュな部分が顔を出す。
花のような香りになる。

外側の空気に触れる部分は醗酵するが、中は若々しいままだからだそう。

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2ヶ月前に摘まれたばかりの今年のお茶は、最初から、鼻を駆け抜けるように香りがさあっと広がる。

それぞれに美味しい。

それにしても、なんという贅沢。
お茶に魅せられたら、身代を潰しかねない。

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印鑑と手書きラベルのパッケージも品が良い。

すっきりとリフレッシュして、外に出る。

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隣は骨董店。

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中華圏らしく、外に鳥篭を吊るしている店が多い。

2012年4月18日 (水)

誠記 葱抓餅

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もさもさと新緑が生い茂る公園を散歩しつつ、永康街へ。

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清浄母語で有機栽培の黒豆鼓や白菜漬などを購入。
白菜漬は、前にお土産でもらったのが美味しかったのだ。
豚肉と好相性。

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雑貨屋を流したり。

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と、今回の案内役でもあり、その紹介してくれる店に間違いのない方が、誠記に美味しいものがあると言う。

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天津葱抓餅。
卵入りやハム入りにもできる。

卵入りを買う。
1つ30元。

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薄くした丸い小麦粉の生地を鉄板で焼き、ほぼ火が通ったところで、ヘラをつかってシャカシャカと揉む。
この揉みが独特の食感を生むとか。

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目の前の公園で食べる。

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これ、美味しい!

クロワッサンの内側のようにむちっとした層になって、焼けた小麦粉と葱のこおばしさ、タレの出汁的な旨味や程よい塩気、卵の甘さ。

毎日でも食べたいと、皆で東京での葱抓餅出店計画を練る。

2012年4月17日 (火)

濟南鮮 台北

土曜、日曜、月曜の2泊3日で台北に旅行。
私にとって、台北は2度目だが、前に行ったのは10年くらい前だから、記憶もおぼろげ、ただ、食べ物が美味しくて、人も親切で、とっても良かった記憶がある。

今回は、何度も訪れていてかなり詳しい2人を含む4人で。
信用できる情報が有り余るほどある旅行は、最高に楽しかった。

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あまり天気が良くなかったが、花冷えの東京から来ると、台北は南国。
上着は必要ない。

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朝、羽田を出て、昼前に台北松山空港に到着。
タクシーで20~30分で市内へ。

ホテルに荷物を置いて、急いで昼食に向かう。

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濟南鮮は、超有名店も含め色々と食べ比べた人が一番と言い切る店。

名前を伝え、外で席が空くのをわくわくと待つ。
窓の中の厨房で、小籠包を包んでいるのが見え、ますます期待が高まる。

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店内に案内されると、小皿料理が並んでいて、どれも美味しそう。

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中から、ゴーヤ(白ゴーヤ)の醤油煮を選ぶ。

ゴーヤの綿部分も残しているのか、片面はふわふわ。
食べなれたゴーヤより苦味がやわらかで、ほんのりと甘い中国醤油と合わさると、絶妙な美味しさ。

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他のお客さんは誰もアルコールを飲んでいないけど、これはビールを飲まずにはいられない。

作り置きの小皿料理でこのレベルの高さとは。
無理してでも時間を作って台北に来て、本当によかったねえと、皆で涙する。

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さあ、小籠包。

まずはヘチマと海老の。

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写真では見えにくいが、緑色のヘチマが透けている。
サクサクと瑞々しいヘチマと、ぷりぷりの海老。

ここの小籠包の皮は、とっても薄い。
それなのに弾力があり、口に入れるとむっちり。
確かに、ここまで美味しい小籠包にはそうそう出会えない。

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シラス炒飯。
連れてきてくれた人が絶対に頼むべきという推薦の一品。

パリッパリのシラスがたっぷりと。
何度も何度もうなるほどバチっと味が決まっている。

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小籠包。

皮は薄いのに、しっかりと肉汁を閉じ込めている。
そして、薄いから、団子っぽくならず、中の肉とのバランスが良い。

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桜海老とキャベツの蒸し物。

キャベツ、桜海老、椎茸、ニンニクに、中国醤油かな?
椎茸の旨味がみっちり、ところどころで桜海老のこおばしさ。

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あまりに美味しいから、もっと食べられると、蟹ミソの小籠包も追加。

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汁が黄色。

蟹ミソは控えめだが、まったりとしたコクが小籠包に捻りを加えている。

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何を食べても美味しくて、通って全メニューを食べつくしたくなる。
他の人たちが食べていた麺や、トンローポーも美味しそうだった。

