ともすけ 惑星直列的会合
木曜に「明日、**さんと一緒にご飯を食べるのですが、ご一緒にいかがですか?」という誘いをもらい、たまたま自分の予定が空いていて、他の友達もOKで、しかも、ともすけの予約が取れるというタイミングのよさ。
最近では、すぐに満席になってしまうともすけ。
この日に予約が取れたのは、サッカーで日本の試合があったからではないかと予測する。
サッカーに興味がなくて、よかった。
この手書きのメニューがそそるのだ。
4人で。
このメンバーなら、がっつり食べて飲むことになりますな。
お通しはグリンピースだったかな。
オリーブオイルの香りとチーズのコク、硬く茹でられた野菜の甘さ。
ワインは、おすすめをボトルで。
ピエモンテ、ロエロ・アルネイス・トリニタのマルヴィラ 2010。
葡萄はアルネイス。
乳酸菌。
前菜は食べたいものばかりで選べないので、盛り合わせを。
鹿テリーヌ。
肉肉しく、獣感もある、ほんのりとスパイスの香りのするテリーヌ。
これには赤ワインが合うな。グラスで1杯頼めばよかった。
大豆と空豆のリコッタチーズ和え、カラスミがけ。
ウドのマリネ。
赤いのは、またたびの芽の入ったペペロナータ。
山ごぼうのバルサミコマリネも。
小さな大根の低温ロースト。
若鶏のさっと蒸し、自家製蕗の薹味噌和え。
これに一同大はしゃぎ。
蕗の薹味噌が、味噌というより、熟成した蕗の薹。
深甘苦じょっぱい。
そこにチーズ(ペコリーノ?)が合う。
若鶏の蒸し加減も秀逸で、しっとり。
赤は、マルケ、コンティ・ディ・ブスカレートのラクリマ・ディ・モッロ・ダルバ。
ラクリマ・ネーラという品種だそう。
ワインについては、飲みながら風味について語ったりしているのだけど、次の日になったら、ほとんど覚えていない。
そんなわけで、一向に詳しくならない。
海老と舞茸のガーリック焼き。
この日の葉野菜のサラダは、香菜とほうれんそう。
鹿肉と大根の葉のラグーソースのニョッキに、またも大盛り上がり。
滋味爆発。
こういう料理を食べられる店、ともすけしか知らないなあ。
プーリア、ナタリーノ・デル・プレーテのナタリー。
プリミティーヴォ。
バッカラとほうれんそうの手打ちパスタ。
からすみがけ。
ここの料理は、なぜにこんなに響くのか。
まったりとしつつ、きっちりと塩も効いて、キレもある。
初めて食べる組み合わせなのに、それぞれに理由があり欠かせない。
偶然でなく必然。
ペンネはアンチョビとナッツのソース。
この組み合わせが好きでないはずがない。
それにしても、どうやったら、こんなに一体化させられるのだろう?
白に戻りましょう。
ピエモンテ、ヴィニェーティ・マッサのデルトナ 2009。
そして、料理も追加。
カツオと自家製蕗の薹味噌とスペルト小麦のタルタラ。
この蕗の薹味噌、瓶詰めにして売ってください。
蕗の薹味噌でも、日本酒でなく、ワインに合う仕上がり。
スペルト小麦のプチプチした歯ごたえの楽しさ。
自家製生ハムにもやはり、ともすけらしらしさがある。
群馬県の熊井淳一さんなる人が作ったというヤギのチーズもマストでしょう。
どうしても葉野菜が食べたくて、お願いをして出していただいたサラダ。
やわらかな春菊だったかな。
何度行っても感動がある店。
急な集まりで全ての組み合わせが良く、楽しい会となった。
この高揚感たるや…。
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