味坊
とある雑誌に載っているのを見て、気になった味坊。
場所は神田だというから、料理教室後に良いのでは?と。
ちょうどその日、スヌ教室メンバーを含むお食事会があり、話したところ、他の何人かも気になっている店だった。
では、行きましょう。
教室後、腹ごなしに上野で花見。
で、神田へ。
6人で。
まずはビール。
そそるメニューがずらずらと。
とりあえず、気になるものをオーダー。
ラム肉背骨の醤油うま煮。
ほろほろと骨から剥がれる。
カスカスになったりせず、ラムの風味も十分にありつつ、脂は適度に抜けている。
醤油ダレがしみて、旨い。
砂肝とネギの和え物。
さて、ワインいこう。
ここに興味を持ったのは、スパイスたっぷりの中華料理だというのに、自然派ワインが各種置いてあるというから。
ワインリストを店のお姉さんに頼むと、「こっちに来て自分で選んで」と。
なんと、よくビールとかコーラが入っているようなお馴染みの冷蔵庫の中に自然派ワインがいる。
しかも、1本2,500円均一。
いいなあ。
痛快だ。
というわけで、こちらの4種を選択。
冷蔵庫から出して置いて、少し温度を戻したいものもあるからね。
シチリアの白、トーマス&ギーセンのムニール、カタラット。
コート・デュ・ローヌの赤、ドメーヌ・リショーのテール・デギュ 2007。
ロワールの赤、ドメーヌ・デュ・ムーランのシュヴェルニー・レ・ザルディーユ 2005。
あと、ローヌの白 2010。
赤の後に白に戻りたくなると予想。
香菜サラダ。
ポテトと叉焼の香菜和えもの。
そのまんま。でも、こんな組み合わせ、思いつかなかった。
箸が止まらない。
貝柱を揚げたもの。
サクっと軽く揚がっているし、白胡椒の香りがまた、食欲をそそる。
香菜が合う料理ばかりで、香菜だけの追加をお願いしていたら、3回目には大皿に盛って出してくれた。
豚バラ肉と白菜漬け煮。
このスープ、むちゃくちゃ美味しい。
よく漬かった白菜の酸味と醗酵した香り、豚バラ肉のコクが溶け合って…。
たまらない。
予約をした人が、一緒に頼んでおいてくれたのが、ラム肉串焼き。
クミンなど、スパイス満載。
延辺料理で似たのがあるような。
2串目は、香菜と黒酢で和えて食べたり。
板春雨の冷菜。
上にのっているのは、細かな豚肉のから揚げのようなもの。
タレは黒酢入り。
ラム肉の水餃子。
むちむち。
真ん中で追加パクチー。
あらゆる料理にバサリバサリとのせつつ食べる。
山椒激辛ラーメン。
辛いのが苦手な人もいたので、辛さを少し控えめにしてもらった。
それでも十分に辛いのだが。
スープだけすすると、山椒のビリビリとした痺れはあるも、唐辛子はそれほどでもない。
が、野菜を食べると、いきなり舌が痛くなる。
焼き餃子。
ここは、水餃子のほうが良いな。
ラム肉入り手打ち焼きそば。
トマトが入って、濃ゆいソースっぽい味付けで、クミンも効いて、これって、ラグ麺みたいだ。
ロゼも飲みたいというから、じゃあいただきましょうと。
ドメーヌ・デュ・ムーラン、シュヴェルニーのロゼ 2009。
盛り上がったなあ。
なんて楽しい店。
人をハイテンションにするものがある。
途中で、満腹すぎてぐったりするも、あまりの面白さに持ち直した。
ここで2人はご帰宅。
まだ治まらない4人は、地ビールを求めて2件回るが、いずれも満席。
花見帰りの人々が飲みなおしているのかねえ。
で、ブラッスリー ザンの外の樽テーブルで立ち飲みすることにする。
この際、地ビールじゃなくてもいいのだ。
スペインの赤ワインをボトルで。
グラディウム。
ここの名物でもある、ひな鶏のロティを半羽。
フライドポテトがある店では頼まずにいられない性分なもので。
中のカウンターが空いたので、移動。
立ちなのは変わらないが、寒くない。
キャロットラペ。
トスカーナ、カンティーナ・フラテッリ・ベッリーニの白をグラスで。
あれ?
そう、3人で戻ってきちゃいました。
味坊。
まだ時間があったし、しめの麺も食べたかったし。
まずは、ピュズラの白と、青菜炒め。
そして、味坊特製そば。
半透明なスープは、じんわりと身体にしみ込む。
美味しいなあ。
お店の人が食べているのをうらやましそうに見ていたら、少しくれました。
長く楽しい一日であった。
ご一緒してくれた皆様に感謝。
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