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最初からこんなに美味しくて、幸先がいい。

東京でも美味しい中華料理店はたくさんあるが、やはり、台北まで来る価値はある。

2012年4月13日 (金)

味坊

とある雑誌に載っているのを見て、気になった味坊。
場所は神田だというから、料理教室後に良いのでは?と。
ちょうどその日、スヌ教室メンバーを含むお食事会があり、話したところ、他の何人かも気になっている店だった。
では、行きましょう。

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教室後、腹ごなしに上野で花見。

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で、神田へ。

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6人で。

まずはビール。

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そそるメニューがずらずらと。

とりあえず、気になるものをオーダー。

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ラム肉背骨の醤油うま煮。

ほろほろと骨から剥がれる。
カスカスになったりせず、ラムの風味も十分にありつつ、脂は適度に抜けている。
醤油ダレがしみて、旨い。

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砂肝とネギの和え物。

さて、ワインいこう。
ここに興味を持ったのは、スパイスたっぷりの中華料理だというのに、自然派ワインが各種置いてあるというから。

ワインリストを店のお姉さんに頼むと、「こっちに来て自分で選んで」と。

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なんと、よくビールとかコーラが入っているようなお馴染みの冷蔵庫の中に自然派ワインがいる。
しかも、1本2,500円均一。

いいなあ。
痛快だ。

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というわけで、こちらの4種を選択。
冷蔵庫から出して置いて、少し温度を戻したいものもあるからね。

シチリアの白、トーマス&ギーセンのムニール、カタラット。
コート・デュ・ローヌの赤、ドメーヌ・リショーのテール・デギュ 2007。
ロワールの赤、ドメーヌ・デュ・ムーランのシュヴェルニー・レ・ザルディーユ 2005。
あと、ローヌの白 2010。

赤の後に白に戻りたくなると予想。

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香菜サラダ。

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ポテトと叉焼の香菜和えもの。

そのまんま。でも、こんな組み合わせ、思いつかなかった。
箸が止まらない。

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貝柱を揚げたもの。

サクっと軽く揚がっているし、白胡椒の香りがまた、食欲をそそる。

香菜が合う料理ばかりで、香菜だけの追加をお願いしていたら、3回目には大皿に盛って出してくれた。

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豚バラ肉と白菜漬け煮。

このスープ、むちゃくちゃ美味しい。
よく漬かった白菜の酸味と醗酵した香り、豚バラ肉のコクが溶け合って…。
たまらない。

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予約をした人が、一緒に頼んでおいてくれたのが、ラム肉串焼き。

クミンなど、スパイス満載。
延辺料理で似たのがあるような。

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2串目は、香菜と黒酢で和えて食べたり。

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板春雨の冷菜。

上にのっているのは、細かな豚肉のから揚げのようなもの。
タレは黒酢入り。

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ラム肉の水餃子。

むちむち。

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真ん中で追加パクチー。
あらゆる料理にバサリバサリとのせつつ食べる。

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山椒激辛ラーメン。

辛いのが苦手な人もいたので、辛さを少し控えめにしてもらった。
それでも十分に辛いのだが。

スープだけすすると、山椒のビリビリとした痺れはあるも、唐辛子はそれほどでもない。
が、野菜を食べると、いきなり舌が痛くなる。

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焼き餃子。

ここは、水餃子のほうが良いな。

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ラム肉入り手打ち焼きそば。

トマトが入って、濃ゆいソースっぽい味付けで、クミンも効いて、これって、ラグ麺みたいだ。

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ロゼも飲みたいというから、じゃあいただきましょうと。

ドメーヌ・デュ・ムーラン、シュヴェルニーのロゼ 2009。

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盛り上がったなあ。
なんて楽しい店。
人をハイテンションにするものがある。

途中で、満腹すぎてぐったりするも、あまりの面白さに持ち直した。

ここで2人はご帰宅。
まだ治まらない4人は、地ビールを求めて2件回るが、いずれも満席。
花見帰りの人々が飲みなおしているのかねえ。

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で、ブラッスリー ザンの外の樽テーブルで立ち飲みすることにする。
この際、地ビールじゃなくてもいいのだ。

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スペインの赤ワインをボトルで。
グラディウム。

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ここの名物でもある、ひな鶏のロティを半羽。

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フライドポテトがある店では頼まずにいられない性分なもので。

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中のカウンターが空いたので、移動。
立ちなのは変わらないが、寒くない。

キャロットラペ。

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トスカーナ、カンティーナ・フラテッリ・ベッリーニの白をグラスで。

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あれ?

