オルガン またも西荻窪
家からも会社からも遠いのに、なぜか行ってしまうオルガン。
これがどうしても食べたいとか、このワインはここでなきゃ味わえないとか、そういうものはないのに、そして、帰りには毎回、遠さに辟易するのに、どこか楽しくて、しばらくすると行きたくなる。
この日は、前々から行きたいと言っていた友達の付き添いが主目的。
人気店なのに、いつも予約をしてくれる中央線番長に心からの御礼を。
珍しく、赤い泡で乾杯。
ベリーの風味の泡というのがあまり得意ではなく、飲みきれなかった。
鶏レバーのパテ。
なめらか。
ほんのりと、僅かに香るくらいの嫌味のない柚子風味で、甘味の具合が的確。
ビーツといちぢくのサラダ。
白ワインでおすすめをうかがう。
かなりビオっぽくても大丈夫なメンツ。
で、選んだのは、さすがにビオビオしいボールナールのレ・マルヌ 2006。
ジュラ。
ちょっといっちゃっているのか?と思わせるクセ。
ビオ好きでないと、受け付けないだろうが、料理と合わせると活きる。
定番、10種の野菜とクスクスのサラダ。
前回、これにクミンが効きすぎていて、実はあまり頼みたくないなあと思っていた。
初めての人もいるし…と何も言わずにいたのだが、今回は前の通り、やわらかな味であった。
この間は、別の料理にもクミンが立ちすぎていたように感じたから、もしかしたら、自分の舌の具合もあるのかもしれない。
フロマージュ・ド・テット。
脂臭さがなく、美味しい。
タイムが強めに香っていた。
赤のオススメに見覚えのあるボトルがある。
真ん中が、今回のおすすめ、左が以前に飲んだもの。
赤もジュラ、ロクタヴァンのドラベッラ 2010。
プールサール。
炙りサバとじゃがいも。
これは、毎回食べたいと思う一皿。
メルゲーズ。
タブレ添え。
この日のオススメだという、プティサレのパン粉焼き、白いんげん豆の煮込み添え。
そそる見た目。
プティサレは塊と、ソーセージと。
サクサクと小気味良い脂のプティサレ。
肉の煮込みものは重過ぎると感じることが多いのだが、オルガンのこういう料理はクリーンで、素直に美味しい。
次はピノを。
ジェラール・シュレールのピノ・ノワール 2010。
最後に青菜が食べたくて、作っていただいたのが、桃とプラムのサラダ。
この日は、お客の入り方がよかったのか、料理がスムーズに出てきた。
なら、ちょっと行ったことのない店で一杯やりますか。
と連れ来てもらったのが、中央線番長の最近のお気に入り、蔵。
日本のワインが充実したワインバー。
グラスワインの中から、富山県氷見市のワイナリー、セイズ・ファームのカベルネをいただく。
富山のワインって、初めて。
ラベルも洒落ているが、HPも同じセンスでいい感じ。
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