メッシタ Mescita
メッシタ。
来たい来たいと思いつつ、どの駅からも遠く、帰りもやっかいということもあり、なかなか再訪できずにいた店。
さあ、何を食べようか。
ハムカツは絶対だ。
たくさんの豚がお出迎え。
ここで悲しいお知らせが。
前回感動したカルチョーフィのオムレツが、カルチョーフィの入荷がなく、欠品。
自分的ここのナンバーワンメニューなのに。
ま、他にも食べたいものがたくさんある。
パスタ以外の全メニューを制覇したいところだが、この日は4人のうち2人が体調不良というから、ゆるゆると控えめに参りますかね。
アンチョビバタートーストも、マスト。
しっかりと塩気のあるアンチョビだから、トーストの上にバターをこんもりと盛り、アンチョビのカケラをその頂上に。
鉄板。
皆様は泡をグラスでいっていたが、私は先にボトルをいただきます。
ワインは全てオススメのものを。
白のリクエストはいつもの通り、甘くなく、樽控えめで、しっかりしたもの。
アルト・アディジェ、テヌータ・ラゲデールのベータ・デルタ。
ワインを飲みながら、香りを例えたり、変化を味わったり、色々と語っていて、それがまた楽しいのだけど、翌日になると、見事に忘れているよなあ。
これが食べたかったのですよ、ハムカツ。
サクッサクの衣に、しっかりとそれ自体も美味しいハム。
これがハムカツの正解でしょう。
ハム以外に、うずらの卵のフリットも2つほど入っている。
ダルマイカとじゃがいものサラダには、モロッコインゲン入り。
完全に火を通しきっていないやわらかなイカ。
モロッコインゲンも青臭さを残した茹で加減。
バジルぺーストを絡めた温かいサラダ。
毎年、使う量をはるかに超えるバジルが生え、バジルペーストにしても使い切らず、冷凍庫に溜まっていく一方だった。
じゃがいもと和えたりはしていたけど、イカかあ。
真似させていただきます。
この日の一番という人もいたのが、太刀魚のアグロドルチェ。
太刀魚はフリットにしてある。
カリッとした衣の中には、ホロホロと繊細な白身。
赤玉葱とケッパーの甘酸っぱいソースも、それに合わせて品が良い。
ズッキーニのグラタン。
鯛のポレンタ、ちりめんキャベツ添え。
メニュー名を見て、“鯛のポレンタ”って?と思ったら、ポレンタにほぐしたタイが混ぜ込まれている。
で、鯛の旨味満載。
こんなポレンタメニュー、初めて食べた。
崩れやすいから、焼くのも大変だっただろう。
ちりめんキャベツの歯ごたえが、よく合う。
続けて白。
ヴィッラ・チョプリスのフリウラーノ 2010。
酸味がしっかりして、美味しかった。
水ナスのサラダは、パルミジャーノを纏っている。
ワインビネガーと、タイムかな?
水ナスのさっぱりと、パルミジャーノのコク。
メッシタには、家で真似してみようというアイデアがそこかしこにある。
トリッパの煮込み。
フレッシュで透明感が残っているのに、しっかりと馴染んでじんわりとしみこむ旨味、一体感。
トリッパを出す店は多いし、どこでも不味くはないが、感動するものは稀だ。
その稀な一皿。
これは、パンをいただかなければ。
ルヴァンのパンだ。
温めて出してくれる。
ソースを舐め取るべし。
赤が飲みたくなりました。
ピエモンテのヴィッラ・オルタ、ヴェスポリーナという品種の。
視線を感じる…と思ったら、マジパンの豚がパック詰めになっておりました。
頭に何かのってますけど。
エイのスパゲッティ。
エイに黒オリーブ、ケッパー、ほんのりトマトに、ネギ?
新サンマのスパゲティ。
トマトソースでオレガノ入り。
完璧なアルデンテぶり。
パスタにしっかり絡むソースの濃度。
さらに赤。
トスカーナ、414のモレッリーノ・ディ・スカンサーノ。
あ!これ、前も飲んだ。
でも、414の色が違う。
ハムカツをお代わり。
ここの揚げ物を食べ尽くしたい。
フランス産シャンピニオン・ド・パリ炒め。
香り高い。
ジュワっと汁があふれ出す。
水ナスのサラダもお代わり。
最後にチーズ。
ヤギと白カビ。
ドライのブルーベリー、栗の蜂蜜。
白い方がクリーミーで美味しかった。
ドライのブルーベリーというのが、イイね。
メッシタ、やっぱり美味しいなあ。
またすぐに行くだろう。
キッチン横のカウンターでテンション高く盛り上がってしまい、メッシタのお二人を疲れさせてしまった様子。
申し訳ないです。
それにつけても、楽しかった。
皆様、ありがとうございました!
しかも、ご一緒した友達に、こんな素敵なプレゼントをいただいた。
黒胡麻油は、内蓋が閉まっているのに、濃厚な香りを放出している。
ちょろっと、最後の味付け程度に使うものだそうだ。
重ねて御礼申し上げます!
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