そう、3人で戻ってきちゃいました。
味坊。

まだ時間があったし、しめの麺も食べたかったし。

まずは、ピュズラの白と、青菜炒め。

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そして、味坊特製そば。

半透明なスープは、じんわりと身体にしみ込む。
美味しいなあ。

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お店の人が食べているのをうらやましそうに見ていたら、少しくれました。

長く楽しい一日であった。
ご一緒してくれた皆様に感謝。

2012年4月12日 (木)

スヌ子のお料理レッスン: お花見エキゾチックプレート

先月は出張で休みだったから、2ヶ月ぶりのスヌ子先生料理教室。
どんなに楽しみにしていたことか。

テーマは、お花見エキゾチックプレート。
なんだかスパイスが効いたものが食べたい気分なのだそう。
この教室のメンバーは、みんなスパイス&ハーブ大好きだから、ウホウホと喜ぶ。

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この日のお茶菓子は、堂島ロール。

生クリームを持て余すなあ。

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キャベツを焼くのに、ライパンと魚グリルの両方を使って、どちらが適しているか試したり。

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焼いた部分が香ばしく、辛味が消えて、ますます美味しい。

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挽肉は豚の薄切り肉をチョッパーで自家挽きしたものを使用。

っえ??というほどのヨーグルトを揉み込む。

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ポルトガル風のスープは、旬のあさりの旨味を味わう。

最近のあさり事情についてひとしきり話したり。

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あさりが隠れるほどごっそりとコリアンダーを投入すると、歓声が。

ハーブは多ければ多いほど良いというのが、ここの参加者の共通認識。

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ポン・デ・ケージョを家で簡単に作れるようにアレンジし、さらにクミンを加えたポン・デ・クミン。

丸めるときは、みんなで。
性格が出るね。

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そんなこんなで完成。

打ち合わせなどせずとも、空腹の生徒たちは自然と素早くセッティング。

盛り付ける人あり、

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ワインを注ぐ人あり。

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ワインはかわいいラベルのこちらから。
スペイン、カスティーリョ・デ・マルティエラのスパニッシュ・ホワイト・ゲリラ・ヴェルデホ。

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いただきます。

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ポン・デ・クミンには、パルミジャーノも入っていて、コクもある。
フードプロセッサーで砕いたパルミジャーノの、ところどころ大きめな粒が溶けている様が、また、食欲をそそる。

むっちりとして、クミンがほわっと香る。
これは温かいうちに食べたい。

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新じゃがと挽肉のムサカ風と、焼きキャベツのサラダ。

サラダはレモンが効いて、いくらでも食べてしまいそう。
焼きだから、甘さが出つつも、シャキシャキとした歯ごたえは残っている。

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ムサカ風はヨーグルトが全てをまとめていて、やわらかい酸味もあって、トマトとじゃがいもの組み合わせだし、好きだなあ。
鍋一つで出来るというのもあり、再現率高そうだ。

アリサパウダーがあると、さらに好み。

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あさりのソパ・アレンテジャーナは、あさりの出汁とコリアンダー、ニンニクの香り。
しみじみ旨い。

奥はおまけレシピのセロリのコールスロー。
キャベツのより、セロリのコールスローのほうが好きな気がする。

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いい時間だ。

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参加者の1人がルミエールワイナリーの見学をした際、「お教室メンバーには一升瓶でしょ」とお土産に抱えて持ってきてくれた南野呂。

香りはフルーティなのに、辛口なのがいい。

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赤はビオで。

イタリア、バジリカータのカンティーナ・マドンナ・デッレ・グラツィエ、メッセール・オト。

ここのアリアニコは、ほかの種類も果実味が豊かで温かみのある印象。

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パリに行かれた参加者のお土産は、サラミ。

塩分控えめで生っぽいのが、いかにもヨーロッパで買ってきたなという美味しさ。

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この日は、マッシュルーム共同購入の日でもあったのだ。

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ご担当者様、いつもご手配をありがとうございます!

