スヌ子のお料理レッスン: シンプル中華おかず
中華なのに、スヌ先生は「今日のメニューは軽め」だと言う。
たびたび「軽い」という宣言をするが、食後に軽かったと思ったことはない。
確かに、今回はバターを一本丸ごと使うようなことはなかったが…。
レシピの写真は春巻き。
揚げ物好きな生徒たちが期待するも、メニューに春巻きはなかった。
あくまで「中華イメージ」な写真というわけだ。
いつも楽しみなお茶菓子。
この日は、ノワ・ドゥ・ブールのマドレーヌ。
しっとりと美味しかった。
毎回お茶菓子を考えるのは、時間も労力もいることだと思う。
ありがたいことです。
まずは砂肝の下ごしらえから。
銀皮を完全に除去すると、残る部分はわずか。
もったいないので、銀皮をお茶パックに入れて出汁を取ることにする。
これなら後から除きやすい。
次のメニューでは、ピーマンとハムを同じ細さに切りそろえる。
このごま油、蓋を開けたとたんに香りが押し寄せるようだった。
買いたい。
スヌ先生の調味料セレクトには全幅の信頼を置いている。
そのオススメを教えてもらえるのも、この料理教室の良いところ。
あっさりした黒蜜のような生砂糖液。
鰹の下ごしらえ。
粉を満遍なくはたく方法を学んだり。
胡麻をみっちりとまぶし、
寿油で揚げる。
揚げたてをつまむ生徒たち。
麻婆豆腐には、台湾から買ってきた黒豆豆豉を活用してくれた。
すでにこれをつまみに飲めそうな。
完成。
グリンピースご飯も美味しく炊けました。
ドレッシングとは、直前に和える。
いただきます。
まずは、エリック・ボルドレの梨のシードル。
ポワレ・オーセンティック。
この日は、スヌ先生プロデュースの食器も登場。
トマト麻婆豆腐はグリンピースご飯と共に。
グリンピースの食感がアクセントになる。
しっかりと花椒が効いた麻婆豆腐。
ごま揚げかつおとハムとピーマンの和え物。
ごま揚げかつおはお弁当のおかずにもなりそうだ。
和え物となったピーマンの予期せぬ美味しさに驚く。
苦味が利点となって、ついつい箸をのばしてしまう。
砂肝とアスパラガスのスープ。
出汁を加えていないのに、この二つから良い味が出ている。
次はアルザス。
マルセル・ダイス。
銀皮があまりにもったいないと、スヌ先生が即席で作った和え物が、美味しかった。
胡麻は、胡麻揚げ鰹で油に残ったものや、さらに残った胡麻を揚げたもの。
「何かに使うかと思って」と香菜を用意してあるところが、さすが。
日本酒に詳しい生徒さんが用意してくれた1升瓶は、静岡、土井酒造場の開運、吟醸酒。
台湾で買ってきたからすみがあるので、日本酒が絶対に必要だったのです。
白身だけを使う料理があったので、その黄身をナンプラー漬けにしておいたもの。
卵好きたちが狂喜乱舞。
台湾出張帰りの方のお土産は、ちょっと変わったパイナップルケーキ。
皮を剥いた唐辛子入りだそう。
最初は普通にパイナップルケーキで、後から辛さが追いかけてくる。
不思議に美味しい。
甘いものにそれほど興味がないからか、最後に甘味が残らないのがうれしいのだ。
おまけレシピのココナッツバナナ。
やっぱりもう少し飲みたくて、追加ワイン。
トスカーナのシラー。
今月も美味しく、学ぶことが多いレッスンだった。
細かなコツに驚きがある。
ありがとうございました。
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