クニオミ
久しぶりに、参加者全員にとって初めての店に行きたい。
行きなれた店、友達の顔が利く店は間違いなく快適なのだけど、みんなでわくわくと料理を味わって語り合う楽しさも時には必要だ。
おすすめがあり、恵比寿のクニオミに4人で。
ワインは5000円前後の頼みやすい価格のものも充実している。
白をボトルで。
シチリア、グルフィのヴァルカンツィリア 2010。
アメリカンチェリーのガスパチョとイベリコ生ハム。
フルーツらしい酸味があるも、甘いわけではない。
アメリカンチェリーはあまり感じないが、ガスパチョとして美味しい。
ハモン・イベリコのアクセントも適している。
ズッキーニとミネオラオレンジ、パンタードのサラダ。
ズッキーニは茹でてあるのかな?
オレンジやルーコラの苦味が活かされている。
メカジキの燻製、カルパッチョ仕立て。
一見シンプルに見える料理も、端々に工夫があり、はっとさせられる。
アンドゥイエット・メゾンと、ブーダン・ノワール、ブーダン・ブランを盛り合わせて。
アンドゥイエットはアンモニア臭控えめで食べやすい。
だからといって物足りないわけではなく、内臓らしい香りはがっつりと鼻に押し寄せる。
ブーダン・ブランはジューシー。
ブーダン・ノワールは、私にはシナモンが強すぎたが、他の人々には好評だった。
赤のボトルはオススメに従って、正解。
ガスコーニュ、ドメーヌ・ド・ペルオー 2009。
この日、牛が食べたいと強く所望する人がいたので、メインは牛肉をいただく。
エゾ牛のロティ、赤ワインソース。
他の牛肉メニューにしようとしたら、サービスの方が、エゾ牛は珍しいし、肉質も良いのでぜひこちらをと。
サシが入っているが、脂がサラっと流れていくような軽さなため、胸につかえる重さがない。
横道な赤ワインソースや、きちんと一手間かけてある付け合せも美味しい。
と、美味しいものは胃を開くため、もっと食べたいということで意見が一致。
追加しますよ。
フォアグラ入りのパテ・ド・カンパーニュ。
野菜色々。
ワインは白に戻り、おすすめいただいたのものを。
カタルーニャ、カ・ネストラックのレキブリスタ・ブランコ 2010。
白い花、柑橘類。
フランス産ウズラの詰め物ロースト。
中は豚肉のリエット的なものだったような。
定番的な料理が、塩梅よく、いちいち美味しい。
馴染みつつぼやけず、ピシッと際立つところがある。
ルバーブとシャンパーニュのソルベ。
アマルフィのリモンチェッロ。
サービスの方、アディング・ブルーにいらっしゃったのを記憶しているが、このクニオミでのほうが、生き生きとして、魅力的だった。
程よく距離を取りつつ、客の様子を見て、巧みにおすすめをしてくれる。
料理もサービスも好み。
自分でお店を選ぶときの選択肢が増えたのがうれしい。
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