ここのマッシュルームは新鮮なので、生のままボリボリとつまみにする。

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マッシュルームを受け取りに来た人が持ってきてくれた自家燻製チーズ&ナッツ。
そして、参加者で能登に旅行した人のお土産、いちぢくの砂糖漬け。

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つまみは盛りだくさんだし、ワインをキャッシュ・オン・デリバリーで。

ボルドー、シャトー・ル・トゥール・ド・ペイラ。

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おまけレシピのデザートは、フレッシュなストロベリーかん。

今月も楽しかった。

2012年4月11日 (水)

KIRAZ

中目黒でお花見後、混雑を避け、恵比寿に向かう。
恵比寿の駅からもそこそこ歩く住宅街にポッとあるKIRAZを、友達が予約していてくれた。

ワイングラスで飲ませてくれる日本酒と、スペインバルをイメージした料理が美味しい店だそう。

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パンも各種あり。

まずは、ヒューガルテン。
ここの生ビールはヒューガルテンなのだ。

黒板に書かれたメニューから、気になるものを選んで注文。

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にしんの酢漬け。

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キャロットラペ。

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アスパラグリルはグリーンと白。
ベーコンがのっている。
こってりとクリーミーで、出汁の効いたソースが旨い。

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日本酒は、好みを伝えて、お薦めを出していただくのが楽しい。

友達に薦めていた一白水成、ささにごりが気になり、それをいただく。
秋田、福禄寿酒造。

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じゃがいもゴルゴンゾーラ。

ゴルゴンゾーラが、ふくよかでありつつフレッシュな口当たりの日本酒と合う。

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山うどと空豆炒め。

こういう組み合わせ、好きだ。
空豆に歯ごたえが残してあるのもいい。

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これは、友達が飲んだのかな。

秋田、山本合名の神雫。

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牡蠣のアヒージョ。

ジューシーな牡蠣。
油はパンで舐めとる。

ここの料理は塩辛くないのがうれしい。

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東京、東村山の豊島屋酒造、おくのかみ。

岐阜、小坂酒造のさんやほう。

さんやほうを飲んだ。

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広島、亀齢酒造の亀齢萬年。

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ズッキーニとトマト炒め。

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ホタテと菜の花、蕪。

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島根、吉田酒造の月山、中取り直汲み。

奥は静岡、高嶋酒造の白隠正宗。

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新潟、池田酒造の謙信と、右は、何だっけ?

日本酒もワインのように、地域によって味の方向性が異なるのだろうか?
醸造所の場所を聞くと、なんとなく味の想像が出来たりも?
門外漢すぎて、どれが好きだったかとか、これはこういう味だったとか、全く覚えられない。
ただ、今、好きか、好みでないかだけ。
日本酒についてもっと知りたいと、常々思っている。

この店で、スペイン風な料理に日本酒を飲んで、すんなりと美味しいと思っていることに驚いた。
ワイングラスの効果なのか、または、料理にそういう工夫がされているのか、合わせる日本酒をそのために吟味しているのか。
その全てな気がするが、再度その辺りを見極めに再訪しなければ。

2012年4月 5日 (木)

家飯 そして、新しいカメラ

珍しく平日の自宅でのご飯。

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大根と豚肉、上には生姜と柚子皮。

出汁と醤油で豚肉をさっと煮て、アクを取り、サラダ油で炒めて水分を飛ばした大根と合わせ、強火で煽って大根に素早く味を染みこませるとか。

柚子皮はマスト。
大根のハリハリとした歯ごたえが美味しい料理。

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鰆に片栗粉をはたいて揚げ、玄米酢と紹興酒が入ったタレで和えたもの。

鰆は、この時期の魚だけのことはある。
繊細だけど、脂がのっている。

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筍とアスパラの塩胡椒炒め。

単純な味付けで美味しいのは、旬の食材だからこそ。

ビールが合うメニューであった。

こんな平日の普通な食卓を撮ったのは、新しいカメラを買ったから。
今まではLUMIXのLX2を5年近く愛用していた。
最近では、iPhone(4S)での写真もあったり。
で、このたび、ずっと欲しいと思っていたミラーレスのGF3を購入した。

この程度の用途だと、LX2で十分ではあったのだが、もう少し細かなところに手が届いて欲しいなと。
主に暗い室内で撮る時と、ホワイトバランスの調整に物足りなさがあった。
だからといって、常にバッグに入れているものなので、大きいのはムリ。
やっと、許容範囲な大きさ・重さで、手に入れやすい価格になった。

LX2は、やはり小さめだし、まだまだ活用する場があるので、これからは、ルミックスのLX2、GF3、それからiPhoneで回していこう。

ところで、まだ使い始めたばかりながら、GF3の液晶、PCで見るより明るく映りすぎる気がする。
PCにもよるのだろうけど。

おめでとうございます!

とあるお方におめでたいことがあり、当事者を囲んでお祝い会。
でも、それは微妙にサプライズで、持ち寄って飲み食いしましょうということで開始する。

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私はいつものツォップのパンの他に、24ヶ月熟成のミモレットとボルディエのバター、ミニ生サラミを持参。

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ジュリエット・シュニュのクレマン・ド・ブルゴーニュ・ブリュット・ロゼ。
ピンクの泡。

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手作りサングリア。
フルーツまで美味しくいただく。

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お料理上手な方は前菜を。

ピーナッツたっぷりでアジアなキャロットラペと、前に食べたときに皆でハマった山葵漬けのクリームチーズ和え。

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ロンドンのお土産はホールフーズ購入から。
アーティチョークのオイル&ビネガーマリネ。

塩が程よく、酸味が効いているのが美味しい。

他に、前にいただいて大活躍したスモークド・ドライ・トマトも。

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別の料理上手な方は、コンビーフと春キャベツ、カッテージチーズの春巻きを、その場で作る。

揚げ物万歳。
繊細に甘い春キャベツ自体の美味しさはもちろん、コンビーフのスパイシーな塩気、カッテージチーズのコクとの組み合わせが良くて、食べる手を止められない。

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揚げ物といえば、ビールでしょう。

この日はできたて鮮度直送のスーパードライ。
新鮮なビールってのは、缶入りでも違うものなのだなあ。
缶臭くないし、まろやかで、スーパードライのギシギシしたところがない。

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空豆は焼いて。

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スヌ子さんはマグレ・カナールを調理。

周りはこんがり香ばしく、

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中はピンクでしっとり。

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それに添えたソースは、先日のポン酢イベントでポン酢ソムリエ様が提案した魅惑的なポン酢ソースをアレンジしたもの。
ポン酢使用なのに、洋風な仕上がりで、鴨によく合う。
黒いのは黒胡椒。

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イタリア、マドンナ・デッレ・グラツィエのリスコーネ 2008と、アメリカ、チャールズ・スミス・ワインズのザ・ヴェルヴェット・デヴィル 2010。

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鴨を焼いたときに出た脂で揚げたフライドポテトだもの、美味しいに決まっている。

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シリル・アロンソのクー・ド・クール。

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そして、サプライズにお祝い。

おめでとうございます!!

さらにプレゼント贈呈。
感動的なひと時だった。
参加させていただき、本当にうれしいです。

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ドメーヌ・ダズネイのクレマン・ド・ブルゴーニュ、ジョルジュ・ブラン。

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マ・ド・ジャニニーのル・タン・デ・ジタン。

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鴨と春キャベツの炒め。

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オレムス、トカイ・ドライ・マンドラス 2006。

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スヌ子さんの即興料理が冴える。

鴨と花豆、豆腐、エリンギに生トマトとアリサパウダーの煮込み。

トマトの酸味が効いて、さっぱりした口当たり。
食材やスパイスの相乗効果。

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プチフール(?)は、子供たちお手製のグミ。
オレンジ味とコーラ味。
型は、レタスクラブの付録としてついていたスヌーピーのシリコン型だとか。
かわいいのう。

思い出すだに幸せな気持ちになる会だった。
ありがとうございます!!

2012年4月 4日 (水)

坊千代 3月

今月は土曜日ということで、荻窪まで遠征できた。
坊千代でのお食事会。

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早く着いたので、鳥もとで0次会。
1人客も多く、気楽にサクっと飲み食いできる。
0次会向きの店だ。

クエン酸ハイと、レバー、ハツ、ぼんじりなど。

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坊千代に、豪華な襖が張り巡らされていた。

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宮崎県、都農ワインのレッド・スパークリング・ワイン。

日本のワイナリーで最南端だとか。

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ワカサギ天ぷら、田芹お浸し、きゅうりのすりおろし。

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春野菜のアボカド入り白和え、北海道産ウニと。

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ピエール・ボージェのル・シャンピニオン・マジック。

シャルドネ。

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静岡、土井酒造のあさば一万石。

ここの料理によく合う。

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桜の香りのおこわに馬刺し。

まるで桜餅のよう。
なんて粋な一皿。

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甲斐ワイナリーのキュヴェ・カザマ。

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鮑の燻製は豆乳スープと。

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ピッツァは3種。

まず、空豆とホタテ、モッツァレラの。

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ドメーヌ Q、シャルドネ。

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ジェノベーゼ、トマト、モッツァレラ。

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緑と白、2色のアスパラ、自家製鴨生ハム、モッツァレラ。

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四恩醸造、ローズのロゼ 2011。

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カラスミ、アイナメ、大根を細く切ってパスタ仕立てにしたものには、菜の花のソース。

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ラ・グランド・コリーヌ、ル・カノン。

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里芋とフォアグラは、この日、うずらと共に春巻きになって登場。
バルサミコで。

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ラングドック、レ・ヴィーニュ・ド・サン・ヴァンサンのカベルネ。

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ひな鳥は蕗味噌ソースで。

雑穀入りおこわ添え。

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土曜日で、開始が早かったから、デザートもゆっくりいただける。

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様々なハーブのムースと、フラワーの白いムース。

ゆったりといただけば、料理のこだわりや工夫を存分に噛み締められる。
そういう楽しみ方が向いている店だ。

2012年4月 2日 (月)

とあるお宅でのご飯

とある友達の家の夕飯にお邪魔する。

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スモークサーモンとクリームチーズのサラダには、自家栽培のディルを添えて。

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クレマチス 2009。

他に、ラングドックの赤も。

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なんだか素敵なパッケージ。

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ローズマリーの効いた、サクサクと薄いパン。

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自家製ツナとオレンジのサラダ。

合わせて食べるのが美味しい。

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日本産ルビーオレンジにオリーブオイル、アーモンドスライスとミントの組み合わせ。

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こういう発想は、彼女だからこそ。
感服。

グリルで焼いた神茂のはんぺんにレモンコンディショナー、塩、胡椒。
はんぺんが、すっかり洋風な前菜に。

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ピクルスも、入れるスパイスによって、色々な風味が楽しめる。
同じスパイスばかりは、飽きるからね。
この日は、フェンネルシードとマスタードシードと言っていたような?

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豚肉、トマト、じゃがいも、チーズの重ね焼き(蒸し?)。

アリッサパウダーをふりかけて食べるのが秀逸。

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お土産のアリッサパウダーはホールフーズで購入されたものだそう。
アリッサのパウダーって初めて口にしたけど、使い勝手が良くて美味しい。
この家へのお土産選びとして、さすがなセレクト。

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塩豚グリル。

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サラダはポン酢ドレッシング。

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塩豚にかけたら、とたんにイベリコ豚を思わせるナッティーな風味になったのが、このパンプキンシードオイル。

黒くて、そのままでは苦いような油。

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これ、食べたかったのだ。
蕗の薹とオリーブのパスタ。
春の味。
いつから山菜の苦味を美味しいと思うようになったのだろう?

ごちそうさまでした!

2012年4月 1日 (日)

家ワイン

家で飲んだものをつらつらと記録。

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四恩醸造のローズ、白、アロマティック 2011。
今回は、橙よりも、白のアロマティックが香り高い気がする。

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ブーケの赤。

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スペイン、フランク・マサールのウリャス 2009。

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フレデリック・コサール、ブドー・デュ・スッド。

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ロワール、クアスターナ・ジェレミーのガメイ 2010。

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シャンパーニュはド・スーザ、トラディション。

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ラングドック、ジャン・バプティスト・セナのラ・ニーヌ 2002。

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ヨヨ、シム・エル 2010。

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ロワール、カトリーヌ・エ・ピエール・ブルトンのヴーヴレイ、エポーレ・ジュテ・ブラン。

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ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォーはダレのだっけ?

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ポール・ルイ・ウジェンヌ、ラ・ピエール・デ・ソン。

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ローラン・ルーミエ、オート・コート・ド・ニュイ 2009。

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確か、からすみがあったから、日本酒を飲んだんだ。

久保田は万寿より千寿が好み。

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麻原酒造、さゝ浪。

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越乃寒梅って、一時、すごくもてはやされたな。

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メッシタに行った人々から広まった麻薬的なつまみ。
アンチョビ・バター。
薄切り食パンをトーストし、バターとアンチョビをのせるだけ。
これがハマる。

ツォップのパンで。

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シンガポールのお土産でいただいた、この燻製魚のオイル漬けが美味しかった。
サンドイッチに最適。

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ロワール、フィリップ・テシエのシュヴェルニー 2008。

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フレデリック・コサール、パストゥーグラン 2007。

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ルミエールの光、2009.

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ロワール、メゾン・ブリュレのスア・ヴィニョン。

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ボルドー、サルジェ・ド・グリュオー・ラローズ 1999。

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